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鼓笛隊の襲来
鼓笛隊の襲来
三崎亜記/集英社
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総合評価

63件)
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    他作品でもそうだったけど、著者は常識とか日常とか記憶とか感覚とかの曖昧さを突きつけてくるのが上手い。いい話風のもあるが基本どれも怖い。 欠陥住宅の話が特に怖かった。主人公側にいるのは友人の妻、ってところがどうにもならなくて良かった

    0
    投稿日: 2026.01.07
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    赤道上で発生し勢力を増しながら列島に接近する戦後最大規模の鼓笛隊を迎撃するのは国防省が準備した一千人のオーケストラ…。いないはずの恋人を失った喪失感と自分の痕跡を展示している場末のギャラリー…。不条理な日常が秀逸な短編集。 「鼓笛隊の襲来」(2011)三崎亜記 #読書好きな人と繋がりたい

    0
    投稿日: 2025.05.24
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    「赤道上に、戦後最大規模の鼓笛隊が発生した。」の、一文から引き込まれる。台風の如く日本に上陸する「鼓笛隊の襲来」 いなくなったが思い出せない彼の喪失感を抱えたまま、立ち寄ったギャラリーで見かけたのは、自分の記憶にある"モノ"たちだった。「彼女の痕跡展」    覆面をつけて生活をして良い制度のある世界「覆面社員」 本物の象が、リタイア後に公園の遊具として生きる世界 「象さんすべり台のある街」 その他「突起型選択装置(ボタン)」 「「欠陥」住宅」「遠距離・恋愛」 「校庭」「同じ夜空を見上げて」 不思議な世界で話が進むため、温かい話のまま終わるのか、怖い話として終わるのかどちらに転ぶかわからない感覚がソワソワして楽しめました。 表題作と、「失われた町」に通ずる書き下ろしが、良かったです。 「消失」「痕跡、記憶」「視点」「怪異・幻覚」「ルール」「別の街が栄えて置き去りにされた街」などキーワードが並ぶ。 自然災害よりも違和感が残る形で消えてしまう人が知人や家族にいた時どう感じるのだろうか?しばらく会っていない人生きているのか死んでいるのかわからない人と何が違うのか?考える種みたいなものが ポツポツと挟まれてる。

    9
    投稿日: 2021.02.13
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    三崎ワールドは長編も良いし短編も良いです。 台風の日に読み始めたこの短編集も面白かったです。 台風のように鼓笛隊が襲来する世界の表題作、本物の象のすべり台「象さんすべり台のある街」、浮遊都市にいる恋人と地上にいる主人公の「遠距離・恋愛」、消えてしまった下り列車に乗っていた人の喪失を受け入れる「同じ夜空を見上げて」が好きです。「校庭」はとても怖くて。 「覆面社員」にあった「バスジャック規制法」に、繋がっている世界なのだなと思いました。「同じ~」も、まだ読んでいない作品に繋がるらしいです。 これからも三崎ワールド、読んでいきます。

    2
    投稿日: 2018.07.31
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    世にも奇妙な物語系、とでも言ったらいいのでしょうか。どこか狂った、しかし至って普通に営まれる日常を描いた短編集。本書、と言うより多分三崎氏の面白い所は、その「狂い」を感覚ではなくシステマティックに組み上げてしまう点です。表題作や象さんの練り上げ方はまさにお見事で、どこからこんな設定が湧いてくるのか、ただただ感心するばかりです。 オチにぞっとする話もあれば、ほんわかできる話もある。でもどの場面においても、世界観の微妙にずれた日常の中で、登場人物たちは当たり前に懸命に生きていく。一貫した作風はまさに「三崎ワールド」とでも称すべきもので、好みは分かれるでしょうが自分はしっかりハマりました。もう何作か、手を伸ばしてみたい作家さんです。

    2
    投稿日: 2018.06.21
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    不思議な世界の短編集。 三崎亜記の真骨頂のホラーでいろんな角度から紡いでいて、どれも味わいがある話がならんでいる。 高橋克彦の「記憶」シリーズを彷彿とさせた。直木賞候補作にもなった傑作集。

