明治期の小樽を舞台とした連作短編集。染み抜きを生業とする主人公つるの元に持ち込まれる染みのついた着物にはそれぞれ人に言えない事情が隠されている。長屋に住む主人公の周辺の人々との交流を通した人情小説集。そして後半の2篇は怒涛の北海道開拓の歴史を描いた感涙の作品。