Reader Store
水滸伝 十七 朱雀の章
水滸伝 十七 朱雀の章
北方謙三/集英社
作品詳細ページへ戻る

総合評価

52件)
4.1
18
20
9
1
0
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    久しぶりに致死軍などの裏舞台の活躍が多かった巻だった。なかでも、燕青のモノローグが多く意外だった。最後まで語られることなく終わるのかな、と思っていたので。  そして、魯達。まさか死ぬとは思っていなかった!驚きである。 あと2巻でおわりだが、本当にまとまるのか?楊令伝もあるのは知っているが、あれはまた別の話。どうなるだろう。

    1
    投稿日: 2026.01.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    少し休止していたが、水滸伝を再開。全19巻の17巻。とうとう宋の最強軍が攻めてくる。その強さはハンパない。迎え撃つ梁山泊軍も簡単には負けない。両軍の激闘で、これまで物語を支えてきた猛者たちが一人二人と戦死していく。 水滸伝の最終盤になってきて、この物語は滅びゆくものたちを描いたものなのだという印象を強くしている。 あと残り2巻。

    0
    投稿日: 2025.05.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    いよいよ終わりに近づいてる。、、、 公孫勝までがここまで、、、、 もう。なんだか。もう。 楊令伝が続くっていう希望があるから読んでいられるけど、もし、わからなかったら、、、 もう読みたくない! 終わらせたくない! まだ私は水滸伝に浸りたい! まだまだここにいたい!!!! 梁山泊は不滅だぁーーー!!! ずっと、ずーっと戦っててほしい。なんて。 思ってしまう、、、、17巻、、、、 終わるのやだー!!!!!!! #駄々をこねる #暴れてみる #水滸伝 #あと2冊 #嫌だ #終わらないでほしい #いつまでもこの世界を、、、 #林冲 #史進 #萌え

    0
    投稿日: 2024.04.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    禁軍元帥の童貫がいよいよ梁山泊に牙を剥く第十七巻 つおい!童貫強すぎます あっという間に砦の一つ落とされちゃいます もうがんがん死んでいきます どうなるのよ!? そして次シリーズの主人公楊令の成長も描かれます 安心して下さいめっちゃいい漢に育ってます! 109人分の魂を背負って尚負けずに育っております あと気になる扈三娘×王英さんですが、扈三娘も浮気相手だった白寿の二人が共に王英さんの子を生みますが、扈三娘は父なし子であると宣言します 王英さん、扈三娘はもちろん子どもたちにも会えてません かわいそう!身から出た錆とはいえかわいそう!。゚(゚´Д`゚)゚。 はい、一〇八星ぜんぜん違うじゃん!のコーナー! 今回は、梁山泊第十三位の好漢、天孤星、渾名は花和尚(かおしょう)の魯智深です 『北方水滸伝』の最重要人物と言っても過言ではない人物で、オリジナルにはないとんでもなく大きな役割を与えられた人です この人がいなかったら『北方水滸伝』は成立しないといっていいと思います オリジナルではまさに「弱きを助け強きをくじく」人でめちゃめちゃ人気がありますが、中々に短気で暴れ者です 酒の飲んで暴れてお寺破門になるし そしてオリジナルでは二竜山の山賊をやっつけてそこの頭領になった後、官軍に攻められたのを機に梁山泊入りし、その後は歩兵隊の隊長として活躍します 『北方水滸伝』での魯智深はまさに「繋ぐ者」です 全国を旅して同志となる者を見つけ、梁山泊へ加わるよう説得したり、悩む同志に助言を与えたりと、まさに梁山泊という組織を大きくし維持する役割を一身にになっています 思慮深く暖かい人物として同志たちを導く存在ですが、必要であればとてつもなく冷酷にもなれます そして最後に次の主人公楊令に梁山泊に集まった想いを繋ぐという大きな仕事を成し遂げ退場していくのです ぜんぜん違う『北方水滸伝』を体現する漢それが花和尚魯智深なのです

