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ダントン派の処刑 小説フランス革命17
ダントン派の処刑 小説フランス革命17
佐藤賢一/集英社
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総合評価

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    毎日出版文化賞特別賞 著者:佐藤賢一(1968-、鶴岡市、小説家) 解説:重里徹也(1957-、大阪市、文芸評論家)

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    投稿日: 2019.05.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ついに、ダントン派が粛清の対象に。 とうとう、物語は語り部を失う。 そして、最大の懸念材料であるダントンを処刑して革命派はよりいっそう安泰となるはずが…

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    投稿日: 2018.10.14
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    恐怖政治は苛烈さを増す。 革命の仲間も断頭台の露と消えてゆく。 閉鎖的な環境で理想を純粋培養したロベスピエールが、人間味(曖昧さに寛容で、清濁を併せ持つ)を取り戻す機会を失う。 歴史に「もし」はないが、もしこの時ロベスピエールが人間味を取り戻していたら、もっと歴史が早く進んでいなかったか?現代社会はどうなっていたのだろう? 次巻は最終巻 フランス革命が終わる。

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    投稿日: 2015.06.13
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    エベールら左派を処刑したロペスピエールやサン・ジュストら。次の標的は右派のダントン派だった。革命初期から活躍した民衆の代表とも言えるダントン、デムーランたちが処刑され、革命は終わりを迎える。誰も幸せにならない社会変革、徳と恐怖政治による革命の理想的な実現を目指すロペスピエールやサン・ジュストには、普通の幸せを求めて革命に参加したデムーランの気持ちは理解できないだろう。ダントンのあらゆる考えを持つフランス人全員を抱え込み、あまつさえ自らを処刑しようとするロペスピエールの心さえ救おうとする器量は、ただの八方美人にしか見えない。さらに夫を救おうとして運動したデムーランの妻リシェルの処刑をロペスピエールの隠れた恋慕と絡めて描く。ロペスピエールの人間性の欠如はサン・ジュストにより、人間性を超えた理性の神の僕として祭り上げられる。王という独裁者が消えて理性という独裁者が現れた。

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    投稿日: 2015.04.21