Reader Store

総合評価

24件)
4.1
6
11
4
0
0
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    70巻は、戦場だけではなく政の世界、裏の情報戦、そして日常の祝祭が交錯する深く豊かな巻だった。外交や思想が舞台を広げ、信たちの戦いとはまた違った戦いが描かれていく。 韓という国の法家思想を代表する韓非子が秦へ招かれ、李斯や昌平君らとの問答によって、善悪とは何か、人の本質とは何かが深く問われる。信は「命の火、思いの火」を語り、善悪の境を超える熱を見せる。一方、韓非子は秦を「犬のクソ以下」と断じ、明確に挑戦を突きつける。その緊張感は、ただの戦争漫画の範疇を超えて、思想の戦場へと読者を引き込んでいく。 それだけではなく、情報と諜報の駆け引きも見どころだ。姚賈という間者が、秦・趙・楚など複数の国を渡る二重三重のスパイであることが明らかになり、情報戦の複雑さが浮かび上がる。秦の重臣たちは真実と嘘を見極めようとし、韓非子の屋敷では疑念と裏切りが渦巻く。情勢の細かい動きが、戦そのもの以上に物語を引き締める要素となった。 だが、この巻が最も心温まるのは、戦いの合間に訪れた平和の時間だ。飛信隊の村・城戸村では、尾平と東美の結婚式が晴れやかに執り行われ、隊員たちが祝福の中で笑顔を見せる。信は幼き頃馴染んだ村人・有と再会し、有が左足を負傷していた過去を振り返りながら、互いの成長と絆を再確認する。さらに、信は羌瘣に向けてプロポーズをする。その瞬間は戦場の激しさを忘れさせる静かな誠実さに満ちていた。 読み終えた後に残るのは、「思想と人の営み」と「戦士としての心のゆとり」だ。善と悪、真実と嘘、戦場と宴――すべてが一本の線で結ばれている。70巻は、戦記漫画が描ける広さの限界を押し上げ、キャラクターたちの人間的な深さを改めて読者に示してくれる。 この巻を読むと、戦うだけの物語ではなく、「生きること、信じること、繋ぐこと」が重く胸に響く。戦はいつか終わるものかもしれないが、人の思いや誇りは、結婚式の鐘の音のように遠くまで響き続ける。

    11
    投稿日: 2025.11.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    韓非子の『法と性善説を混ぜるとクソ以下のものが生まれるぞ』って耳にいたい。図書館のルールそういうの多くないか…?

    0
    投稿日: 2025.07.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    感想 信は羌カイといい感じだな。テンじゃないのか? あらすじ 韓非子に人の本質を問われた信は火であると回答する。 信との問答に満足した韓非子は秦へ行くという。韓非子を招いたが法の改正は進まなかった。韓非子の団の中には間者も混ざっていた。 信が城戸村で羌カイにプロポーズする。 韓非子は李斯に通う姚買が趙の二重間者であると李斯に言う。韓非子は李斯宅で諜報活動をしていることを認め、服毒自殺する。

    5
    投稿日: 2025.03.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    今日も使用される「矛盾」や「逆鱗」等の言葉はこの『韓非子』の中に書かれた故事成語である 不運な偶然で虎の尾を踏んだやも知れぬ 思いの火

    0
    投稿日: 2025.01.10
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    胸が熱くなる70巻。節目の巻な感じがする。 韓国王族であり法家の韓非子を蓁国に迎える為、騰、録嗚未、李信、交渉役の介億が韓国に入る。 介億の強気の交渉から、韓非子と李信の問答へ。 悪とは何か?見方や捉え方によって変わるし、人の考え方だってコロコロとかわる。 人の本質は火で、「命の火」と「思いの火」の2つがある。 思いの火は、人から受け継ぐ事ができるし、敵からも受け継ぐ事ができる。 李信の言葉に心が動く韓非子。秦王にあいに蓁国へ向かう事とする。 しかし韓非子は、秦王と馬が合わなかったのか、法をつくる事に何処か気持ちが入っていない。 それは、実は韓非子は、眺望活動の為に蓁国入りしたからだった。 (個人的には秦王との問答が面白くなかったから、蓁国に協力する事を辞めて眺望活動に全振りした様な気がする。同級生の李斯もいて今更口出しする気も起きなかったのでは?) 李斯の間者である、姚賈の存在もインパクトが大きい。 敵なのか味方なのか、あやふやさを残したまま、韓非子編は幕を閉じた。 そして尾平は東美ちゃんと遂に結婚(まだ結婚してなかったのかよ)。 信は久しぶり(第1巻ぶり)に城戸村へ。信を下僕として使っていた家族とも和解(?)し、羌瘣への告白。 そして年が明け、蓁軍は趙国北部へ再度侵攻をはじめる。

