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話せぬ若手と聞けない上司(新潮新書)
話せぬ若手と聞けない上司(新潮新書)
山本直人/新潮社
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総合評価

18件)
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    社内におけるジェネレーションギャップ。 それぞれの思惑や時代背景に基づいて、相手に共感することに役立つ本でした。

    11
    投稿日: 2025.11.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ★2016年11月12日読了「話せぬ若手と聞けない上司」 山本直人著 新潮社新書 評価B KI活動で明らかになって上がってきた問題に『上司を怖がる若手チーム』があり、その根本原因が書いてありそうだったので、早速読んでみた。答えの一部がそこに提示されているように思えた部分はあった!筆者は1986年慶應義塾大学法学部卒業で、博報堂の人事部で新入社員教育に従事した経験を持つマーケティングと人材育成の評論家。 高校までの勉強は、答えを求めるのが目的、しかし、それ以降は、自分で考えて答えを出していかなければならない。でもどうしてだろう、どうすればいいのだろうと自問自答が求められる上に、正解は分からない。そこに現代の若者たちは困惑しているのではないか? 本来は、大学で答えのない自問自答を繰り返すはずが、90年代以降の就職予備校化した大学教育で、安易に答えを求め続ける学生がそのまま社会人となっている。さらには、インターネットで一見正解らしきものが入手できる。 さらには、運動部の衰退や時代の変化で縦の上下関係が緩み、自らの人間関係が限定的となる中で、選択的に自分がコミュニケーションできる人としか関係を取り持ってこなかった若者が増加。 加えて、戦後生まれの子には甘いベビーブーマー以降の親たちに甘やかされて育った世代が、社会人となり、初めて接する多様な先輩上司、となれば、コミュニケーションにプアなために、おそれるしかかくなっていると見える。先輩、上司による姿勢や行動の否定は、人格の否定と若者たちは感じてしまっているらしい。 先輩上司は、理解できないけど、認めてみよう!という態度で臨んでみたらいかがか? P183引用 親たちの作った戦後の時代を引き継いで、もっといい未来にしたいと心のどこかで思っている。 ただ、どうしていいのかわからない。たくさんの情報に囲まれて育ったのに、社会に出ようとした途端に話をしてくれる大人がいないように思えてしまう。その責任は彼らにもある。 閉じた系の中で暮して来たために、対話の術を知らなすぎる。しかし、似たような状況は大人にもある。 あまりにも対話が少ない。もう少し踏み込んでお互い話してみればいいのにと思う。会社というのはそうやって世代から世代へといろいろなことを伝えていく懸け橋のような役割を持っている筈だ。それなのにお互い妙な距離を置いている。

    0
    投稿日: 2016.11.12
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    過去を思い出して、何度かはっとなる部分があった。 先輩はきついこといってるなんてみじんも思ってないなど。 でも、この著者は若者に対して優しいなぁ、と思い、若者とおじさんのはざまのなかで、こういう視点は忘れないようにしようと思った。 今の職場で使わせてもらおう。

    0
    投稿日: 2015.07.10
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    本書の視点をそのまま鵜呑みにするのは危険だが、こういう若者の考え方も一面としてあるだろう、と参考になるところ多々あり。身近にいる若者と照らし合わせながら読むと、なかなか読み物としても面白い。

    0
    投稿日: 2013.07.29
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    若手と上司の壁とは? →現状に対する不満や不甲斐なさからの逃げとしてちょっと高いハードルにすり替えがち 社会に出てからの勉強は 1.徹底的に疑うアタマを作る 2.相手の気持ちを想像する 遠回りをしてみようという気持ちから発見することに何かがある ビジネスにおいては努力と結果は比例しない 異なる価値観は理解するのではなく、認める 理解できるはずという思い込みが壁を作っている

    0
    投稿日: 2012.12.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    まさに「話せぬ若手」のどんぴしゃ世代の私としては、 自分を客観的に見ているよう気分にもなり、 主観的に「分かる分かる」と思える部分もあり、 かつ文章も伝えることに主眼が置かれているのでおもしろく一気に読めました。 借り物の夢を抱いて、昔(成功したとき)の自分にすがりつき、 目の前の課題に及び腰になる、ともすれば逃避する。 「自分ストーカー」という言葉が印象に残った。

