
総合評価
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powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「濃紺の悪魔」「詩人の死」 「たぶん、暑かったから」 「鉄格子の女」「アヴェ・マリア」 「依頼人は死んだ」 「女探偵の夏休み」「わたしの調査に手加減はない」 「都合のいい地獄」 心が健康でないと読んでいて辛くなりそうな濃い目の登場人物たち、嫌な結末。好みだ。
1投稿日: 2025.11.18
powered by ブクログ引き続き葉村昌シリーズ、おそらく本格的な登場で最初期。最新作の彼女がアラフィフなのに対し、まだ29才冬からの2年間の四季で、そのルーツも伺える作品
0投稿日: 2025.09.14
powered by ブクログ現在無職の葉村晶は、かつて辞めた長谷川探偵事務所の所長から受けた依頼の手伝いを頼まれる。日給は三万円。資産家のお嬢様で、著名人でもある松島詩織の身辺警護の依頼だ。嫌がらせのストーカー被害を受けている、という。不自然な嫌がらせ行為、詮索に口を閉ざす依頼人、割に合わない依頼の行方は――「濃紺の悪魔」 友人である相場みのりの婚約者が死んだ。運転中に、トンネルの入口脇の壁に激突して。自殺だったという。「あいつがそう簡単に自殺するわけがない」とみのりは語り、葉村晶に調査をお願いする。資産家の息子であり、詩集を出版したばかりだった青年はなぜ死を選んだのか。発売された詩集の売り上げも悪くなかったそうだが――「詩人の死」 ということで、本作は葉村晶を探偵役にして、全部で九篇の短篇が並んでいます。最後まで読むと大きなひとつの物語となるのですが、一本一本の短篇のクオリティも高い作品集になっています。歯切れの良い文章、人間心理の描き方、結末の切れ味……と、どれを取っても素晴らしく魅力的で、特に個人的に、ままならない人間関係がままならないまま、分かりやすい〈善〉と〈悪〉に区切らずに書いている点が好きでした。シリーズはこの後も続いているので、このまま読んでいきたいと思う作品でした。
1投稿日: 2025.08.14
powered by ブクログいやいや、かなり面白かったです。葉村シリーズ知らなかったのですが、最新刊が出て、それでたまたま知りました。 ハードボイルドというやつですか。 連作短編です。最初から最後まで、連なるものがあり、面白かったです。 最後に解決しない、ライバルのような悪いヤツは、今後も出てくるのかな。 あと、姉の話も出てくるのかな。 期待です。 あれっ、これは、葉村晶シリーズの第一弾ではない?
14投稿日: 2025.06.10
powered by ブクログ決して仕事に手加減しない女探偵 葉村晶。 連作短編集で、姉が自殺したことが彼女の心に深く傷痕を残している。そんな主人公に任される事件の真相は人間の闇を描いており、読後感は良くないです。 最後の「都合のよい地獄」の結末は続きがあるような終わり方で真相がわからない。 2025年5月10日読了。
0投稿日: 2025.05.10
powered by ブクログついてない女探偵、葉村晶シリーズの実質的な1作目。短編集。どの話も人間の奥底にひそむ黒い部分がみえてくるのがテーマになっている。疲れているときに読むと相当にダメージのデカい作品。ミステリー的な手法でいうと表題作であろうか。アッといわせるような切れ味のある終わり方で思わずに読み直してしまった。後は「たぶん、暑かったから」が強烈な印象を残した。何故、そのタイトルになったのかが分かる?ラストの余韻は何とも言えない。いやミスであるのだが、それ以上の面白さがこの作品にはある。
9投稿日: 2025.05.02
powered by ブクログ9編の連作短編集で、女性探偵『葉村 晶』シリーズ第2弾❗️ 読後感は、少しモヤっとしてちょっぴり背筋が凍り、真相は遣り切れない感じが多いミステリー作品集。 『濃紺の悪魔』と『鉄格子の女』はホラーチックな作風で、ちょと怖いです❗️一方で、表題作の『依頼人は死んだ』と『女探偵の夏休み』は、個人的に好きな作品です♫ 葉村 晶は好きなキャラクターですが、作風はこのまま連続して読むのは結構キツイので、また時間を空けてチャレンジします❗️
17投稿日: 2025.02.15
powered by ブクログ後味の悪い話も多いがどれも短編で読みやすく久しぶりの読書に最適だった。「鉄格子の女」と「アヴェ・マリア」が特に面白かった。
1投稿日: 2024.11.27
powered by ブクログ葉村晶シリーズ。 すっきりしない結末の話もあったりとちょっとわかりにくい点もあった。 晶のキャラクターがたっているのがおもしろい。
0投稿日: 2024.08.19
powered by ブクログ文体が皮肉っぽく、一つ一つの謎がはっきりしないまま展開するので、なんだか読みにくい… 短編をまとめ上げるかのような最後、犯人との戦いは次に持ち越し? なんだかすっきりしなかった…
1投稿日: 2024.07.31
powered by ブクログ日常にありうるミステリーという感じで楽しめたけれど、白黒はっきりしないまま終わったりということもあって、、自分の理解不足か?という感じで後半は色々と伏線が回収していった感じだった。女探偵葉村晶というキャラクターが魅力的だからまた読みたいと思わせられる。
5投稿日: 2024.07.18
powered by ブクログ若竹七海の連作ミステリ短篇集『依頼人は死んだ』を読みました。 ここのところ、国内の作家の作品が続いています。 -----story------------- 女探偵・葉村晶(あきら)は探偵事務所からの仕事で生計をたてながら、時に家族がらみの無料捜査も押し付けられる、何でも屋だ。 念願の本を出版し、結婚直前だった順風満帆の婚約者はなぜ自殺したのか? 受けてもいない健康診断の、ガンを知らせる通知書が届いた意図は? 瀟洒なプチ・ホテルに集う常連に隠された惨事とは? 彼女に持ち込まれる事件の真相は、少し切なく、ぞくっと怖い。 構成の妙、鮮やかなエンディングにうならされる、みごとな連作短篇集。 解説・重里徹也 ----------------------- 1993年(平成5年)から1999年(平成11年)に発表された作品に書き下ろし1篇を加え、2000年(平成12年)に刊行された葉村晶シリーズの第2作です。 ■冬の物語 濃紺の悪魔 ■春の物語 詩人の死 ■夏の物語 たぶん、暑かったから ■秋の物語 鉄格子の女 ■ふたたび冬の物語 アヴェ・マリア ■ふたたび春の物語 依頼人は死んだ ■ふたたび夏の物語 女探偵の夏休み ■ふたたび秋の物語 わたしの調査に手加減はない ■度目の冬の物語 都合のいい地獄 ■解説 重里徹也 「わたしの調査に手加減はない」女探偵・葉村晶のもとに持ち込まれる事件の真相は、いつも少し切なく、こわい……仕事はできるが不運すぎる女探偵・葉村晶シリーズ第ニ弾! もうすぐ29歳になる葉村晶は、フリーの調査員として長谷川探偵調査所と契約している、、、 念願の詩集を出版し順風満帆だった婚約者の突然の自殺に苦しむ相場みのりと同居することになった晶だが。(「詩人の死」) 書誌学のレポートを代筆してほしいという依頼で画家の森川早順について調べることになった晶は、その異様な画風に興味を持つ。(「鉄格子の女」) 健診を受けていないのに「あなたはガンです」という通知が送られてきたという佐藤まどか。ところが依頼を受けた直後、彼女が死んでしまう。(「依頼人は死んだ」) 構成の妙、トリッキーなエンディングが鮮やかな連作短篇集。 フリーの女探偵・葉村晶を主人公とした本シリーズを初めて読みました……各篇が叙述トリック、サプライズ・エンディングにあふれた洒落た作りになっており、春夏秋冬を二巡し、三度目の冬が巡りくるとき、彼女が知っる真実とは? 人間の悪意にぞくっとさせられる怖さを含んだダークな真相や構成の妙、トリッキーで鮮やかなエンディング 等々、好みの作品でしたね、、、 そんな中でも印象的だったのは、 平凡なOLが人事課長をドライバーで刺した事件の真相とは……ラスト一行を読んだ後の背筋が凍る感覚が忘れられない『夏の物語 たぶん、暑かったから』、 自殺した挿絵画家が残した1枚の絵画……夜と女をリアリズムに封じ込めたその作品に秘められた狂気と悪意に戦慄させられる『秋の物語 鉄格子の女』、 何不自由ないお嬢様育ちの離婚妻の飛び降り自殺……2年も前の自殺者が旧友の夢の中に現れて訴えたのは? タイトル通りの手加減のない調査、依頼人にとって受け入れがたい残酷な結果を淡々と伝える葉村晶の姿が印象的な『ふたたび秋の物語 わたしの調査に手加減はない』、 の3篇かな。 孤高の女探偵・葉村晶も魅力的! ハードボイルドタッチの一人称で描かれていることもあり、感情移入しつつ読めました……杉田比呂美の装丁も大好きですね、、、 次も葉村晶シリーズの作品を読んでみようと思います。