    56
    投稿日: 2023.10.19
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    完全に最終段階に入ってきて、どんどん人も死んでいくわけで。初期に出てきた人たちも随分減ってしまって、そういや新しい人ばっかだよなー、と。 そんな中でも林冲は生き続けてるというか、いや最初の頃ってけっこうナイーブだったんでね?すっかりやさぐれてしまったよなぁ、なんて昔を思い出したりしつつ。 ともかく佳境に入ってきてドキドキなわけですよ。

    1
    投稿日: 2022.03.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    半日で読み切った17巻。最後の戦に向けて。死者が多すぎる。 孫立、董平、関勝、単廷珪、鄒淵、候健、盧俊義、龔旺、楊林、劉唐、孔亮、魯達 心の中で札をひっくり返した。 童貫率いる軍隊が強すぎて文章からも気迫が伝わってくるから読むのが苦しい 孫立、董平のことも認めていたし、数で負けるのはもう仕方がないのか…… 高俅=犬以下 ←new! 厳しい死に方が増えてきた。候健も。少しの心のゆらぎが命取りになるんだな 厳しい戦の中で飛礫に打たれた童貫を笑ってしまったことを許してほしい。 童貫たちが強いのって、戦のPDCAをめちゃくちゃ回して部下にも回させてフィードバックめちゃして褒めて、部下に合った戦いを任せているからやんな?!上司としては頼り甲斐もあるし超リスペクトできる人やん。敵にしたら死ぬほど怖いけど。(飛礫打たれた後でさえも部下にフィードバックしてたんすごい) 馬麟は大切なことを二度言う。高廉を討ち取れたのは大きい。公孫勝の過去、知れないままかなと思ったけど、想像以上に悲惨だった。暗闇での絶望が彼を育てたのか。お互いのピンチの時に訪れる林冲×公孫勝。もう仲良うせぇよ。 孔亮。もう少し何を考えていたのか教えて欲しかったナ。もうちょっと推したかった。 一方ぎゃん推ししてる燕青ですけど、活躍しすぎじゃない?まさか女抱いてるところまで見れると思ってなかった。。。呂牛もあっさり、心はそんなに強くなかった。 子午山。楊令が脱童貞。めでたい!育てたみたいな気分になる。魯達……無念やね。でも最後に楊令に志を伝えられたのが良かった。108人の豪傑のことも。楊志が楊令を助けたのを見たのは魯達だけ。楊令はみんなの志を背負って剣を振るう。でもそれを重荷とは思ってなさそうなところが豪傑。感じてるかもやけど。張平が助けてあげてほしいな。 やっぱり宋江が大好きです、私。晁蓋を胸に戦うと決めていても、同志が死ぬとやっぱり泣いちゃうところ、あだ名のない人にセンスの良いあだ名をつけてあげるところ、魯達の死に胸を冷たくさせるところ。人が好きで感受性が強くて情があって、でも志は絶対に忘れない宋江。昔から宋江の周りに居た人がどんどん死んでいく。でもそれが頭領の役目なんよね。最後まで応援しています。 18.19巻を読み終わった時、私の涙を乾かして塩生産できるかもしらん。梁山泊に届けたい。少しでも糧に。(いらん) 解説コーナー あまり目立たない飛脚について、原作を踏まえての話!宋はあんまり人気のない時代らしい。

    1
    投稿日: 2022.02.11
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    2021.12.24 この巻では宋江の人間味が出ていて宋江を好きになりました。 あと二巻なのに今後どうなっちゃうの…

    0
    投稿日: 2021.12.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ある重要な展開の中で、(記憶に間違いなければ)初めて「百八人」という数の記述が出てきた。今やその半数近くが戦死。大物も次々と逝き、哀惜感漂うラスト。「楊令伝」への伏線(らしきもの)も張られ…残すはあと2巻。一体誰が生き残るのか…。

    5
    投稿日: 2021.12.12
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    4.3 一番好きだった人間が死んでしまった。梁山泊側の死ぬペースが早すぎる。どうするんだ今後。魯達がそうしたように第二世代に託すしかないのか。 あと二巻、どういう風に帰結するのだろう。お互いに削り合っていよいよ佳境、というかもう決着にまで近付いてるのかもしれない。時が経つのが早い。

    0
    投稿日: 2021.02.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    元の水滸伝でも気になってた、方天戟使い2人のドリームマッチが実現。 花和尚の無念が痛いほど伝わってくる大往生に胸を打たれる17巻目。

    1
    投稿日: 2020.09.04
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    最期の総力戦へ向けて、直前の1呼吸といった巻。それでも死者は出るし、ついに魯達までが病に倒れ、しかも壮絶な無念の死を迎えた。その死に様を楊令にみせることで、次の『楊令伝』にもつながっていくのだろう。残すところあと2巻!

