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羅生門 鼻 芋粥 偸盗
羅生門 鼻 芋粥 偸盗
芥川龍之介/岩波書店
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総合評価

45件)
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    学生時代に読んだ『羅生門』と『鼻』であるが、他の2作については読んだことがなかったので手に取った。平安時代が背景ということで敬遠していたが、これが中々どうして面白い。とりわけ『偸盗』が響いた。緊迫感や苦悩がありありと伝わって臨場感を強く感じられる。登場人物の個性が魅力的で、かつ陰鬱とした前半からスッキリとしたオチへと導かれて発生するカタルシスも気持ちが良い。

    2
    投稿日: 2024.11.08
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    新潮版で何度も読んだ4編。作者は気に入ってないようだが、少年漫画のような偸盗は厨二心を擽る好きな作品。

    0
    投稿日: 2024.06.21
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    個人的には「偸盗」がいちばんおもしろかった。 語駐を最小限にしたのは仕方がなかったのかもしれないが、欄外に古語の語意くらいは載せてもよかったのではと感じた。

    0
    投稿日: 2024.05.22
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    平安京、陰鬱雨天の羅生門下、雨宿りする男がひとり。荒廃都城・羅生門が楼閣に巣食う骸の髪抜く婆見た男は…邪心と良心の葛藤を活写した日本近代文学の金字塔! 最新の所在はOPACを確認してください。 TEA-OPACはこちら→ https://opac.tenri-u.ac.jp/opac/opac_details/?bibid=BB00245204

    0
    投稿日: 2023.12.12
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    王朝末期荒廃した都を舞台に人間の醜い部分を描いた短編集。子供の頃に読んだ時よりはもっと本質的に理解できるのではないかと思ったが、子供の頃と感想に大きな差はない。

    0
    投稿日: 2023.10.04
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    雨の羅生門。下人が雨宿りのため、門の二階に上がると、老婆が死体の髪を抜いている。髪でカツラを作って売るらしい。芥川龍之介『羅生門』1915 芥川龍之介『鼻』1916 人間は時として、満たされるか満たされないかわからない欲望のために一生を捧げてしまう。しかしその愚を笑う人は、つまるところ、人生に対する路傍の人に過ぎない。芥川龍之介『芋粥』1916 お釈迦様は地獄で苦しむ罪人カンダタ(犍陀多)を救うため、地獄の底に蜘蛛の糸を垂らす。カンダタが細い糸を登り始めると、下から多くの罪人がわらわら登ってくる。カンダタ「お前たちは下りろ」と叫ぶと、糸が切れてしまった。芥川龍之介『蜘蛛の糸』1918 ある絵師が、地獄を描けと命じられる。絵師は言う、牛車の中で地位の高い女が苦しむところが描けない、牛車を燃やして見せてください。芥川龍之介『地獄変』1918 金沢(かなざわ)の武弘(たけひろ)。男。26歳。侍。恋人の娘(真砂まさご19歳)と二人で旅行中、山道で盗人(多襄丸)に出会い、武弘は縄で縛られ、口に葉っぱを入れられて口を封じられる。盗賊は娘を手籠めにし、「俺の妻になれ」と言う。すると娘は「あの人(武弘)を殺してくれたら一緒になる」と答える。盗人はそれを聞いて、娘を蹴り倒し、武弘に近づいて尋ねる「あの女はどうする? 殺すか、助けてやるか」。その様子を見て、娘は逃げ去る。盗人は武弘の縄を切って立ち去る。武弘は落ちていた小刀で自分の胸を刺す。口の中に生臭い血が込み上げてくる。意識が遠くなる中、何者かが近寄り、武弘の胸に刺さった小刀を抜く。再び口の中に血が溢れ、武弘は中有の闇に沈む。芥川龍之介『藪の中』1922 ※中有。人が死んでから次の生を受けるまでの間。 ※黒澤明『羅生門』の原作 阿呆はいつも彼以外のものを阿呆であると信じている。『河童』1927 古人は神の前に懺悔した。今人は社会の前に懺悔している▼人生は常に複雑である。複雑な人生を簡単にするものは暴力よりほかにあるはずはない▼人生は一箱のマッチに似ている。重大に扱うのは莫迦莫迦しい。しかし重大に扱わなければ危険である▼社会的因習を軽蔑しながら、社会的因習と矛盾しない生活をすることが賢い処世術▼われわれの行為を決するものは、善でも悪でもない。ただわれわれの好悪である。快不快である。芥川龍之介『侏儒の言葉』1927 ***** 老人になっていつまでも生きる。こんな悲惨な事はない。死は人間にとって一つの救いである。菊池寛 菊池寛『恩讐の彼方に』 賢一郎。20年前、父親が家族を捨て、愛人と逃げたため、幼少の頃から働き一家を支えてきた。ある日、父が帰ってきて、何食わぬ顔で家に住み着く。賢一郎は何をいまらのこのこと、と父を追い出そうとする。弟はそうは言っても父親なんだからと、父をかばう。兄弟の言い争いを聞いていた父は立ち上がり、家から出ていく。賢一郎は弟に父を呼び戻すように言うが、父の姿はなかった。菊池寛『父帰る』1917 ***** ※大正、新思潮。理知的。 横光利一りいち

