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虹の天象儀
虹の天象儀
瀬名秀明/祥伝社
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総合評価

16件)
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    10:五島プラネタリウム、織田作之助、タイムスリップ、満天の星。瀬名さんらしい整然とした美しい文で描かれる、星空への憧憬と情熱。プラネタリウム投影機の仕組みについて易しく説明している部分もあり、カール・ツァイス社の技術について「ギアとモータで星空を表現しようとした」と述べているところに、何だかぐっときました。夜空を見上げたくなる、そんな一冊。

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    投稿日: 2018.10.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    『古本で見る昭和の生活 (ちくま文庫)』で東京で最初のプラネタリウムを設置した東日天文館のパンフレットを取り上げていたのですが,それを題材にした小説。ジャケットにはSFとありますが,出版社の祥伝社の言葉を借りれば「SFファンタジー」。プラネタリウムがタイムマシンとなるタイムスリップものですが,タイムスリップについての詳細な説明はなく,タイムスリップした主人公が時代時代で乗り移る人の思いをつなぐハートウォーミングな物語でラストはちょっと感動しました。

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    投稿日: 2018.03.25
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    時空を超える系のファンタジー。 読後感は、なんだかふわふわした感じであまり強くないけれど、その分さらっと読めます。

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    投稿日: 2013.05.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    面白くなかった。プラネタリウムを使ってタイムスリップする話。「思いが残る」ってのがキーワードだけど、この手の話は全然ダメ。

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    投稿日: 2012.06.10
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    まるで宇宙船のようにも見える、不思議な形をした星の投影機。44年間の使命を終え閉館した東京・渋谷の五島プラネタリウムに、不思議な少年がやって来た。「おじさん、プラネタリウムはどんな時代の星でもつくれるんでしょう?昔に吸い込まれそうになったことはない?」―一つの思いが心に刻まれ、昭和20年前後の時代にタイムスリップする感動の物語。

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    投稿日: 2012.05.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

     急に瀬名英明さんが読みたくなったので読んました。  今まで読んだのは「BRAIN BALLEY」と「八月の博物館」、あと電子雑誌「AiR」の1巻に載っていた短編。  今回のは短めの作品でしたが、「夜戦と永遠」の上巻を読み終えた頃でしたので、気軽に読めるこれくらいの長さの作品が丁度良かったのです。    軽い息抜き感覚で読み始めた本書ですが、軽い息抜き的な作品でしたw  以下、本文の目次です。 目次 あらすじ タイムスリップは道具立てに過ぎない? なぜプラネタリウムなのか なぜタイムスリップなのか 感想 あらすじ  主人公はプラネタリウムの機械(天体投影機と言うそうです。)を管理する技師で、ふとしたことがきっかけで戦前の日本に精神だけ飛ばされてしまいます。  タイムスリップの方法については「八月の博物館」の設定とかなり類似していますが、それはさておき、訳も分からずタイムスリップしたせいで混乱し恐怖します。  「なぜ俺はこんな状況にいるんだろう」  ですが、その恐怖も目の前にある天体投影機に夢中になることで和らぎ、戦前であることからそのプラネタリウムと失われた天体投影機「カール・ツァイスⅡ型」(こちらが本命。主人公が管理している投影機の兄弟のような機体)を救えないかと奔走します(主人公はそこが戦火で燃え落ちてしまうことを知っているのです)。  ところが、自分の事情を話し終え、現地での知り合いが出来たところで、主人公はまたタイムスリップします。  今度は戦後の日本です。貧しい靴磨きの少年に乗り移っていた主人公は、今度は織田作之助というファンの作家がこの時代にいることに気が付きます。彼が死の床にいることも。  そこで、主人公は織田に会いにいきます。死の床にいた織田と会えた主人子ですが、ここでもまた急にタイムスリップし、今度は現在に帰ってきます。  そして、どうやら原因を作ったであろう少年と、この現象の種明かしが行われます。   タイムスリップは道具立てに過ぎない?  本書は二つの軸を中心に物語が進みます。  一つは題名からも分かるように「プラネタリウム」。 もう一つは「織田作之助」です。 主人公の人生に大きな影響を与えたこの二つの要因が、タイムスリップ(とタイムスリップ先での体験)によって主人公の中で再構成されます。  長年、働いてきたプラネタリウムの閉館の日にそれは起きます。 主人公にとって一つの大きな区切りになるであろう日に。 主人公にとって本作のプラネタリウム(五島プラネタリウム)は思い入れの深い場所です。小さい頃から星空に愛着を抱いていた主人公は、その愛着の原因が幼い頃母から聞かれていた南十字星の話だと思い至っています。 また、学生時代、その南十字星が出てくる映画が出て、驚いたそうだ。それが「織田作之助」の映画であった。それ以来、「織田作之助」にも興味を持つようになったのです。 本作ではSF作家らしくタイムスリップが物語の重要な要素となっています。しかし、僕にはタイムスリップが主人公の物語を際立たせるための道具に思えるのです。 つまり、「転機を迎えた男の物語」として考えるとタイムスリップは必然ではないのです。 なぜプラネタリウムなのか  プラネタリウムは星空を再現します。星空は宇宙そのものです。ではその宇宙そのものを再現し映し出す天体投影機とは何なのか。  宇宙の中心であると僕は思います。  宇宙の中心であるからこそ、作家は、この天体投影機をタイムスリップにおける重要な道具に仕立てたのでしょう。  宇宙の中心を操作する技師ならば時間を越えても不思議ではないと考えたのでしょう。  ロマンチックですね。 なぜタイムスリップなのか  織田作之助は主人公の好きな戦前の娯楽作家です。  上述したように織田作之助に興味を持っている主人公は、タイムスリップ中に織田作之助と会います。  主人公はカール・ツァイスⅡ型を救うために奔走し、織田作之助に会うためにタイムスリップをしました。そして、これら二つの重要な要因と直接出会うことで主人公は人生を再構成しているように見えます。 (実は始めのタイムスリップではカール・ツァイスⅡ型を救う以外に重要な出会いがあるのですが、それは読んで確かめてみて下さい。)  そう考えてみると、タイムスリップが初めにあったのではなく「転機を迎えた男の物語」「プラネタリウム」「織田作之助」この三つをドラマチックに構成する上で、必要な道具がタイムスリップであったということが分かります。 (もちろん作家がなぜこの3つを選んだのかは別の話です。)    戦前・戦後という激動の時代を絡めることで、ただの感動物語ではなく、天体投影機や織田作之助の薀蓄が活きるSF文学になったのだと思います。 感想  とまあ、評論めいたことを恥ずかしげもなく書いてしまったわけなのですが、本作はそんなしゃっちょこばった読み方ではなく、肩の力を抜いて物語を楽しむ作品だと思います。 字数も少ないし、さらっと読めるし。 今まで読んだ2作と比べても娯楽色が強い作品でした。 難しい本を読んだ後で、息抜きしたかったということもあって楽しんで読むことができました。 休み時間とかに読むと丁度良いかもです。