0投稿日: 2024.05.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
どんでん返しがある短編探偵物 主人公の女探偵がとてもサバサバしていて、セリフにたくさん皮肉が入ってて面白かった オチがわからない話もあったけど、、 繋がってないと思った話がラストに繋がってたり、ただの短編集ではなかった お姉さんの自殺がショック(?)で自殺の理由を知りたがってたのは、たしかに共通点 二作目も読もうかなぁ
0投稿日: 2024.05.22
powered by ブクログずっと気になってた作家さん。短編集だけど、どのお話も読み応えがありました。短編集と思いきや、巻の終わりには、つながってきて次巻へ謎を残すおもしろさもありました。
4投稿日: 2024.05.04
powered by ブクログ私は基本的にはイヤミスはあまり好きではない。 けれど、何故か一年のうちに何回かは葉村晶に会いたくなる時がある。 それが何のきっかけなのかは分からないのだけれど。 葉村晶シリーズはもう何と言うか「これがイヤミスです!」とイヤミスを知らない人間に紹介しても間違いない話だと私は思っているんですけど(そうだよね?)、やっぱりこの話でも葉村晶はとんでもない依頼に巻き込まれるし、周りの人間は人の悪意を煮詰めまくったような存在ばかりだった。 親友の相場みのりだけが唯一のオアシス的な感じなのだけれど、正直読んでいる間中「大丈夫よね?あなたは裏切らないよね?」と疑心暗鬼になってもいた。いや、葉村晶シリーズに関してはそういうことが本当に有り得るのだから怖い。 寧ろあんな世界を孤独に生き抜いていける葉村晶はカッコよすぎるとすら思う。 イヤミスでもありハードボイルドでもあるのかな。 個人的に一番好きだったのは「女探偵の夏休み」ですかね。 話の展開に完全に引っかかりました……そうかそういうことだったのか!って。 この話は人間の悪意的なものが少ないので読みやすいのもいいのかも。ちょっとシャイニングっぽくはありますが。
15投稿日: 2024.04.15
powered by ブクログ錆びた滑車に続いて。 読んでいて、主人公が30前の女性とは全く思えない。 短編だが、1つのテーマを色濃く感じる。意図的なものなのかは読み終えても分からなかった。 全般的に心理的な要素を強く感じる。執着、または、こころが壊れるといったモチーフに関して。 いくつかの短編は、楽しく読めた。しかし、短編集としては全体を通してあまり理解できていないように思う。 このシリーズの次の作品を読めば分かるのかもしれない。
0投稿日: 2024.01.21
powered by ブクログ葉村晶最高。犯人と対峙し真相を明らかにする際の描写が物凄い淡白で、他の作家ならもっとダラダラと続けるのになあといつも思う。まあでもそれがまた魅力なのかも。
1投稿日: 2023.03.19
powered by ブクログ葉村晶のミステリ短編集。最近目にする気がしてもう少し最近の本なのかなと思っていたら98-99年頃掲載の話なのね。でもあまり文章は古くない。 探偵で情報収集しながら点と点を結びつけて婚約者の、絵画の、依頼人の死の真相を解き明かす。ひねったトリックで理路整然というよりも、感情を揺さぶってこういう結末なのか、と読者の見方を変える感じで終わる。意外とモヤっと不気味な読後感のものが多い。
1投稿日: 2023.03.16
powered by ブクログ中々作品に入り込む事ができなかったなー。登場人物はどれもこれも現実にいそうで良かった。最後はちょっと納得いかないけど!続きは気になる!
1投稿日: 2023.02.04
powered by ブクログ女性が主人公の作品で、ここまでハードボイルドのものはあまり読んだ記憶がない。 人生に投げやりな感じがあるものの、真実を知る欲求を強く持つ葉村晶。よくも知人がこれだけ沢山の事件に巻き込まれるのものだと思うものの、いずれも結末はかなり苦くて、読むほどに同情してしまう。 頑張れ、葉村さん!
1投稿日: 2022.10.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
葉村晶は、読みたいけど、読むととても消耗するので、少し覚悟が必要。 対象者の死、友人の婚約者の死、依頼人のせいで死んだ女。自殺を追うのは、姉の自殺が原因なのか…。謎のアザ男はなんなのか、友人を殺した夫まで自殺して、死がまとわりつく。クセしかないおばさんがたくさん出てくるのも、それに振り回される晶も相変わらず。何回読んでも不快感は消えないけど、何回も読みたくなってる。そして疲れてる。ラストシーンはぞわっとする。 人間の、汚いところがどろどろ出るから、カエデみたいな女が清潔に見えたりするな。おかしくなる。
1投稿日: 2022.10.01
powered by ブクログ初めての作家さん。 短編ですが、ギュッと詰まってて過不足なくどれも楽しめた。 最後の最後、「!?」と声にならない声がでた。
0投稿日: 2022.09.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
"白黒つけないと気が済まない"女探偵葉村晶が主人公の連作短編第2弾。 前作『プレゼント』では小林警部補+御子柴くんとの交互登場だったが、今回は全編主役を務める。 解説の重里徹也氏が全くもって頷ける葉村晶の魅力について人物評を挙げてくれている。 ”白黒つけないと気が済まない”に始まり、クールさやタフさは作品中の言葉で明文化されているが、”うまく適度な距離を取りながら、機敏に身をこなす”なんて評は「あ~そうそう、そこがくすぐられるんだよ」と自分の感情分解能力ではどこが魅力的に映っているのか言葉にできなかったもどかしさをすかっと論じてくれている。 さて物語の方は、前作の最後で羽村がいびつな確執を抱く身近な人物に殺されかけるという悲惨な事件の結末で幕が引かれたが、今作の冒頭ではその人物は既に自殺し、この世にはいない設定で始まる。 転々としていた職についても、困ったときにあてにされる契約調査員ではあるものの、長谷川探偵事務所の一員として”探偵”が定職となり、やや安定感が出た。 そんな日々に舞い込む奇妙な依頼の数々。 なんか自殺案件が多いなとか、どうにも歯に衣着せぬ物言いの女友達が多いなとか思いながら、タフさとnever give up精神で真相に辿り着く予定調和を楽しみながら最終話まで読み進めると、あぁそういう筋書きでしたかと。 よもやそんな悪魔的黒幕が世界観を覆う展開とは。 この先因縁の対決めいたものがあるのかな。 次作『悪いうさぎ』に続きます。
32投稿日: 2022.09.11
powered by ブクログお初の作家さんです。 短編集だったので期待していなかったのですが、1つ目の「濃紺の悪魔」のラストに驚かされてから、心を掴まれたように一気に読みました。全てのお話に感じられる人間の悪意にゾッとします。全体的にもやのかかったような不思議な空気感があり、他の作品も読んでみたくなりました。
0投稿日: 2022.07.17
powered by ブクログコナンくんばりに死を引き寄せる主人公だけど、まぁ話を面白くするためには良しとしよう。 ウダウダ言いながらもえらく人付き合いが良いというか、妙に知り合いも多く、他人にもガンガン話していくとか、そういう謎の設定も良しとしよう。 怪しげなライバルの設定もありがちだけど良しとしよう。 というの主人公みたいなタイプは好きなんだもん。頑張ってるし、応援したくなるというか。登場人物もいちいち癖があって、飽きないのよね。個人的には金属バットふりまわす城都さんがなんか怖くてツボだった。 ていうかみんな病んでるわね。
1投稿日: 2022.07.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
少し前なので簡単に。 プレゼントとは違う構成。葉村晶の話のみ集めた小説。 プレゼントとの繋がりは薄いと思って読んでいたが、最後の話?で過去にでてきた痣の男が出てきたり、葉村晶にも痣が出来たり「どういうこと?続き気になるんだけど!!」となる描写あり。 (ただ今その先読んでるから分かるけど、その伏線は別に回収される訳ではなさそう。。) そこがとてもワクワクした。 どの話も解決までの展開が読めないのが面白い。作者は の頭はどうなっているんだか。。
0投稿日: 2022.05.31
powered by ブクログ有名な作家さん。ドラマで見たので読んでみました。最初は、わたしにとってはイヤミスかも(T . T)と…何故高評価なのか…と、わかりませんでした。 でもだんだんおもしろくなり、アヴェマリアあたりから加速❗️謎の濃紺のスーツの男は誰なのか、なかなか読み応えありました。 ドラマとはちょっと違う内容なんだなーと思いつつ読了。続編も期待☆ それにしても葉村晶の配役、シシドカフカさんがピッタリですなぁ!
