
総合評価
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powered by ブクログいや、辻村深月やばいね。 めちゃくちゃ面白かった。 迷う余地なく5点満点の評価をつけられる稀有な作品。 【以下、個人的感想】 ヒロインの暗い自己評価/他者評価や心情が頻繁に描かれてる。 こういう評価は誰しもやっていることと思うけど、なかなか他人に話すような話じゃないから、小説の登場人物といえど他人の話を聞ける(読める)のはとても面白い。 そういう個人の内面をよく描いているという意味ではドストの罪と罰を思い浮かべる(昔読んだ印象だから全然違ったかな、、、?)けど、あんなに鬱々とした内容ではなく、とても読み進めやすい。 読者それぞれがヒロインの自己評価/他者評価に共感できる部分があるのではないだろうか? おすすめの一冊が増えてしまった。
5投稿日: 2026.02.22
powered by ブクログハラハラした、まさかのミステリー。 単なる恋愛小説かと思いきや全く違った。 最後にわからないこともあり、他の読者の考察を聞いてみたくなる。
0投稿日: 2026.02.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
読後、「ドラえも〜〜ん!!!」と言いたくなる小説でした。 たくさん本を読んできた主人公である理帆子は、いつも人を馬鹿にしている。人を下に見ているからこそ人と対等に関わることができず、いつも不在である気がしながら生きている。 そんな中出会うアキラという青年、郁也という少年、そして元カレの若尾。若尾は一言で言えば距離を置かなければならない弱い人間なのだが…主人公は人を下に見ているが故に近付いてしまう。若尾はその後大きなトラブルを起こしてしまうが、このトラブルから郁也を救出する部分がクライマックス。 この本の評価を私が星5にしているのは、非常に共感性が高かったと思うからだ。特に、人を下に見てしまう部分と、母との付き合い方、母が亡くなった後の友人との関わり方。 ブクログというプラットフォームには本好きが多く集まるので多いのではないかと思っているのだが……、「ぱっと湧いた感情に飛びついて、それに正直に生きるだけ。」という生き方ができない。どうしても頭でっかちに考えてしまう。そうすると、深く考えていない(ように見える)人間を自然と見下してしまう場面は多々あるかと思う。 他人にも、他人の物語があるということをなかなか真に理解することができない(傲慢と善良で言っていた)。この傲慢さが、他人を見下すという態度にも現れているように感じる。しかし母も、友人もそれぞれに考えと物語があるということが中盤で明かされる。このときの理帆子の後悔や感謝の気持ちは、私も知っている感情であり、とても共感してしまった。
1投稿日: 2026.02.17
powered by ブクログこの作品は、ある女子高生のSF(少し、不思議)な物語。ドラえもんの大好きな父親と女子高生になった主人公、未来の道具に準えて物語は進んで行く。私は以前に比べると涙脆くなった。それは映画やTVドラマなど映像からの情報だった。知らぬ間に頬に伝わる温かいモノに気付く。小説を読んで泣いたのはこの作品が初めてでは無いだろうか。 この物語は、「共感(シンパシー)」と「感情移入(エンパシー)」だと解説の瀬名秀明さんは言う。 SF(サイエンス フィクション)と藤子・F・不二雄先生は読み替える。主人公はスコシ、ナントカとSFを読み替えて知り合いに当てはめる。映画などで辻村深月さんの作品を見たことはありましたが、小説は今作が初めてでしたが、SF(スゴク、ファン)になりました。
16投稿日: 2026.02.15
powered by ブクログ珍しく二度読んだ。 本を読むことは本当に面白いと思った。 どらえもんの道具がでてくる。子供向きのマンガ、アニメだと思っていたものが次第にそれだけではなくて、物語を意味の深いものにしていた。 ドラえもんの出す道具が、ストーリーにぴったり嵌っていくのは巧みで面白い。 それは、亡くなった父とその娘が親しんできた世界が今も共有されている証にもなっている。 理帆子は父を亡くし、母は治る見込みのない癌に侵されて死を待っている。そんな環境の独り暮らしの高校生で、作者はそれを、題名の示すように氷に閉じ込められて、空気穴を見つけられず苦しんでいるくじらに例えている。 そして彼女に写真のモデルになってくれといって近付いて来る高校三年生の別所と言う学生も、親しくなるにつれ、彼もまた冷たい海の中で暮らしているのが解ってくる。 だが、彼の飄々とした環境の受けとめ方に触れ続けていると、いつか理帆子も氷の割れ目から広い未来を見つけることができそうだという、いい終わり方だった。 付き合っていた若尾と言う青年が「カワイソメダル」をぶら下げているのに気がつく。彼は常に失敗を他人のせいにして逃げている、プライドを守ることだけを生きがいにしていることに、理帆子が気づいて離れていった時、彼は自滅する。そういった生き方を絡めて、ドラえもんの道具を使った作者の慧眼は、ドラえもん好きからこういう物語が出来たのかと思いながら、新しい目がドラエモンにも向いて開いた。
10投稿日: 2026.02.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
解説にかかれていた 主人公には共感できる人は少ないけど、一緒に人生を、人間関係を歩んでいく、的な分にとても納得してしまったけど、私にも少し不在な部分があって、共感できる部分があった。面白かった!SFゲーム私もしてみようかな笑
0投稿日: 2026.02.14
powered by ブクログノーマークでしたが、妻と息子に勧められて読みました。 さすがは、辻村深月さんです。何を読んでも面白いし深い。
0投稿日: 2026.02.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
第8章あたりまできた。 職業柄、 「予後2年と言われてずっと普通の病院の個室に2年間入院し続け、徐々に弱ってついに昏睡状態に入っているのに数日もつことが想定される」癌患者さんってどんな癌なのだろう? もっと早く試験外泊できただろうに。 と考えてしまい内容が入ってこなくなる。 最後まで読んだ。 若尾が何かしでかしそうな雰囲気はずっとあったのに、「最期」はわりとあっけないし、2階から飛び降りたくらいで死ねなかった…はすごく寒くて、 若尾らしかった。 郁也の捜索もすんなり終わり、 あきらの正体に気づく描写もあっけない。 ドラえもんが軸に描かれていて、 なおかつ別所あきらの存在があるのなら、 もっと奇跡が起こってもよかったのになぁ、 と思うが、きっとそこはこの後の辻村作品で より洗練されていく部分なのかもしれない。 「傲慢と善良」や「かがみの孤城」のような作品を 期待して辻村深月作品を遡るのはよくないことと 思いつつも、やはり期待してしまう。
1投稿日: 2026.02.08
powered by ブクログこれなんかすごい好きなんだよなー 辻村深月さんが脚本されてるドラえもんの映画もいつか小説で読んでみたい
1投稿日: 2026.02.03
powered by ブクログとても面白かった。少し不在と思いながら生きている人は意外と多いと思う。出てくる登場人物の全員に少しずつ感情移入できて、痛みが伝わった。 ページ数は多いですが展開が気になり最後まで数日で読み切ってしまいました。オススメ
0投稿日: 2026.02.03
powered by ブクログ断念しかけて、なんとか最後まで。最後の最後は楽しかったが、そこまでに至るまでが長く、単調なので、なかなか読みが進まなかった。
0投稿日: 2026.02.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
辻村ワールドすごろくに沿って読んでいるけれど、私的にはこれは微妙でした…。お母さんとのやり取りや関係などは良いけれど、とにかく若尾がダメ過ぎて、なぜ?ってのが大きいのと、9章で育也を見つけて助けることができるとか、別所あきらの存在しかり…。うーん、読解力が足りないのか…
0投稿日: 2026.02.02
powered by ブクログ本を沢山読んでいる、 というだけで自分を賢いと思い込み、 人を馬鹿にしてる主人公。 進学校の同級生や、 校外の少し派手なグループの友達。 顔だけで選んだ彼氏。 実の母親までも、満遍なく馬鹿にしている。 唯一馬鹿にしていないのは、 ドラえもんが大好きだった父親だった。 少し不幸(Sukoshi Fukou)な話。