    0
    投稿日: 2018.06.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    再読。短編集。よくこういう設定を思いつくなあといつも感心するのだが、短編にも惜しげもなくフシギナ世界設定が使われている。「同じ夜空を見上げて」は「ターミナルタウン」に続くのか。他にも細かいワードが別の作品に少しだけつながっていたりして、にんまりしてしまう。そんな技巧の底には大切なことがそっと語られていて、ぼんやりと物思いにふける幸せを与えてくれる。

    0
    投稿日: 2018.01.23
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    赤道上に発生した戦後最大規模の鼓笛隊が、勢力を拡大しながら列島に上陸する。直撃を恐れた住民は次々と避難を開始するが、「わたし」は義母とともに自宅で一夜を過ごすことにした。やがて響き始めたのは、心の奥底まで揺らす悪夢のような行進曲で…(『鼓笛隊の襲来』)。ふと紛れ込んだ不条理が、見慣れたはずの日常を鮮やかに塗り変えていく。著者の奇想が冴えわたる、驚異の傑作短編集。

    0
    投稿日: 2016.10.15
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    赤道上に発生した戦後最大規模の鼓笛隊が勢力を拡大しながら上陸する。避難する人々、近づく大音響。---『鼓笛隊の来襲』 そこにいるのに誰も気づかないあの子に気づいてしまった私。---『校庭』、ほか日常に紛れ込む不条理を描く短編集。

    0
    投稿日: 2016.05.16
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    日常の中にもしかしたらこんな世界が隣に広がっているかもとひやりとさせられる話がたくさん詰まってます。遠距離恋愛は巫女はちょっと複雑ですが概ねいい話です。校庭はちょっとホラーが入っていてどきどきします。この後どうなったのか想像力をかきたてられます。

    0
    投稿日: 2016.01.12
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    コロヨシ以降久々の三崎さん作品。 三崎ワールドフルスイングな9つのお話がつまった短編集でした。 表題作の「鼓笛隊の襲来」、「象さんすべり台のある街」、「遠距離・恋愛」が特に好きです。 自分たちの日常のすぐ隣で、本当にこんな世界が存在しているのではないだろうか?読者はただ気づいていないのではないだろうか?と錯覚してしまうこの感じ。 校庭は読後、背中に冷や汗がじわりと広がりました。

    0
    投稿日: 2015.09.23
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    現代日本に似ている世界だけれども、 不思議な現象、制度が紛れ込んでいる短編集。 オチにひねりのない(というか投げっぱなし?) 話も多いけれども、 個人的には世界観の面白さでおなかいっぱい。 話に出てくる不思議な現象や制度 (鼓笛隊や覆面)が社会風刺的な 何かの暗喩なのかなと思いつつも、 意外と何も裏がなくまんまなのかと思ったり。 作者は公務員時代こんなことを 日々妄想していたのだろうか。

    0
    投稿日: 2014.11.27
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    【本の内容】 赤道上に発生した戦後最大規模の鼓笛隊が、勢力を拡大しながら列島に上陸する。 直撃を恐れた住民は次々と避難を開始するが、「わたし」は義母とともに自宅で一夜を過ごすことにした。 やがて響き始めたのは、心の奥底まで揺らす悪夢のような行進曲で…(『鼓笛隊の襲来』)。 ふと紛れ込んだ不条理が、見慣れたはずの日常を鮮やかに塗り変えていく。 著者の奇想が冴えわたる、驚異の傑作短編集。 [ 目次 ] [ POP ] 戦後最大規模の鼓笛隊が発生した。 列島上陸・直撃の被害を恐れた住民が避難するなか、鼓笛隊の襲来体験をもつ義母の言葉を受け自宅に残ったわたし。 恐るべき鼓笛隊の真相とは……(表題作)。 奇想天外な設定とリアルな人間描写が織りなす短編集。 [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]