0投稿日: 2022.04.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
9つある短編の全部が面白いという、個人的に破格な短編集。んでも、相変わらず大小問わずの悪意がきつぅい。 短編集ゆえ一冊で区切りがつくと思っていたら、まさかの黒幕?続投で驚くばかり。少し落ち着いてから、続編の『悪いうさぎ』を読み始めよう。
1投稿日: 2022.01.26
powered by ブクログ自殺の原因を調査する不思議なミステリーですね。 ミステリーようでミステリーでないような。 シリーズ1作目という事なので次が読みたいです。
3投稿日: 2021.12.01
powered by ブクログ女探偵・葉村晶シリーズ第1弾、9編を収めた連作短編集。 このシリーズがそうなのか、作者の語り口がそうなのかはよくわからないが、とてもサバサバした感じを受ける。主人公の感情があまり表面に出てくることはなく、台詞もいたって乾いている。だからこそ淡々と読めるし、会話も淡々と進むのだが、かといって事件が単純というわけではない。そのあたりの構成の妙というか、そういった印象が強い作品集。熱い感じがないミステリーといった趣である。
0投稿日: 2021.10.24
powered by ブクログシリーズ2作目とのこと。全作読破決定です。 太刀洗さんを彷彿とさせる、いい感じに女子でない主人公がいいですね。自分を分析するのに微塵の容赦もないのが好みドストライク。 真相を明かす口数が少なく、余韻の残る作品が多かったです。最終話で急にモリアーティみたいのでてきて、ゾクッとして終わりました。「都合のいい地獄」、ほんま容赦ないわ~。好っきゃわ~。
10投稿日: 2021.09.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
初作家。非常に面白かったが、騙され過ぎた感やその悔しさも少し残った。読み始めたときの文章で星新一が浮かび、読み終えた後、アガサ・クリスティーが残っている。分かりやすい文章だったが僕には理解が難しく、それぞれ何度も読み返した。 「まーちゃんさん」が高評価されていたため手に取り、楽しむことができました。 いい作家にめぐり合わせていただき、ありがとうございました。 ①濃紺の悪魔 虚言か真実か、ただの1本のヒモを力いっぱいこんがらがらせた感じ。すごい。 ②詩人の死 幸せなはずの詩人の自死。その理由を模索した挙句、答えはラストの光景がすべて。 ③たぶん、暑かったから ラストが恐怖映画のよう。敵を欺くにはまず味方から。そんな言葉が浮かんでくる。 ④鉄格子の女 学生、課題、不倫・・・そして視界は冒頭に。著者の思い通りに翻弄される。秀逸。 ⑤アヴェ・マリア あれ、この話だけ葉村晶の語りではないな?うー、このやられた感は昔読んだあれに。 ⑥依頼人は死んだ 嘘をつく犯人。その後の長い文章がカムフラージュに。3回読み返した。悔しい。 ⑦女探偵の夏休み 時間が交錯。デジャヴのようにチーズケーキを勧める純代の台詞がぐるぐる回る。 ⑧わたしの調査に手加減はない 犯人の予感を抱いたまま、揺さぶられる快感。この短編集の中では安心して読めた。 ⑨都合のいい地獄 読んでる最中一番ワクワクしたけど、ラストこうくるか、これしかないか、ん〜。
7投稿日: 2021.09.03
powered by ブクログ評判がいいシリーズなので読んでみたが、一作目もこの二作目と、今一つのめり込めない。 葉村晶タイプの女性に出会った事ないので、どうも現実離れした感じがする。と思っていたが、案外、カミさんが近いところがあるかもしれないと思い当たる。 それはそれで怖い・・ ともあれ、少し親近が湧いたのでこのシリーズ続けて読みたい
5投稿日: 2021.08.07
powered by ブクログ葉村晶シリーズ2作目。短編集。 葉村晶、激クールでかっこいいな。皮肉屋だし。 この本に書かれている文章の半分くらいが、皮肉で構成されている。 最後の一言で「あっ…」と気付かされるのが、倒錯もの好きとしては非常にクセになる。 紺色のBMWに乗った悪魔は何者なの?晶だったということ? 今後、読み続ければ悪魔の正体も分かるのだろうか。 また素敵なシリーズものに出会えて読書のたのしみができた。うれしい。
2投稿日: 2021.07.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
女探偵が舞い込む依頼に向き合っていくミステリー連作短編。 登場する女たちに皆個性があって、魅力的に感じる。中でもクールでシニカルな主人公に惹かれ一発でファンになった。 ストーリーの重みや人間の悪意にゾッとさせられる箇所もあり、その匙加減が好奇心をくすぐる。表題作の展開が面白かったが、1番興奮したのは『たぶん、暑かったから』。
0投稿日: 2021.05.22
powered by ブクログ若竹さんの本はいい意味で厭なミステリだな。若竹さんの描く事件の底には人間の、【悪意】ではなく【醜さ】が流れているように感じる。 今回の短編は自殺の理由を探るストーリーが多い。殺人であれば、殺意が存在する。それがどんなものであれ、少なくとも犯人は殺す理由を持っている。 自殺には他者による直接的な殺意はない。人間の醜さや身勝手さが、自殺者を追い詰めるのだ。 世間を冷めた目で見つめている葉村さんだからこそ耐えれるんだな。私だったら人間不信になってしまうかも。
9投稿日: 2021.03.09
powered by ブクログ'21年1月21日、読了。若竹七海さんの小説、3冊目。 正直、「プレゼント」は、ちょっと物足りなかったですが…これは、凄かった!一遍一遍、面白かったし、最後の「都合のいい地獄」で、ちゃんと連作短編集に纏めるところ、唸らされた!楽しめました。 この後のこのシリーズに、「彼」は出てくるのかな?ハマりそう…。
4投稿日: 2021.01.21
powered by ブクログ母が「イマイチだった…」と言いながら貸してくれました イマイチなのかぁと思いながら読むのは気が進まなかったけど読んでみました ・ 葉村晶シリーズの2作目に当たるみたいですね この後に刊行された『悪いうさぎ』『さよならの手口』を先に読んでしまいましたが、本作はこの2作と違い、短編集でした 結末ははっきりとした表現にせず、読者に考える余白を残しているものが多かったです …が、私には尻切れトンボのように感じるものが多くてイマイチすっきりしませんでした ・ インスタでもいい評価が多かったので、私みたいに感じるのは少数派かもしれないですねー ・ 本作の葉村さんともやっぱりお友達にはなれないなと思いました 『さよならの手口』の葉村さんとは図書委員くらいなら一緒にできそう…と思ったけど 残りの作品はどうかなー
0投稿日: 2020.11.25
powered by ブクログ【腹減り度】 なし 【食べ物の割合】 ☆ 【1番美味しそうだったもの】 オーシャンビュー・プチ・ホテルのコーヒー *感想* 作中で"朝食をみっちり食べさえすれば、夕飯はゆで卵一個で十分"と本人が言っているように葉村晶はあまり物を食べないのね。がっくり。 というわけで、1番美味しそうだったものにコーヒーなんてあげちゃうくらい食べものとは無縁の女探偵の連作短編集。 驚きの展開あり、意外な結末ありで大変楽しかった!(特に女探偵の夏休み.面白い!) 本当に一瞬で読み終わったよね。 最終話はちょっと変化球というか、受け入れがたい所もありつつ‥。少し不思議な要素にモヤモヤ。 世にも奇妙な的なのがOKな人は気にならないと思う。私はちょっとだけ「なんじゃー」と思ってしまった。とはいえ変なミステリなんかより遥かに面白かったので全体通して90点くらいつけたい(何様)。
