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ハナシがちがう! 笑酔亭梅寿謎解噺
ハナシがちがう! 笑酔亭梅寿謎解噺
田中啓文/集英社
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総合評価

74件)
3.9
17
28
22
2
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    おもしろい。 落語とサスペンスのエンターテイメント。 久しぶりに読みきるまで止まらんかった。 続きが読みたい。

    0
    投稿日: 2025.04.06
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    久々の当たり! ちょっと暴力シーンが生々しいと思ったら、この作者さんはミステリーの方が多いとか…納得。 最初から、竜二の推理が冴えてて、この路線で行くのか?と思ったら、途中で人情ものに。 「子別れ」で最後の梅寿師匠の言葉にホロリ。 この年になってやっと落語の面白さがわかってきた。作中で若い子たちが腹を抱えて笑うって描写が何回かあったけど、分かるかなぁ? どなたかも感想に書いてましたが、表紙のイラストが残念。最初はこのイラストを見て読む気が起きなかった。新装版にした際には是非替えてほしい。

    0
    投稿日: 2025.01.05
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    トサカ頭のヤンキー少年を更生させようと、元担任教師が送り込んだ先は上方落語の御大のもと。 落語が好きなので楽しく読みはじめましたが、それぞれモデルがいるとおぼしき噺家たちに、酒癖の悪い奴が多すぎる。師匠なんてあまりにゲロゲロ吐くから、こっちまでオエッとなりかけてしまう(笑)。 寄席や楽屋で起こる事件。元ヤンが意外な推理力を発揮して謎を解き明かす。これがまた同著者の食いしん坊お奉行様シリーズと同様に、わりとヘヴィーな事件。殺しまで起きますからね(笑)。 この第1巻の終盤に、元ヤンがようやく落語の面白さに気づきます。第2巻以降はどうなることやら。もうちょいゲロ描写控えめでお願いしたい。(^^;

    0
    投稿日: 2020.08.24
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    落語とミステリの融合作。類似作品だと、北村薫氏の円紫師匠と私シリーズや、大倉崇裕氏のオチケンシリーズを思い浮かべますが、それらとは違った面白さでした。特に人情物は良かったですね。続編も買ってあるので、おいおい読み進めて行くつもりです。

    0
    投稿日: 2019.04.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    噺家に弟子入りする事になったヤンキーもの。 自分がお酒を飲まないせいか、どうも師匠が。。 嫌だ。。吐く描写が多くて。。 1作目から殺人ネタなのに驚き。 主人公、落語が上手という事だがイマイチ分からない。。 ウケなかったりしてるし。。 とりあえず様子見で続編読もう。。

    0
    投稿日: 2018.06.18
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    無理やり更生のため?落語家のもとに入門させられた竜二。 反発しつつも落語が好きになっていく。 落語、そこそこ好きだし、解説もあって楽しめた。 実際は落語とともに事件のなぞ解きをしていくお話。 竜二の成長も気になるので、シリーズ順番に読んでみようと思う。

    0
    投稿日: 2017.07.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    目次 ・たちきり線香 ・らくだ ・時うどん ・平林 ・住吉駕籠 ・子は鎹 ・千両みかん 目次はすべて落語の演目。 各話の頭に、月亭八天さんの落語解説があります。 主人公は落語なんて全く興味のない、天涯孤独の不良少年・竜二。 落語よりは漫才やコントなどの方が断然面白い。落語なんてダサい。そう思っています。 我慢なんて知りません。頭にきたらすぐキレる。我慢なんてするだけ損。そう思っています。 高校を中退して、好き勝手に生きていた竜二を、元担任の先生が無理やり笑酔亭梅寿師匠のもとに弟子入りさせます。 すぐ辞めてやる。絶対やめてやる。そう思っている竜二でしたが、気分屋で、大酒のみで、すぐに暴力をふるう師匠の落語を聞いて、落語って面白いと思います。 気分屋で、大酒のみで、すぐに暴力をふるう師匠のどこに、人を感動させ笑わせる力があるのか。 それはこの本を読めばわかってきますが、実際こんな師匠みたいな人がそばにいたらたまらないと思いますよ。 笑酔亭梅寿謎解噺ということになっていますが、実際に謎を解くのは竜二です。 でも、「俺には真相がわかっているが、竜二、みなさんにわかりやすく説明してやれ」というので、対外的には梅寿の謎解きとなるのです。…って、師匠は毛利小五郎か! 落語のことを全然知らなかった竜二が落語を学んでいくように、読者も事件を通じて落語を知ることができます。 例えば江戸落語と上方落語の違いなど。 江戸落語では「時そば」 ひとりの男が蕎麦屋との掛け合いの中でそば代を1文ちょろまかす話ですが、上方ではこれが「時うどん」 そばがうどんになっただけではありません。 「時うどん」では二人組の男が1杯のうどんを食べる話。 基本は同じでも、ちょっと違うところが面白い。 「平林」 東京では「ひらばやし」、大阪では「たいらばやし」と発音するのだそうです。 私は「たいらばやし」だと思っていました。 だって「た~いらばやしかひらりんか、いちはちじゅうのも~くもく、ひとつとやっつでとっきっき」って言うでしょ? 「ひらばやし」なんて出てこないじゃん。 面白かったので、シリーズを追いかけて読もうと思いました。 竜二の成長も気になるし。