    0
    投稿日: 2018.10.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    北方水滸伝全19卷を読了。水滸伝そのものを読むのが始めてなので、古典原作と比較しての改編の凄さは分からないものの、梁山泊と宋との対決という大枠のストーリーの中に、多種多様なタイプの人間をそれぞれ人間くさーく展開させていく筋立てが凄すぎて、むさぼるように読みつくすのでした。 夜中の2時にミルクあげた後に訪れる1人の平穏な時間を使って、ついつい読みふけってしまい、寝不足な日々を長々と続けてきましたが、これでようやく日常生活に戻れる!と思ったのに、あんな終わり方するんなんて、、、まんまと楊令伝を読みたがってる自分がいる。手を出すか出すまいか、迷うところだが、きっと近いうちに大人買いするんだろうな。

    0
    投稿日: 2018.03.28
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    再読。 全編に渡って繰り広げられる激闘に次ぐ激闘。 童貫の強さを見せつけられた双頭山戦から始まり息詰まる流花寨近郊戦、ヒリヒリする二竜山防衛戦、待ってましたの高廉軍殲滅戦、その間に挟まれる楊令童貞喪失戦。 否が応でも盛り上がる巻。 それに伴い赤い札が多くなる巻、寂しい。 見事に様々な生き様を見せつけてくれる。 この頃にはもうすでに岳飛伝の構想はあったのだろうか?楊令伝も岳飛伝も未読なので一気に読みたい気持ちにはなるんだが… ささ、次巻へ。

    1
    投稿日: 2018.03.27
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ●1回目 2007.9.23 梁山泊軍対宋軍の総力戦。 いよいよ大詰め。 北方謙三の水滸伝を読んでいて、白土三平の「カムイ伝」を思い出す。 どちらも時の政権に反抗する壮大な物語だ。 「カムイ伝」は第三部がまもなく開始されるという噂だが、第一部のパワーを取り戻せるのだろうか。 ●2回目 2015.1.18 戦場やそれ以外の地で、梁山泊の英雄が次々に死去。 それに替わるように楊令はじめ、次代の登場人物たちが活動を始める。 禁軍元帥童貫の存在感がますます強烈に。

    0
    投稿日: 2017.10.09
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    ついに童貫が出撃。圧倒的な力で双頭山をわずか一日で陥落させる。二竜山が趙安の軍勢に包囲され、童貫との激戦で関勝らを失いながら応戦する梁山泊軍。 高球への偽装講和作戦も佳境を迎え、致死軍と高廉の部隊が 闇の中でぶつかり合う。そして負傷した公孫勝が林仲に語った凄まじい過去。彼の苛烈さの正体と素顔が垣間見えるシーン。 そんな中、梁山泊を裏で支えてきた二人の最期。 盧俊義は「我が息子」燕青に塩の道を託し、兵たちに志を熱く語って命を閉じる。 病に侵された魯達は梁山泊の全てを楊令に伝え、壮絶な自裁をする。 生き様を体現するような死に様!これこそこの小説の醍醐味!北方氏の魂がヒリヒリするほど伝わってくる!

    0
    投稿日: 2017.02.17
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    魯達や盧俊義まで死んでしまった。 本当にだんだん最初から出ていた人が減ってくる。子午山での話が出ると、ほっとする。

    0
    投稿日: 2016.11.18
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    今まで読んできたご褒美。熱い展開が続く。息子の腕の中で。受け継がれる塩の道。人を選び抜いてきた人生の最後に選んだ場所。語り継がれる108の星。燕青の活躍っぷりはもう天魁星交代でいいくらい。楊令さんは夜のカリスマがヤバい。そりゃあ帳平も兄と慕いますわ。好きなオカズは最後に食べる人用のシリーズだったか。もう美味しい物しか配膳されてこない。

