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陸行水行 別冊黒い画集2
陸行水行 別冊黒い画集2
松本清張/文藝春秋
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総合評価

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    箸休めミステリ短編4本。4本とも、エキセントリックな人物が主軸となっている。2作は普通に一人称目線なのに対し、残り2つは淡々と「有ったこと」を記述しており、捜査調書のようで面白い。 最初の「形」が淡々とした事象の記述で特に面白く、行政や捜査の裏をかくクレーマーの話で、なかなか珍しいタイプの話ではないかと思う。ただ、オチはそこまでなくても良かったんだけど。 対して表題作は、はじめミステリになるの?と心配になるような話だが、きちんと一人称視点になっているため、読者は興味の云々に関係なく引き込まれてしまう。その辺の面白さが清張の魅力だ。 4つとも、ものすごくブレイクするような話でもないし、キャラクターが濃すぎて「そんな奴、おらんやろ」とつい突っ込みたくもなるが、十分異常に面白いのでオススメ。 特に、ボリューム的に電子書籍で読むと良いのではないかと思います。

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    投稿日: 2015.06.11
  • 「邪馬台国」は北九州か?奈良か?

     「耶馬台国」は北九州か?奈良か?。古代史のロマンを駆り立てる表題作。清張の推理は個性的で冴えわたる。永遠の謎となりつつあるが、読み進めていくうち、「邪馬台国」がどこでもよくなった自分に気づかされる。その存在自体が日本人として嬉しくなる作品だ。

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    投稿日: 2015.04.28