    0
    投稿日: 2017.04.30
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    ひょんなことから 落語家に弟子入りする事になった不良少年。 初めは興味もなかった落語に少しずつのめり込んでいく。 田中啓文がこんな本も書いていることに驚き。 ホラーしか読んだことがなかったので。 そこまで詳しくはないですが、落語、私は好きです。 難しそうなイメージを持っていましたが、聞いてみると、意外とライトで面白い。 これぞ娯楽という感じ。 主人公の竜二も落語には詳しくないので、読み進めていくうちに一緒に落語を好きになっていく感覚。 師匠もかなりはちゃめちゃな人ですが、私、こういう男の人は嫌いじゃない。 締めるところは締めているし。 解説にも書いてありましたが、ミステリと落語のなんと相性のいいことか。 これは続きが気になるシリーズです。 他の方もレビューで書かれていますが、表紙が少し残念。何だかイメージと違う。

    2
    投稿日: 2016.11.17
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    金髪トサカ頭の不良少年・竜二は上方落語の大看板・笑酔亭梅寿のもとに無理矢理弟子入りさせられる。 破天荒な師匠の元で下積み生活を送りながら身の回りで起きる事件を解決していく。 全ての話が古典落語を利用し綴られていく。

    0
    投稿日: 2016.06.17
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    中古本屋さんで購入。 いきなり、落語家さんに弟子入りさせられた主人公が少しずつ古典落語に魅せられて、ついでに?推理して、起きるトラブルを解決していくという・・・。 昔タイガー&ドラゴン ドラマを見て落語って面白いな~なんて思っていたらこれを参考にしているのかな?って感じがまたはしばしで感じることができました。 でも、クドカンの脚本のほうが私は好きかも。 すっきり読めるので、私は好きです。

    0
    投稿日: 2015.11.16
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    人情話……というには、破天荒すぎる登場人物と、事件の謎解きという基本構造とのギャップがすごい。印象を語るためには私の語彙が足りませんと言って逃げておきます。

    0
    投稿日: 2015.04.13
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    トサカ頭の新人落語家梅区が主役。シリーズ1作目。 漫画っぽいが面白い。師匠の梅寿がかっこいい。 大切なことを教えてくれる。 アマゾンで購入

    0
    投稿日: 2015.03.28
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    無理やり噺家の弟子にさせられた鶏冠頭の竜二。彼が、大酒飲みの師匠にどやされながらも古典落語に目覚める。その過程で、古典落語に関連のある事件が次から次へと起る。それを次々に解決していくミステリ。 解説の桂文珍も書いていますが落語とミステリの取り合わせは絶妙です。 月亭八天の古典落語の解説も面白い。 ネタになっている落語を聞きたくなります。落語を知らない人にもおすすめの一冊です。続きがあるようですのでそれも読みたいですね。

    1
    投稿日: 2014.11.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

     ミステリーの完成度、というより、総合的な完成度が高いと思う。  このような書き方をすると堅苦しいキチキチとした小説のイメージになってしまうが、そんなんじゃなくって、キャラクターや話の流れが読んでいて心地よいのだ。  主人公である竜二、彼はヤンキーでどうしようもない不良のように見えるが、酔っ払いで借金持ちのそれこそ酷い人間のように一見するとみることができない師匠の噺に引き込まれていき変化していく。そこにあるのは等身大の若者であり、誰しも抱えている悩みである。  そんな彼の成長していく姿に、読者は共感できるのである。

    1
    投稿日: 2014.08.25
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    自分でもびっくりするくらい一気に読んでしまった!! なんだかんだで梅寿さん、めちゃ考えてはるとこが好き。笑