0投稿日: 2020.10.08
powered by ブクログ葉村晶シリーズ第1弾(とする) 連作短編集で面白かったのに ここに載せるのを忘れてたみたい ちゃんと発売順に読破
0投稿日: 2020.09.25
powered by ブクログ葉村晶の2作目。 通は河豚の肝を食べると聞く。 ほんの少しビリビリしながら食べるとか。 命を賭けてまで食べる美味しさなのか、 命を賭けて食べるから美味しいのか。 このシリーズはちょっと毒らしい。 女探偵、葉村晶のシニカルさ、 露わになる人の悪意、 生きにくい人生、 ビリビリする。 ミステリー好きではあるが、 残酷さも、悲惨さも、不幸も好きではない。 タバスコも、くさやも、パクチーも好きではないのに、 この痺れは癖になる。 強烈な友人をはさんで一晩だけの友達の話も、 同居人というか大家の友人が主人公の話も面白かった。 最初と最後がホラーなのかと思ったのが残念だった。
0投稿日: 2020.08.27
powered by ブクログ葉村晶シリーズ。 9篇の短編。 短編なのにこの重厚さときたら! しかも、軽妙洒脱。 著者の世界に引き込まれてしまい、これは確かに映像化して、たくさんの人に見てもらいたい、この世界観を味わって欲しい! と思うに違いない。 どれもこれも、結末はなんとも苦くて、すっきりしないのだ。 なのに、惹きつけられてしまう。 「アヴェ・マリア」 葉村晶の友人夫妻の物語。 これは、こう言う話なのだよ、と言いたいのに、言えば全てが台無し。 だから、一言だけ言おう。 「こんな夢を見た」と。 表題作「依頼人は死んだ」 葉村の友人が死亡する物語。 コナン君や金田一少年ばりに彼女の周りの人間はよく死ぬ…。 実際の捜査なら真っ先に怪しい人物だ…。 彼女の行動が、少しでも弔いになればいいのだが。 「濃紺の悪魔」と「都合のいい地獄」は連作になっている。 依頼人の死亡、不条理。 本書中では理由は明らかにならない。 ならないのだが、次作以降でまた、この悪魔は出てくるのではないかと思わせる。 悪魔は自ら命をたったとしても、必ず出てくるのだ。 何度も、亡霊として蘇る。 だから、悪魔、なのだ。
11投稿日: 2020.06.14
powered by ブクログまだ読んでなかった葉村晶シリーズの初期のものを読んでみる。 この頃って葉村はまだ29歳だったのだなぁ。シシド・カフカより若いってわけか。 季節を巡りながら短い話が9つ。 この頃はまだ住むところにも苦労しないし、殴られたり刺されたり物が落ちてきたりの酷い目にもあまり合わないんだな。 とは言え、話の落ちはここでもなかなかにゾッとしないものばかり。 妄想の産物と思われたものが現実に現れたり、調べた挙句がなんにも関係なかったり、見事な推理と思わせたものがひっくり返されたり…。 加えて、葉村が探偵する話ばかりでなく色んな話の作りでも楽しめる。 表題作は、短い中に複雑でドロドロした人間関係が渦巻き、聞き込みの度に局面が変わる、今に続くシリーズのテイストがぎっしり詰まった内容で、思わず行ったり来たり読みになる。 最後の話は最初と5話目とリンクして、これがもうダーティハリーみたいで、サスペンスフル。息が詰まりそうでドキドキしながら読んだ。 さっき、酷い目には合わないと書いたが、最後に来て爆発、よく死ななかったね。
4投稿日: 2020.05.29
powered by ブクログ諦めが悪い女探偵さんのお話。理由は上手く言えないけど、何故が私の思考には合わないみたい。場面のイメージがしにくくて・・ 話の展開は良く考えられていると思う。
3投稿日: 2020.05.26
powered by ブクログ御子柴くんシリーズが一段落ついたところで、改めて葉村晶探偵が単独で主人公になる第1冊目を紐解く。ところが、ハードボイルドのお約束は踏襲しつつも、かなり異色作。 何しろ、文藝春秋社に鞍替えして単独主演を勝ち取ったこの主人公は、中央公論社の単行本の結末を最初から引きずっているのだ。凄いことに、それが最後まで続いている。でもよく考えたら、葉村晶シリーズは、常に過去の話が新しい単行本の中に平気で出ていた。あゝそうなのか。このシリーズは、あと味の悪い事件と、晶の切れ味鋭い推理だけが魅力ではなかったのだ。外国でもハードボイルドは、主人公の個人ヒストリーを追っていくことがよくある。 だとすると、彼女が何故40代になっても正業に就かず、独身を貫き通すのか、その秘密は、このアラサー時代の単独主演であらかた出尽くしている。というか、実はそこを描くための作品になっている。私はずっと不思議だった。葉村晶ぐらい優秀ならば、正規探偵職になってもいいし、恋人ぐらいできてもいい。それを阻む「家族の事情」は、「プレゼント」の時に消えているはずじゃないか。 でも、葉村晶は優しすぎるし、葉村晶は拘りすぎるのだ。よく分かる。だから、独身になるのだ。私のように(←言い過ぎた)。 一見、冒頭短編「濃紺の悪魔」と最後の書き下ろし「都合のいい地獄」は、不条理ホラーのようだが、この葉村晶の「個性」を決めるためには無くてはならないものだった(テレビドラマでも使われた原作だけど、原作の方がよっぽどわかりやすかった)。この後は安心して、「調査には手加減はなく」「好奇心旺盛で」「カネにならない仕事も手掛けてしまう」「何故か事件を呼び寄せてしまう」(今回はなかったけど)「不運にも痛い目によく遭う」非正規探偵調査員が登場するだろう。 このすぐ後に描かれた長編「悪いうさぎ」で結婚詐欺男に夢中になる相場みのりは、実はほぼ全編に出てくる。ばかりか、「女探偵の夏休み」では、主人公を食うほどの推理を働かせる。都合のいい彼女とのルームシェアを、葉村晶は何故解消したのか、がこの作品の「真犯人(真のテーマ)」である。
38投稿日: 2020.05.04
powered by ブクログキャンプに出掛けた時、本を忘れたことに気づき、最寄りの紀伊長島駅前の本屋さんに立ち寄り見つけたのが本書。映像化されたテレビドラマでは主人公・葉村晶役をシシドカフカさんが好演されており、毎週面白く観ていた。 原作の本書も、切れ味鋭い文章でつながれる物語はスピード感があり、不思議な余韻を含む解決まで、すっごく面白い。何より主人公葉村晶がカッコ良い。湿っぽさがなく、ハードボイルドな葉村晶シリーズ、楽しみが増えました。
0投稿日: 2020.04.18
powered by ブクログドラマで見た話が多かった。たぶん、葉村さんのシリーズでは最初のほうなんだろうな。けっこう葉村さんの話は読んでるつもりでいたけど、この話は初めてだった。 けっこうどれも面白かったし、あードラマではこうだったけど原作ではこうだったんだっていうのが多かった。でも楽しめた。 2020.4.12 読了
0投稿日: 2020.04.12
