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夢魔の標的
夢魔の標的
星新一/新潮社
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総合評価

19件)
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    《紹介》 腹話術師の私と、息ぴったりで幼児番組に出演し活躍していた、かわいらしい人形のクルコちゃん。ある日、クルコちゃんが生きた人間のように勝手にしゃべり出した。私の言うことを聞かないばかりか、ついに暴走を始めてしまい――。これは夢なのか現実なのか、妄想なのか、それとも異次元からの知られざる指令なのか。ショートショートの巨匠による、スリリングなホラー長編SF。

    0
    投稿日: 2025.09.03
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    次元の違う世界云々という話が出てきたときは小難しい流れになりそうだなと思いながら読み進めましたが、クルコの後ろ側にいるものが何者なのか、というのはストーリー上そこまで重要ではなかったです。

    0
    投稿日: 2025.07.06
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    1977(昭和52)年発行、2013(平成25)年改版、新潮社の新潮文庫。ショートショートの意外なストーリーのまま中編になった雰囲気。SF中編はいくつかあるが、ショートショートが中編になったのはこの作品だけかな。他の中編はわりあいショーショートの連作という感じのものが多いから。 解説:「解説ーあまりに個人的な星新一体験」梶尾真治(2013年6月、作家)、備考:1964(昭和39)年12月に早川書房より刊行、

    0
    投稿日: 2025.01.25
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    面白かった…! 長編でもさらさらとした無駄のない文体であり、想像力掻き立てる設定。この無駄のない文体が本当に心地いい。ショートショートでは出てこない固有名詞が登場するという新鮮さもあった。固有名詞を使っているのにどことなく漂う匿名感みたいなものも感じた。やっぱり星新一はすごいなと改めて思った。 腹話術師の人形が、腹話術師の口を借りて喋りだすという設定が星新一らしいし、それだけでも面白い。人形が勝手に喋るのではなく、当人の口を借りて喋りだすので、その当人は自分の異常に混乱していくというのがすごく面白かった。 すごく内面的なのに実際身の回りでおかしなことが起こるという不気味さが心地よかった。 久しぶりに星新一作品を読んだけど、やっぱり最高に好きだ。

    3
    投稿日: 2023.03.23
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    クルコちゃんの素直さ。 なんの計画が進んでいたやら、わからずじまいながら、相変わらず巧みな比喩に陶酔。

    4
    投稿日: 2021.08.03
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    登場人物が全員丁寧な敬語を喋る。主人公が暮らすのは、この世界の延長線上ではない、どこにもない世界である。そこに異世界からの侵略と言われても、いささか困惑してしまう。タイトルにもひねりがないように思う。

    1
    投稿日: 2014.12.16
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    読書録「夢魔の標的」4 著者 星新一 出版 新潮社 P109より引用 “他人にとっては、単なる人形だが、私にとっては必要欠くべか らざる商売道具なのだ。”  腹話術師を主人公とした、長編SF小説。  少し気持ちに不安感をかかえ、易者の前に座った主人公。しか し、易者は上手く占うことが出来ず、主人公に話し続けることが 出来ないのだった…。  上記の引用は、人とぶつかりかばんを持ち逃げされた場面での 一文。その人にとって何が大切であること言うのは、千差万別の のだから、どんなに大した事がなさそうなものであっても、ぞん ざいに扱ってはいけないように思います。  人前で何かを演じるという事を職業にするのも、なかなか大変 そうですね。人混みでさえ好きではない私には、きっと務まらな いでしょうね。 ーーーーー

    2
    投稿日: 2014.02.22
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    今まで私は、ショートショートしか知らなかった星新一の長編SF。 前半の引き込まれ感から、終わり近くの疾走感が良かった。 ただ、結末の展開は、ちょびっと物足りなかったなぁ。 もう少し、クルコちゃんの存在を明確にしてほしかったかなと…。 でも、全体的にとても読みやすい。

    1
    投稿日: 2013.12.20
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    設定はとてもおもしろかったけど、なんだか煮え切らないラストだったかな。 星さんはやっぱりショートショートです。

    0
    投稿日: 2013.11.20
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    ショートショートが有名だが私は長編もオススメしたい。ショートショートでは味わえない、何が現実なのか、何が幻想なのか、判別のつかない不可思議な世界にじわじわと惹きこまれていく。この作品も全てが幻想と切ることも出来るのだが、そうしたくない魅力がある。

    1
    投稿日: 2013.11.09
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    最後にかけての収束が盛り上がりにかける。 長編でなくてよかった。 異次元からの侵略ってなんだかわからない。

    0
    投稿日: 2013.01.19
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    小学校6年生のとき、駅のキオスクでたまたま買って、すっかり星新一ワールドのとりこになったきっかけの本。数日前、なぜか無性に読みたくなって、Amazonで中古を購入、現在は絶版のようだ。 星新一の数少ない長編のひとつでいま読み直しても純粋に面白い。

    1
    投稿日: 2012.06.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    中学の朝読書で読んでから たまに読み返す。 初めて読んだ時は怖くてしかたない っていう感じやったのが だんだん面白くなってくる。 ショートショートも好きやけど 長編もいい。

    1
    投稿日: 2011.11.05
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    小学校5年生の時に読んだ記憶がある。それ以前に星新一氏の作品は数冊読んでいたので軽い気持ちで読み始めたのだが…長編且つ難解なストーリー展開。そして、当時の自分にとっては夜うなされるほど怖かった(笑)10年以上経った今、もう一度読み直して星ワールドを新たな視点から捉えてみたい。

    1
    投稿日: 2011.05.01
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    初めて星新一の長編を読んだ。これは難しい内容だった。やはり、星新一はすごいのだと思った。SF作家の王様か!?

    1
    投稿日: 2011.04.06
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    ある日腹話術師の人形がひとりでにしゃべりだすお話。 星新一は好きなんですけど短編のほうが良いなと思いました。 20090902

    0
    投稿日: 2009.09.18
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    長編SFスリラー。 最初ホラー、中盤SF、後半タイムリミットサスペンス。 忍び寄る正体不明の恐怖。 珍しくハッピーエンド。 こんな面白いのが絶版?!モッタイナイ!

    1
    投稿日: 2009.07.01
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    星新一の長編小説。平凡な腹話術師の身に降りかかる謎の事件。事件の正体は…? ≪評価≫ インパクト─B 本の厚さ─C 登場人物の濃さ─C 共感度─B 読後の成長性─C 話のスケール─B 笑い─C 暖かさ─B

    0
    投稿日: 2006.06.08
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    星さんの(めずらしく!)長編小説。腹話術師がなにか得体の知れないものに狙われます! ショートショートかと思いながら読んだから、けっこう読んだあと疲れたかなぁ。でも星さんワールド全開でした。

    1
    投稿日: 2004.10.16