    0
    投稿日: 2014.10.06
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    小説のカテゴリの切り口を、現実世界と、非現実世界にしているが、この作者の小説はいつも迷う。 読後時間がたつと、鼓笛隊が襲来したのかなという気持ちになる。 私が読んだこの作者の本にしては珍しく、祝福された存在が小説の核となっている気がした。

    0
    投稿日: 2014.10.05
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    現実的な世界の日常に、非現実的な設定が混ざりこむ不思議な短編集です。 作者の書きたいことが明確にあり、それを分かりやすく読者に伝えようとする姿勢はこの作品でも健在でした。 多くの話の中に過去や現在の「喪失」という要素が含まれるのが印象的で、作者の主要な主題となったのでしょうか。 各話について細かいことを言えば、お約束ではある「お役所仕事」は無理に入れなくても、とか、設定に慣れた頃に話が終わってしまった、とか感想はありますが、作者らしい安定して面白い短編集でした。

    2
    投稿日: 2014.06.29
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    【世界を創造してみたい】 僕は好きだった。表題の鼓笛隊の襲来も他の作品も是非とも長編で読みたいくらい。あっさりしたオチに飲み込みにくい、どろどろした感情が残る。またよみたい。

    1
    投稿日: 2014.06.06
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    う~ん、不条理やなぁ。恥を忍んで書きますが正直最初の『鼓笛隊の襲来』から数作品で意味をつかみかねてます。 『覆面社員』は何か既視感みたいなモノが邪魔をして素直に楽しめなかった。何かの解説で粗筋に触れてたか、似たような短編を読んだか定かでない。でも、これ以降の話は段々と読み易くなってった気がしたので再読すれば『鼓笛隊』も楽しめるかも。 『「欠陥」住宅」』以降が好き。

    0
    投稿日: 2013.09.23
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    やばい。やばばい。三崎亜記の短編では一番好きです。どれも三崎色に染まってる。圧倒的な力で構築された世界観。たまりません。そしてどこかに残る多幸感と寂しさ。脆弱なものだからこそなのかもしれません。鼓笛隊が好き。欠陥住宅も好き。

    1
    投稿日: 2013.05.29
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    ひとつの話の中で明るい部分と暗い部分を両立しているというか、それぞれの話にグラデーションがあって、奇妙である。軽い気持ちで読める暗い話。笑

    0
    投稿日: 2013.04.14
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    異常性の中に覗く日常への警句。 シュールな設定を引き立てる淡々とした語り口は、著者のお家芸か。 「覆面社員」は、本心を隠して理想的な役割性格を演じる内に、自分がわからなくなってしまう――そんな誰もが身に覚えのあるような病のメタファーに思われた。 現代版『人間失格』と呼べそうな1篇。

    0
    投稿日: 2013.04.10
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    やっぱり三崎さんらしい短編集。 ありえない世界だし 読み終えてすっきりもできないのに 現実を感じさせられる。 ただひとつ、 ボタンを押すとどうなるのかだけ教えていただきたい。

    0
    投稿日: 2013.03.17
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    この人の小説は、いつも不思議な内容です。 この作品も、その例に違いません。 シュールなショートショートというと、 星新一の名前が思い起こされますが、 星新一とも、また違うんですよね。 星新一の場合は、シニカルな現代風刺と言う感じですが、 この人の作品の場合は、風刺というより、 一風変わった世界の話に尽きると思います。 短い物語ばかりなので、一気に読んでしまいました。

    0
    投稿日: 2013.02.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    9つの短編。現実の中の1箇所のみが非現実に置き換えられているという着想がおもしろい。しかし、あくまでも現実世界がメイン。ほんの一刹那に垣間見せる人の心の細やかな機微がハッとさせる。意外な設定の陰に隠れて見えにくくなっているがメッセージは奥深い。注意深く読まないと見落としてしまう朧さ。そこがまたイイ。

    0
    投稿日: 2013.01.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    優等生なつくりの小説だった。 短編集なので浮き沈みはあったけど、総じてちっと物足りなかったかなあ。 設定とタイトルに惹かれたんだけど。