    0
    投稿日: 2016.04.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    宋国最強の童貫元帥が動き出した。 今までの寡兵で勝てる地方軍や他の禁軍と違い圧倒的なパワーとスピードで梁山泊に襲いかかる。 そして北方の魔の手も梁山泊の好漢に襲いかかる。

    0
    投稿日: 2016.03.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    死地へ死地へみんながみんな向かっていっている。 なんとか無理やり凌いで凌いで。 そして魯智深も逝く…。 一線級がどんどんやなぁ~。 救世主は現れないのかなぁ~。

    0
    投稿日: 2016.02.06
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    水滸伝も17巻まで読み終わりました。 残りは2巻。 童貫の登場により、ますます強力になる官軍の攻撃に対して梁山泊も必死の抵抗をみせる。 主要人物の最期や致死軍VS高廉軍、闇塩の道など色々な展開があります。 18巻も楽しみです。

    0
    投稿日: 2015.05.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    表の戦も、裏の闘いも、激烈になってきた。 人も減っているが、育ってもいる。 さて、どう決着をつける?

    0
    投稿日: 2014.10.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    童貫の強さが引き立ち、 主要人物のドロップアウトが続く巻。 特に梁山泊のスカウトマンの喪失は、 これ以上梁山泊の主要メンバー増員が ないことも意味しているようである。 一方で楊令は着実に子供から男へと成長していく。 残すところ2巻、収束と遷移は 既に始まっているようです。

    0
    投稿日: 2014.08.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    童貫、相変わらず無類の強さで圧倒。消えゆく命がどんどん多くなっていく中、すくすく成長する楊令。そして、さらば魯達!

    0
    投稿日: 2014.07.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    原点の水滸伝と比べて、大幅な改訂が加えられているそうですが、原点を読んでいない俺にとってはどうでもええ事やな。 原点ら読んでなくても充分楽しめる!めちゃめちゃおもろい!! 原点では妖術とかの要素もあるらしいんやけど、北方版ではそれも省かれたあた。 俺は小説でそんな魔法とかファンタジー的な要素が入ったあるのは嫌いやし、ましてやこんな熱い話でそんな非現実的要素はいらん。 水滸伝のストーリを超端的にまとめると、梁山泊百八傑と言うように、108人の豪傑(女性含む)が織りなす一大叙事詩です。腐敗が進む宋において、『替天行道』の志のもとに集いし者達の熱い闘い。 最初108人の豪傑を全員書き分けれるんかよとか思いやったんですが、そんなんは杞憂でした。 108人全員が個性的でなおかつ熱い!! 『三国志』を読んだ時も思ったけど北方謙三という人は、豪傑とか漢とかを書かせると右に出るものはいないのではないだろうか。 また、全員死に様がかっこ良過ぎる。 漢とは死に様までカッコ良くなければならないと思いました。 豪傑達一人一人にすごい愛着が持てたので、そいつらが死ぬたびにものすごい落ち込んだ。

    0
    投稿日: 2014.01.08
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    朱仝が死んでしまうシーンが印象的過ぎたからか、けっこう重要なキャラクターが死んでしまってもその描かれ方があっさりしている気がして、少し寂しく感じました。でも、最終決戦の最中だしどんどん皆死んでいっちゃうから仕方ないのかもしれない。 そんな中、魯達の死に様は壮絶だった。宋江と共に見たかった国の行く末を病によって叶わぬ願いとなってしまった、無念さが本当に伝わってくるシーン。ただただ壮絶なだけじゃない、悔しさや悲しさ寂しさ魯達のいろんな感情が表れていて、思い出すだけで涙が出そうです。 そして、その魯達からいろいろ話を聞き、死に際に立会い、多くのものを託された楊令はこれからどうなっていくのか気になります。楊令も大人になったな・・・。

    0
    投稿日: 2013.10.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    いいのか?まだあと2巻を残しているのに、こんなに盛り上がっていいのか? そんないらぬ心配をしてしまうほどの盛り上がりよう。 面白さは本の序盤からいきなりMAX。そのテンションは最後まで保たれたまま。 もはや神がかり的な面白さなのである。