    1
    投稿日: 2023.06.24
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    『羅生門』『鼻』『芋粥』『偸盗』。1文が短く、無駄なく、小気味がいい。短中編だが、どれも読みごたえがあり、余韻もある。 とくに『芋粥』が気に入った。欲望は叶えられないうちが花なのだ。 『偸盗』は映画のような場面転換の妙。死に行く者と生まれ来る者が重なるラスト。筆一本でこれだけのシーンをつくり出すとは。もっとたくさんの作品を読んでみよう。

    0
    投稿日: 2023.06.18
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    模試で出ていた『芋粥』が読みたくて読みました。ゴーゴリーの『外套』を読む前後で少し読後感が変わったような気がします。読む前は「健気な爺さんだな」と思っていましたが、『外套』を読んだあとでは「可哀想な爺さん」だなと思うようになりました。

    0
    投稿日: 2023.04.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    羅生門は教科書で読んだことがあったけど、当時なかなか刺激的な内容と雰囲気だった。 芥川龍之介はもちろん知ってるけど 私の中では作品とは結ばれてなくて、 有名な偉大な作家、みたいな存在の人で そんな人がたまに、作者は…とか言って話の中に 突然登場するとちょっとおかしかったな

    0
    投稿日: 2023.02.16
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    羅生門 『生きる』という人間の本能について書かれた作品。下人は盗人となってしまったが、その行動は否定も肯定もできない。寧ろ自分が下人であれば同じ行動を取ったのではなかろうか。窮地に陥ると人間はどのような行動を取るのか人間の本能や欲望が垣間見えた作品だ。 鼻 人は妬み羨む生き物であると感じた。人はどうしても他者と比べたがる。下を見て安心するのではなく、また他人からの目を気にせず、自分らしく自分がどう生きるのかが大切だと感じた作品。 芋粥 皆似たような経験があるのではないか。例えば、長期休暇に入る前はそれを目標に仕事をがんばるが、休暇に入ってしまうと『すぐに休暇が終わってしまう』と悲しい気持ちになったりする。人は何かしらの目標や誰かの為になど、生き甲斐がある方が人生豊かになるのでは無いかと再認識した作品だ。

    0
    投稿日: 2021.11.09
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    「羅生門」を読むと、犯罪の境界線が自分のすぐ一歩さきにあるような気がする。いつ自分が踏み越えるかも、または踏み越えられるかもわからない、そんな日常を生きていると思う。