    0
    投稿日: 2012.04.11
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    新社会人が社会に出てからの勉強は「疑う」アタマをつくることと相手の気持ちを想像すること。そのベースはやはり読書である。 本を読まずに疑うことだけ覚えると自家中毒になる。

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    投稿日: 2012.02.25
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    みんな、夢を持ってなきゃいけないプレッシャーで「借り物の夢」に頼っちゃうんだろうな。それでまた現実との違いでストレスが溜まって行く。何年も働くと流石になくなるけど、昔は確かにあったなあ。 サラリーマン必読。文章に嫌味がなく、とても読みやすい。 最後の章は、どの世代間でも解り合える好きな文章。 理解する必要はない、認めるように努めれば良い。 少しでも先に生まれた世代が、面倒臭いが面倒をみればよい。

    0
    投稿日: 2012.01.07
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    若者に歩み寄ろうとする大人の意見を聞かせてもらえる本でした。 若者として、こんな大人もいるのだから、せめて自分がおじさんになったとき、こんな著者のように、若者に歩み寄っていける精神をもっていたい。 そう思える本でした。

    0
    投稿日: 2011.11.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    若者が理解できない上司世代向けの本。 無駄なこともしてみるということが大切という点が印象に残った。

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    投稿日: 2011.11.26
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    博報堂で若手育成に力を注いだ山本氏。 大変勉強になることばかり書いてあるのだが、私が注目したのは山本氏の「優しさ」だ。 文章の節々から優しさが滲み出ている。 本当に若手社員のことを考えていることが伝わってくる。 この人の言うことならどんなことを言われても素直に聞ける気がする。 私もこういう上司に恵まれたらどんなにいいだろうと思う。 …いや、山本氏はすでに私の上司だ。 この本から多くのことを学ばせていただいた。 本という形で私にいろんなメッセージを送ってくれたことを、感謝したい。 ■自分がいいと思ったことをあえて「押し付ける」■ 「好きなようにしてごらん」と言うだけなら誰にでもできる。 主体性尊重という便利な言葉があるが、それは無責任の裏返しになりかねない。 最近、大学でちょうどこのことを考えさせられることがあった。 後輩の為に行う就活セミナーの話し合いを友人たちと行っていたのだが、そこで「押し付けるのは間違っている」という意見と、「自分たちがいいと思うのなら、多少強制してでも教えるべきだ」という意見で割れた。 私は、後者のグループだった。 何かを「教える」ということには、常に「責任」がつきまとうものだ。 ■先手先手で向かっていく■ 「こうしろ」「あれもやれ」と言われる前に、 「これもしましょうか?」ってどんどん言う。全然風景が変わってくる―。 わかる気がする。「やらされている」と感じるのは、苦痛だ。 毎日毎日、そう感じながら働いていたのでは、いずれ潰れるに決まっている。 「ポジティブに」と言って済むほど簡単なことではないが、多少無理してでもそう言葉に発することで、一種の暗示のようなものがかかり、そのうち「嘘」ではなくなることも多いと思う。 ■若者が、脆い■ 若者がどんどんひ弱になっている。 【理由その①:多様な人と接していない】 「自分と遠い人」とは交わらない。だから未知のタイプに怯えやすくなっている。 ガツンとくる。イタタ・・・はい、私のことです。。 恥ずかしながら、私も他にもれずひ弱だ。 自分と違うタイプの人と交わるのは勇気がいる。 ちがうグループの輪に入っても愛想笑いばかりでどっと疲れることがほとんどだ。 しかし、交わることで自分の「幅」のようなものが広がるのを感じることも確かだ。 自分が強く、広い視野を持った人間になりたいなら、自分から外に飛び出していかなければならない。 【理由その②:否定されずに育った】 最近の若者は、「子供の意思を尊重する」という風潮の中で育てられてきた。 だから、ちょっとした言葉に「人格の否定」を感じてしまう。 ゴツン!イッテー! ・・これも私のことです。 「否定される」ことにめっぽう弱いことは、大学に入ってようやく気付いた。 少し前までは、否定されるとそれに反論して、自分の「否」を認めようとしなかった。 これからは自分の「否」を認めると同時に、上司からの否定は自分の成長の為に言ってくれているということも意識していかなければならない。 打たれ強くなろう。 ■理解できないけど、認めてみよう■ 「理解する」ことと「認める」ことは異なる。 他人の考えやセンスを完全に「理解する」ことは不可能だ。 だが、自分の異なる価値観を持っていることを「認める」のはそんなに難しいことじゃない。 これは「若手」と「上司」の関係だけに当てはまるものではない。 社会に出てからは、今までの比ではないくらい色んな人と接するだろう。 その時、相手の全てを「理解できる」と驕ってはならない。 「こいつとは分かり合えない」と思う相手を「認める」ことができる。 それだけでも関係は良い方向に向かっていくはずだ。