    0
    投稿日: 2013.07.14
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     上方の落語界に、髪型の落伍した若者が矯正もかねてつれてこられて、なんだかんだいって落語家になっていく話です。  一つ一つの章がミステリー仕立てになっておって、一話完結で非常に気分よく読める。このあたりは作者の力量でして、嘘も真も織り交ぜて実に破綻なくいける。いけてます。ドラマになってもおかしくない。  なんと言うかこの、マジモンの落語家の納得の高座を見て「ああこれなら、このくらい木戸払っても惜しないわー、いいもん見せてもらいました、どっとはらい」という感じ。お手本的。  と、これで満足すればいいんだろうけどねぇ。  いや、しました。してます。いい出来です。  でもねぇ……。  どメジャーでねぇ。  なんかこの「毒に中る」感じがまったくなくてなぁ。  シニカルさというか、落語界ゆえのウイットというか。  そこが「作り物」なんだろうなぁ。  コンピューターがものすごく発達して、人並みの物語をつむぎ始めたら、こんな感じかもしれない。  あと、江戸落語業の端くれにかかわる者としては、江戸落語を美化しすぎだと思いました。

    0
    投稿日: 2013.06.26
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    主人公の落語家になった経緯とか、 ミステリの部分とか、正直イマイチだけど 落語業界に屯する人々が楽しい。 元気なジジイが出てくる話は嫌いではない。 実際に近くにいたら嫌だけど。 江戸前の落語はちょこちょこ聞いたりすることもありますが 意外と上方の落語って知らないもんですねえ。 ま、表紙はいかんよねえ。

    1
    投稿日: 2012.11.27
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    無理やり入門させられた上方落語の世界。 しかしそこに魅力を感じた竜二がその世界にのめりこんでいくというストーリー。 落語の噺がミステリーの謎ときのヒントとなっているところがおもしろかった。

    0
    投稿日: 2012.10.24
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    落語のネタをもとに、事件を解決していく流れが、新しい感じがして良かった。主人公を始め、登場人物が魅力的。 でも表紙の絵が漫画チックでやだなぁ。小説には人物の絵はいらないと思う、 登場人物を想像するのもまた楽しみであるので。

    1
    投稿日: 2012.10.15
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    金髪トサカ頭の竜二は高校を中退した後、無頼の日々に明け暮れていたが、元担任教師の奔走&懇願で上方落語大御所の笑酔亭梅寿の内弟子に。落語に全く興味のない彼は、果たしてどんな日々を送るのか!! ここのところ、落語に縁のない者がその面白さに目覚める、といった話が目に着く気がするのは、やはり落語ブームと言われて久しいからでしょうか。 私は昔人間なので、落語はとても身近な娯楽で、寄席でもホールでも見るのはもちろん読むのも大好き。 この竜二くんの物語は初めてだったのだけど人気のシリーズなんですね。(*^_^*) 師匠の梅寿は、笑酔亭というだけあってなんとまぁ~~の飲み助だし、借金取りから逃げ回ったり、すぐに半端じゃない弟子たちへの鉄拳が見舞われたり、と、とんでもない人なのですが、そんな師匠の高座の面白さ、素晴らしさがきっちり伝わるところが実によかったです。 何より嬉しいのは、その落語が上方のものである、というところですね。なかなか、上方落語に触れる機会のない地域に住んでいるもので、小気味のいい上方言葉で語られる噺が面白かったし、また、同じ題材を扱っている江戸の落語との違いがさりげなく物語の中に織り込んであるのも嬉しかった。 で、竜二くんなのですが・・・ 第一巻目だから仕方ないのでしょうが、なんか、ふらふらしていて腰が定まらない。 いや、仕方なくはないですね。だって、彼はのっけに師匠の「たちきり線香」を聞いて、まさに開眼!古典落語ってなんて面白いんだろう、と感激していたはずなのに、その後の言動になんか一貫性がない。まぁ、人間なんてそんな一つのきっかけで真人間になったり、その道一筋になったりするわけがない、と言われてしまえばそれまでなんだけど、それにしても、物語の進行上の都合で、落語家になんてなりたくない、とか、落語なんて好きじゃない、とか唐突に言いだすのはあまりよろしくないんじゃないかな、なんてね。 ただ、実は竜二くん、自分では気づいていないけど、実はかなり落語の神様に可愛がられている人だったようで、落語が上手い!という嬉しいオプションが!! 兄・姉弟子たち目線で語られる竜二くんの噺の面白さ、そして、二巻目以降は新作落語も出てきそう、という展開には期待したいです。

    1
    投稿日: 2012.03.06
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    本屋さんで見かけたけれど手に取るまではいかなかった本。たまたま本屋さんの入り口正面に飾られていたので購入。予想以上に面白かった。落語初心者でも楽しめる。

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    投稿日: 2012.02.27
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    最初は、無理やりミステリにしているんじゃないか・・・と鼻白む感じがあったけれど・・・ 最後のほうは、「そんなアホな」と突っ込みつつ楽しめた。 宮藤官九郎の「タイガー・アンド・ドラゴン」を思い出してならなかったが、巻末の文珍さんの解説によれば、こちらのほうが先のようだ。 古典落語の世界とうまく融合していて、楽しい。