    0
    投稿日: 2021.01.03
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    芥川龍之介の初期の名作3編が収録されています。 理想主義的な白樺派に対して、少し距離を置いた視点から近代人らしい思想を見出そうという動きが生まれました。 芥川龍之介はこのムーブメントの代表的な作家で、新現実主義や新技巧派と呼んだり、文芸雑誌「新思潮」を中心として活動をしていたため、新思潮派と呼ばれています。 本作収録の"羅生門"、"鼻"、"芋粥"は初期の代表的な芥川文学で、人のエゴイズムを克明に描き出しています。 初期は古典に構想を得た作品が多いのも特徴で、本作収録の作品は四作とも古典が題材となっています。 絵本の日本昔話のようなとっつきやすさがあり、話がわかりやすく読みやすいです。 教科書で取り上げられることも多いので知名度も高く、中高生にもおすすめできる作品集と思います。 ・羅生門 ... 基となったのは"今昔物語集 巻第二十九 本朝付悪行"収録の一篇。 相次いだ天変地異位の影響で衰退していた平安の都・羅生門を舞台に、行き詰まった若い下人が、"生きるための悪"に手を染める物語です。 羅生門は無名作家時代に"芥川龍之介"の名で雑誌・帝国文学に文学に発表され、同時期に新思潮に発表された"鼻"と共に、後に短編集「羅生門」に収録されます。 結びの文章は度々変更されていて、本書収録のものは雑誌・帝国文学収録時でも短編集「羅生門」でも無く、その後出た短編集に収録されていたバージョンで、最も有名な文句「下人の行方は、誰も知らない。」で締めくくられています。 "生きるため"という、ある意味でエゴイズムの究極を迫られる状況で、目まぐるしく変わる感情的な変化が描かれる様は鮮やかともいえます。 装飾せずに言えば、下人の手のひら返しがすごいと感じました。 このあたりも本作で"エゴイズム"を感じさせる一因かと思います。 短編で読みやすく、芥川龍之介、新現実主義を強く感じさせる(初出は新思潮ではないですが)一作です。 ・鼻 ... 題材になっているのは"今昔物語集"及び"宇治拾遺物語"の一作。 新思潮の創刊号で発表され、夏目漱石に絶賛されたことで有名です。 京都のある長い鼻を持つ僧が主人公です。 滑稽な鼻故に人に笑われ、弟子に迷惑をかけるが、人前では鼻を気にかけていない風を装っていた。 ある日、弟子を通して、鼻を短くする方法を知り、その方法で鼻を人並みに短くすることに成功するのだが、という展開です。 おとぎ話っぽいストーリーで、ライトに楽しめる文学作品と思います。 一方で描かれているのはしっかりとエゴイズムとなっています。 鼻が短くなった僧を見る人々の感情は、羅生門で描かれたエゴイズムと同様、人の本質をついたものであると思います。 ・芋粥 ... 宇治拾遺物語の一篇を題材とした短編。 なお、タイトルの芋粥は、さつまいもの入ったお粥などではなく、山の芋を甘葛で煮て作ったデザートで、平安時代によく食べられていました。 主人公の五位は、風采の揚がらない小役人で、いつも馬鹿にされていたのですが、そんな彼には年に一度、臨時の席で出される少量の芋粥という楽しみがあり、また、腹いっぱい芋粥を食べてみたいという渇望がありました。 ある日不意にそれをつぶやいてしまい、それを聞いた藤原利仁が、「それなら飽くまで芋粥をご馳走しよう」と申し出るという展開。 ふとしたことで、願いが叶ってしまうストーリーです。 ただ、五位には何もなく、唯一、年の一度の芋粥を食べる機会を楽しみにしていたのですが、そんな希望すらも半ば強制的に叶えさせられてしまう。 極端に言えば、五位のすべてを踏みにじられてしまう、残酷な物語とも取れます。 ・偸盗 ... 他の三作に比較すると知名度が落ちます。 中央公論に掲載されましたが、芥川龍之介生前、短編集には収録されませんでした。 偸盗とは盗人のことで、タイトルの通り、盗人の集団の物語となっています。 平安の世が舞台で、日照り続きに疫病が流行り、荒れ果てた時代で生きる盗賊の兄弟「太郎」と「次郎」が主人公。 太郎は、自分の肉体を武器にあちこちと関係を持ち、人々を翻弄する女性「沙金」を想っているが、沙金は次郎と関係があり、太郎と次郎の関係性は良くないです。 沙金には母の「猪熊の婆」がいて、猪熊の婆は「猪熊の爺」と連れ添っているのですが、沙金から見て継父となる猪熊の爺と沙金は肉体関係にあります。 また、「阿濃」という身ごもっている白痴に近い女性がおり、お腹の子供の父は次郎であると思い込んでいます。 そんな人間模様の盗賊団が、沙金の差し金で警戒態勢の屋敷に盗賊に入るというストーリー。 作中には象徴的に"羅生門"が登場します。 舞台設定も羅生門に類似していますが、キャラ等は異なっていて、思わせぶりですが"羅生門"との関連は無いのかなと思いました。 書かれた時期、古典を題材とした点に加え、羅生門との対比ができるため、本書に収録されたものと思います。 短編ですがやや長めです。 ただ、展開は早く、内容がドロドロしていて読み応えがあり面白かったです。 芥川龍之介自身の評価は非常に低かったそうですが、芥川龍之介らしいエゴイズムが書かれた、魅力ある作品だと思いました。