    0
    投稿日: 2012.12.31
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    三崎さんの持ち味「不思議なことが当たり前にある日常の話」が詰まった短編集。台風のように鼓笛隊がやってきたり、記憶にない恋人との失恋だったり、覆面をかぶって別人になったり、レプリカではなく本物の象だったり・・・そんな不思議な9編が収録。短いページで不思議なことが当たり前の世界観と、その世界観で起こるちょっとした物語を楽しめる。次はどんな日常なのか?どんな現象が当たり前になっているのか?そして人々はその現象に対してどう向き合っているのか?と楽しめる1冊。

    0
    投稿日: 2012.11.13
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    これ面白い! 短編集だけれども。 世界のほころび隙間をあぶりだすような物語。 表題になっている『鼓笛隊の襲来』は、”鼓笛隊”が台風のように語られていて、面白い。

    0
    投稿日: 2012.10.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ちょっとホラーだったりロマンスだったり日常なのに不思議なお話 不思議設定が当然のように語られるのが楽しい! 鼓笛隊、かわいらしいですけど実際何万人も連れて行かれたりしたら怖い… 「象さんすべり台のある公園」はなんだかジワーっときて泣いてしまった。準公務員な象さん… 「『欠陥』住宅」と「校庭」は読みも奇妙なお話でこれも好き 三崎亜記作品は初読だったので、他作品も読んでみたい 2012/10/11

    0
    投稿日: 2012.10.11
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    引き込まれて抜けられなかった。 実際とは違う物事を使って表現されているけど、日常生活の中にある出来事や気持ちの動きが書かれているように思う。だから、起こっていることは非現実的なのに、どこかで自分の経験と重なる物があるみたいで、ものすごく恐い。いくつか最後にほっこりできるお話があって、救われた。 現実と非現実の境が解らなくなるような、こんな感覚は初めて。良かった。

    1
    投稿日: 2012.08.06
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    三崎亜紀の世界、最高です! 特に短編が上手いと思っています。 「鼓笛隊の襲来」は、わくわく感に怖い気持ちが入りこみ、興味をそそるような心情が何とも言えない。 台風が来る気分が鼓笛隊の音楽にそわそわさせられます。 後は、「彼女の痕跡展」と「覆面社員」や、「校庭」は今すぐ短編ドラマにできそうなお話です。 切なさと、人間の心の表と裏、そして、リアルにありそうな恐怖体験に近い部分が、非現実的ですが、そのユーモアが人を引き付ける気がします。

    0
    投稿日: 2012.08.01
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    奇抜なファンタジーと現実感のある教訓めいたものとをミックスしたことで、互いの良さを消し合って中途半端になっている印象。

    0
    投稿日: 2012.07.31
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    少しずつ不思議で、少しずつずれている…。心温まるものから、ちょっとぞっとするものまで。最後の同じ夜空を見上げて、が悲しいけど好きだな。

    0
    投稿日: 2012.07.28
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    最近、三崎亜記に再びハマっています。 表題作の「鼓笛隊の襲来」は文句なく面白くて好みの作品。 その他の短編はこんな感じのは少なくて、わりとシリアスで残念。 校庭や同じ夜空を見上げて、が好きかも。 校庭はジワりと効いてくる感じで、同じ夜空〜は切ないけどちょっとあったかい感じ。

    0
    投稿日: 2012.07.02
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    正直あまり印象に残らなかった。 玄人SF作家の短篇集といった体で、馴染むのに苦労したため、印象が薄くなったのではないか。

    0
    投稿日: 2012.05.02
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    9編からなる短編集。どれも微妙に日常からずれた世界で語られる。 表題になっている「鼓笛隊の襲来」は最後がちょっとあっさりしすぎていて肩すかしを食ったけど、それでも1行目から、この少しずれた世界にもっていかれて存分に遊ばせてもらえた。 他の8編もそれぞれいいズレ具合と、そのズレに違和感を感じさせない説得力のある文章で、不思議ワールドを堪能できる。 「校庭」と「同じ夜空を見上げて」、読後感は全然違うけど後をひかれる。 三崎ワールド、ハマりそうです。

