
総合評価
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powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
表題作の「海馬(トド)」含め、生き物を主題に添えた短編集。 各編の主人公の生き物に対する向き合い方は様々で、狩猟や生育の仕様がわかりやすく盛り込まれている。 んが、副題…なのかどうなのか、やたら異性関係に影のある登場人物ばかりで、後味の良い悪いはあれど、話としてはワンパターンに感じた。
0投稿日: 2025.11.21
powered by ブクログ動物を扱った短編小説7編を収録。鰻、闘牛、蛍、鴨、熊、海馬。それら動物を仲立ちに生きる人間。最近の小説に慣れてしまうと、オチは?伏線は?などと思ってしまう。
28投稿日: 2024.06.23
powered by ブクログ猟師や料理人など、動物とともに生きる人々を描いた短編集。 写実的な描写、そして綿密に描かれる人々の生活の様子や、動物との関わり合いがまず見事の一言に尽きる。 「闇にひらめく」の料理人の鰻さばきの様子もそうだったし、「研がれた角」は日本での闘牛の様子が描かれます。 日本での闘牛ってあまりイメージがわかなかったのですが、牛の個性や性格と闘牛の関わりというものが単なる説明に終わらず、描写を伴って描かれているのがさすがです。 他に収録されている短編も海馬や鴨の猟から、蛍の世話、鯉の売買など個性的な登場人物たちのそれぞれの生活の綿密に描かれる。吉村昭さんの描写はいつも緻密かつ詳細であるけれど、普段なじみのない動物たちの習性や、それにかかわる人々の生活の様子も見事に切り取られています。 各短編の内容はどれもいぶし銀の内容。男女関係の描き方というものは、さすがに時代を感じるところもあるけれど、それを今の時代に読むと、いい意味でレトロでロマンチックに映える。 各短編の真摯な描写も相まって、どの短編も今の時代にはなかなかお目にかかれない、文学的な雰囲気と著者である吉村昭さんの職人気質のようなものを感じる一冊でした。
5投稿日: 2021.08.02
powered by ブクログ感情を一切、排除したような記録小説とは違い、魂が込められているような気がした。 自然の雄大さ、恐怖がまざまざと感じられる。 そして、動物を通じ人間の感情の機微、愛情がきめ細かに描かれている。
3投稿日: 2020.09.27
powered by ブクログ動物と人間を扱った短編集 「闇にひらめく」「研がれた角」はそれぞれ吉田町と宇和島市での経験を人にした作品、愛媛県人としては読んでおりねば
2投稿日: 2019.11.13
powered by ブクログ7作の短編集で、1作品を除いてはフィクション。 吉村昭の作品は毎回違った驚きがあるが、長編ばかり読んでいたので短編集も良いものだと読了して思いました。 作品はどれも「もう少し先が読みたい」と思わせるもの。 自然や季節の描写がスッと入ってきます。 女性との恋心の表現は、吉村昭でありながら渡辺淳一の香りも感じたり。 どれも良い作品だった。
4投稿日: 2018.06.25
powered by ブクログ久しぶりに吉村昭の作品を読む。 やっぱり上手い。 漁や飼育などで生物と対峙する主人公たちが 織りなす人生を描く。 吉村氏の取材した人々の生物に対する観察がするどく そこに人間性が立ち上がる。 風邪で熱がでたときにベッドでよみましたが、 ちょうどよかった。
2投稿日: 2018.06.21
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くくりは「動物小説集」だそうで。 吉村昭に期待するのは、こういうのではないんだけどなあ・・・、というのが率直な感想(苦笑)。 けれどもいつものごとく、自然の描写の美しさには脱帽。 印象に残ったのは、鴨撃ちの父子の話。 ★3つ、7ポイント。 2018.03.24.新。
1投稿日: 2018.03.26
powered by ブクログ2017.08.26 さすがにこの著者の作品は奥が深いというか、観察も研究もし尽くされている感じがする。全て男女がもう少しで一緒になると思わせるところで終わってる。職人を書き上げるのは大変なことだと感心した。
1投稿日: 2017.08.27
powered by ブクログ吉村昭「海馬」読了。絶版で手に入らない事も有り、文庫本制覇に思ったより時間が掛かっている今回の著者作品は、共著を除いて94作目の短編動物小説であった。そしてやはり秀逸でござる。 #読了 #吉村昭 #海馬
0投稿日: 2017.02.14
powered by ブクログ著者没後10年記念復刊。「羆」と共に発売。動物と関わる人の生活を著した短編7つ。表題作「海馬」が良かった。2016.7.30
1投稿日: 2016.07.30
powered by ブクログ吉村昭の動物ものです。どのテーマを見てもそうですが、上手いですね。何処から拾ってきたんだ、と唸るテーマが多いです。 ただサブテーマに男女の感情を横糸としつにいれてきますが、個人的に感情移入ができません…。 なんでなんですかねぇ。 「銃をおく」が一番すきです。あ、男女の話がない奴だ。
1投稿日: 2013.11.16
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鰻、牛、蛍、鴨、ヒグマ、鯉、トド・・・動物が登場する短編集。しかし、主人公はあくまでも人間で、人間同士の心の触れ合い、人生を立ち止まってふと考えてしまいたくなる動物との接点などを巧みに描いています。闘牛の牛の恐怖心?、蛍を育てる主人公と女性の愛の芽生え、鴨、トドの物語も似ています。また、ヒグマ狩に情熱を燃やした男の目標達成後の快い充実感と疲労感。さりげなく書いている物語の中に、人生・自然に対する愛情が滲み出ているような読後感があります。
0投稿日: 2013.08.25
powered by ブクログ動物が登場する短編全7編 通勤電車の中で1話ずつ読んだ。一気に読んでしまうと登場人物がごちゃごちゃになるというか、区切りをつけながら読まないと気持ちの切り替えができなかったから。 どれも「ふ~ん」ってな感じで、特にねっとりした読後感があるわけではないんだが、淡々と語られるストーリーの中に登場人物の心が潜んでおり、味わいがある作品集だと思う。 作品は以下のとおり。 ・闇にひらめく<鰻> ・研がれた角<闘牛> ・蛍の舞い<蛍> ・鴨<鴨> ・銃を置く<羆> ・凍った眼<錦鯉> ・海馬<トド>
2投稿日: 2011.09.14
powered by ブクログ2011.7.8(金)¥157。 2011.8.11(木)。 短編集 闇にひらめく、研がれた角、蛍の舞い、鴨、銃を置く、凍った眼、海馬、あとがき、解説―吉村昭の自然と人事と 石堂俊朗
1投稿日: 2011.08.11
powered by ブクログたしか、役所さんの映画『うなぎ』の原作短編収録だと思います。(かなり前ですねぇ)動物をテーマにした短編集で、切れ味がよかった記憶。このあと、吉村氏のエッセイを図書館で借りて読みました。
1投稿日: 2008.02.19