    0
    投稿日: 2020.12.27
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    『羅生門』は言わずもがな。『鼻』と『芋粥』はコミカルな書き方をしているが…私的にはいやな話だった。 『偸盗』はかつて読んで凄い衝撃を受け、感動したのだけど…内容をかなり忘れていた。しかし面白かった! 泥や埃の匂い、汗の匂い、血の匂い。 男の髭の感触、女の紙の感触。 地べたの冷たさ、人に皮膚の温かさ、 日本の小説なのに、こんなにも嗅覚や触覚に 訴えて来るものは珍しい。

    2
    投稿日: 2020.11.04
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    羅生門:懐かしかった~悪に対してコロコロ変わるこのかんじ。私だってもし自分が生き延びるためなら何だってしてやる。そういうことではないかw   鼻・芋粥:結局どうなろうが満足はいかないってことだよね。夢は夢のまま、そのほうがいいの(reunionより)ってことだよね~。憧れてそこに辿り着くために生きてるんだなあ。 人って満足ほどつまらんことはないし、憧れてたことの現実を知ってしまうことほど残念なことはないなと思いました。   偸盗:両方「ぬすむ」の意。ぬすびと。どろぼう。だってさ。あーここにもあばただらけの男を出して、また自分のコンプレックスを描いてますよね。ここまで言えるって実はコンプレックスでもないんじゃん・最後まで読む気起きなかった。芥川は田鎖先生の説明を受けつつだと理解できるんだけどなあ

    1
    投稿日: 2020.10.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    羅生門・鼻・芋粥・偸盗 (和書)2010年02月08日 21:29 2002 岩波書店 芥川 竜之介 読み易くてとても良い作品集でした。 一番好きなのは偸盗です。 芥川竜之介の作品をもっと読んでみたい。

    0
    投稿日: 2020.09.25
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    羅生門の人間の身勝手さ、鼻のユニークさ、芋粥の途中描写の美しさ、及び偸盗のドキドキハラハラ感。バラエティ豊かな名短編集。

    1
    投稿日: 2020.07.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ドラマでミステリー作家が犯人のような物語をやってました。そして地獄変を読みたくなりました。が、間違えてこの本を借りてしまいました。 羅生門は教科書で読んだので、今回は読みませんでした。 鼻は不幸な人から不幸が取り除かれると、その人にまた不幸が訪れることを望む、と言うようなことが書いてあって共感しました。 芋粥は私だったら素直に食べちゃうと思いました。でも、緊張だろうとも思いました。ちょっと主人公とは違うようです。 最後の話は、アクション的な意味で、太郎と次郎が強いと思いました。人間関係が分からなくもなりましたが、一番面白かったです。あとがきによると作者は気にいっていないようですが、どこが気にいっていないんでしょうか。 全体的に、平安用語が多くて読みづらかったです。

    1
    投稿日: 2019.12.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    どの作品もなかなか難しい言葉が多く、苦労した。やはり『羅生門』が秀逸か。理知的で簡潔だ。東大英文科在学中の作品だ。なるほど夏目漱石の後輩だ。『芋粥』はゴーゴリ『外套』とそっくりとの解説に納得した。王朝文学だけではなく、ロシア文学にも題材をとったとは驚きだ。

    2
    投稿日: 2019.09.03
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    芋粥と偸盗は初読み。芋粥は、気持ちが分かるような気がして、気の毒な気持ちになった。人の欲というものは案外、儚くて頼りないものだ。満たされないくらいが幸せなのだろう。偸盗は、今まで読んだ芥川の作品の中でも長い方だったが、話の流れに従って、登場人物の心の移り変わる様が感じられ良かった。憎しみと愛の壮絶なせめぎ合いを超えた兄弟愛に感動した。周りは変わっても阿濃の次郎と子への思いは変わらない。そんな阿濃がとてもいじらしい。

    1
    投稿日: 2019.05.03
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    少しのきっかけ、その時の感情により、どちらにも転んでしまう人間の情が書かれた本でした。 個人的には偸盗が好きでした。

    1
    投稿日: 2018.05.05
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    芥川の王朝物4編。 『今昔物語』『宇治拾遺物語』に素材を得た物語。情景がリアルに浮かぶような描写力。人間とは、みたいな教訓もちらりと覗く。 『偸盗(ちゅうとう)』は、よく理解できなかった。

    2
    投稿日: 2017.12.29
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    文章のリズムや強弱のつけ方が本当に上手いと思いました。物語を進める部分と心情や風景を細かく描写する部分の書き分けが凄まじかったです。 一番面白かったのは『偸盗』。芥川本人は気に入っていなかった作品のようですが、物語の進め方が上手いと思いました。