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    投稿日: 2012.01.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    うつくしく、きれいなはなし。 八月の博物館と類似したにおいのするタイムスリップもの。心に染み入る、暖かなお話。

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    投稿日: 2011.05.24
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    プラネタリウムへの思いがタイムスリップさせ、大切な場所、大切な人と出会わせてくれた。 実際、プラネタリウムへ行ってみたくなった。

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    投稿日: 2011.04.05
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    瀬名さんのイメージでは、骨太のハードなSFというイメージがあったのだが、本作では見事に覆された。 いまでは、ほとんど行くことは無いんだが、ちっさいころ、プラネタリウム好き(毎月行ってた)私としては 胸にぐっと来るもののある一品だった。"

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    投稿日: 2010.10.27
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    瀬名さんの作品といえば…以前読んだ『パラサイト・イヴ』で大衝撃を受けました! 今回読んだ作品はだいぶ作風が違っていて、SFファンタジー? プラネタリウムを通じて、昭和20年前後の時代にタイムスリップ! 時代を超えて、「思い」が人々を繋ぐ。 この作品を読んで思わず、過去に見た星空をふと思い出しました。

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    投稿日: 2010.10.22
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    他愛のないSFなんだけど、素直に胸を打ちます。 瀬名さんは本当にロマンチストなんだと思った。 「八月の博物館」もけっこう好きです。

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    投稿日: 2010.06.07
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    瀬名秀明の本はシャープな印象があるんだが、この本はホワホワした印象が残った。 プラネタリウムという舞台設定が、非現実的な雰囲気を強くするのかなぁ。 タイムスリップものだけど、ファンタジー過ぎない(とはいえ、瀬名秀明モノにしてはかなりファンタジー)。

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    投稿日: 2009.02.04
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    200609/売る前にもう1度読もうと思って2回目。タイトルのイメージと異なり男っぽい内容。機械に疎いのでいまいち・・・

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    投稿日: 2006.09.29
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    閉館されるプラネタリウム。私の前に投影機を見せてくれと現われた少年。時代を超えて、思いは伝わる・・・。 話は面白くてどういう展開になるのか気になったし、クライマックスは泣きそうになった。でもちょっと短いので、もう少しボリュームが欲しかった。

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    投稿日: 2005.11.24
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    まるで宇宙船のようにも見える、不思議な形をした星の投影機。四十四年間の使命を終え閉館した東京・渋谷の五島プラネタリウムに、不思議な少年がやって来た。「おじさん、プラネタリウムはどんな時代の星でもつくれるんでしょう? 昔に吸い込まれそうになったことはない?」──一つの思いが心に刻まれ、昭和二十年前後の時代にタイムスリップする感動の物語!

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    投稿日: 2005.10.31
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    もう瀬名氏の作品はイイや…と思ってしまった作品。 なんでプラネタリウム覗いてタイムトリップすんのじゃ??な感じで、全く感情移入できず。

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    投稿日: 2004.10.24