powered by ブクログドラマ化もされ、ミステリランキングによく顔を出すため名前だけ知っていた葉村晶シリーズの1作目...ではなかった。1作目は中公文庫なのな。気づかなかったわ...。 女探偵・葉村晶を主人公とする連作短編集。ミステリーのジャンルとしては、ハードボイルドに類する作品であろう。行動型で白黒つけねば気が済まぬ、そして余計なものを背負い込みすぎているフリーの女探偵。 全ての作品の後味が良くないのが持ち味である。表出しない悪意を浮かび上がらせるのが著者は得意とみえる(若竹七海自体初めて読んだのでなんともいえないが)。人の心に潜む黒いものを暴くことに関して、葉村晶は全く容赦がない。そっと伏せておきましょうね、みたいなのが全くないのだ。清々しいが、忖度満ち溢れる日本社会では生きにくそうである。白黒をはっきりつける、というのは怖いことでもあるのだ。だからこそ葉村晶は「不運すぎる女探偵」なのかもしれない。 本作に登場する葉村晶は29歳。歳を取らない名探偵も数多いが、彼女は歳を順調に重ねていくようであるので、この先を読むのが楽しみである。
2投稿日: 2020.04.07
powered by ブクログこの本では葉村晶は,古いアパートを出て、友人で司書の松島みのりと同居していて、巻末では同居の解消が示唆されている。 「鉄格子の女」の後味の悪さがダントツ。 濃紺の悪魔は、どうなったのか気になる。 葉村晶のイメージ、やっぱシシドカフカになる。 ドラマ見てる時は、違うなぁって思っていたのに。
0投稿日: 2020.04.02
powered by ブクログ短編だけど、世界がギュッと凝縮されていて読み応えあり。書きすぎない、描写しすぎないところが、オトナの物語になっている。シニカルだけど、カッコいい葉村晶…「ほっといてちょうだい」の決めゼリフがいい。
0投稿日: 2020.03.21
powered by ブクログ葉村晶というひとが魅力的。飄々とひとりで立っているけれど、ひとを大事にする晶の周りにはいざという時頼れるひとがいるんだなあ。 そうそう『女探偵の夏休み』で、みのりさんちょう格好いいなとおもいました。
0投稿日: 2020.03.18
powered by ブクログ葉村晶シリーズの2冊目。短編集のような作りとなっているが、全てのパーツが絡み合ってひとつの作品を形作っている。テレビドラマ化された部分も含まれており、謎解きのような気分になった。
9投稿日: 2020.03.02
powered by ブクログ不運すぎる女探偵葉村晶シリーズの第一弾。 詩集の出版で順風満帆だった婚約者の突然の自殺の真相を探る「詩人の死」。 あなたはガンですという通知を受け取った女から依頼を受けた直後、本人が死んでしまう「依頼人は死んだ」。 などなど、短編ですが、ミステリのだいご味が十分味わえます。 本作に続くシリーズの中でも、「怖い」エンディングが多い作品集です。
1投稿日: 2020.02.29
powered by ブクログハムラアキラシリーズ2作め。 精神不安にかかわる作品が多かった。 そのせいか、悲しさと切なさに狂気が含まれている。事件の調査にのめり込む葉村晶のように、淡々と進むストーリーにますますクセになる。
0投稿日: 2020.02.22
powered by ブクログ葉村晶シリーズ連作短編集。再読。やっぱり面白い。けれどこのころはさほど不運でもないような(あまりに大きな不運は先にありましたが)。ブラックでシニカルな事件の数々が淡々と語られているのが魅力的です。 お気に入りは「わたしの調査に手加減はない」。いやー、ほんっとに手加減がなくて素晴らしい。あの人がもうちょっと思いやりを感じさせるような人なら手加減してあげてもよかったのでは、と思うけれど。これは手加減なしで正解です。 やりきれない話だけれど「アヴェ・マリア」も好きな一編。知ったからって何も変わらないのだけれど、わからないままなのはもやっとする。というわけで最高に読み心地がもやっとした話なのだけれど、印象は強くて。だからこそ「都合のいい地獄」であんな使い方もされちゃうのですね。
2投稿日: 2020.02.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
乾いた文体と、「笑ゥせぇるすまん」みたいなブラックな感じが相まって怖いです。凄く。 ある登場人物が喪黒福造に思えてしょうがなかった。人間なのかどうかよくわからん感じとか特に。
0投稿日: 2020.01.31
powered by ブクログ書店でフェアをやっていた際に購入。 どうやら映像化されるらしい。 読了までなかなか苦痛だった。 主人公の性格もそうだが、登場人物がおしなべて嫌な奴。 そして、主人公が相手を評する際の表現がいちいち辛辣。 短編なのに登場人物が多く、その大概が嫌な人間ということで、 読んでいる最中に名前と人物像がイマイチ頭に入ってこず難儀した。 あと、本編のトリックというか仕掛けが・・・なのにはガッカリ。 たしかに抗えないという恐怖感を煽るが、そこまで万能だと「もうそれを使えば何でもできるじゃん」と。 映像化されると映える作品だと思う。
0投稿日: 2020.01.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
葉村晶シリーズの二作目。 前作同様、葉村晶のキャラクターが存分に表れてる。 こちらも短編集だが、一つ一つの事件に後味の悪さがあり、それがまた葉村晶のキャラクターとの良いバランスになってて、読み始めると止まらなくなる。 特に、「たぶん、暑かったから」の最後は相当ぞくっとした。 最後の「都合のいい地獄」では、どこかダークなファンタジーのような要素もあってラストの展開も目が離せなかった。
0投稿日: 2020.01.02
powered by ブクログ静かな炎天をたまたま読んで葉村晶シリーズと知り1作目から読みたいとこれを読んだのに2作目だったと途中で知り順番めちゃくちゃ。よく分からない話もあったし解釈に困るのもあるけどやっぱり葉村晶の感じが好き
2投稿日: 2019.09.08
powered by ブクログ連作短編の形をとっていますが物凄く短いものもありそれぞれ短編としても秀逸です。どれも人間の嫌な部分を炙り出し、しかもフォローもなく終わるという何とも後味の悪い短編ばかり。前作「プレゼント」の影を引きずり、それによる主人公への仕打ちに至っては読み手まで悲しくなります。最終話にちょっとオカルトっぽい部分があったのが好みとは違いましたが、飄々と物語を綴りながらも読み手を惹きつけ突き放す作りには本当にこの作家さんの上手さを感じました。決して楽しいだけの読書ではないのにシリーズ続きがとても気になります。
1投稿日: 2019.06.14
powered by ブクログ連続する短編。ミステリでもあるが、ちょっとしたホラーの要素も。主人公は葉村晶。見え隠れする濃紺のコートと痣の男。自殺の理由を追い求める、ちょっと…いやかなり暗いストーリー
1投稿日: 2019.05.29
powered by ブクログ葉村晶シリーズ。前作に輪をかけて、こんなところで終わっちゃうの?のオンパレード。面白くないわけじゃないが、作者と波長が合わないのか、私の体質にあわない作品。もう葉村シリーズは読まないだろう。
0投稿日: 2019.05.27
powered by ブクログタイトルからしてずるい。 前作のプレゼントと同様にミニマリストな短編連作。最後まで読むとミステリジャンルなのか分からなくなるけど、やはりむちゃくちゃ面白い。
1投稿日: 2019.04.15
powered by ブクログ自分で店頭買いした本。 そうとは最初気づかないくらいの連作短編集。 途中一作だけ男性の一人称になって、なぜ?と思ってたけど、最初の話もこの男性の話もとても後に繋がる話だった。 あとの話を読んでいるときに、あれ?っと思って読み返すことが何度もあった。 どの話も若干どんよりしてしまいそうな結末なのに、さほどじめっとはしない感じ。 シニカルというのはこういう感じのことを言うのだろうか。 自分の好みとは違うような気もするけど、読み終えるとなんか面白かったと思えた小説だった。