    1
    投稿日: 2012.03.07
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    三崎亜紀さんは好きな作家ですが・・・。 表題の「鼓笛隊の襲来」は良かったですが、そのほかの作品は 私は、あまり好きじゃないです。

    0
    投稿日: 2012.02.05
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    テレビで紹介されていたので買った本です。一つ一つがとても短くいのにちゃんと面白くて良かったです。これからもこの方の作品を追っていこうとおもいました。

    0
    投稿日: 2012.01.25
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    短編集。それぞれがとても短いので、ちょっとした時間に読める。 三崎さんの作品は、毎回世にも奇妙な物語の設定に似ている。 私達の常識とは全く違う常識が存在している世界でのお話が多数。 設定は突拍子もないけど、落ち着くところはとても普通。 一話目なんて最たる例だと思う。 だからダメというんじゃなくて、突拍子もない設定をなんなく受け入れられる人ならとても読みやすいし、設定を楽しんで読める作品を書いてくる人なんだな。 三崎さんの入門編にしてもいいし、これが気に入るようなら他の作品も是非読んで欲しい。 私の感想としては、とても普通。ただ、悪くはないと思う。

    0
    投稿日: 2011.12.29
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    背表紙のせいでニガテの短編集だというコトに気づかず。 三崎作品は「日常の非日常」をゆっくりと理解して、 様々な人々の観点から読み解いていくのがおもしろい。 と自分では思っているのでちょっと期待ハズレだったかな。 長編カモーン!!

    0
    投稿日: 2011.10.05
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    三崎さんは、突拍子もない設定なのにすごい地に足のついた話を書く人だなぁと実感した。 個人的には「校庭」が、ほんのり(?)怖くて面白かった。 読み始めは奇抜な設定が目につくのに、読み終わる頃にはその設定も忘れ、もっと身近な問題だったり、想いだったりの方が心に残った。 何気ない日常は、何気ない日常じゃないのかもねww

    0
    投稿日: 2011.10.05
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    日本語の繊細さを感じる一冊。 世にも奇妙な物語?という印象をもたれる方が多いかもしれません。 そんなお話が表題作含め9篇。 よく目にするもの、普段使っているものを少しだけ違った呼び方をしてみたり、日常をずらしていく導入方法が面白い。 「・」や「「」」を置くだけでもこうも印象が変わるのかと思う。 慣れてくれば非常に面白いが、慣れるまでは毛嫌いするかも・・。 立ち読み必須の一冊。

    0
    投稿日: 2011.09.06
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    非日常を日常の中に溶けこませる三崎ワールド。現実から半角スペースずらしたような感覚は短編だと少し急勾配すぎて半角が全角2個になってしまいジワジワが薄い気がする。

    0
    投稿日: 2011.09.04
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    鼓笛隊の襲来 ★★★☆☆ 彼女の痕跡展 ★★★☆☆ 覆面社員 ★★★★☆ 象さんすべり台のある街 ★★★☆☆ 突起型選択装置 ★★★☆☆ 「欠陥」住宅 ★★★★☆ 遠距離・恋愛 ★★★☆☆ 校庭 ★★★★☆ 同じ夜空を見上げて ★★★★☆ →「失われた町」の雰囲気 やはり安部公房を感じる。

    0
    投稿日: 2011.08.28
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    三崎さんの文才を感じさせる作品! 三崎亜記さんの魅力は独特な言葉の紡ぎ方。余計な言葉は一切ない。なのに、短い文節には心理描写を詳細に読者へ伝える繊細な言葉が、所狭しと盛り込まれている。長くもない、難しくもない。余計な言葉が無いから、読み手のリズムは一定に保たる。優しい文調も心地いい。 ストーリーに関しては好き嫌い分かれるだろうが、とにかく三崎亜記さんの非凡なる文才を十二分に味わえる秀作。いかに自分に才能が無いかを思い知らされる。