    0
    投稿日: 2012.02.04
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    落語なんか好きになりそうですよね。 からめかた上手いわ。 主人公ほど感動はできないけど 凄さは有りますよね。 先が楽しみな本かも

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    投稿日: 2012.01.31
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    最初はどうなんだろうと思ったけれど、だんだん引き込まれていった。 落語はそこそこ知っているつもりだったけれど、ミステリーにも応用できることに驚いた。 ただ、竜二が落語が上手いというのがいまひとつ伝わってこない気もする。

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    投稿日: 2011.12.21
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    シリーズを通して、キャラクターが実にチャーミング。高校をドロップアウトした金髪鶏冠頭の元不良・竜治が酒飲みの落語家・笑酔亭梅寿に弟子入りして巻き起こる、成長譚。 古くさくてカッコ悪いと思っていた落語の面白さ、奥深さに目覚めていく経緯、師匠や兄弟子、漫才師・コメディアンたちやとの人間関係を綴るエピソード、襲名問題や東西格差、笑いを職業とする者の悩みと喜びなど、多岐にわたる広い問題意識と、深い愛情を感じる秀作。 映像と舞台とで観たい一作。

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    投稿日: 2011.12.11
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    金髪兄ちゃんの表紙に惹かれて購入。 内容なんて全然気にもしていなかったのですが、落語をなぞった物語です。 引用モノは大好きです。 知っている話だと、先が読める楽しさと、新たな視点で原話に触ることができるので。 逆に知らない話だと、原話が気になるので、自分の知識も増えますよね。 後は、落語ネタ、って部分がお気に入りです。

    0
    投稿日: 2011.12.10
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    プロの世界にならいかにも居そうな、お酒を飲むとどうしょうもないが芸は確か、情にも溢れた型破りの落語家のところに無理やり弟子入りさせられた鶏冠頭のツッパリ。落語なんかに興味はないと反抗しながらも、次々と起こる事件に巻き込まれながら、家族の良さを知ったり人の機微に気付いたりして成長していく。一話ごとに落語の説明があり、とてもわかりやすく落語の基礎知識が身に付くようで楽しい。上方落語も一度は生で聴き行かなくては、という気になった。

    0
    投稿日: 2011.12.06
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    2011/12/02読了 うん、面白い!テンポがよくてスラスラ読めたし、何よりもキャラクター全員が魅力的なのがいいね。うーん、楽しい! なんちゅー唐突で凄まじい始まり。でもツッパってた竜二も次第に「落語」の世界にのめり込んでいって、「頑張ってやる!」って感じがして、よかったな。成長物語かな。コミカルな方の。でもミステリーなんだよね。このミスマッチっぽいけれど意外にいけちゃう感じいいなあ。 続編あるみたいだし是非とも。上方、古典落語、いいな、みてみたいな。

    0
    投稿日: 2011.12.03
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    ミステリーにカテゴリわけしたけど、あんまミステリーっぽくはないかな。コナン要素はあるんだけど。 バンドマン(笑)をなんとなく目指していたらしいヤンキー(笑)の竜二が、担任に無理矢理酒飲みの落語家のとこへ弟子入りさせられるのが冒頭。 それから、落語の話に合わせた謎解きを孕んだ、竜二の成長物語的ジュブナイル。…だと、私は思っている。 転職する前、昼休みがその時間なので見ていた『ちりとてちん』をなんとなく思い出したので、噺家さんの仕組みみたいの、なんとなくすんなり理解できたかな。まったく知らずに読んだら、その辺については微妙かも(あんま説明がない。常識なの?)。でも、話は面白いので知らなくても楽しめると思う。落語のネタについては、短編がはじまるまえに本職の人が一頁にまとめてくれてあるから、心配ナッシング。 粗茶一服シリーズ(主人公はちょっと拗ねてるけど実は天才、師匠はロクデナシだけど実はすごい人、何気に師弟愛、メインは主人公の成長、何気に師弟愛、大事なことなのでry)が好きな人は多分好物。 ミステリー好きには正直NG。割と成長物語の方に重きをおいてるように思います。 これ、テレビドラマ向きの話だと思います。 ただ、それはただのタイガー&ドラゴンです(笑)。 ※タイガー&ドラゴンより前に書かれた作品です

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    投稿日: 2011.10.27
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    この田中氏は、守備範囲の広い作家さんらしい。いろんなタイプの小説を書いてる。 私はこの本が初だったけど、お気に入りの1人になりそう。 いわゆるヤンキーあがりの竜二は高校のときの担任に、無理矢理落語家に弟子入り させられる。年がら年中二日酔いで無茶苦茶な師匠、笑酔亭梅寿にこき使われ、 罵倒され、さんざんな目に遭いながらも、次第に落語の魅力にはまっていく竜二。 そんな日々の中で出くわした事件の謎を竜二が解き、あたかも師匠の推理かの ように周囲に伝えて事件を解決していく。(名探偵コナンみたい?) 謎解きも面白いけど、竜二と師匠、兄弟子達のやり取りや、落語の場面が面白くて すっかり話しに引き込まれた。 早速、続編も購入。他のタイプの本も買ってみよう。

