
総合評価
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powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ティーンエイジャーの頃に姉のボーイフレンドだったヒーローに恋をしていたヒロイン。 鉱物学者になり宝石会社を経営するヒーローの下で働くことになったが、再会してもヒーローが気付くことはなかった。 ヒーローは12年前に亡くした婚約者を愛しており今でも結婚する気はなかった。 しかし父親に後継者はまだかと何度もせっつかれており、ヒロインとならいい家庭を作れるのではと考えるプロポーズをする。 ここでヒロインに断る良識があってホッとした。 ヒーローも悪い人ではないし、会話のテンポもよくサクサク読めた。 その分最後が詰め込みすぎというかバタバタしていて、もっとその部分に頁を割いて欲しかったなぁ。 焦るヒーローは大好物なので(笑) 2人のその後が気になるんだけど、シリーズものらしいからそれを読めば分かるのかな。
0投稿日: 2022.10.12
powered by ブクログ忘れられない女性がいる男性を好きになる、これほど辛い報われない恋はありません。 ヒロインのスーザンは鉱物学者で、企業のコンサルタントをしています。 彼女が新たに雇われたのは、宝石会社の社長。実は、彼こそが彼女の初恋の憧れの男性でもありました。しかし、彼には挙式一週間前に失った、今もなお忘れ得ない婚約者がいたのです。 ―僕と結婚して欲しい。 やがて、彼からプロポーズを受けたものの、それは後継者を儲けるための便宜上の結婚だとスーザンは思いこんでしまいました。 男性側の徐々にスーザンの明るさ、聡明さ、優しさに惹きつけられていく過程が丹念に絵が描かれていました。ただ、それがあまりにも丁寧すぎて、二人の心理合戦というか、心の駆け引きだけで話が進んでいって、読んでいる方はもどかしい気になります。 それがこの物語りの良いところなのかしれませんが、話の大部分が二人の駆け引きで終わってしまう辺り、私は早く次に進んで欲しいと思ってしまいました。 結果としてはヒーローがスーザンを心から伴侶として求め愛していることが彼女にも伝わり、良かったです。 後、気になるのがヒロインが患った「子宮内膜症」について。これにかかったからといって、完全に子どもが産めなくなるわけではありません。なので、ラストの「もう子どもが産めない身体」という表現は適切ではないと思います。
0投稿日: 2016.02.29