    0
    投稿日: 2011.08.25
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    文庫化したので再読。日常から少しずれた世界を描いた短篇集。好きなのは三篇。「鼓笛隊の襲来」、鼓笛隊についていくのは結構楽しそうな気がします。「象さんすべり台のある街」、セピア色の雰囲気が好き。「遠距離・恋愛」、特殊な離れ方でも互いを想い合える二人の姿が微笑ましいです。それにしてもこの世界の役所は秘密主義で凝り固まっているみたいだけど、仕事の幅があり過ぎて大変そうです。定時に帰れる仕事が少ないのは間違いないでしょう。

    0
    投稿日: 2011.08.06
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    著者の作品の基本パターンである、我々の基準からみれば突拍子もないことが当たり前に存在する社会を描いた短編集。相変わらず目の付け所が絶妙です。個人的には「突起型選択装置」が気に入りました。登場する女性が、何とも言えず魅力的です。

    0
    投稿日: 2011.08.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    三崎亜記の短編集。 ひと言で言い表すなら「世にも奇妙な物語」。 「赤道上空に、戦後最大級の鼓笛隊が発生」し、街を襲います。 なぜ、台風ではなくて鼓笛隊なのか。 他にも。 なぜ、彼を乗せた電車は消えてしまったのか。 なぜ、彼女の背中にはスイッチがあるのか。 そして、そのスイッチを押すと彼女は(あるいは、世界は)どうなってしまうのか。 答えはどこにもありません。 描かれているのは、このような現実から少しだけズレた不条理な世界で淡々と生活する人々の、少し切なくて、少し温かい日常です。

    0
    投稿日: 2011.07.20
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    この世界から少しだけ、でも圧倒的にずれた設定が、こんなに出てくるのがさすが。設定に頼らず、物語としてちゃんと深みがあるところも。ただやっぱり長編の方が好みだなあ。

    0
    投稿日: 2011.06.10
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    冒頭、藤崎竜の駄文を思い出した。 全話短くも面白いので2時間程度で読める。 非日常の中の日常ってやつかな。

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    投稿日: 2011.06.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ・「戦後最大規模の鼓笛隊」がやってくる表題作。台風のようでもあり、宇宙人がやってくるような不思議な話。でも最後はほっこり。 ・自分を見失いそうになっている女の人の「記憶」を巡る「彼女の痕跡展」。自分の記憶は正しいものなのか?そもそも私は私なのだろうか? ・覆面を被る権利が成立した世界での日常を描く「覆面社員」 本当の素顔をさらせなくなった切ない話。 ・本物の象のすべり台がある街の話。しかも象さん日本語喋ってるし。あなたの「故郷」はどこですか? ・「突起型選択装置」…ボタンのある女のひとと出会う男の人の話。ボタン、押したらどうなってたのかなぁ…。 ・「欠陥」住宅に取り込まれてしまった家族の話し。「欠陥」の度合いと「世界の秩序」について。自分が見ている景色をみんなが見ているとは限らない、というさみしいような納得できるような不思議な話。 ・「浮遊都市」に住む彼との遠距離恋愛を描く「遠距離・恋愛」 こんなプロポーズ、憧れるわぁ(笑) ・気づいてはいけないことに気づいてしまったために人としての生活が営めなくなってしまった家族。これは恐かった…。 ・理不尽にも離れ離れにさせられてしまった人たちの話。 列車事故、震災…日常が一変してしまって、大切な人を失くして、いつになったら「受け入れ」られるんだろう。かなしいけど、さみしいけどちゃんと受け入れて前に進まなきゃいけないんだな、と思った話し。 久しぶりにこの作家の本を読んだ。いろんな話がぎゅっと詰まって楽しめます。

    0
    投稿日: 2011.06.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ・誰だっけと思ったら「となりまち戦争」の著者だった。 ・星新一を彷彿とさせる短編小説集だが、星先生の領域には至らず。今後の成長に期待を込めての★3 ・作者がやりたいことの方向性は分かるんだけど、もう少しpolishが必要。しっくりこないというか、イマイチ感というか、なんというか歯切れ悪い感じ。 ・作家として研鑽を積むより、そもそも人生経験を積んだ方が良いのではないか。と、読み手は言いたい放題。