    0
    投稿日: 2013.09.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    まずは恒例の各章のサブタイトルとその星が表す豪傑の名前の列挙からです。 天立の星: 双鎗将・董平 地巧の星: 玉臂匠・金大堅 天巧の星: 浪子・燕青 地捷の星: 花項虎・龔旺 地狂の星: 独火星・孔亮 地損の星: 一枝花・蔡慶 童貫さん、ありえないほど強いです。  こんなに強い人が軍部のトップにいたのに、これまでの地方軍をはじめとするその他の軍のメタメタさ加減は何だったんだろうと思わずにはいられないほど強いです。  これは前半で梁山泊軍を強く描き過ぎちゃったために、そのぶんラスボスは徹底的に強くしなければならなくなっちゃったとしか思えません。  まるである時期までのファイナル・ファンタジーのラスボスみたい(倒すのに運と時間が必要)な状態です。  そんなラスボスもついこの間梁山泊入りしたばかりの張清さんの飛磔を食らって肩に負傷(あんど 戦線離脱)というお茶目(?)な一面を見せてくれたりもするんですけどね(笑)。 さて、とは言うものの、残り3冊となったこの巻ではこれまで以上に多くの方々が鬼籍に入られてしまいました。  特に盧俊義と魯達の死はひとつの時代が終わったことを否応なく感じさせられます。  ここから先は「梁山泊・滅びの世界」です。  でも、そんな中、わずかな希望があるとするならばそれは次世代の人々の成長ではないでしょうか?  もちろんその筆頭にいるのは楊令です。  楊令はいよいよあの「吹毛剣」を手に取り、病身の魯達を子午山に運んできた黒旋風・李逵の得意技、板斧で石を切りつつ研ぐ技を見ただけで吹毛剣の研ぎかたを会得しちゃったりもする只者ではないオーラを放っています。    そのうえ自分の死期を悟った魯達がまるで「これこそ最後のお勤め」とばかりに楊令には徹底的な個人教授を行います。  「替天行道」の心を語り、水滸108星 & 晁蓋を語りとほとんど遺言状態です。  よくよく考えてみると楊令はどこの誰とも知れない出自の子供だったはずなんだけど、あれよあれよと言う間に梁山泊にとってかなり「特別な」存在に育てあげられてしまっています。  しかも王進スクールの優等生というオマケまでついています。  北方氏が延々とシリーズものの布石を打ってきたことがここで疑いようもないほど明白なものになりました。 話は変わって、KiKi にとってこの巻でかなり印象的だったのは公孫勝が語る彼の生い立ちの物語でした。  原典では道術の仙人・羅真人の弟子という設定で、風を呼んだり神兵を呼び寄せたりという妖術使い系の人物で、途中からは梁山泊を抜けて修行の道に戻っちゃったりもしていたわけだけど、こっちの公孫勝は当然のことながらそんな摩訶不思議な人物というわけではありませんでした。  それでも普通の人では決してなかったその背景にあった物語がまるでダンテの「神曲」もどき・・・・・。  KiKi はこの公孫勝の昔語りを初めて読んだとき思わずダンテの神曲、地獄篇の中にあるウゴリーノ公のお話を思い出してしまいました。 と同時に岩波少年文庫の「水滸伝」ではあんなにも頻発していた「人肉食」の片鱗がここにこういう形で出てきたのか!と何とも不思議な感慨をおぼえました。  これまで自分のことを語ったことがなかった公孫勝がこともあろうに「やっぱりお前とは到底合わない」という相手、林冲にこの物語を語った心の中には何があったんでしょうか??  致死軍にとって最後の戦いと言っても過言ではない青蓮寺の高廉軍との戦い。  結果的には高廉軍を殲滅させることができたわけだけど、その戦で多くの部下を失い自身も傷を負ったとは言えども結局生き残った公孫勝。  自分の近くにいて大切だと思っている者は皆、何故か自分の代わりに死んでいく・・・・・そんなやりきれない想いを誰かに知っておいてほしかったのかもしれません。  でも、それに対する林冲のセリフがねぇ・・・・。 「俺は、なにも聞かなかったよ、公孫勝。  おまえは、虫の好かない、いやな野郎のままだ。」 ですか・・・・・・ ^^;  ま、林冲らしいと言えば林冲らしいけど、ホント、公孫勝じゃないけど 「いやなやつだ、お前は。」 です(苦笑)。  でも、これが林冲なりの熱い友情の証の言葉であることも何となく感じられるだけに、この言いようもなく重い話に何となくおさまりがつくのも又事実です。 さて、残すところあと2巻。  どこからどう見ても童貫軍には敵いそうにない梁山泊ですが、一挙に滅びの道を突き進むわけではなく、あと2巻分物語は続くらしい・・・・・。  ほとんど見せ場もないままに亡くなった第5位、大刀・関勝はともかく、まだまだ梁山泊には第6位、豹子頭・林冲も第7位、霹靂火・秦明も第8位、双鞭・呼延灼も第23位、九紋龍・史進もいます。  そして第17位、青面獣・楊志の遺児でありあの魯達から後を託された楊令も・・・・・。  残り2巻でどんな物語が語られるのかを楽しみに第18巻へ進みます。

