
歌の話・歌の円寂する時 他一篇
折口信夫/岩波書店
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総合評価
(3件)2.7
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powered by ブクログ折口信夫らしい語り口調(学生向け)だった。 明治の女性短歌が盛り上がった理由についても少し言及していて、山中智恵子が折口信夫に少し執着していた理由が分かった気がした。単に古典の先生というわけでもなく自覚していたかはわからないけれど古代に根差したフェミニズムが入っているような気もした。 歌の話円寂するとき。後書きにも書いてあったけど要は短歌全集を一夏蔵に籠って「玉藻集」が一番良いですよと言いのけた人間が短歌の限界を明治に語り始めていて、今でも説得力があった。 短歌はまたその時代の人の心に戻ろうとしているけれど、一過性の芸術であることから逃げようと思ったら、山中智恵子のような宙から言葉を形作り持ってくる巫女的振る舞いをするしかないのかもしれない。 であれば、文中でもあったように消費者、批評家の方が問題ではある。
0投稿日: 2025.06.03
powered by ブクログ上代から江戸近世まで、短歌の成立と変化を、若い学生向けに解説する『歌の話』。難しい述語は殆ど無いので、読みやすかった。一首ごとに、目を止めてじっくり読むことが、ふだんはなかなかできないのだが、二度、三度、十度と読み返してみると、骨の折れる古文散文よりも、入り込みやすい。
1投稿日: 2023.03.04
powered by ブクログ歌の天才といわれる人だけあって、上から目線満載。 前半は、若向けの講演用なのか、毒舌がさえ渡る。 詩人で、若者をバカにする人は珍しい~。 後半は、文学の定義が明確でないため、本文すら理解しがたいという構造的欠陥がある。定義が曖昧ゆえ時の試練に耐えられてない。
1投稿日: 2011.11.06