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    投稿日: 2011.05.26
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    相変わらずな不思議ファンタジー♪ 台風扱いな鼓笛隊。 訳分かりませんが、なんとなくほっこり させられるw

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    投稿日: 2011.05.13
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    すごい!としか言いようがない。 三崎さんの頭の中覗いてみたいっていつも思います。 とにかく普通じゃ考え付かないような世界が 本当に自然にそこにあって、 想像力もそうだけど、その表現力、描写が的確で、 あってたまるか!て思うのに、その反面 本当にありそうで怖くなったり、面白くなったり。 三崎さんは本当にすごいと思う。 多分苦手だなって思う人はたくさんいるだろうけど でも好きだなって思う人も同じくらいいると思う。

    0
    投稿日: 2011.05.03
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    何気ない日常に人知を超える非日常を配置して日常を浮き上がらせるというこの著者らしい短編集。 もちろん今まで(の過去の作品)と同じように、非日常についてはなんにも説明されないし、読みようによってはその非日常がなくても登場人物たちの生活は普通に流れていきそうなくらい、全く自然に描かれる。 当たる光が強ければ強いほど影がくっきりするように、非日常の非常識さが極まれば極まるほど日常がくっきりと描き出される印象。 とか書くとたぶん術中にはまったカンジになるっぽい気がするンだけど、それはうがち過ぎだろうか?。 まぁ読んでみると、実際はそんなこともない。 たとえば、アバターを3Dで見たとき、冒頭にある宇宙船で冷凍睡眠から目ざるシーンで「3Dであること」にものすごいインパクトを受けるんだけど、話が進むうち3Dとかどうでもよくなってきて、「これってダンス・ウィズ・ウルブスだなぁ」とか思ってくる感じに似ている。 つまり、物語へいざなうギミックとしての非日常。 アバターも終わってみれば、面白いけどこれはアメリカの過去に人種差別があったことに関する良心の呵責というか、いわゆる民度の成長というかの話だなぁみたいな。 もうちょっと「非日常」によってくっきりした影として描かれるような日常ってないかな?とか、かえって消化不良を覚えるカンジ。 そうはいっても、物語への呼び水としての非日常としての配置としていえば、それはとても自然で、肩の力の抜け具合がとてもきれいだって思う。 描かれる「非日常」をどうとらえるかでかなり印象が異なりそうな気がする。

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    投稿日: 2011.04.20
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    三崎亜紀の作品は、何のメタファーなのか考えながら読むと面白い。 表題作「鼓笛隊の襲来」とか、本書収録以外では「バスジャック」「七階闘争」とか。

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    投稿日: 2011.04.19
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    「鼓笛隊の襲来」三崎亜記 幻想的な日常を描いた短編集。無彩色。 この人の引き出しはどれだけ深いんだ…!次から次へと描き出される、静かなるワンダーランド。 はじめて『となり町戦争』を読んだ時にひたすら「よくわからん」とレビューした記憶がありますが、何作読んでも変わらないクオリティ、確実にアタリでしたね。 家族、町、社会、職業、動物、などをテーマにして、非現実な設定で読ませながら、倫理観だとか社会観を密かに問う。 というフリをした斜に構えたエンターテインメント? と思ってます。 ラーメンズが「非日常の日常」と言っているらしいですが、まさにそれ。 ※余談ですが椎名さんとか恩田さんが好きなのは「非日常の日常の非日常」まで読ませるところね! 短編集だけど☆4+の5ということで。 やっぱり好きです、三崎亜記。(5)

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    投稿日: 2011.04.06
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    三崎亜記の鼓笛隊の襲来を読みました。普段の生活に潜んでいる、しかしふとしたことから現れる不条理を描いた短編集でした。三崎亜紀流の物語を読んでいると、それらの不条理が実はそこかしこに存在しているような気がしてきます。「鼓笛隊の襲来」は読んでいくうちにデジャブを感じたので、多分どこかで読んだことがあったのでしょうか。もし初めて読んだのにそう感じるのなら、三崎亜紀とkonnokは同じような民話や伝承、幻想を共有しているのかもしれません。この短編集でも、失われた町のように、不可思議な事故によって親しい人を失ってしまう、という物語が多いような気がしました。この人の作風なのでしょうか。