2投稿日: 2019.04.04
powered by ブクログ連作集。自分は単なる短編集と思って読み進めてたが連作ということを意識しておいたほうが楽しめる(分かりやすい)と思います。それぞれの話は単品として十分面白いので最終話は必要かな?と思いました。次作以降の布石なのか。そうだとするとシリーズのテイストが変わってくるんだが。次を読んでみよう。
1投稿日: 2019.02.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
葉村晶シリーズ第2弾は、相変わらず後味の悪さが際立つ9つの連作短編集。 探偵となった彼女に持ち込まれる死にまつわる謎を解く過程で明らかになる人間の愛憎、恨み、薄汚い本性の数々。人は、意図するしないに関わらず、こうまで人を傷つけずにはおれない生き物なのか。 物語を読んでいる間中、まるでぬかるみを歩いているかのようにどろどろとしたものがまとわりつく感覚が拭えなかった。人のちょっといた悪意が人を追い詰める恐怖。人を死に追い込むのは、たった一枚のはがきで事足りる事実。 冒頭の短編「濃紺の悪魔」の「悪魔」が、ラストの「都合のいい地獄」で再登場し葉村自身に襲い掛かる恐怖と、「悪魔」から友人たちを救おうとする彼女の泥臭い戦いを息をつめて読みきったあとは脱力しました。 それにしても、この短編の構成は見事だわ~
3投稿日: 2019.02.15
powered by ブクログ葉村晶シリーズ第二作目となる短編集。彼女が専業探偵になったことで、ハードボイルドさにより一層拍車が掛かり、前作よりも面白さが増している。まさか最終章がホラーテイストになるとは全く思ってもみなかったが、誰よりも真実を追い求めてしまう彼女の性質はこちら側と向こう側、ギリギリの境界線上で踏み留まっているのだろう。その生き急ぐ様な危うさが読者からすれば魅力的ではあるが、この頃の彼女にはまだ後作品ほど余裕はない。短編の割に情報量が非常に多く、詰め込み過ぎてキツキツな印象は拭い切れないので、やはり長編の方が好きかも。
0投稿日: 2019.01.03
powered by ブクログ女探偵が主人公の短編集。 どうやら、この主人公のシリーズものもあるようだが、うっかり短編集から読んでしまった。 ミステリでもあり、少し江戸川乱歩のような猟奇的な部分もあり。子供の頃だったら楽しく読んだかもしれない。
1投稿日: 2018.10.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
葉村晶シリーズ、第二弾? 葉村単独では1冊目。 とても緻密な文章がみっちり詰まっているので読み応えあり、うっかりしていると騙されます。 少し変っていると思うのは、いわゆる“犯人探し”ではなく、謎を解いても事件は解決しないし、警察も喜ばないし、刑も軽くならないし、しかも誰もあんまり幸せにならないというか(!) 白黒はっきり決着をつけないと気が済まない、という、葉村晶の、言ってみれば執念に引き摺られるようにして、どんどん読み進んでしまうのだ。 しかも、最後ちょっとホラーでさえある。 ええっ、そこで終わる?! 次も読むしかない。 感心せずにはいられないセリフも多々あるが、個人的に反すうせずにいられなかったのが、長谷川所長の、 『奴隷は自由がないかわり、食うには困らない 乞食は自由だが、飢えて死ぬこともある』 という言葉。 人に雇用されるしかない人間の、正社員かフリーターか、という選択のことかと思ったら、王様から乞食まで、幅広い…というかすべての人間に当てはまることだと気づいた。 このように、何気なくぶち込んでくる文章が、別のことも語っているので全く読み落とせないのだった。 『冬の物語/濃紺の悪魔』 有名な実業家・松島詩織の身辺警護の依頼を受けるが… キリがない。 『春の物語/詩人の死』 友人・相場みのりの夫になるはずだった、詩人・西村孝が自殺したのは、自分の母親が何か言ったからではないか? みのりはそう思っている。 『夏の物語/たぶん、暑かったから』 晶1歳の頃隣に住んでいたというオバさんから、娘の起こした事件に関して、世間にあれこれやり玉に挙げられていて可哀想だから、これで何とかしてくれと30万渡される。 もう片付いた事件だし、どうしろと? 『秋の物語/鉄格子の女』 「レポートの宿題なんか自分でやれよっ!!」と思ったけれど、題材の、若くして自殺した挿絵画家の、画風の劇的な変化に興味をひかれて… 『ふたたび冬の物語/アヴェ・マリア』 男は探偵である。 クリスマスイブに、本当は何があったのか調べてほしいと、女に依頼される。 『ふたたび春の物語/依頼人は死んだ』 ちょっとした個人的な相談。 もっと真剣に請け負えばよかったという悔い。 比較的王道の犯人探し。 『ふたたび夏の物語/女探偵の夏休み』 二回読んで、やっと分かった、時間のからくり。 読者を騙そうとしたのね?そうなのね? 『ふたたび秋の物語/私の調査に手加減はない』 みのりの母の紹介だからお金はもらえないって…そんなのばっか。 昔の友人が夢枕に立つのだが… (占い師に頼めばいいのに) ほじくり返しちゃいけないところを自分で掘ってしまったんだ。 『三度目の冬の物語/都合のいい地獄』 これは… 終わったつもりが終わっていなかったのだ。 自殺の理由は、本人にしか分からない。 いや、本人にも分からない。 人間は、自分のことだって分かっちゃいない。
2投稿日: 2018.10.09
powered by ブクログやっぱり葉村晶はいい! 人によっては「中途半端な終わり方」だとか「読後感が悪い 」という意見もあると思うけど、慣れるとそれが癖になる。元々そういう話は好きじゃないはずなのに、葉村晶が持つ不思議な魅力のおかげか。さっぱりしつつ他人に無関心で容赦ないように見えるのに、その実とても人間くさいのがいい。 特に、書き下ろしの最後の話は緊迫した展開と揺れ動く晶さんの心理にどきどきした。彼女の人生がどんなふうに続いていくのか、次巻を読むのが楽しみ。
2投稿日: 2018.09.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
フリーの女探偵葉村晶の30歳前の頃の連作短編。 彼女の信念を端的に表すと、短編のタイトルにもなっている「わたしの調査に手加減はない」になると思う。 仕事に対して冷静でタフ、泣き言も言わず、とにかく筋を通したがる。 終った事件も納得いかないと勝手にほじくり返す始末。 相変わらず周りで起こる妙な事件や依頼人に対して誠実に取り組む彼女。 表面的にあまり出ないが、友達の為に泣き、悔しがり、思いやる…といった優しい感情も今回よく出て来て、彼女の人間味溢れる魅力も分かって良かった。 また若竹さんに葉村の続きの物語を描いてほしい。
5投稿日: 2018.08.21
powered by ブクログ念願の詩集を出版し順風満帆だった婚約者の突然の自殺に苦しむ相場みのり。健診を受けていないのに送られてきたガンの通知に当惑する佐藤まどか。決して手加減をしない女探偵・葉村晶に持つこまれる様々な事件の真相は、少し切なく、少しこわい。構成の妙、トリッキーなエンディングが鮮やかな連作短篇集。
1投稿日: 2018.05.09
powered by ブクログ媚びず、泥臭く、徹底的に、真相を求める。 「白黒つけなきゃ気がすまない病」の女探偵。 やっぱり、こりゃ、カッコいい!
