
総合評価
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powered by ブクログこの本を読んで、個人的にはスッキリはしなかったものの、あらゆる思いが溢れてきた。 かつて小学生時代毎日のように遊び、他の子と遊べないように自分を独占しようとして私の親に怒られていた子、中学時代他の子と仲良くしている様子に嫉妬してもっと仲良くしたいと泣いたあの子、今どちらの子ともほとんど関わりはない。ぽっかり空いた穴が輝きとなるどころか、穴が空いた記憶すらなくなってしまっている。あの日のあの頃のあの気持ちってなんだったのだろう、今では思い出せない感情の一つになってしまっていることに気づく。思春期の頃もそうだが、今の社会も何も変わっておらず、人と違うところを見つけては笑ったりして、そういうのってどうなんだろうってふと我に返りつつも、この年になっても人と比べて焦ったり悲観したりしてしまうこともあり、結局自分も人と比べることから逃れられない気がしてしまい、違いを笑う人たちを完全に否定できない。昔は誰とでも仲良くできることが長所だと思っていたし、今も誰とでも分け隔てなく関わることはできるから、それってすごいと言われるけれども、自分に芯があって、人と比べずに自分の人生を本気で楽しめる人の方がずっとすごいと思う。今まで生きてきていろんな人に出会ったけれど、心の中で本当に大好きで信頼できる人ってほんとに一握り。今でもお誕生日をお祝いしてくれたり、些細なことで連絡の取り合える友達や家族、本当に大切だなと改めて気づく。 これからも色んな人と出会い色んな苦難はあるだろうが、この年まで仲良くできた友達たちと、ステータスや環境で距離が生まれたりしないよう、今後この関係を大切にしていきたい。
0投稿日: 2026.02.08
powered by ブクログ角田光代さんの書籍は「八日目の蝉」が好きで、そちらを読ませていただいたときにも絶妙な心理描写が本当に緻密で感動したのですが、こちらの作品もそれぞれの女性の立場での微妙な心理描写が絶妙で感情移入しすぎて時に苦しくもなり、時に愛おしくて涙がでました。 同じ女として生まれたのに色々な環境でそれぞれの価値観の中でなかなかお互いに分かり合えないモヤモヤが鮮明に描かれていて考えさせられもしましたが、ラストまで読むにつれてそんな中でも相手を理解したい、支えあいたいという希望が生まれてとても素敵な作品でした。
0投稿日: 2026.02.05
powered by ブクログ本を読んだあとにナナコはどうしてるんだろうとか、小夜子は旦那さん姑とうまくやってるんやろうかとか、色んな考察をしてます。 おそらく育ってきた環境、これまでの出会いの中で培ってきた価値観により読んだ人それぞれで感想が違うのだろうと思います。 それがこの本の面白さなのではないかなとおもいます。読んだ人同士であ話し合いたいなと思いました。 結果を知りたい私はモヤモヤしたので☆3つです。
0投稿日: 2026.02.05
powered by ブクログ彼女たち 葵とナナコ 二人の友情に胸が熱くなります。 小夜子と葵 立場や生活環境の違う二人の気持ちの動き、感情が心に沁みます。 そしてこんなに登場人物一人一人の心情に入り込める物語はないんじゃないかな? 前に図書館で読んだ時より、今の方がジンと来ました。 角田さんやっぱりいいわー。
0投稿日: 2026.02.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
モヤっとした 仕事一筋の早大卒女の方、自分に重なりそうで でも性格として似てるのは子持ちの方かな 仕事の方の女の痛さがきつい 自分もコレなったらと思うと、、、
0投稿日: 2026.01.31
powered by ブクログ小夜子も葵も結末ではお互いの立場を理解しながら向き合えた姿があり、素晴らしいなと思った 「仕事」「子育て」「家庭」みんないろんな立場や状況があって、自分のことばかり考えてると常に自分が大変って思ってしまうな〜俯瞰して相手の立場や自分が大切にしていることってなんだっけ、って考えるようにしていきたい。。。 高校時代、職場、幼稚園ママの集まり、女が集まるとなんか嫌な感じになるのってなんなんだろう?すごくリアルに描かれていた。
0投稿日: 2026.01.31
powered by ブクログ小夜子と葵、二人の視点から人生の価値観が反映された一部分を切り取ったような経験を追体験している気分だった。二人ともが置かれている環境から異なる視点を持ち、それ故対立する場面もあったが最後は二人にしか理解できない絆が結びつけたのだろうなと解釈しました。結婚し子どもを持つことの大変さ―特に周囲との協調や夫・義母との関係など―を生々しく感じることができました。