0投稿日: 2026.02.01
powered by ブクログまさにSukoshi・Fushigiで素敵なお話。 これだけ藤子・F・不二雄先生やドラえもんの存在感が強いお話なので、作者の方のドラえもん自体への解像度が高いのは当然だと思うんだけど、「ドラえもんのこの話を読んだとき、こう感じた」という読者側の感情の質感もすごくリアルで良かった。 「すて犬だんご」を子供の頃初めて読んだときの不安感とか、めちゃくちゃわかる。Sugoku・Familiar。 素敵な話。読んで良かった。 ドラえもん読み返したくなる。
0投稿日: 2026.02.01
powered by ブクログ孤独がこわいから孤独を選んだふりする。 大人ぶって未来を生きてるふりをする。 状況がそうさせる。 人間ってすごく・複雑 ロボットじゃないもんな。 全然不在じゃないことに気づかされていく。 なんか色々と余韻の残る読後。 2週間くらいあの部屋に生きてたんだ、とか。 同属を馬鹿にして、だけど愛おしむ気持ちとか。 別所くんの相手への想いのシーンとか。 破滅までを見ていたい人間の残酷さとか。 テーマが詰め込まれすぎ感はあるけど、なんだかんだ辻村深月を読むと毎回泣く。
2投稿日: 2026.01.31
powered by ブクログ別所の正体は割と早めにそうではないかと考察が行き着いてしまった。(というか隠そうとしてないくらい違和感ある) その先に何があるのかな?と思っていたら終わった感じがしました。 郁也とは『一緒に生きていこう!』っていう程気に掛けてる雰囲気も親しそうにも感じなかったんだけど… ふみちゃんが出て来た時はあのふみちゃんか?ってなったけど、きっとそうですよね。 ミステリとして読むにはパンチが「スコシフソク」でしたかね。
1投稿日: 2026.01.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
#読了 #Audible #ネタバレ ♪ あんなこといいな できたらいいな ♪ 周りの人たちをSF(少し ◯◯)と評して、斜に構える理帆子。彼女自身は、「SF : 少し 不在」。一見、誰とでも打ち解けているように見せているけど、半身な感じで一歩引いている。ドラえもんの道具をモチーフに、彼女の他人との関わりを描く物語。 いつぐらいに書かれた作品かを知らずに聴き始めたのですが、女子高生が飲み会に参加したり、ファーストフード店でタバコをスパスパ吸える環境だったりで、舞台設定に違和感が・・・かなり前の作品だったのですね。それでも21世紀になっているのに、そんなことある?と気になってしまいました。
1投稿日: 2026.01.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
これはミステリーなのか?と思いながら読み進めていたら、最後しっかりSF(少し・不思議)に着地。 お父さん、藤子先生のようでなくてもいいから、里帆子のそばにいてあげて欲しかったな。もしも彼自身が「テキオー灯」の光を浴びていたら、と考えてしまう。 追記 郁也くん、「ぼくのメジャースプーン」でふみちゃんがライバル視してたあの子か〜と思いながら、その後皆さんの感想読むと「名前探しの放課後」の松永くんでもあったとは。辻村ワールド奥深いな〜。「子どもたちは夜と遊ぶ」は未読なので今度読みたい。
1投稿日: 2026.01.24
powered by ブクログたぶん中学生ぶりに読んだ。 内容をほとんど覚えてなかったから、新鮮に楽しめた。ドラえもんよりしんちゃん派だったけど、ドラえもんに愛着が少しだけ湧く。
1投稿日: 2026.01.22
powered by ブクログ「人らしさ」を考えさせられる1冊だった。 りほこが付ける「スコシ・ナントカ」。 見下していても離れられない人間性。ストーカーになるまで意地になって固執してしまう感情。友達同士の考え方。 人には様々な考え方があって、全て相手を理解することは難しいけれど、それを許容しあって生きていきたい。 そして、別所あきらの存在。 これがまた不思議だった。 物語途中、別所とりほこが恋愛をしていくオチなのかなと思っていたけど、りほこにしか見えない父の存在だった(?) 正直ここは微妙だったかも? 本筋かどうかは分からないけれど、人との繋がりを大切にしようと思った。 家族や友人、ふと知り合った人達。
0投稿日: 2026.01.14
powered by ブクログ別所あきらは理帆子に見えていた幻覚?ということだろうか。 芦沢光=あきらだと思って読み進めていたら?? 別所の名前があきらでそっちと読み間違えていた。でも、途中から私の読み間違いが正しかったというか、おちでもあった。 途中事件とかあるけど・・ 芦沢理帆子の家族は皆伝えるのが下手というか、言葉で伝えることは互いに足りていなかったかもしれないが、お互いを思いやる愛があった。理帆子にわかるのは、その大切な存在を失う時なのだが。 でも、父の友人であり、ずっと面倒を見てくれていた松永の未婚子郁也との関わりや、いろんな事件を経て「少し・不在」から「すごく・フォルテ」になっていく様。そして閉じ込められた世界の檻から抜け出して、きっと話すことができるようになって恋人になれたであろう理帆子と郁也。ちゃんと人との壁を取って安心できる存在がいること、素敵な終話でした。
1投稿日: 2026.01.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
殴り書き感想 ・辻村さんは『傲慢と善良』を読んだ時にも感じたが、人間の弱さ、ダメなところを的確に表現されるな…と思う。毎度古傷をチクチクと刺激される気分になる。 ・各章ドラえもんのひみつ道具を軸にストーリーが進んでいく。ドラえもんへの造詣が少し深まったし、ドラえもんを特別好きでなかった自分もスイスイ読み進められた。 ・母と理帆子、郁也と松永など、色々な親子関係が描かれているが、本当にリアルで、自信の親子関係についても考えさせられた。 ・カワイソメダルをぶら下げてしまわないように気をつけたい。若尾ほどのどうしようもなさではなくとも、紙一重の状態には誰でも陥ってしまいそうな気がする。 ・三匹のくじらがいつかまた、深い氷の底でまた出会える日が来ることを願う。
2投稿日: 2026.01.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
序盤はなかなか読みが進まず。重たい話。 自分の母親も父親も癌に侵されて。小学生〜高校生の時分にそんな状況、賢い?性分の主人公、そうならざるを得なかったのかも。 私は、あんまり主人公を応援できなかった。 お母さんが残してくれた写真集には涙したものの… 別所さんがお父さんって気づかないかなー。気づけないか…気づけないほど、理帆子は追い詰められてたのよね。うん。それなら納得? スロウハイツに出てきた写真家が理帆子だったということに、ネットの人の解説で知る。スロウハイツ大好きなのに全然気づけなかった(泣)
0投稿日: 2026.01.11
powered by ブクログ後半〜クライマックスに 感情もっていかれました とてもいいお話でした 主人公 高校2年生の芦沢理帆子 誰とでも話せて年上の彼もいて、 夜遊びに誘ってくれる学校以外の仲間もいる でも、理帆子は 誰に対しても本音を言わず 踏み込まず 相手を見下してる 登場人物みんながどこか sukoshi・fuan tei 少し・不安定 でも、1人だけ、 同じ高校の3年生、別所あきらにだけは 本音を話せる理帆子。 父の失踪、 母の病気、 ドラえもんが好きなこと、、、 なぜ別所さんにだけ素直になれるのか? 後半のその伏線回収が あたたかくて涙が出ました 辻村深月先生が ドラえもんをリスペクトしていることは 存じていましたが、 ドラえもん・藤子F不二雄先生の素晴らしさを この小説で気づかされました お父さんが理帆子に言った言葉は この親子、この小説の軸でした 「僕らはラブストーリーもSFも、 一番最初は全部『ドラえもん』からなんだろう。 大事なことは全部そこで教わった」
27投稿日: 2026.01.09