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    投稿日: 2011.10.10
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    おもしろかった。この後、シリーズで続きも読む。薦めて読んだダーリンもおもしろかったと3冊とも呼んでいました。

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    投稿日: 2011.08.21
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    鶏冠頭の不良の竜二が連れてこられた先は上方落語の大師匠の家だった。酔いどれ親父に殴られながらも落語の能力を開花させていく。 後半にかかってから面白くなってきた。たちきり線香、らくだ、時うどん、平林、住吉駕籠、子は鎹、千両みかんが題材になっていて、落語に興味がわいた。

    0
    投稿日: 2011.07.15
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    『タイガー&ドラゴン』? 『名探偵コナン』?(ちょっとパターンは違うけどw) 落語をモチーフにした、なぜか探偵ものテイストのお話…。 でも実は、落語の世界をそのままに展開する 人情あふれるお話の数々という印象ですw。 もうちょっと大きい事件も見てみたいなぁと思いますが、 竜二くんがのしていけば出てくるのかな? 個人的には、人情の世界で一人だけ頑として浮いている 梅雨くんのキャラクターが好きです(笑)。

    0
    投稿日: 2011.06.17
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     元々古典落語は好きなので、楽しく読めました。そして落語が聞きたくなった……! 推理物としては弱いのですが、落語+推理物というジャンルは新鮮です。

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    投稿日: 2011.06.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    新書購入  ミステリー。落語。現代物。  弟子に、梅春(元ソープ嬢)、梅毒(この病気知らないヒトも増えてきているかもねー)とかがいる、梅寿に無理矢理弟子入りさせられた、龍二。不良少年。貰った芸名は「梅駆(ばいく)」。鬱陶しい兄弟子の梅雨にいびられながら、師匠にどつかれながら、「なんで俺、逃げないんだろう」とか呟きながら、落語の魅力に憑かれてゆき、そして「新作」というものを知り……。  竜二が謎を解き、師匠の手柄にしてあげてます。妙なところで、年上立てる子です。わりと謙虚です。親が居ないので、行くところがなく、梅寿から破門を食らってさまよったあと、師匠がちゃんとお迎えに。  この師匠。昔風の、酒飲みで暴力ふるって、一見どーしようもないヒトのように見えるのだが……陰で竜二の友人たちに頭下げて回ったりと実にマメ。  落語の筋や聞き所の紹介もあって、なかなか面白いです。

    0
    投稿日: 2011.05.28
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    途中で止めてしまおうと思っていたら「平林」辺りから慣れてきた? 最後は結果が知りたい!と思ってしまった。

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    投稿日: 2010.11.08
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    人気のシリーズ。ようやく手をつけ始めました。 落語とコメディとミステリに更に作者の多趣味性を 散りばめていてサクサクと軽快に読めますね。 傍若無人に見えてやはり噺家らしく浪花節バリバリの 「梅寿」師匠を始め、ある意味ベタな人物設定の 登場人物も古典落語がテーマになっている為か、 全く気にならないし、むしろその空間が気持ちいい。 主人公の「竜二」の落語のセンス以上(?)の 謎解きパート自体がオマケみたいなものですが バカバカしいものから本格(風)まであってサービスの 多彩な一冊。 個人的には愛川晶氏の「神田紅梅亭〜」シリーズの方が より人情噺っぽくて好みですが、こちらはもっと軽めに 単純に楽しめる分多くの人に受けそう。

    0
    投稿日: 2010.11.01
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    「子は鎹」が田中啓文らしい。 いい話そろってます。 ただし、「そんなことしたら、竜二全治何ヶ月だ」ってのがあるのが、やはり田中啓文。

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    投稿日: 2010.10.09
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    そういやチュウは忠臣蔵のチュウの時と同じで田中啓文ってこういうタイプの作家でしたよね。 個人的には落語もミステリもお笑いも好きですので楽しめました。 モデルとなったであろう人物を想像してしまうね。

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    投稿日: 2010.07.17
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    いやぁ、これはホンマもんのすごい強烈な師匠だわ。 みていると小噺を聞いてるみたいで面白く、たまにホロリとさせられる作品かと。 今後の竜二の成長に期待!な一冊です。