    0
    投稿日: 2013.09.03
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    梁山泊軍にとっては厳しい戦いが続く。このままつぶされてしまうのか!残りの巻数が少なくなってきたので続きが気になるけど読み終わるのが悲しい。

    0
    投稿日: 2013.08.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    いよいよ童貫との最終決戦が始まる。仲間たちも死んでいき、新しいキャラも育ってくる。そして戦いは続く。

    0
    投稿日: 2013.06.02
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    将軍達に迫る判断、自分がこの時代に生きていたら何の役割が出来るだろうかと考える。小隊長になって1年位は持つかな?

    0
    投稿日: 2013.05.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    この巻ではとうとう童貫と梁山泊との対決が始まり、梁山泊にもさらに死者が増えていく。 袁明がいなくなった青蓮寺では李冨が上に達体制を整えなおしていく。 廬俊義を助け出してからの燕青の活躍がぐっと増えた。浪士燕青凄く格好いい。 これからこうやって親しんできた人物達がどんどん死んでいくのだと思うと、読み進めたくなくなるけど、結局一気に読んでしまいそう。

    0
    投稿日: 2013.03.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    ついに禁軍の童貫が本格的に梁山泊討伐のため出動してきて、圧倒的な攻撃力を見せつけましたね。すんでのところで裏技で戦が回避されたりするのですが、じわじわと梁山泊軍を締め上げにかかっております。 壮絶な戦いで梁山泊軍はどんどん死人が増えていますね。私の好きな武将の関勝も見事に散ってしまいました。 これから童貫の猛攻をどう梁山泊軍が凌いでいくのかの展開が楽しみです。

    0
    投稿日: 2013.02.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ここ数巻の中では一番ドキドキしたし、盛り上がったかも。 私は公孫勝が結構、好きなので死ななくて良かった。 ただ、本巻も主要人物の死がありますね。 巻数も少ないのでわかっていても悲しい。 早く続き読まなきゃ!

    0
    投稿日: 2012.10.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    公孫勝と林冲はずっとライバルで 顔を突き合わせちゃあ言い合いをしてる しかし、高廉との戦いで部下を亡くす公孫勝は珍しく自分の生い立ちを語るんだけど、自分に近接する者は自分の代わりに死んで行くことを言いたかったんだ そして林冲に言う「やっぱりお前とは到底合わない」…泣ける〜

    0
    投稿日: 2012.09.15
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    17巻は気持ちが逸っている感じがする。エピソードが淡々と並べられている気もするし、些か唐突に物事がおこるようでもある。しかし、そこはやっぱり北方水滸。大きな流れに呑み込まれて止まることなく読んでしまった。悲泣の17巻とあるように、覚悟していても悲しい17巻。

    0
    投稿日: 2012.05.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    休戦で時間を稼ぎ、なんとか態勢をたて直した梁山泊。しかし再び童貫の怒濤の猛攻で次々と同志を失っていく… この巻では戦いで多くの英雄たちが散っていくが、これが数が多いせいかけっこうあっさりしていて、いまいち泣けず。逆に病で死んだ者の最期が一番印象的だったかも。 それにしても童貫強すぎ。彼が登場してから、青蓮寺の影が薄くなったのがちょっと残念である。李富と聞煥章の関係とかけっこう好きだったのだが。 次の巻では再び童貫が攻めてくるようだが、水軍の戦いや成長した楊令が戦いに絡んでくるのかに期待。