powered by ブクログ今月のオーディオブル1冊目。 辻村深月の書く文章とオーディオブルの相性良過ぎる。情景を表現する文章が詩のように美しいのに分かりやすくて頭にスッと入ってくる。好き。 あとドラえもんの道具がめちゃくちゃ良い味だしてた。 ドラえもんが絡まなくて成立させられた文章だったかもしれなかったが、それがあることでとても味わい深い話になっていたと思う。 テキオー灯のくだり、ストレートに泣けた。 辻村深月作品全制覇したいなぁ
0投稿日: 2026.01.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
すごく良い作品に出会えた。 やはり辻村さんの作品は好きだなぁ。 人の抱える孤独、その孤独を癒すことができるのはやはり人なんだなと思う。 一点、分からないと思ってしまうのは、りほこの母親の描き方。 小学生で父親を亡くし(しかもトラウマを残す形で)、母親ともうまくいかない少女の孤独は、ここまで刹那的な生き方をしてしまうのか。 東横キッズなど、現代の子どもたちが抱える親との関係を巡る課題を見ていれば、現代の子どもたちの心情をよく捉えているし、そういう意味でもすごい作品だなと思う。 ただ、解せないと感じてしまうのは、りほこの母親の聡明さと、そんな女性を選んだ父親の愛を感じるのに、それに気付けず孤独に陥ってしまうりほこ。 もちろん、最後には愛に気付き、孤独から光が照らされる。 けど、あれだけ聡明な母親なら、もっと愛をうまく伝えられたはずではないかなと思ってしまう。 それでも、噛み合わないのが、親の愛情と思春期の娘の関係性なのかもしれないけど、やっぱりそこは悲しいなと思ってしまう。 私の感覚では、そういう意味で、りほこが孤独を感じてしまう思考には少し違和感も感じてしまうのだが、それと同時にリアリティも感じてしまうそんな作品だった。
3投稿日: 2026.01.04
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スコシ・ナントカ 藤子不二雄の作品を愛する父が失踪して5年。 ドラえもんの世界でのSFは少し・不思議。その世界観に魅了された高校生・理帆子はどこに属していても少し・不在。 夏の図書館で「写真を撮らせてほしい」という一人の青年に出会う。 戸惑いながらも他とは違う内面を見せていく理帆子。同じころに始まった不思議な警告。 みんなが愛する素敵な“道具”が私たちを照らすとき─。 この物語の感想をまとめるのが難しくて、かなりまとまりのない駄文です。 物語の冒頭、主人公・理帆子の未来から始まり物語の基盤となる高校生のお話に流れていきます。 写真家で藤子不二雄を敬愛しているお父さんは、5年前に失踪し、母親と二人暮らしをしていたところ病に伏し病院通いを送る毎日。 同級生とも友達ともどこか一線引いて接している理帆子は、人に対してスコシ・ナントカという印象ゲームをしている。 そのナントカとは、その人の足りてない部分やマイナスな部分でそうやって人を見下していた。 そんな中周りの人達とは違う同じ学校の先輩・別所と出会い、理帆子の周りに変化が訪れる。キーパーソンになっていく。 同じくして出会った声の出せない郁也は、父の友人・松永の隠し子で不憫な立場をかわいそうな目で見ていたが物語が進むにつれて、お互いが必要な存在になっていくような感じがしました。 物語終盤まであまり抑揚のない運びで読み終わるのに時間がかかってしまいました。 別所の正体、後半にかけての駆け足感が割と面白くて、逆に前半の若尾ターンは少しくどいように感じましたが、若尾の嫌な感じがかなり出ていて物語に必要なものだったと理解しています。 母親のなくなるシーンはつらくて仕方なかったです、ただ理帆子に残した母親が生前制作した芦沢光の写真集は理帆子に救うかけがえのないものになったんだろうなあと。 物語の細部まで理解しきれなく本当に伝えたいことを理解できず中途半端な読了感‥もう少し時間経ったときに読み返します。
0投稿日: 2026.01.02
powered by ブクログ辻村氏らしい心温まるストーリー。読後感も心地よい。父の失踪以降、他者と心から触れ合えない理帆子が一人の同級生と出会うことで変化していく。その変化の結末は...
0投稿日: 2025.12.31
powered by ブクログ高校時代に思っていた将来に向けての不安だったり微妙な心持ちだったりを思い出した。 今の歳になったら、なぜあんなに不安だったりしたのかさえわからなくなるのに、当時は当時で真剣に考えていたり。
2投稿日: 2025.12.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
凄いはなしを読んでしまった。 後半はボロボロ泣いてた。 とりあえず、お父さんが好きすぎる。 とても素敵な人だったんだろうな。 タイムマシンだったのかな?
2投稿日: 2025.12.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ドラえもんの物語を見返したくなります。最初は凍り漬けにされた海に閉じ込められたくじらの様な、息苦しさを感じる「少し・不穏」な物語だと思っていました。理帆子の表面上は上手く接していても心の中でどこか他者を見下す態度や、元彼若尾のプライドだけが高くて中身が全く伴っていない行動に、作者の人間のドロっとした部分を描き出す上手さを感じます。でも最後まで読むと、父の幻影が息苦しさを感じていた理帆子を救ってくれる奇跡に、やっぱりこの物語は「少し・不思議」な物語と表現するのが一番しっくりくるなと思い直しました。
1投稿日: 2025.12.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ドラえもん大好きなので、作中の真剣な秘密道具議論はとても大変楽しかったです。 作者もドラえもんで育ったんだなとヒシヒシと伝わってきます。 章ごとに入るイラストと秘密道具の解説も味があってとても良い。 結末が思いの外SF(少し・不思議)に着地して少し意外でもありました。 薄々感じていたこれはどう読むんだ? で答え合わせが出来た気持ちです。 序盤のSF当て嵌めはしつこすぎて食傷でした。 語る必要もないと言えばそうなのですが、若尾とその関係性の決着は描かれないんだなーとか。 映画館で見ても何度見ても途中で飽きてしまっていた、辻村さん脚本の『ドラえもんのび太月面探査記』改めて見てみようかなとか思いました。
0投稿日: 2025.12.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
不思議な空気感をまといながら進んでいく中、ドラえもんの話を使って描写されていくのが面白い。 周りの人物とともに起きるトラブルという風を受けて、理帆子が成長していく様が素敵。 お母さんのお父さんに向けたラブレターは泣いた。
1投稿日: 2025.12.20
powered by ブクログ同じ作者の作品『傲慢と善良』『かがみの孤城』が刺さったので読んでみたが、今作はそれほどだった。 まず要素が多い、ドラえもん、失踪した父、重病の母、金持ちの知り合い、ミステリアスな青年、失語症の少年、メンヘラ元彼、内心人を馬鹿にしてる主人公、などなど…要素が渋滞を起こしている、だがその割に物語が動く終盤まで展開はもたもたと動かない。 終盤に作品に散りばめられた、ピースがハマって行くが… 終盤の展開を『S•F』と納得できるかでも評価が分かれるかと…自分的には『スコシ•フヒョウ』だった
2投稿日: 2025.12.18
powered by ブクログ人間なんてみんな、“少し・不完全”なんだろうなあ。みんな不器用で、情けなくて、でもそれぞれ守りたいものがあって、譲れないことがある。光のない暗闇があるからこそ、光に気づける。人間を愛おしいと思った。
10投稿日: 2025.12.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