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    投稿日: 2010.06.23
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    上方落語の大看板・笑酔亭梅寿のもとに無理やり弟子入りさせられた、金髪トサカ頭の不良少年・竜二。大酒呑みの師匠にどつかれ、けなされて、逃げ出すことばかりを考えていたが、古典落語の魅力にとりつかれてしまったのが運のツキ。ひたすらガマンの噺家修業の日々に、なぜか続発する怪事件!個性豊かな芸人たちの楽屋裏をまじえて描く笑いと涙の本格落語ミステリ。 《ブックデータベース より》 《2010年6月21日 読了》

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    投稿日: 2010.06.21
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    落語が好きなので。 あんまり「謎解き」ではないかな・・・? 話のテンポがいいのですぐ読めました。 あんな師匠のところに弟子入りはしたくない・・・かな。

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    投稿日: 2010.05.26
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    金髪トサカ頭の不良少年竜二が、落語家に無理やり弟子入りさせられて、話かを目指し苦しい修行の日々を過ごしている。そんな中、続発する怪事件を落語を交えて解決へと導く…。 設定はこんなに面白そうなのに、なぜこんなにもつまらない作品に仕上がったのだろうか。キャラクターにもストーリーにも魅力を感じない。

    0
    投稿日: 2010.05.11
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    大分昔(2年ほど前)に買った本。 落語を題材とした本で、チンピラ少年が無茶な師匠に弟子入りし、その中で起こるハプニングをベースに話が進んでいく。 ミステリという分類でおかれていた気がするが、これは寧ろコメディ。 「たちきり線香」など、有名な古典落語の大筋を知ることができる。 文体は若者風で、私はあっという間に読めてしまった。 この本は今、友人にあげてしまって手元には残っていないが、なんだか不思議と思いで深い笑

    0
    投稿日: 2010.04.09
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    無理やり落語家・笑酔亭梅寿に弟子入りさせられた不良少年・竜二。最初は反発していたが、次第に落語に惹かれていく。彼と師匠、その一門や関西芸人を巡る事件や謎を、落語に絡めて解き明かす落語ミステリ。とあらすじってみた。 読む前はもっと竜二の反発が強いんか、師匠とガチに喧嘩ばっかりしてるんかな、と思ってたけどそんなことはなかったので意外。あと文調も若者向けというのでしょうか、すごくあっさり気味だったのが残念かなーもっと書きこんでる、描写がディティールに富むものだと勝手に期待してた…それとトリックの方もやや強引な感じもするし、一部人物の豪放磊落なところはちょっと下品か、やりすぎかーって思ったな。 落語の描写ももう少し丁寧だとよかったんですけど。いろいろ惜しい作品。それでも作者の落語という話芸に対する情熱や愛は伝わってくるものがありました。 落語ものだから続き読もうという気にはなるけど、でも今すぐじゃなくてもいいかなあ。。。

    0
    投稿日: 2010.03.30
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    内容情報にあるように梅寿に弟子入りした竜二が探偵の様に事件を解決していきます。 しかもコナンの様に師匠がこう言っていましたと言って謎解きを始める(笑) もう少し落語の解説が有ると良いんだけど。 上方落語の話なので文中の会話が大阪弁。 テレビなどで耳にする大阪弁はすんなり頭に入るのですが… 字面になると上手く読めない。 何で今回こんなに読むのが遅いんだろう??と思ったら 会話の大阪弁を理解するのに時間がかかりました 内容は中々面白いのでお薦めの1冊です。

    0
    投稿日: 2010.01.16
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    一人の若手落語家の物語としておもしろい 落語詳しい人やミステリ好きからはツッコまれるかもしれないけど・・・

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    投稿日: 2010.01.07
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    上方古典落語とミステリーの融合! 謎解き自体は無理矢理こじつけてる感も否めないけれど、 登場人物たちのキャラクターに助けられ、 全体的に面白かった! 映像化出来そうな感じだけど、どうでしょう?

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    投稿日: 2009.06.22
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    レビューはブログにて。 http://tempo.seesaa.net/article/121119266.html

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    投稿日: 2009.06.09
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    自分の意志とは反して落語の世界に放り込まれた元ヤンキーの少年がハチャメチャだけど実は優しい師匠や一癖も二癖もある兄弟子や回りの人達の中で、落語に目覚め成長していく・・・・みたいな人情ストーリーなんですが・・・その中にちょっとした謎解きも絡めた短編集です。 ホロリホロリとさせられます。 暇なときちょっとずつ読むのにもってこいな本でした。

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    投稿日: 2009.01.16
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    う〜ん。 「ちりとてちん」の落語ブームに乗って 読んでみたんだけども。 落語関係なかったのね。 やんちゃ坊主の人情話だったのね。 でもね、「蹴りたい田中」もそうだったんだけど、 田中啓文氏とはあまり相性が良くないみたい。

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    投稿日: 2009.01.06
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    借本。 著者の本はこれが初めて。 落語とかあまりしらないけど、落語と謎解をうまい感じでまざってて、面白い。2巻も読みたい。 単行本だと3巻迄発売されてるけど、表紙がどーも… 文庫の表紙の方が好みなんで…