    2
    投稿日: 2017.12.16
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    『偸盗』がいちばん心に残った。言葉にするのが難しいが、人間の生々しい心の動き。登場人物も、太郎次郎沙金お爺、、、などそれぞれがそれぞれドラマを抱えていて立体的な話だった。また、都のすさみの描写がよくできていて、気味悪さが際立っていた。 文学的な評価は低いようなのだが、僕にとっては印象深い話だった。

    0
    投稿日: 2016.01.31
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    このレビューはネタバレを含みます。

    四編とも甲乙つけがたいが、読んでいる最中に一番震えたのは「偸盗」である。太郎が羅生門に馬を走らせたときはどうなる事かと思ったが、、、イケメンだぜ。しかし二人とも重罪人ですよねと考えると少し複雑。

    0
    投稿日: 2015.04.21
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    羅生門と鼻は内容知ってるから飛ばした。 私にはまだ早い本だったが、大体の流れは読めた。 偸盗は初めはただの生臭い話だと思っていたが、読み進めていくうちに面白くなってきた。 一人一人のキャラが濃くて、誰も良い人でないし誰が裏切るかは分からない仲間同士の話。 うまく表現できないが、一人一人思うことが違い、こんなにも仲良くなれないものかと少しもどかしいが、解決したわけでもないのに最後はスッキリした。羅生門の時代背景と同じだなぁと思った。 芋粥は、己の欲だけで動くと良い意味でも悪い意味でも思いもよらないことが起きていて、気をつけたいと思った。芋粥が食べたくなった。 芋粥の伝えたいこと・意味が分からなかったので、漫画の方を読んでみた。 解釈の仕方は何通りもあると思うので、どれが正しいとかはないと思うが、とてもすっきり読み終われた。 芋粥を食べたいと思っていたのは確かだったが、その理想を想像する時間が大好きだった・大切な時間だと分かった五位はその時間を無くしたくなくて、食べたくないと思ったのだと解釈できた。

    1
    投稿日: 2015.04.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

     この書籍に収録されているのは、「羅生門」「鼻」「芋粥」「偸盗」の四作品です。  「羅生門」は、言わすと知れた超有名な作品のひとつなので一言で「悪い事をすれば、自分の身に災いが帰ってくる」  「鼻」は、あるお寺のお坊さんが自身の鼻にコンプレックスで、どうにかしたいと言う思いが強いから起きた話。  「芋粥」は、ある貴族に使えていた人がたらふく「芋粥」が食べたいと言う観念からきている話。  「偸盗」は、ある男性の話ですが、この作品も「羅生門」と同じような事が書かれていますが、人間模様も書かれているかなと思います。

    0
    投稿日: 2013.12.26
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    芥川の王朝物。 岩波文庫では『地獄変・邪宗門・好色・薮の中 他七篇』とこの本とで 2冊にまとまっている。 (『俊寛』は収録されていない。) 『偸盗』は、盗賊たちの話。ある盗賊の女をめぐる、女の実の母と義父と、 ある兄弟の話。生と死が生々しい感じの話だった。 兄弟の結末に少し驚いた、というか新鮮な気持ちがした。 『羅生門』、『鼻』、『芋粥』は http://booklog.jp/users/savoytruffle/archives/1/4101025010

    0
    投稿日: 2013.09.17
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    ★2012年SIST読書マラソン推薦図書★ 所在:展示架 資料ID:10230334 本を読んで読書マラソンに参加しよう! 開催期間10/27~12/7 (記録カードの提出締切12/13)

    0
    投稿日: 2012.10.25
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    今昔物語をベースに書いてあるものだけど、 もともとの今昔物語の話を知らないからどの程度芥川が書き足しているのかとかがよくわからなかった。 教養が足りてないのかなぁ。

    0
    投稿日: 2012.05.09
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    シュールレアリスム、大正期、新思潮。 シュールとは、辞書的な意味では「超現実」ということ。簡単な例で言っちゃえば「お茶漬けを食べるメイドさん(ハヤテのごとく参照」みたいな。この短編集ではその感覚と同じ筋の感覚を味わえた。全部面白いです。

    0
    投稿日: 2012.04.16
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    【読了】「偸盗」に出てくる人物、みんなキャラが立ってて面白過ぎる。猪熊のおばばが好き。沙金の悪女っぷりも突き抜けててイイ。映画にして欲しいくらいだ。"にいさん"の台詞にはホロリときた。