    7
    投稿日: 2024.11.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    2023/11/30 1 2024/02/19 2 2024/05/19 3 2024/09/19 4

    0
    投稿日: 2024.09.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

     70巻です。どこまで続くのでしょう?  あの、韓非子の悲劇の巻でした。何せ、ネタが史記ですから、有名人が登場しますね。ある意味、ベンキョーになります。  アホブログにも、あれこれ、覗いてやってください(笑)。  https://plaza.rakuten.co.jp/simakumakun/diary/202312310001/

    10
    投稿日: 2024.09.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    戦場ではない闘いもあまりに見応えがあり感動した。 何が本当(?)か、秦国にとって有益か…決断が難しいなぁ。。 李斯と韓非子の友情の話、とても良かった…。 不器用だなァ。

    1
    投稿日: 2024.08.10
  • 盛りだくさんな内容

    後ろの李斯と韓非子の漫画が面白かった。李斯は貧乏で昼はお腹が減りすぎて勉強でごまかしてたけど、裕福な韓非子はたくさんある食べ物を李斯に食べてほしくて演技して、李斯にキレられるの笑った。子供の頃の思い出は大切なものだなあと。 あとはブツブツ言う信に録嗚未が「隆国かお前は」とブチギレるのも笑えた。録嗚未って良いキャラ。騰は包容力があって安心する。それと信が故郷に帰る話も、いろいろビックリした笑

    0
    投稿日: 2024.05.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    合戦シーン皆無だったけど、満足度が高い。戦の華は戦場のみに非ず、って感じ。70巻の節目に合わせて構成されたんだと思う。 韓非子は、学部周りで考えても無関係ではないので、興奮した。 李斯は、徐々に史実の人物像に巧く持っていかれ始めてる。 ただ、でっかいフラグ立てたな最後。

    1
    投稿日: 2024.04.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    韓非子というすごい奴が出てきたのはいいけど、とっとと退場してしまったのは残念だった。史実でも秦に来たら退場だったのでそこは史実通りかと思いきや……。 史実だと姚賈は国を守った奴として書かれ、それに反論した韓非子はあまりいい描かれ方をしてない。だからソッコー退場したわけだけど。 だけどこのマンガだと、韓非子と李斯の友情が描かれている。姚賈は危ないやつだから注意したほうがいいよと李斯に言う。普通だったらスパイの言うこと聞くわけにはいかないけど、これはキングダムというマンガだから、友情が優先するはずなんだ(笑)。となると姚賈は二重スパイのヤバい奴なのかもしれない……うーん、韓非子退場があまりにも肩透かしだったから、この姚賈という人物が後々災いの種になるということなのかな……?じゃないと韓非子がこんな悲しい死に方した意味がないんだもん。韓非子がスパイってなんだよ、意味わかんねえよ……(泣) そこまでは星2つだったんだけど、尾平の結婚式と信の告白の話は面白かったんで星3つにする。尾平が結婚した(できた)とか(笑)城戸村の奇跡とか、どんだけ尾平ダメなんだよ。あと有は信のこと好きになったんだな……最初悪態ついたのも寂しさの裏返しだし、信に思いを伝えたあとは、朝飯食べていけと言えるまでの仲になっていた。足のことは残念だけど、なかなか微笑ましいのが見られてよかった。

    1
    投稿日: 2024.04.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    第758~768話 話数すごいな。 今回は巻の大半は韓非子の話。 まずは信がいう「人の本質は”火”」その心は…の話がすごい。もう信はアホではない。 「思いの火が継がれていく」は鬼滅の刃にも通じるところがありそう。 姚賈登場では、最初読んだときは姚賈が保身のために韓非子を死に追いやったように見えたけど、単行本でじっくり読んだら、そんな単純な話でもないようだね。 李斯と韓非子の学生時代からの友情の話は涙なしでは読めない。それから、李斯の嫁、めっちゃええ人やな。 そして信が言った「思いの火」の話が李斯と嫁の会話で回収された。 ここまで読んで、じ~んときていたら終盤で別の関心に持ってかれてしまったやんか。信がついに羌瘣に…。 もう一つ気になるのは尾平…。死んだらあかんよ。なんか死亡フラグっぽいような気がした。