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    投稿日: 2008.12.25
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    おもしろいとは思います。上方落語がテーマ、なので私は関東民ですが大阪によく行くので、ぼんやりと出てくる大阪の地理がわかるのもおもしろかったし。ただなぁ・・・ヤンキーが落語家に、師匠は借金取りに追われ、破門された主人公が戻ってくる話と引っ掛けているのは「子は鎹」うーん、どこかのドラマにちょっと似通っているような。 ちょっと文章も中高生向けかな?と思うが、これは集英社だからなのか、それとも本当にそうなのか。 そして落語の話なら「喋れども喋れども」があるので・・・。

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    投稿日: 2008.12.01
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    ひょんなことから落語家の修行をすることになってしまった元不良少年・竜二のまわりでは、なぜか事件が立て続けに起きる。トサカ頭の竜二がそれらの謎を解いていきます。 以前このブクログにものせた「孤独な交響曲」のなかの「時うどん」が気に入って田中さんの本を手にとりました。落語の世界を舞台にしたお話はおもしろいですね。 登場人物名は、実在する落語家と被らないようにとの配慮なのでしょうが、おかしな名前が多くて笑いました。「ゆきだるま」って…(笑)

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    投稿日: 2008.10.07
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    内容(「BOOK」データベースより) 上方落語の大看板・笑酔亭梅寿のもとに無理やり弟子入りさせられた、金髪トサカ頭の不良少年・竜二。大酒呑みの師匠にどつかれ、けなされて、逃げ出すことばかりを考えていたが、古典落語の魅力にとりつかれてしまったのが運のツキ。ひたすらガマンの噺家修業の日々に、なぜか続発する怪事件!個性豊かな芸人たちの楽屋裏をまじえて描く笑いと涙の本格落語ミステリ。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 田中 啓文 1962年大阪府生れ。93年「凶の剣士」で第二回ファンタジーロマン大賞佳作入選、ジャズミステリ短編「落下する緑」で「鮎川哲也の本格推理」に入選しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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    投稿日: 2008.08.25
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    面白かったです。 不良少年と老いた落語家という組み合わせも良いですが、落語を絡めたミステリーというところがツボにハマりました。 それにしても、竜二の推理力は半端ないです(笑) 落語家じゃなくても探偵で食べていけるんじゃないだろうか。 続きが読みたいです。

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    投稿日: 2008.08.21
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    めっちゃおもろい!今まで落語って聞いたことはあったけど、具体的にはどんなもんか全然知らへんかったけどこれ読んでほんまもんの落語聞いてみたくなった!!ナツイチでオススメやったから買うてみた本やったけど、ほんまにこれはお買い得でしたw ってかほんまに江戸の文化ってすごいね!落語は江戸なんかな?しらんけどwでもほんまに文化って意味ではすごいものがあると感じた!噺一つとってもようけ考えられてる!やっぱ人間ってそないに急には進化せえへんもんなんやなって思います。江戸時代の人でも今の人でも考えてることって同じなんやねwおもろいもんはおもろいってコトw

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    投稿日: 2008.08.13
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    桂文珍のあとがきに魅かれて。 上方落語ってのをほとんど知らなかったので、それとミステリなら・・・と期待したんですけどね、まぁ、、、 どっちかというと面白いとはいえないぞ、いまのところ・・・。 やはり店頭での嗅覚は鈍いといわざるを得ない、わたくし。

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    投稿日: 2008.07.04
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    なかなかおもしろいけど、主人公の竜二の落語の実力はどうなんだろう? いまいち見えてこない!気になる!

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    投稿日: 2008.06.24
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    この作者さんの本は、いつかどこかで読んで、題名も覚えてないくらい凡庸は内容だった気がしていて、この本が平積みになっててもあんまり興味もてなかったんだが、 暇だった日曜に立ち読みしたら意外と面白かったので、2冊購入 落語のネタに併せて、日常のミステリを解決する話で 本読みなら北村薫さんの「円紫さんと私」シリーズがまず思い浮かぶんじゃないでしょうか。 ただしこちらは、金髪のにーちゃんの主人公が意外に推理力があり、ワトスン役ではありません。 ミステリとしては明らかに北村薫さんの方が上手だなーというところはありますが 落語のネタをきっちり説明して、オチを付けるという意味ではこちらが上 軽く読む本ですが落語が聞きたくなりました (来週の寄席のチケットを衝動で取ったw) あと気になったのは、一冊目は軽いミステリを念頭に置いたのか、名探偵コナンばりに人が死に、軽く解決していくのですが、2冊目からは主人公の落語家としての成長に重きを置いたスタンスに代わっていき、事件は日常のものとなります どちらが良いと言う話ではないですが、ちょっと流れに無理を感じると言えば感じます。