2投稿日: 2018.04.25
powered by ブクログ若竹七海さんの短編集 葉村晶が登場する1作目とは異なり、全編で葉村晶が主人公となっている。 1作目から思っていたけど、世にも奇妙な物語的なものを感じる。不思議な感じがする内容も多く、楽しく読めました。 また、今回の1話目で葉村晶が29歳。最新の静かな炎天では40代。主人公が年齢を重ねていく形になっているけど、どこまで行くのだろうか?
2投稿日: 2018.04.24女探偵・葉村晶の友達編
本作は女探偵・葉村晶の数少ないお友達が関わるお話で、親近者と言うことで迫る感じの中でも真相究明に動く、なんか読んでて息苦しさを感じる短編集でした。読後の開放感やすっきり感も有りませんが、女探偵・葉村晶ファンとしては、影の部分も知る必要が有るんだ!と納得させて、次の関連本に進みます。 追伸:最初にこれを読んだら女探偵・葉村晶ファンになれないと思うので別の本でファンになってから手にする事をおすすめします。
0投稿日: 2018.02.02
powered by ブクログ短編なのになかなかすっと読めずもやもや 後味の悪さが~・・・・・と思って私だけか?って調べたらやっぱりコレいやミスなんですね~ どうもね・・・合わないわけだわ でも、表紙は見た事ある人多いと思う。 いつもランキングも入ってるし・・・シリーズ化してるみたいだけどこれから面白くなるかもだけど、 もう読まないかな~・・・・?
2投稿日: 2018.01.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
女性探偵葉村晶シリーズ第2作。連作短編集。前作で、実の姉に殺されかけたことが結構トラウマになって、晶の性格にさらに影を落としている。相変わらずどのエピソードも苦くて、やっぱりハードボイルド。さらに、いくつかのお話にまたがって、謎の男が登場。伝説の探偵だったといううわさもあるが、次の作品にも出るのかな。
0投稿日: 2017.10.04
powered by ブクログ初読みの作家。この続編となる『悪いうさぎ』のあまりにキュートなカバー絵に一目惚れして購入した後に葉村晶シリーズなるものを知り、慌てて本書を入手したもの。中盤の表題作より前の5話には正直なところ面白味をあまり感じなかったが、終盤にいくに従い作品に惹かれていった。自殺がらみの事件が多すぎるな~と思っていたら、「濃紺の悪魔」に登場する青あざの男がしっかり伏線になっていたのだ。
1投稿日: 2017.08.19
powered by ブクログハードボイルドな探偵というとおじさんが主役というイメージだけど、これは女性が主人公。ニヒルにはなりきれないけれど熱血漢でもない彼女のキャラクターがいい。 短編集なので最後でガラッと世界が変わるような鮮やかな手法が心地いいけれど、後味がよくないいわゆるイヤミスなので好みが分かれるかも。ラストの作品は特に評価が難しいと思うけれど、私はそれほどオカルト過ぎるとも思わないし、オカルトであっても別に気にしない(オカルトテイストのミステリーなんて珍しくないし)ので楽しめた。
2投稿日: 2017.04.09
powered by ブクログ女性探偵・葉村晶の連作短編集。シリーズ第1作目から読もうとしたの本作から。 ミステリーのつもりで読んでいたので、後味の悪いラストに「これミステリーか?」という印象に。途中、何かをミスリードしようとするところはミステリーっぽいが、全体的には消化不良だった。 積極的に続編を読もうと思えない。
0投稿日: 2017.03.19
powered by ブクログ後味の悪さが秀逸。切れ味抜群。淡々としてて毒舌な女探偵葉村晶のタフな活躍が楽しい。ラストの一編は急にホラーだったけど、あの真実への執念深さは彼女自身の資質がほとんどなのではと思う。
2投稿日: 2017.03.02
powered by ブクログ客観的に自分をみて、冷静に判断する そして犯人をあぶり出す駆け引きもできる。 探偵だけあって、推理力や思考力は鋭いのは当然だが、考え方が独特で面白かった。 それもあって、地味な最強の名探偵、と思った。 続編やこの前後作を読んでみたい
1投稿日: 2017.02.11
powered by ブクログ短編集だけどどの話も全部及第点を超えるおもしろさで一気読み。 相変わらずドライでシニカルなんだけど、人間味のある主人公の話をもっと読みたい。
1投稿日: 2017.02.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
だいぶん前に読んだが、すっかり内容を忘れていた。今度は「プレゼント」読了後に読んだ。 やけに事件にぶつかる葉村晶。硬派な展開。ドライな人間関係。読者をミスリードするストーリー。 各話は必ずしも爽快な読後感を得られるわけではないが、最終話を読み終えたとき、達成感のようなものは得られる。 でも、次の展開を匂わす文章が気になるので、次作も読んでしまうだろう。
0投稿日: 2017.02.07
powered by ブクログ葉村晶シリーズ第2弾のやはり短編集。「さよならの手口」から読んだせいか、どうにも物足りない。でも、話の作り自体は本格的なミステリーの要素もあり、登場人物がみんなどこかブラックで、感情移入をすることなく、淡々と読めてしまうのが、この作家さんのいいところなのかもしれない。次作の「悪いうさぎ」は長編らしいので、少し期待しよう。
6投稿日: 2017.01.13
powered by ブクログ謎の男現る。 一話一話繋がってるような繋がってないような。 主人公がやっぱり素敵。 詩人の死がわからないけど怖かった。
1投稿日: 2017.01.12
powered by ブクログ女探偵シリーズは文春文庫のものだけだと勘違いしてました。 中公文庫のものが1作目ですね。 正直、テイストが違うので文春の4冊を読んでから中公の最初の1冊を読んでも問題ない気がしますが。
1投稿日: 2017.01.12
powered by ブクログ以前に読んだアンソロジーの若竹先生の作品が面白かったので、本屋で作家&タイトル買い。 ドライで、でも優しい女探偵の魅力に引き込まれる。 短編の多くが、最後は人間のダメな部分が出てくるのでイヤミスに入る…のかな。胸がぎゅっとするけど、読後感は不思議と悪くないのは、主人公のキャラクターによるところが大きいんだと思う。 最後はどうにもファンタジー?的な要素も入ってきそうでヒヤヒヤしたけど、シリーズものという事なので、やっぱり続きが気になるし、なにより葉村晶が好きなので、続刊も買ってこようと思う。
1投稿日: 2017.01.07