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    投稿日: 2011.04.01
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    キーワードは 見ているのに、見えていないもの と 私とあなたの見ているものは同じかどうか でしょうか。 相変わらず三崎亜記は 世の中の根本は覆さないのに 確実に想像力を感じさせる「不思議」を書くなぁ。 いい話もあるけど、 今回は現代への警告ととれる話も多いと感じました。 一編が短くて、すぐ読めてしまう一冊です。

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    投稿日: 2011.03.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    本当に、三崎亜記の意表のつき方は巧い!日常に馴染んだ言葉が、全然知らないものへと変化する。鼓笛隊、象さん滑り台、ボタン、欠陥住宅、遠距離…。 そのドキドキ感が堪らない。意表をつかれたい時(笑)、おすすめな三崎亜記でした。。 (2011.03.26) 『廃墟建築士』を読んで、久しぶりに再読。 やっぱり、三崎亜記には自分の中の常識をあっけなくひっくり返されて、それがものすごく快感。 この中だったらやっぱり「鼓笛隊の襲来」が一番好きかな。鼓笛隊が可愛くてw 『廃墟建築士』よりもライトにさらっと読める短編集なのでとても好き。 (2012.10.13)

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    投稿日: 2011.03.26
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    「一風変わった世界の話」 三崎亜記の短編集です。 日々の日常がほんの少し。ほんの少し変わったら、どんな日常になると重いますか? 例えば、 今住んでる町だけが空中に浮かび上がったり、 あなたの大切な人がある日突然消えたり。 そんな、私たちの生きている日常ではない世界をテーマしています。 そして、それを通じて「当たり前の日常」が実はとても幸せな事なんだと感じる事ができる。 そんな作品。 個人的に、三崎さんは読めば読むほど味がでる。スルメ味なんです。

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    投稿日: 2011.03.09
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    三崎ワールドって、こういうのだ! って感じられた一冊。 理不尽や不可思議が普通にあって、 そこで生きる人の想いが、じわっとくるような。 長編よりも短編のほうが、 三崎ワールドがぎゅうっと、堪能できる気がします。 実は、かわいらしく「遠距離・恋愛」がお気に入り。

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    投稿日: 2011.03.08
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    リアリティの障壁を避けるため、現代社会以外をを背景にする物語があります。その背景が過去ならば時代小説、未来ならSF、現代あるいは時代不詳ならファンタジーと呼ばれます。しかし、それらは背景であって、物語の主題はヒューマニティだったりミステリーやサスペンスだったりします。 一方で、背景としてではなく、世界そのものを描こうとする物語もあります。科学の進化によって変化した未来の世界を描くのがハードSFだし、過去ならば歴史小説になります。 三崎さんは現代の中にちょっとした不条理を持ち込み、不思議な世界を作り出します。例えば台風の如き鼓笛隊だったり、ラピュタのような浮遊都市だったり。とはいえ、それらは科学的な裏付けを与えられたものでは無くファンタジーの世界です。そして、描いている対象は、三崎さん自身が奇妙な前提を与えた世界その物のようです。 う〜〜ん、ハードファンタジーとでも呼びましょうか。 ファンタジーの世界では珍しい描き方だと思います。

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    投稿日: 2011.03.02
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    三崎さんの作品は、突拍子もないことが淡々と、実に物静かに語られます。 でも、その淡々とした雰囲気こそが、物語に登場する人々の気持ちや、そこで起こる少し不思議な出来事を逆にくっきりと印象づけることに成功していると思います。 やっぱり好きですね。

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    投稿日: 2011.02.22
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    いつもの短編集とは違って、人の別れや感情と言ったそれぞれのテーマが強く押し出されていたように感じました。 これだったら、奇抜な設定に頼ることはない気もします。 三崎亜記のリアリズム小説も読んでみたいな。

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    投稿日: 2011.02.20