プロローグで語られた、「その光を私は浴びたことがある」という言葉は、抽象的な表現だと思ったが、決してそうではなくそのままの意味だった。それが分かるのは、本当に最後の最後でありながら、冒頭のその言葉がそのシーンまで記憶に残されていたのは、たまたまではなかったと思う。何気ない言葉のようで、知らず知らずのうちにこころに引っ掛らせる力があったのだろう。 主人公がつらつらと語るシーンは、良くも悪くも、頭の良さが垣間見れた。人を見下すというのは、どう考えても良くない部分ではあるけれど、特別なものではない。みんな口には出さなくても、自分より下の相手を見つけて、人のダメな部分を心の奥底で馬鹿にすることで、安心感を得ている。里帆子や若尾だけではない。ただ若尾が違うのは、それを表に出してしまうということで、結局彼は救いようがなかった。 里帆子の母のことは、あまり好きになれなかった。それでも写真集の最後のラブレターには、心を揺さぶられた。それまであまり夫への愛を感じられなかって分、余計に。 プロローグでの、写真の「彼」というのは別所のことだろうと当然のように思っていた。どういう経緯でそうなるのだろうと思っていた。そんな陳腐な予想が裏切られた瞬間は、あまりに感動的で、どこか切なかった。里帆子があの父を引き止めなかったことから来た後悔は、一種の呪縛のようだったが、それから解き放たれたようにも感じられた。 憧れの人物、「藤子先生」へのあまりこ拘泥がそうさせてしまったのか、里帆子の父が選んだ道は、正解だとは思えない。ラブレターの一文、「迷惑をかけながら、妻や娘に嫌われながら、そうしてほしかった」という言葉に共感した。ただ最後の最後、彼は父親としての責任を果たしたと思う。
4投稿日: 2025.12.13
powered by ブクログ父の失踪を抱えた理帆子の現実の物語として進むのに、どこか“SF(すこし・ふしぎ)”な手触りが物語全体にふっと漂う。終盤は伏線が一気につながって一気読み。理屈ではなく感情にすとんと落ちてくる驚きと、胸に残るあたたかな余韻が心地よい。
15投稿日: 2025.12.11
powered by ブクログaudible⭐︎ 一気に聴いちゃいました! 今は余韻に浸ってます…付箋回収中… 涙あり、友情、恋愛、親子。最後はホラー? とにかく物語が盛り沢山でもう一度読みたくなる! 子供がドラえもん大好きで、一緒に全部の映画を観たことも思い出した♡ 何年も前に出版した本とは思えない!
15投稿日: 2025.12.10
powered by ブクログ高校生の時に読んで、また読んでみた。大人になってしまったかと思ったけれど、あの頃の私はこの本の中にいた。とても、嬉しかった。 人を見る目とは、どこで培えるのだろう。人生の課題かもしれない。
1投稿日: 2025.12.06
powered by ブクログSF(少し不思議)なストーリー 相変わらず情景や登場人物の心情、個性が汲み取りやすくて読みやすかったかな。 主人公の様な悩みを抱えていれば より深く刺さる一冊だと思う。
2投稿日: 2025.12.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
読む前にこの本のジャンルを調べたら「ミステリー」と出てきたのでちょっと身構えてたけど、ミステリー要素はほんの少しで、ほとんどは家族や自分を取り巻く人たちの中に自分の存在を認める、というお話。 主人公は年齢の割には達観した思想を持ち、周囲を見下していたものの、疎外されないために八方美人的な行動をとって、その結果手に負えない自体に発展したりもしている。 家庭環境に起因するものでもあるが中二病みたいなものだと私は解釈している。上記のようにそれが原因で他者に危害が加えられたりしてるからそんな簡単に片づけていいもんでもないけども…… 各章はそのときの状況に当てはまるドラえもんのひみつ道具の名前をタイトルにしていて、必ずしもポジティブなものとして捉えられているわけではない。 道具は使い方次第ということだろうが、ドラえもんの物語とは違い、救いのないオチを迎えていたりするのが対照的で、なんだかひみつ道具の闇に迫った新しい視点なんじゃないかと感じた。 私自身ドラえもんが好きなので、その良い面も悪い面も満遍なく取り込んでいるこの作品を、義務教育を終えたあたりの若い人たちに是非読んでもらいたいなと思う。
20投稿日: 2025.12.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
初めて小説で泣いた。 タイムカプセルからは、ものすごく感情の起伏が激しかった。予想できない展開が何度も起きて、すぐに読み終えてしまった。 この本を通して、ドラえもんがどれだけ自分の身に染み込んでいたのかを知った。幼少期に読んでいたドラえもん。歳をとって頭の隅にもなかったのに、この小説を読んで全て蘇ってきた。大切なことはドラえもんから学んでいたのだと気付かされた。そして、大人になった今もう一度ドラえもんを読んでみたいと思った。 理帆子が頭の良し悪しやS・Fの遊びで人物の特徴を定めて、それのミスリードに自分で引っかかってしまうのが面白いと感じた。 若尾に関する部分は本当にこの物語の中の暗闇の部分だった。読んでいるだけで心が曇るし、物語を追うごとに表現力が高まっていってまるで若尾が実在しているぐらい嫌な気持ちになった。若尾が理帆子に会わずに狂っていなかった世界線では、ちゃんと司法試験に合格していたのかなと思う。 美也とカオリは本当に友達思い。彼女らは理帆子が頭がよく自分たちのことを内心では見下していると分かっていたと思う。 立川と加世は犬猿の仲だが、その仲は切れないと思う。加世の自分の信じたものが正義といった傲慢さが、弱い立川をいじめる立場でなくていじめられる立川を救う立場であったなら、それはいい関係になりそう。 自分が最後の郁也に送るS・Fは 『スコシ・full(満たされた)』
4投稿日: 2025.11.25
powered by ブクログフォローさせていただいている方のレビューを 読み、読みたい!と思いました。 大好きな辻村深月さんの作品です。 たのしみマックスで本を開きました。 白く凍った海の中に沈んでいく くじらを見たことがあるだろうか。 苦しげに息をするくじらが、一頭、 また一頭と沈むのは、痛々しかった。 汚れ一つない真っ白な氷の間から覗く海の青は、 底なしに暗い。 それは、芹澤理帆子の好きな色だ。 物語は理帆子さんの尊敬する 藤子・F・不二雄先生の遺した言葉 「すこし・ふしぎ」 理帆子さんが自分につけた 「少し・不在」 この色彩の中で優しく限りなく優しく 優しさの中で 激しく心を揺さぶられながら 読み進む時間でした。 私にとっても ドラえもん はとても大切な 物語です。 子供の頃、最初に観た映画もそうですし 最初にみた漫画でもありました。 凄く印象に残っているのには、訳があって 友達はそれをみて ケタケタ笑っていたんですが、 私は友達の様子をみて笑わなくちゃと思い 笑っていた思い出があり、何故?って思って いました。 優しさだけを感じている、可愛いくない子供、、、、 理帆子さんに共感しながら読み進める時間は 凄く・不思議 な優しい時間・・・・ この物語の素敵な言葉が沢山あって 本当に本当にかけがえのない物語になりました。 主な参考資料 「ドラえもん」全45巻 「大長編ドラえもん」 及び、そこに流れる哲学と優しさの全て。 参考資料で涙が溢れるなんて、、、、 私は 「すごく・フォルテ」に 憧れますが 「少し・ 」 かな? 物語を読み終えて 目を閉じて優しい涙が溢れて この本を胸にあて 優しく抱きしめて・・・・・ ほんとうに ・ ありがとう
569投稿日: 2025.11.23
powered by ブクログ【 恐怖あり、涙あり、どんでん返しあり! 】 1つの小説でここまで感情が揺れ動くことがあるなんて!感情が忙しかった。 恐らくほとんどの方が、主人公の女の子に共感ができにくいと思います。 それでも、どんどんのめり込んでしまうのは、なぜでしょうか。 完璧でない主人公にリアルな人間味を感じ、どこか愛おしさまで感じてしまいました。 こんな主人公が最後にどうなるのかを見届けたいという思いになった時に、「私も主人公と同じように、他人(主人公)を見下していたのね」と気付いた瞬間でした。 読み始めは本当におもしろいのか?と疑うと思いますが、読んで損なしの作品ですので、最後までぜひ読了してもらいたいです。
37投稿日: 2025.11.19
powered by ブクログうちはドラえもんを見たことないねんけど、この作品読んでアニメ見てみよっておもった! ぞわっと恐怖したと思ったらやるせなくて涙して 感情ぐっちゃぐちゃにさせられたなぁ 他作品のキャラクターが出てきて嬉しかった
8投稿日: 2025.11.19
powered by ブクログドラえもんと辻村さんなんて最高じゃん!!と思い読んでみました。 ひみつ道具のチョイスが良い上に、本編とドラえもんの話との混ぜ合いが個人的にすごく好きでした。 後半の伏線回収も良かったですが、少し物足りなさを感じたので星3つです。 しかし500ページ超で読むのに気が進まないという方がいたら迷わず背中を押せるような素敵な作品です。