powered by ブクログ若竹七海『依頼人は死んだ』文春文庫。『静かな炎天』が面白かったので、シリーズ第1作から読んでみることにした。女探偵・葉村晶の活躍を描いた連作短編集。9編を収録。 扱う事件が事件らしからぬ故か、とても探偵らしからぬ名探偵の葉村晶。自ら探偵稼業と主張するからには生きるための術として、探偵を生業としているのか。『静かな炎天』を読んだ時も思ったのだが、あの関川夏央と谷口ジローのコンビによる傑作『事件屋稼業』に物語の雰囲気が非常に良く似ている。 『濃紺の悪魔』。いきなり物語の導入部で語られる葉村晶の壮絶な過去。そして、葉村晶の探偵稼業への復帰。一気に物語へと引きずり込まれる。復帰した葉村晶に依頼されたのは若い女性の身辺警護だった…見事なプロット。 『詩人の死』。葉村晶の友人女性の婚約者の死の真相は…納得しつつも、イヤな余韻が残る。 『たぶん、暑かったから』。葉村晶の推理、事件の真相。世の中は得てしてこういうもの。結局、悪いヤツが良い思いをする。それでも、葉村晶のような生き方をしたい。 『鉄格子の女』。若くして亡くなった芸術家の凄まじいまでのねじ曲がった情熱の正体を葉村晶が暴き出す。こういうミステリーは読んでいて面白い。結末に背筋が寒くなった。 『アヴェ・マリア』。なかなか葉村晶は登場しない。何か仕掛けがあるかと思いきや…見事なプロット。クリスマス・イヴ、そして事件…このシリーズの人気の秘密が分かったような気がする。 『依頼人は死んだ』。表題作。葉村晶にもたらされた依頼。しかし、依頼人は死亡。事件の真相は… 『女探偵の夏休み』。葉村晶は友人に誘われ、高級ホテルで優雅な夏休みを過ごす。本当の夏休み。葉村がホテルできっちり休んでいる間に事件は進行し… 『わたしの調査に手加減はない』。葉村晶らしい結末…依頼人にとって決してハッピーな結末ではないが。 『都合のいい地獄』。この連作短編集を締めくくる短編。あの悪魔が再び葉村晶の前に姿を現す。悪魔の正体は一体…
5投稿日: 2016.12.29
powered by ブクログ「静かな炎天」で出会った女性探偵葉村晶シリーズの1作目。 9つの連作短編の中で、「女探偵の夏休み」はそのストーリー展開の時系列が理解できた途端にとても気持ちの良い読書感が沸き上がった。 好きだなー、こういう話の展開の作品。
0投稿日: 2016.12.11
powered by ブクログ色々な事件が単発で起きたように見えるが、事件とのかかわりの中で、主人公の人間模様があきらかになる ハードボイルドの典型
0投稿日: 2016.11.26
powered by ブクログ母からオススメされて読んだのですが、やはりDNAは凄い。見事にハマってしまいました。私が読んだ最初の葉村晶シリーズ。どの話も面白かったし、ラストは次に続くのか?!?!と思って悪いうさぎを読んだけど、そうでもないのかな?やっぱりクリスマスの話は切なくて好き
0投稿日: 2016.07.30
powered by ブクログ葉村晶シリーズ一気読み中。このシリーズの魅力はやはり、ヒロインの造型によるところが大きいだろう。トリッキーで、かつダークな感じが基調になっているけれど、口も運も悪い葉村晶の潔さがすがすがしく、物語を重苦しさから救っている。その点で「暗い越流」よりこっちの方が断然いい。ただ、最後の一篇「都合のいい地獄」だけは若干違和感があった。すっきりしないんだよね。
2投稿日: 2016.01.27
powered by ブクログ調査に手加減しない女探偵。 いくつもの難題を解き明かしていくが、どうしてもわからない身近な死があった。 人は皆、弱い部分を持っている。 迷うことだってある。 女探偵の出会う哀しい事件を通して、人の抱える真実が見えてくる。 2015.8.14
0投稿日: 2015.08.14怖いけど面白い
この作家さんは初読みでした。 連作短編集で、持ち込まれる癖のある依頼の真相を解き明かす非常勤探偵さんのお話です。 どうやらシリーズものの3作目を最初に読んでしまったようです・・・それでもそれなりに楽しめましたが。 毒の吐き方に慣れるまで少々時間はかかりましたが、慣れてくると今度はどんなふうに毒を吐いてくれるのか 楽しみになってきます。 他の作品も読んでみたいです。
9投稿日: 2015.07.26
powered by ブクログたまたまタイトルにひかれて読んでみた。連作短編集なのだが、どうも後味の悪い話が多い。しかしそれがこの作家の持ち味だとしたら読んでいるうちにこの後味の悪さがクセになるかもしれない。短編のひとつがなぜか前に読んだような記憶があるんだけど・・・、なんでかなあ。
0投稿日: 2015.07.24
powered by ブクログサキの短編を思わせるような、うっすら怖い話。サキは神秘的な部分があるけどこちらはとことんリアル。リアルであるけど生々しさはなく読みやすい。
0投稿日: 2015.05.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
『濃紺の悪魔』 三百万円で、三週間のうちに、自殺に追い込まれる女性実業家の警護についた葉村晶。実在する濃紺のBMW。不思議や謎というよりも、そこにあると思わなかった悪意にぞっとする話。 『詩人の死』 葉村晶がただで友人の新築マンションに同居できた話。家主になるはずだった詩人の死は、資産家としてか、婚約者としてか、公務員としてか、詩人としての死だったのか。なんとなく、しょうもない印象。 『たぶん、暑かったから』 エアコンの壊れた総務室で、刺された上司と刺さったねじ巻き。刺した女性社員とその後輩。タイトルが、怖い。 『鉄格子の女』 自殺した画家、熱射病で死んだ妻。生き残った恩人は展示会を企画する。ゆとり学生の依頼人とその姉のカラッとしたキャラが立っている。画家の仕事場で憶測する「鉄格子の女」の真実に鳥肌。わかりやすくて、まとまっていて、おもしろい作品。 『アヴェ・マリア』 葉村晶の友人の夫である探偵目線で教会管理人殺人事件の真相を追う。2対のアヴェ・マリア像の存在、妻の所在、長谷川所長の煮え切らない態度と意外な結末。 『依頼人は死んだ』 確かに、葉村の周りには死にそうな友人の多いこと。 役所から受けたはずのない婦人科検診の結果が届いた数日後、薬物自殺を遂げた友人。タイトルがよいです。 『女探偵の夏休み』 相場みのりのおごりで小旅行。今回の探偵役は友人で、探偵は悪い予感がしつつ寝ているだけの珍し回。 『わたしの調査に手加減はない』 このシリーズで珍しくは無いけど、胸糞の良い話ではない。相場みのりの母がとってきた依頼でただ働きの会。女の友情、醜悪、辛辣。 『都合のいい地獄』 紺色のBMW再来。存在感があるなあ。中村文則『掏摸』の神埼には及ばないけど、少し彷彿とさせる不可避の悪性。しかしこのシリーズで催眠術を持ち出されるとはちょっと意外。彼はこの後も活かされるのだろうか・・・?
1投稿日: 2014.12.14
powered by ブクログ20140601 再読。 短編集。 各短編のオチがスッキリしないので、読む時を選んじゃうなー…と、久々に読んで思った。 いや、それが今になったわけですが。 ちょっとオカルト、なんとなく落ち着かない結末ばかり、まぁでも好きです。ほんと。
0投稿日: 2014.06.03
powered by ブクログ探偵事務所の非常勤探偵・葉村晶は決して手加減をしない。 友人・相葉みのりから持ちかけられた依頼は、念願の詩集を出版し転機を迎えようとしていた婚約者の死の謎。 事故死なのか、殺人なのか、葉村は関係者から徐々に真相に迫っていく。 女探偵・葉村晶の2年ほどを、季節ごとにまとめた連作短編集。 読者を欺くトリックの散りばめ方が巧く、読んでいて「ん?」と思わせついつい前のページを読み返してしまいます。 が、ミステリというよりも一種のオカルトホラー的な展開や、登場人物の性格、話し方にかなりクセがあるので、読者を選ぶかもしれません。 私はちょっとはまりきれませんでした。 最終編のラストはTVドラマっぽく、続編を読んでみたいと思ってしまうんですけどね。
0投稿日: 2013.04.09