    1
    投稿日: 2024.01.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    今回は、韓非子の壮絶な生きざま。これに尽きる。珍しく内政面が2巻ほど続いて、次からはいよいよ、新たな大戦か。

    0
    投稿日: 2024.01.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    【あらすじ】 人の“本質”は何だ…!? 紀元前233年 韓非子招聘趙国・宜安に進出した秦だが、李牧の前に敗れ、桓騎軍が全滅。大敗を喫してしまう。国内に重たい雰囲気が漂う中、エイ政に呼び出された信は、六大将軍・騰と共に韓へ。王都・新鄭の下見をすると同時に、希代の思想家・韓非子を秦へ招聘する任務を受け…!? ・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆ 感想は最終巻にまとめて記載予定です。

    1
    投稿日: 2023.12.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    信と韓非子の問答かっこいい。 そして李斯と韓非子の関係性がまた良い。 思いの火が受け取られていくの泣ける…。 今回は戦場での戦いはなかったけど、法家や間者の戦いって感じで静かに熱い巻だった。 姚賈これからも活躍しそう。楽しみ。

    10
    投稿日: 2023.12.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    韓非子と信の問答が熱かった。 火っていう考えには、おぉ…!ってなった。 信と録嗚未の絡みが好き。 新章に突入したと思ったらすぐに終わってしまった。 最後の最後でえー!ってなったけど河了貂は…?

    1
    投稿日: 2023.12.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    韓非子の話。矛盾、逆鱗、想像、信賞必罰という言葉を作った中国春秋戦国時代の法家なんだとか。あっとあうまに。。。

    0
    投稿日: 2023.12.01
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    か、韓非子編。 い、いつの時代も、スパイ活動が政局の鍵を握っている。 ぜ、善か悪かとの問い。 む、難しいテーマ。

    3
    投稿日: 2023.11.27
  • 戦場以外の李信を見た巻だと思います。

    全巻同様に、戦場は全くありませんが、武力を用いずに人と人がぶつかる巻だというのが読んだ感想です。 また、李信の戦場以外での姿を見た巻だと思いました。 よく作中でバカ呼ばわりされていますが、果たして本当にそうなのか?と疑問に思わせてくれたりもしました。 陰鬱な雰囲気はありませんでしたが、何かが起きそうと予感させられる巻でも思いました。

    0
    投稿日: 2023.11.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    戦いと戦いのあいだのパート 3つの構成になっています。 ・法の学者との善悪問答 ・密偵・間者 ・結婚 善悪問答は重要。 最近、性善説、性悪説が言われるけど、結構それは2次的、どう思いたいかだけ。 善悪は人間にとって重要だけれど、そこにこだわっているといけない。 密偵・間者は、戦争や外交とも違うルールで動いているのがわかります。 結婚。誰が結婚するのでしょう?

    0
    投稿日: 2023.11.25
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    希代の思想家・韓非子を秦へ招聘するために韓を訪れた信。韓非子との問答「人の本質とは何か」…信の答えとは?改めて信の戦への想いに胸が熱くなりました。 後半は、信が故郷の村に帰郷。まさか信とキョウカイが?と思ったら、なんだ尾平か…。でも!うんうん、信も言うときはちゃんと言うね〜。 なんと今回は戦なし。 次巻からは「番吾の戦い」へ突入。

    0
    投稿日: 2023.11.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    韓非子と信の問答、諜報の闇・重要性に踏み込んだところなど北方健三の水滸伝も思わせ、深みを増したと感じられる巻だった。

    0
    投稿日: 2023.11.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    久々に戦闘なし。 最後、信の村に帰った時、もしや信とキョウカイの結婚?と思ったら尾平だった(笑 でもやっぱり信はテンじゃなくキョウカイを選んだのねー。無事結ばれるといいな。

    2
    投稿日: 2023.11.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    読み応えがあった 韓非子 ヨウカ 恐ろしい男 韓非子まで毒殺してしまった 友である李斯が強く生きて欲しい 番吾の戦い きょうかいが生きてくれるといいけど

    0
    投稿日: 2023.11.17