13投稿日: 2025.11.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
人への評価を口にする人がいる。 あの人は優秀だ。あの人は頭が良い。あの人は仕事ができない。 自分もまた、どこかで評価される立場だというのに。 自分の尺度でしか物事を測れないから、慢心するし、心が醜くなる。 その醜さを、ひみつ道具で比喩してごまかした。 現実と向き合うのが怖くて、俯瞰的な人付き合いばかりしてきた主人公。 優しい心の持ち主は、きっと相手に興味がある。 人に興味を持ち続けることで、初めて本当の優しさに触れられる。 反対もあるかもしれない。 きっと、大人になるにつれて、少しずつそういう付き合いができるようになる。 それでも、誰かと生きていくって、そういうことだよね。
4投稿日: 2025.11.18
powered by ブクログ主人公と元カレが現実味のある嫌な奴で脱落しそうになった。見下し癖と他責って重さはあれど割と自分含め誰にでも当てはまるから地獄。 終盤ある秘密道具に準える展開落涙。
1投稿日: 2025.11.17
powered by ブクログ主人公の分析思考の性格に共感できた 元彼がストーカーになっていく描写がちょっとわかりづらかった これも南くんのおすすめだったけど、カフカといいこれといい、南くんは自分を主人公に重ねられる話が好きみたい 本の内容より南くんの深層心理をしれたという感想が大きい
1投稿日: 2025.11.17
powered by ブクログ愛ですね。 ま、みんなそれぞれ身勝手なんですが。 人間そんなもんですかね。 もう少し、どろっと。生身な人間関係も感じたかった。
1投稿日: 2025.11.16
powered by ブクログ理帆子の周りを見下して冷めている感じは共感できたけど、馬鹿な男と付き合ってるところで冷めた。顔で付き合って、顔がいいから関係を切れないでストーカーされてる中身のない女だった。
1投稿日: 2025.11.11
powered by ブクログドラえもんと絡めて登場人物をカテゴライズしていくとはびっくり!!ドラえもんは意外と深いとわかりました!主人公の母親からの写真集でのメッセージ、一個上の先輩について分かった時涙を流さずにはいられませんでした!素敵な小説でした!
1投稿日: 2025.11.10
powered by ブクログ前半は大分拗らせている主人公にあまり共感できず、雰囲気も暗いのでなかなか読み進められませんでしたが、後半になるにつれて伏線回収もあり、とても面白かったです。 ドラえもんの道具やエピソードもたくさん出てくるので、ドラえもんを読みたくなりました。
7投稿日: 2025.11.10
powered by ブクログ辻村深月さんの本の中で1番好きです! ドラえもんの道具の活用も構成も伏線回収もめちゃくちゃ上手です 電車の中なのに涙が止まらないのに、ページを捲る手も止められない 母親のシーンは大号泣です
14投稿日: 2025.11.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
加害者と被害者のくだりから別所あきらが父であることに気づきながら読んでいたけれど、登場人物の思いを追いながら見る結末はやっぱり号泣。別所が父なのだと理帆子が気付くのが、他の誰かとの会話の齟齬からではなく父本人との会話からというのが良かったなぁと思う。 そして別所と過ごす時間が、父と母が過ごした日々の追体験になっているのがSugoku Fukai(すごく深い)。父と母の直接のやりとりは作中ほとんどないが、別所と理帆子のやりとりから両親の絆を窺い知れた。
1投稿日: 2025.11.09
powered by ブクログドラえもんがっつり。3作品目でいよいよ我を出してきたんだろうか、辻村さん。 理帆子の地頭よくて物事を斜に構え、周囲を馬鹿な人たちだと見下し、そんな自分に気づいている描写がとてもうまい。 嫌われがちなキャラなのに没入させられるストーリーと描写。特に終盤はあっという間に10ページ20ページと読ませられた。すごい。さすがです。 長いけどほとんどストレスなく読めました。 オチがあまり好きじゃなかったのと、過去文章の引用によるフラッシュバック効果の多用が少し読んでて引っかかった。理帆子の心理描写がわからないところも。 あと、いろんなSF表現はSukoshi Fukaiでした。 書き方として、一人称なのにおじさんや友達を呼び捨てにしてるの変に感じた。 若尾のキャラクターはその後の「鍵のない夢を見る」の男に生かされてるのかな。
28投稿日: 2025.11.08
powered by ブクログ理帆子が周りを見下し、心の距離を置いている事に共感は出来なくても理解はできる様な気がします。 しかし若尾と関わりを持ち続ける彼女の心情には全く理解できませんでした。彼には嫌悪感しかありません(。-_-。) 両親やその他の人たちへの理帆子の心の変化の描写はとても良かったです(*´ー`*) でも、若尾‥許せん!!(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾
12投稿日: 2025.11.05
powered by ブクログ圧巻の辻村深月ワールド。 伏線回収が魅力的すぎる。 序盤から中盤にかけてはリアリティ溢れる女子高生の話だが終盤にかけてはリアルからは少し離れた場面に打って変わる。 物語の細部にまで散りばめられた幾多の伏線を9.10章の緊迫感を持った場面で怒涛のように回収していく様子が見事だった。 中でも別所あきらと芦沢光は誰もが驚く関係性であるはずだ。 藤子先生がSFを「スコシ・フシギ」と言うように本作にも「スコシ・フシギ」な要素が含まれていたことが良かった。 この要素がなかったら混乱しそうな設定も「そうか、これはSFの話なんだ」と納得出来てしまう。 自分もドラえもんを読んでいたので作中に知っているドラえもんの話やひみつ道具が出てくると嬉しかった。
6投稿日: 2025.11.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
深くて難しくてでも正直で、はっきり言って読みづらいと思ったけど、でもやっぱり読んでしまった。 理帆子が人を観察する中でどうしても高みから心の中で馬鹿にしてしまうところ、それでもバカにする相手のどこにも入っていけない「少し不在」な状態。解説では「理帆子には読者は簡単に共感できない」って書かれてたけど、理帆子の性質がどうしても私すぎた。 母親のこともバカにしてた?深く関わることを避けてたけど、結局1人になった時に母親を思って大泣きする姿は少し違ったけど、、 別所あきらは最初から謎の存在だったけど、結局お父さんだったとわ、、そしたら立川さんはどうなる? とりあえず若尾はキモかった。けどこの人の性質も持ってしまっている自分に引く、、 難しかったけど人間の汚さを色々見れる作品だった。
2投稿日: 2025.11.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
〜1周目〜 2023.06.15 ドラえもんの秘密道具がたくさん出てくる。 テキオー灯という道具は初めて聞いたけど、心に残りそう。 別所が理帆子の父とわかった時に今までの全ての言動(持ち物のバッグ、好きな道具はタイムマシン)などのことが繋がり、もう一度読みたくなった。
2投稿日: 2025.11.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
物語のオチまで読み、改めてテーマがSF(Sukoshi Fushigi)であることを認識。途中出てくる「あきら」をてっきり芦沢父だと思って読み進めてたのは間違いじゃなかったみたい。 りほこの思考は自分と少し重なるところはありつつも言動にはあまり共感できず、読んでいて少し痛々しいまでに感じた。
1投稿日: 2025.11.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ドラえもんの道具そんなに詳しくないのが残念だけど、それでも全然読める面白かった。最後、霊的な?SFな感じなのはあんまり好きじゃなかった。 自分は少しナントカにあてはめたらなんだろうな?