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    投稿日: 2008.06.19
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    もともと才能ありっていうのはあまり好きではないのですが、でも竜二がなかなか憎めないやつでよかったです。頭の回転早い子ですねぇ。落語界はなにかと複雑なんですね。 こういうの読むと落語を見てみたくなります。

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    投稿日: 2008.06.18
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    おもしろかったです。 落語ミステリーという、ある意味斬新な話。 別に人が死ぬわけでもなく、ほのぼのした感じで、落語っておもしろいのかもなあ、と思わせてくれます。 機会があったら寄席にいってみようかな、みたいな。 主人公がちょっとずつ、この世界にひかれていくのがよくわかって、青春小説みたいな感覚で読んでました。

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    投稿日: 2008.06.13
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    朝ドラの影響で落語を題材にしたこの作品に目が止まり借りてきました。 本物の落語が聞きたくなります。

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    投稿日: 2008.03.23
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    最近落語ブームですよね。 そんな中、手に取ったこの本。短編で読みやすい上に、ちょっとホロリと泣ける話も。 古典落語を題材に、こんな謎解き話ができるなんてちょっとすごいですよ!

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    投稿日: 2008.01.19
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    最初はつまらないと思ったけど。読んでいくうちにドンドン楽しくなっていきました。だけど落語の噺をちゃんと理解しないと全然凄さが解らないと思う。

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    投稿日: 2007.10.03
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    上方落語ネタを基として、笑酔亭梅寿の元に弟子入りした竜二が身近で起こった事件を解決していく。 梅寿はどうしようもない人だな〜って印象があるけれど、ホントは誰よりも優しい。「子は鎹」の話の時などは、ちょっと感動しますよ。

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    投稿日: 2007.09.17
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    不良少年が落語家になる話。その修行の中で起きた怪事件を解決していきます。 落語好きな方は、落語に絡めた謎と話に、ニヤリとすると思います。面白かったです。

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    投稿日: 2007.08.02
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    古典落語の世界に投げ込まれた不良の竜二の精進物語。 修行生活で起こる謎の数々を、竜二が解決していく。 古典落語になぞらえて、話が進んでいくのが面白い。また人情たっぷりの世界も愉快。 落語といえば江戸という気もするけど、舞台は上方。江戸にはない関西弁のテンポがいい。 「タイガー&ドラゴン」の魁上方版。

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    投稿日: 2007.06.30
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     キンパツの兄ちゃんが落語家に入門。しかし師匠が大変な唯我独尊ぶりで、周りに迷惑をかけてばかり。 けれど周囲で起こる事件を解決するとき、二人は妙なパートナーシップを発揮するのです。 面白くて一気に読んでしまいました。キンパツ君はその風貌に似合わず落語がうまく、師匠は厳しそうにみえてその子をかわいがっているというのが雑な口調の中からも感じられて好感がもてます。

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    投稿日: 2007.05.25
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    古典落語のネタにあわせて、新入り落語家が名推理をするミステリ。 落語が良くわからない人でも、十分に楽しめますよ。 田中氏のギャグはここでも炸裂しています。

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    投稿日: 2007.04.07
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    上方落語の大看板・笑酔亭梅寿のもとに無理やり弟子入りさせられた、金髪トサカ頭の不良少年・竜二が、なぜか身の回りで続発して起きる事件を解決していく。という話です。古典落語を利用した短編が7つ収められています。まったく落語に興味や知識がないという人でもスラスラとあっという間に読めてしまい、最後には本当の落語を見に行きたいと思わせるインパクトがあります。ドラマ「タイガー&ドラゴン」を思わせるテンポの良さが秀逸です!

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    投稿日: 2006.12.09
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    この著者とのファーストインパクトがいきなり『蹴りたい田中』(あきらかに某受賞作のパクリ…)だったのでなんだかなーと思っていたのですが、これはなかなか面白かった。主人公の竜二や周りの噺家や芸人たちがみんな一生懸命なのがいい。もとの落語を知ってたらもっと面白かったんだろうけど、それだけ残念。

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    投稿日: 2006.11.12
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    札付きの不良が破天荒な(上方)落語家の元で、大小の事件の謎解きをしつつ、落語家・人間として成長していく話。登場人物がめちゃくちゃな人ばかりですが、魅力的です。主人公の成長にワクワクしました。あまり期待しないで読んだのですが、なかなかの拾いものでした。「子は鎹」の章なんて、ちょっと泣きそうになりました。

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    投稿日: 2006.10.03
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    単純に、好きです。 軽快なテンポに引っ張られながら、上方のお笑いの世界の空気を存分に楽しめます。 早く続きを読みたい〜。

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    投稿日: 2006.09.27