    0
    投稿日: 2011.12.21
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    このレビューはネタバレを含みます。

    双頭山が堕ちた。もはや、梁山泊は敗北に向かっているとも言える。廬俊義は偽装の死の後、死んだ。燕青との会話が良すぎる。 「父上、おさらばです」 関勝も、戦で死ぬ。魯達は、楊令に伝えるべきことを伝えながら、病に冒されて死んでゆく。それは、すべて大事なことだったんだろう。 講和の駆け引きが面白かった。 呂牛がもう少し早く倒せていればなー。

    0
    投稿日: 2011.10.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    公孫勝と戴宗は原典では魔法が使えたという話が印象的だった(解説より)。 次巻からクライマックスに突入しそう。一気に読んでしまおう。

    0
    投稿日: 2011.10.22
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    主要な人物がどんどん死んでいく。 魯達が死んだとき、 梁山泊のひとつの時代が終わって、 いよいよ最終巻に向かって、 物語が進行していくひとつの区切りとなった そんな感じがした。

    0
    投稿日: 2011.04.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    いよいよクライマックスへと近付いてきた。本巻では、敵方である青蓮寺闇軍隊長の高廉、間諜の呂牛を葬ったものの、廬俊義、関勝、魯達といったBigNameから、孫立、董平、劉唐、孔亮といった中堅どころまで消え、戦況は一段と厳しくなっていく。 禁軍総帥の童貫は、張清の飛磔により肩を負傷したものの、すぐにでも息を吹き返すだろう。梁山泊軍、戦々恐々である。 残念だったのは、第一巻冒頭から登場し、梁山泊の広告塔兼スカウトマンの役割を務めてきた魯達。闘病の末凄絶な割腹自殺を遂げていた。楊令に梁山泊108星と「替天行道」の志を語った。これは次シリーズである「楊令伝」へと繋ぐ布石である。魯達、最後の任務完了といったところか。 さて、残すところあと2巻。次は梁山泊軍の誰が死んでしまうのか、それが淋しくてならない。

    0
    投稿日: 2011.03.20
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    盧俊義、魯達という梁山泊を代表する漢が死んで行く。志を貫くということを形にして生きる。ますます引き込まれる。それにしても17巻まで読み終えて最初の方を忘れて来てしまった。これだけの小説を書き上げた北方謙三の頭の中は一体どうなっているのであろうか?あと、このタイミングでの呂牛の敗北は全く予想していなかった。ブカンショウとリフとの戦いも楽しみになって来た。

    0
    投稿日: 2011.01.31
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    10.12.15読了。童貫の猛攻で関勝死す。高廉の軍との闘いで劉唐、楊林死す。公孫勝負傷。于五山で櫓達死す。

    0
    投稿日: 2010.12.16
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ★2009年45冊目読了『水滸伝17 朱雀の章』北方謙三著 評価B+ 遂に禁軍の切り札 童貫が梁山泊へ出撃。その卓抜した采配に、並み居る梁山泊の名将たちも振り回されギリギリに追い詰められる。しかし、梁山泊も偽の講和話を皇帝側近の高俅を通して持ちかけ、停戦の勅状を出させることに成功する。停戦そして講和交渉で時を稼ぎ何とか梁山泊は立ち直る。さらに北方では、女真族の阿骨打と組んで、遼、宋の国境付近に宋が兵力を使わなければいけない状況を作り出そうとしていた。さらに、闇の諜報戦では、梁山泊の致死軍と宋の高廉軍の決戦が行われ、何とか梁山泊の致死軍のボス公孫勝が大変な犠牲を出しながらも大将の高廉を討ち取り勝利する。その後、禁軍の童貫軍は再び梁山泊攻めに着手する。この巻でも、数多くの梁山泊側の死者が続出、とうとう廬俊義、関勝、、魯達などの主役級の登場人物まで死出の旅路についてしまう。それにしても潔く皆死んでいってしまう物語です。まあ、原作もそのようですが、、、、