1投稿日: 2025.11.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ホラーではない小説で登場人物が「幻だった!」とか「幽霊でした」とかはあまり好きじゃないので、すこし、不満でした
1投稿日: 2025.11.02
powered by ブクログ前半は読み進めるのに苦労したが後半はのめり込んで読破しました 賛否分かれる作品か 自分は星3つ 時を少し経ってからもう一度読んだら今とはまた違う感じが生まれそうとの期待もあり
14投稿日: 2025.11.01
powered by ブクログドラえもんも好きだし、著者のことも好きなのに、最初は物語に入り込めなくて、読むのに時間がかかってしまった。でも若尾が壊れ始めたところから、一気に読めました。 若尾はやばすぎるやつだ。ほんと嫌いだけど、そういう人いるよねって思う。プライドだけ高くて何も出来ない、それでいて人のことを見下したり馬鹿にする人。壊れてからの若尾がやばすぎて鳥肌ものだった。ほんと関わりたくない人だ。 主人公もどこか俯瞰で見ていて、冷めてるけど、ちゃんと周りの人達からは大切にされていました。特に両親の愛を感じられるところは良かった。 最後はドラえもんの様にファンタジーが織り交ざる不思議なお話でした。
22投稿日: 2025.10.30
powered by ブクログ2回目だけど、非常にボリューミーだった、、。 主人公が頭の中で思案している内容の描写が多いからか、一文一文の文章が重くて読むのに時間かかった、、。 そして理帆子にも若尾の主張にも共感できる部分が少しあるから、自分の心の中にも刺さってきて読むのが慎重になった。 途中で感じた違和感が最後の答え合わせで活きてくる、少し、不思議なお話。
1投稿日: 2025.10.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
なんというか読み終えた後に、必ずまた読みたいと思える本でした。 ドラえもんの道具を中心に話が展開していくのも新鮮なのに親しみやすく、私のまわりはSukoshiなんだろう?って考えてみたくなりました。
1投稿日: 2025.10.26
powered by ブクログ辻村深月さんの書く文章がすごく好きだと思った。どこか温かみを感じる。昔のわたしに寄り添ってくれるよう。
1投稿日: 2025.10.26
powered by ブクログ半分くらいまで読んで、かなり期間があいてから続きを読み始めたので「この人誰だっけ」となることも多く、また時間があるときに最初から読みたいなと思いました。 辻村さんは「性格が歪んでる人」を描くのが上手だなといつも思います。 終わり方が個人的に好きでした。
1投稿日: 2025.10.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
自分だけが頭のいい人間だと思っていて周りを軽蔑している、だけど実際に人と関わるときは張りぼての笑顔で周りに合わせる。 そんな主人公の性格に始めは苦手意識を持っていたけど、よくよく考えたら誰しも日常の中で主人公と似た感情を持っているのかもしれない。 小説のようにはっきりと言語化しないだけで。 さらに後半、そんな主人公の嫌なところなんてどうでもよくなるくらい元彼の若尾が暴走を始める。 終盤の誘拐はさすがにフィクションとして楽しんだけど、スロットの景品のお菓子や髪を染める話がリアルでもありそうで怖かった。 そんなことする人だったの…と主人公の冷めていく内面描写が秀逸。
24投稿日: 2025.10.19
powered by ブクログ血とか親子愛とかそういうのに弱くて2日で読み切っちゃった 重いようで軽いような、軽いようで重いような不思議な感じ
12投稿日: 2025.10.18
powered by ブクログ今年読んだ本で1番心を動かされた。物語がドラえもんのエピソードや道具に沿って進んでいくのも新鮮で面白かったし、途中の母親や父親とのやりとりで、涙が止まらなかった。序盤はゆっくり物語が進むけど、終盤にかけてスピードがあがり、読み終わった後には息が上がりそうだった!
10投稿日: 2025.10.17
powered by ブクログ久々に読んで良かったと思える本に出会えた。 読み終わるのがもったいないとも。 郁也くんはスコシフシギかな。 SFはあまり好きじゃないけど、このSFは良い。 理帆子と自分が通ずるところも感じられた。 誰かに弱音を吐くって難しい。 挫折するのも簡単じゃない。 あとシンプルにドラえもん読みたくなった。
2投稿日: 2025.10.12
powered by ブクログ鮮明な光に照らされるよりも、微かな隙間から差し込むほのかな光の方が、心を温めてくれることがある。 この物語は、そんな小さな希望を静かに灯してくれるような本だった。 どこかで他人と線を引き、世界から少し不在だった主人公が、鯨と共に小さな光──希望へと息継ぎをする。 その姿を追いながら、私の心にも確かに温かな風が吹いた。 読後、まるで空へ羽ばたこうとする鳥のように、全身が鳥肌で震えました。少し、いやすごく感動しました。(Sugoku Fantastic)
6投稿日: 2025.10.11
powered by ブクログしんとした寂しさに柔らかい温度が積もる。 終盤の展開には驚いたし、好きな物語だ。だけど、いかんせん直前に読んだ『ぼくのメジャースプーン』があまりに良すぎてどうしてもそれくらいの感動を求めてしまう…
1投稿日: 2025.10.09
powered by ブクログ正直、途中で読むのをやめてしまおうと思った。 主人公である理帆子が、自分は賢くて冷めていると自己分析し、自分以外のほぼ全員を小馬鹿にしながら生活しているところが痛く思えて、読んでいて辛かった。 小説の主人公として全く魅力がないとまで感じた。でもそれは、理帆子の幼さや傲慢さが自分にも思い当たり、自己嫌悪してしまっていたからなのかもしれない。 ラスト100ページはスコシフシギで、意外性もありつつ救いのある内容でよかった。
12投稿日: 2025.10.05
powered by ブクログ読み終わった感想は“スコシ・ファンタジー”かな 私が高校生のときこんなしっかりしたこと考えてなかったなと思った 人間の脈絡がないってことを覚えて生きていこうと思った
7投稿日: 2025.10.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
読み始めたときは主人公の思考とか少し複雑な感じがしてあんまり読み進みが良くなかったけど、だんだんその気持ちを読み取りたくなって、引き込まれました。 ドラえもんの道具が出てきたりで少し不思議な話だったけどとてもおもしろかったです!