    0
    投稿日: 2012.02.13
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    全体的に平安時代舞台にしているので小難しい言葉・表現が多かった。 「羅生門」 悪(窃盗/殺人)を正当化するわけではないが、誰にでも悪はあって、生き抜く上で多少の悪は必要なんだというように読み取れた。 「鼻」 人からバカにされるほどのコンプレックスも、いざ改善されてしまうと寂しい気持ちになる。 「芋粥」 本当に欲しい物があっても、いざそれを目の前にすると気が引ける。その気持ちはよくわかる。 「偸盗」 全体的には羅生門と同じ。違う点は、血を分けた兄弟は何者にも代え難い存在であること。 ⇒この作品は、芥川竜之介が気に入らず、全面改修を計画したらしい。なんとなく、わかる気がする。

    0
    投稿日: 2012.02.08
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    義務教育課程の国語の教科書にも載るような作品だけあって、ソツがない。 他の芥川作品を読む手始めにちょうどよいと思う。 「羅生門」は、黒澤明の映画『羅生門』の原作ではないと知ったのはこれがきっかけだった。「藪の中」が、映画の原作。こちらもすばらしい作品。

    0
    投稿日: 2012.01.07
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    芋粥を読みたくて読んだ。これを読むと芋粥(山芋を甘葛の汁で煮た粥)を食べたことが無いけど食べてみたいと思わない。

    0
    投稿日: 2011.10.21
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    何年前でも同じことだよ。一度したことは三度するって言うじゃないか。三度ならまだいい方さ。私なんぞは、この年まで同じ馬鹿を何度したか、わかりゃしないよ。 何で自分はこう苦しまなければならないのだろう。 生き顔より死に顔の方がよいようじゃ。

    0
    投稿日: 2010.04.01
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    芥川龍之介の短編集。 短編なので、読みやすかったです。 どの話もユーモアがあって面白かったです。 読者の想像によって結末が変わっていくので、想像力が膨らむ本だと思います。

    0
    投稿日: 2010.01.15
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    初めて芥川龍之介の本を読みました。小学生の時に読んだ本で少し興味があって借りたんですが、この一冊で芥川龍之介の作品が好きになりました。

    0
    投稿日: 2009.11.12
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    羅生門、鼻、芋粥、杜氏春、蜘蛛の糸など。厭世的で皮肉な物語が多く、面白みに欠ける。漱石にはかなわないな。

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    投稿日: 2009.10.26
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    羅生門;1915年(大正4年)。 凄み、というのだろうか。劇的な事件も、激しい感情表現もないのに、このインパクト。死体の描写より、突き放すような終わり方の方に、表現しがたい薄気味悪さを感じる。

    12
    投稿日: 2009.05.18
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    人の気持ちは、入力を出力が大抵裏切る。 思い出してよかった。 原作は平安時代末期に編集された説話集『今昔物語』。 これも併せて読むと、オチのつけ方の違いや、芥川が注目した点など浮かび上がってきておもしろいです。

    0
    投稿日: 2008.07.14
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    芋粥もいいんだけれど、後味は偸盗のほうがいいよね でも偸盗はなんとなく途中で最後が読めてしまうところがどうなんでしょうかね

    0
    投稿日: 2008.04.29
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    本の感想うんぬんより、まず読みやすかったのでよかったです。 芥川竜之介??最近の小説しか読んだことないよ… というような私でしたが、楽しく読めました。 時代が時代なので、状況がリアルに感じられるわけではないのに、 なぜか共感するところが多いこと! 時代が違っても人の持つ醜さや心情、 いつまでも一緒なのかもなぁと感じました。

    0
    投稿日: 2008.04.12
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    芋粥が飽くまで食べたいと欲求でも実際にたらふく食べられる状況になるとその欲求がしぼんでしまう・・・!芥川の作品で一番好きです。「偸盗」も好きで,「芋粥」と共に何度も何度も読みます。

    0
    投稿日: 2008.01.17
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    芥川龍之介本人が駄作と漏らす偸盗。私はこの中では、この作品の爽快感が一番好きだった。何より、読んでいて気分が晴れる。

    0
    投稿日: 2006.09.07
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    人間って哀しいねっていう事。教科書に載ってたあの話や、児童雑誌に載っている昔話はこれだったのね。と、改めて思った。

    0
    投稿日: 2005.01.16