    0
    投稿日: 2010.09.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

     たくさんの人間が次々に死んでいく。正義とか、そういうモノではなく、ただただ痛々しい。今まであまり表に出てこなかった侯健の死、そして捕らえた呂牛に対する燕青の想いが壮絶である。そういったものに比べてみれば、表で堂々と戦われる童貫と梁山泊の戦いはむしろすがすがしい。  魯達の死が何かを象徴しているのだろう。ロマンは終わり、滅びが始まる。 2009/9/2

    0
    投稿日: 2010.09.23
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    女真族の阿骨打が叛乱軍を組織し、魯達が自死するまで。 公孫勝が高廉を倒す。両親の死肉を喰った過去の話を林冲と馬麟に語る。

    0
    投稿日: 2010.06.13
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    同貫率いる禁軍精鋭との死闘の始まり。双頭山を取られ、董平も戦死、二竜山も危機、遂に本隊同士のぶつかりあい、梁山泊が敗色濃い中、関勝も戦死、かろうじて同貫の礫による負傷で、禁軍も退く。 青蓮寺闇軍の高廉ともどもなんとか葬り、今後は最後の全面対決か?

    0
    投稿日: 2010.05.30
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    【友が、いなくなった。】 戦で死に、病で死に。。。 志半ばで倒れていく同士たち。魯達は死期を悟りすべてをかたる。 どの章もぐっとくるねぇ。 浪士燕青とか好きだね。かっこいい。

    0
    投稿日: 2010.03.07
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    ■名場面 ・公孫勝が、林冲に生い立ちを語る場面(p.324) ・魯達と楊令の語らい(p.371) 楊令「考えさせてください」 魯達「そんな時はやれん。俺には、時がない。おまえに伝えたいことは、山ほどある」 「それは、女というものを知らなければ、わからないことなのですか?」 「わからんな。なにも、女とかぎったことではない。いまのままのおまえなら、なにを話してもわかりはせん。武術には、優れている。頭の中は書見で得た知識で一杯だ。」(p.172) 魯達「俺は、志を抱いて生きた。志のかぎり、生き続けたかった。しかし、ここで倒れることになった。楊令、この無念さがわかるか。俺は、すべてを達観して、おまえと語ったつもりだった。しかし、心の無念さだけは、語らなかった。おまえに、見せようと思ったからだ」(p.371)

    0
    投稿日: 2009.10.05
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    童貫元帥怒涛の猛攻開始。 抵抗虚しく呆気なく負けていく双頭山。 偽の講和案は!? 致死軍vs高廉軍、最終決戦へ。 童貫元帥との戦いではあの漢が!? 子午山では魯達が楊令に梁山泊の漢を知らす。 そして、魯達、最後の戦いへ!? 「兵は、数えたくないほど死んだ。 張清。いま、ここで泣いてもよいか」

    0
    投稿日: 2008.08.24
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    次の楊令伝への準備のような巻(あらすじなど)ついに童貫が出陣し、双頭山が陥落。一気呵成に梁山泊をも落とす勢いではあったが、張清の飛礫が当たり、重傷を負った童貫はいったん兵を引き上げる。青蓮寺の闇軍はほぼ壊滅し、呂牛も捕縛され、諜報戦はほぼ終わり。魯達は病死をよしとせず自害するが、その前に数日をかけて楊令に仲間や志の話を伝える。

    0
    投稿日: 2008.07.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    (注意※ネタばれしてます。) 水滸伝残り3巻となりました!! いよいよ官軍総大将・童貫が動き出し、梁山泊も最終決戦ムード。 そんな中、しばらく姿を見せなかった魯達が子午山に登場。 楊令とえらい長いこといろんな話をしていたかと思うと、壮絶な展開に。 こんな魅せ方もあるのだなぁ。。。すごすぎる。。。

    0
    投稿日: 2008.05.26
  • powered by ブクログのアイコン
    powered by ブクログ

    読了。この物語を始めたと言っても良い人物が2人も去ってしまう。その他にも死者多数で、少しくらいのカタルシスではもう釣り合いが取れない。 あと2巻。

    0
    投稿日: 2008.03.01