5投稿日: 2025.09.30
powered by ブクログ小学生の娘に「すごくおもしろい」と勧められて読みました。 重いじゃないかぁ!辻村深月らしいと言えばそうだけど。そして続きが気になって読むの止まらなかったけど。うん、名作ですね。 ドラえもんのひみつ道具が出てくるという面白さもありました。ラストまで読んですぐ、頭から読み返したくなる、そんな作品です。
1投稿日: 2025.09.27
powered by ブクログ辻村深月さん(1980~)の作品、ブクログ登録は6冊目になります。 本作の内容は、BOOKデータベースによると、次のとおり。 ---引用開始 藤子・F・不二雄を「先生」と呼び、その作品を愛する父が失踪して5年。高校生の理帆子は、夏の図書館で「写真を撮らせてほしい」と言う一人の青年に出会う。戸惑いつつも、他とは違う内面を見せていく理帆子。そして同じ頃に始まった不思議な警告。皆が愛する素敵な“道具”が私たちを照らすときー。 ---引用終了
82投稿日: 2025.09.25
powered by ブクログとてもよかった。主人公の子の感覚が、すごくわかる。境遇とか私は全然違うけど、子どもから思春期にかけて最も人生を冷めた目でみていた、その辛辣な視線と、他人を容赦なく分析するところ。共感してしまった。 別所さん、一体何者?と気になって、最後まで一気に読ませる。このほどよいファンタジーと作り方、ホントうまいよなぁ。泣けた。 ドラえもん。正直そんなに思い入れなかったけど、なるほど、そんな見方もあるんだなと!
1投稿日: 2025.09.22
powered by ブクログ理帆子の心模様に共感して、引き込まれるようにして読みました。 全体を通して冷たく物悲しい印象を受けながら、同時にとても温かいものを感じる秀逸な作品だと思います。 ドラえもんも読みたくなりました。
2投稿日: 2025.09.13
powered by ブクログ色々な意味で泣きたくなる作品。 ドラえもんの道具の名前をテーマにしているのがとても素敵な発想だと感じた。
3投稿日: 2025.09.11
powered by ブクログSF…少し、ナントカ。 この登場人物なら、少し、なにかな、と思いながら読むのが楽しかった。だいたい外した笑 りほこに激しく共感。少し、不在。 本があれば、生きていけるよね。 けどほんとは人も好きなのよね。 MrsGreenAppleの春愁を脳内再生しながら読んだ。 作中に出た独裁者スイッチ。奥が深い道具。 寂しさと間違いを知る道具。 そのドラえもんの道具を知って衝撃を受けた。 ドラえもんの道具は夢や希望、そのもの。 スロウハイツの神様もしかり、辻村深月さんの不二子先生らへの敬意が伝わる作品でした。
20投稿日: 2025.09.10
powered by ブクログaudibleにて。O[-ω-]O♪♪ 大好きな辻村さん♡ なかでも辻村さん初期の講談社文庫の頃の作品がめっちゃ好き♡♡ この作品はブクログ始めるずいぶん前に読んでるけど、audibleで配信されたので再読?(再聴?)しました! 辻村さんの人物描写って改めてすごいな〜と感じた。 1人の人間が持つ色んな感情や色んな側面が手にとるように分かる。 そして辻村作品は 散りばめられた伏線が 回収されたときの驚きと感動がヤバい。 今回も父と母の愛にじーんとうるうるしました。 読み始めは いけ好かない里帆子だけど、読み終わった時は全力で応援したい存在に。 とても良かった! やっぱり 何となく覚えてる様で全然忘れてるもんだなぁ笑 好きな作品を再読していくのもいいな! 大好きだった作品、ちょいちょい読み返してみたくなりました(´ー`*) ✎︎____________ 高校生の里帆子は誰とでもそつなく仲良くできる頭のいい子だけれど、内面は少し冷めていて 他人のことを「少し・〇〇」と分析する癖がある。 それは彼女が子供の頃から大好きなドラえもんの作者が言った「SF」とは「少し•不思議」という言葉になぞらえたもの。 そんな里帆子の自己分析は「少し•不在」 不在な里帆子の前に現れた 謎の先輩 別所。 彼の存在が彼女に気づきをあたえる。 父と母の愛に涙する 少し不思議な物語。
111投稿日: 2025.09.09
powered by ブクログ作中にたくさん登場する「ドラえもん」の存在が、どこか懐かしい気持ちにさせてくれた。 「りほこ」という名前も、「いくや」という名前も、かわいくて素敵だと思った。 いくやが話せるようになって、本当に良かった。 そして、たえさんの優しさには胸が熱くなり、思わず涙した。 お父さんの選択は、残された家族にとってとても辛いものだった。 ずるいとも思うし、そうではないとも思う。 どんな形であれ、家族を残していくことは、残された者に深い痛みを与えるのだと感じた。 作者は、まだ子どものような不安定さを持つ若い主人公を描くのが好きなのかもしれない。 親と一緒に暮らせないりほこといくやの姿が、とても切なく、かわいそうでならなかった。
9投稿日: 2025.09.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
この作品はSFでありミステリーなんだと結末を迎えて感じた。 読み進めていた時の違和感が回収されていく表現技法に、辻村作品は毎回驚かされる。少し不在な主人公視点で登場人物の紹介があり、ラベリングの度にぴったりはまる表現をしていると感じる一方で、主人公の異質さに嫌悪感を抱いていた。 主人公を境界として別々の社会で登場する人物が交わる瞬間は恐れを抱いた。 最近物騒なニュースを起こしている犯人への考察として、人間の脈絡のなさ、話の通じなさへの恐怖・異質さという表現がぴったりはまったし、この作品により植え付けられた。これから待ち受ける死や犯罪についても無関心・無責任でいられるほど、社会は見逃してくれないこともこの作品にふれたおかげで気づけた。 かがみの弧城の後にふれた作品だったが、別所あきらのに気付けない自分はまだまだ辻村作品の世界に浸れていないと感じている。これかスロウハイツの神様を読む。
2投稿日: 2025.09.07
powered by ブクログ続きが気になり一気に読んだ。ストーリーは割とわかりやすくて、人物それぞれの雰囲気や性格もよく浮かぶからか、読みやすかった。主人公の考えや思いが私にとっては少し共感しにくいと感じた。けれど、藤子先生は私も大好きなのでその話題が多いことは単純に楽しめた!