    0
    投稿日: 2011.11.19
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    新人を指導した方の話。 努力と結果が比例していた学生時代を経験したため 比例しない社会で「理不尽」感覚に陥る新人の話が 面白かったです。

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    投稿日: 2011.11.08
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    大手広告代理店のH報堂出身の人のお話だけあって、内容は面白いんだけど、う~ん。 「若者は、こういうものなので、理解しましょう」という一本調子なので少し退屈。 「いまどきの若手は、 努力 すれば何でもできると思っている。だけど 努力 してもできない世界を知らない。だから脆い。」 という部分は少し納得できるかな。でも、もちろんそれも、経験不足がゆえのことで、経験を積むことでだんだん分かっていくことでもあると思いますが。

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    投稿日: 2011.11.05
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    本人のあとがきにあるとおり、 この本にはテクニックだとかそういうのは載ってないから、 ハウツー本にはなりえない。 けれども、 何か考え方、動き方を変えるためのきっかけとして豊富な話題や内容を 与えてくれたように思う。 完全に理解するなんてことはできない。 けれども最大限努力して理解したいと思う。 そのためにはまず認めることが必要ではないだろうか。 本のタイトルや中身の若手と上司を生徒と教員に読み替えてもおもしろいと思う。

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    投稿日: 2011.09.08
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    世代間の意見の食い違いは、世代そのものの違いにある。それをまず受け入れること。そしてそれを認めて話し合うことにより歩み寄れるのではないかという本。確かに今の若手は、選べる選択肢は多く、情報もたくさん取れる。だから未踏の領域にわざわざ行きたくないんだろう。実際何をして良いかわからないのかも。

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    投稿日: 2010.07.13
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    (S) 新入社員研修を担当していた著者の経験に基づく若手の思いや、上司との付き合いについて書かれた本。 多数の若手と話している著者らしく、さまざまなエピソードがリアル。世代間の分かり合えない状態を若手側の思考から解きほぐそうとしているが、最後の打ち手のところまで落ちていないところが残念。 「コミュニケーションが足らない」は結論としてつまらない。題名が表すような世代論はほとんどない。

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    投稿日: 2009.12.20
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    研修同期のお薦めということで読んでみました。 内容は、いまどきの若手や上司の様子や考え方、過去からの変化を分析(?)して、筆者の体験談と交えながら 書きつづっている、ってとこですかね。 一番印象的やったのが、読んでて例えば「若者の特徴として××で・・・」と書いてあっても、それが「良いこと」の例として挙げているのか「問題点」として挙げているのかがすごくわかりづらい。んで、直接的に「こうした方が良い」「これが良い(悪い)」っていう表記もほとんど無いんですよ。せいぜい、「私はこうしました」という体験談。 これは筆者の意図かもしれません。あとがきにも書いてありましたが、筆者の「ただ私が言いたかったのは一つだけです。まず、もう少し世代を越えて普通に会話してみようよ」というメッセージが全てな気がします。筆者が伝えたかったのが、そのメッセージ以上でもなく以下でもない。というのをすごく感じました。この本の内容を踏まえて、具体的にどういう行動を取るかは、読み手次第なんでしょうね。 と書いてみたものの・・・うーん、俺の文才のせいで、いまいち言いたいことが伝わってない気もするのが申し訳無いです 個人的に思ったことには、あとがきから読むとより勉強になるもしれません。先に「まえがき」「あとがき」「帯」などを読んで、筆者の想いや背景を軽く頭に入れてから本編に入る。私は基本的に、そういう読み方をしていますが、「その読み方をしてよかった」と最も思った本でした。

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    投稿日: 2008.08.10
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    単純に面白かった。世代間のわだかまりを如何にして無くすかみたいなことが書かれていて、興味を引かれて買った本。 なんでも「コミュニケーションが大事」と書いてあった。 加えて言えば、世代間で認め合えればそれはそれでよいのになぁ。人間関係は難しい。

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    投稿日: 2007.08.19