1投稿日: 2025.09.07
powered by ブクログ父の失踪から五年。 高校生の芹沢理帆子は、人よりも達観していてSF(少し不在)、どこにも存在できずにいた。 そんな、ある日、別所あきらという先輩から声をかけられ、写真のモデルになって欲しいと頼まれる。 母の汐子、父に世話になったという松永、そして郁也、多恵、色んな人との繋がりの中で、理帆子は成長していく。元彼である若尾は、理帆子が変な道へ行った場合の悪い見本だったんだろうな。 ドラえもん(藤子先生)が大好きな父と理帆子、そして少しフラットな別所先輩。途中でなんだか似てるな…って思ったよね。 タイムカプセルから、ずっと涙が止まらなかったな。理帆子の心が、感情が動くたび、理帆子は全然、少し不在なんかじゃないんだなって嬉しくなった。 昔の自分に似てるからこそ理帆子の人に対しての気持ちとかも理解できて、人と関わらないようにして居場所を作らないのは、人が大好きだからなんだと、ようやく理帆子が気づけて良かった。 あきらの光。きっと凄く眩しかったんだろうな。 テキオー灯。 郁也のFはわからなかったけれど、今にも羽ばたきそうなFlyが近いのかな。考察読んでてFamilyは凄く素敵だなと思った。
6投稿日: 2025.09.06
powered by ブクログ先が知りたくて一気に読んでしまいました お母さんの経緯には涙が出ました 理帆子にはわからなくてもお父さんとお母さんには深い絆があったんだね 最後はまさかの展開にびっくりしました あきらの存在 肉親の死についてはこんなことが起きたらいいな…と夢のように思い巡らせてしまいました まさにSFの世界….ドラえもん私もその道具欲しいです そして、幸せな結末にほっとしました なんだか改めてドラえもんが観たくなりました
8投稿日: 2025.08.30
powered by ブクログ読み始めたところ。 第1章のどこでもドアを 読み終わりました。 全部、読んでからの感想は ついついネタバレしたくなるので 今のうちに。 登場人物の感情に すごく共感できるというわけでもないのに 何だか、引き込まれてしまう。 それで、私は、 辻村深月さんが好きなのだと思う。 それはナイとか ありえナイとか 自分とは違うとか思いながらも なるほど、この人は(登場人物)そういう思考回路なのかと いちいち、うなづいてしまう。 そして、ストーリーに 引き込まれてしまう。 読んでる間 その世界に浸ってしまう。 読書って楽しいなと 思えるのです。 主人公の女の子の、 「ただ面倒だから、 何かに巻き込まれないように 人とのいざこざだとか 言い争いだとかそういうものに 巻き込まれないように テキトーに受け答えして テキトーにやろうとする」 その気持ちは すごくわかる。 でも、それは、 ずいぶん大人になってからで。 若い時、学生の時、子供の時は 何かと自己主張してたなぁ。 躍起になってたなぁ。 なんてことを 思い出しながら 小説の世界を楽しんでいます。
11投稿日: 2025.08.29
powered by ブクログ「この夏の星を見る」を読んだあと、積ん読の中にこの本があるのを見て読み出した。一気に。 理帆子の夏を凝縮するように一気に。 ドラえもんについてはメジャーな知識しかなかったけど、ドラえもんが絡むからテイストが上がる。ほしい道具は「どこでもドア」だって住んでるとこ田舎だし(笑)遠距離恋愛なんて、続かないし(笑) クーラーが効きすぎて、寒いくらいの夏の日に。時おり凍りつきそうになりながら読みふける。時おり眠るとなぜか星を見に行こうとするけど、途中までしかいけない夢をみる。 先に読んだ「この夏の星を見る」と、この作品の中のしし座流星群の下りがそうさせるのか。 一気にもがきながら、読了。 私は光が見えたよと、読了後に思った。 夢の中では星を見に行けなかったけど、光は見えたよと。 で、今は「sukosi 温かい」(笑) 多分、今日も凄く暑くなるだろうけどね。 理帆子の写真見てみたい
40投稿日: 2025.08.29
powered by ブクログ主人公の理帆子は、どこへ向かうのだろうか? 彼女の行く末を、ドギマギしながら、見守りながら、読み進めました。 もう、早く手放して!と、心の中で何度も叫びましたが、理帆子は自分の過去も全部引き連れて、今幸せに生きている姿がよかったです。
3投稿日: 2025.08.27
powered by ブクログ一見普通そうでありながら、心のなかで近しい人を見下してしまう主人公の理帆子が、不思議な青年と出会うことで展開されていく物語。 登場人物の繊細な心理描写、それが大きな事件に繋がっていく展開が、まさに辻村さんの作品!という感じで大好きです。 ドラえもんのひみつ道具が物語のキーワードとして登場するので、ドラえもんが好きな人にはより刺さりそうな話だと思いました。 読んだあとの余韻がとても良い。
4投稿日: 2025.08.27
powered by ブクログ久しぶりの辻村作品。 主人公の少し冷めた女子高生が、余命幾ばくかの母を看病しながら、日々の生活を送る日常が描かれる。 失踪した父や常識のない元彼、いつも諭してくれる他校の男子校生といった登場人物を絡めつつ、このお話の重要なピースであるドラえもんの道具に触れながら、最後には大きな事件が起きてしまう… 何気ない日常の描写から、気づけばスリリングなサスペンス、最後にはSF的な感じも出てきて、読後は複雑な印象でした。
21投稿日: 2025.08.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
自分の居場所見つける話 最後のスパートがすごかった 若尾が最高に気持ち悪くてつい自分のくらべた ここまでじゃないなーって思いたい 自己愛が強い 自己愛よりも自分を愛してくれる人を知らないから歪んだのかな 別所はなんだったのか 少し藤子先生だ と言われて消えた 父の幻 父の願いはりほに居場所を見つけさせること 郁也くんにも呪いをかけてゆるがない居場所を作った 母の残した言葉には泣いた 母への思いが定まっていない 最初は生活感あふれる現実すぎる母に少し辟易としてる 死が近づき、写真集を作るようになってきてから母は現実離れしてきて母への思いが変化していく 母が好きそうな小説を別所が読んで 父が好きな本を母が読んでいるのも伏線だったのか 別所に会いたいとあまり言わない(父のことがすきで、父に会いたいと思っているのに) りほはすでに自分の世界で生きていたけど、りほが気づいていなかっただけ 自分や他人にレッテルを貼ることでりほは自分を守っていた レッテルを越える行動をとった時に受け入れられず逃げるりほから、立ち向かうようになった そもそもレッテルも必要なくなった さて自分はどうか 自分の居場所はどこか 思いつく場所がきっと一番自分が大事にしたい人がいる場所なんだろう
1投稿日: 2025.08.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
主人公の性格があまり好きではない。本の世界で色々な感情を知るのでそれ以外には無頓着、ちょっと頭がいい学校に通っていて他人のことをうっすら馬鹿にし、「漫画の登場人物なら小悪党」などと判断…まるで10代の頃の自分を見ているようで少し恥ずかしい。 何作品か読んだけれど、辻村作品は「自分の考えていることを言い当ててもらえる」快感を得られる描写がウケている理由なのかなと思った。後半につれてファンタジーが加速するけれど、その辺の方が自分はすきだなと思う。
1投稿日: 2025.08.23
powered by ブクログ主人公の女子高生はは冷めた目で周りを見ながらもほどほどの距離で他人に対してうまく立ち回る 母は癌で入院し、父は行方知れず 元カレから執拗に構われ 好きなものはドラえもん 途中まですごくおもしろかったけど、だんだん拗らせすぎた反抗期なのか?とモヤモヤした 想像してなかったラストだったけど、ドラえもん好きの自分としてはありだった!
14投稿日: 2025.08.20
powered by ブクログ私が好きなドラえもんの道具は、ベタだけど"どこでもドア"。あなたが好きなドラえもんの道具は何ですか? そして、私はSukoshi Fukanshoかな。あなたは?
2投稿日: 2025.08.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
理帆子は賢くて冷めていて、だからこそ危なっかしい。すぐに若尾から離れた方がいい、誰か大人に相談した方がいい。そう思ってヒヤヒヤしながら見守ってしまった。でも理帆子のそばにはずっと父がいたのかと思うと安心した。この経験を経て「少しなんとか」をしなくなった理帆子はきっともう大丈夫。
2投稿日: 2025.08.10