4投稿日: 2026.01.30
powered by ブクログ登場人物、特に女性たちの感情が、とにかく激しすぎる。女って、こんな面倒くさい生き物だっんだろうかと思いながら読み進めたのだが 描き方が辛辣で、心がヒリヒリした。 世間がいう「共感」という言葉も、自分にはあまりしっくりこなかった。読んでいる間ずっと、落ち着かない違和感がつきまとう。 作品の力は認めざるを得ないが、どうしても最後まで波長が合わない、 読み終えても、心にはざらついた感覚だけが残っている。結局、私は彼女たちの輪には入れず、ひとり対岸に残されたのかもしれない。 角田光代さんの作品を読んだのは今回が初めて。 近い関係だからこそ生まれる残酷さや鈍さを、容赦なく描く作家ではないだろうか。 冷たさの中に一瞬の熱や救いがあれば安心して読めたのに、とは思った。
39投稿日: 2026.01.29
powered by ブクログどれほど親しくなっても、一度離れてしまえばあっという間に関係はおわる。 古い友人を失うことに罪悪感を持つ必要もない なぜ年齢を重ねるのか? 失われた何かから逃げるのではなく、また出会うため。 たとえ一人でいても怖くないとおもわせてくれる何かと出会うほうがよほど大事な気がする。 自分も前へ進もうと思える何かに。 そのなにかを見つけ、自らの足で歩んでいきたい。
13投稿日: 2026.01.27
powered by ブクログ結婚や出産を経験していない身からすると、本当に難解な本だった。 世間の目からの解放がテーマのような気がするが、もう少し大人になってから再読したい本。
0投稿日: 2026.01.27
powered by ブクログピンときて購入したものの一年ほど読めてなかったが、何かに没頭したくなって手に取りすぐに読了。 手元に置いておく予感。 あんなに濃密に過ごした友情の日々が相手にとってはそうでも無かったと、「まだ友達できないの?」と告げられるのが怖かったのだ、みたいな文章にグッときた。最近はそのようなことばかりだ。
1投稿日: 2026.01.26
powered by ブクログ私の人生に寄り添ってくれる、お気に入りの本。何度も読み返しているけど、毎回心に刺さる。涙なしには読めない。 人を信じることや、人との出会いに消極的になっている方にオススメしたい。
2投稿日: 2026.01.20
powered by ブクログかなり前に購入したけれど、なかなか読めておらず、最近になってページを捲りました。 1度手をつけたら、その後はどんどん読み進めてしまうような作品でした。 過去と未来が交差しながら、進んでいく物語。 今まで時系列がこんなにも激しく交差する作品を読んだことがなかったので多少困惑したときがあったが、 最後になるにつれて伏線のようにリンクすることが多く、すごく楽しめました。 年齢を重ねてから読むと、また違う感情が自分の中で生まれてくるのかなと思います。 再読したいです。
0投稿日: 2026.01.16
powered by ブクログ現在と過去が交互に進んでいく展開が面白かった。葵の過去が知りたくてどんどん読み進めたしとても引き込まれた。小夜子の人間関係において共感できることが多く、やはり人付き合いは難しく一線を越えようとすると絶対に嫌な感情にいきついてしまうのでは…と感じてしまう。自分ももっと歳を重ねるごとに人との出会いが大切であると感じることができるといいが。いつか再読したい。
1投稿日: 2026.01.16
powered by ブクログ3.8/5.0 女性間におけるいざこざや複雑な争いや嫉妬心などが上手く描かれていると感じた。 ただ、二人の少女が自殺未遂を起こす場面の唐突さなど、少し置いていかれる部分もあった。
0投稿日: 2026.01.12
powered by ブクログ森絵都さんのあとがきも含めすべてが傑作 人間関係の煩わしさとそれでも関係を保とうとする人間たち。 なぜ人はここまで人間関係に固執するのか。 現代は一人で生きていくのもそこまで苦労しない。 それでも人間関係が崩れることに恐怖してしまう。 そんな人間関係に翻弄される人の話でした。 いいことも悪いことも含めて、これからも前向きに人間関係を築いていきたいと思える内容でした。
11投稿日: 2026.01.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
親しければ親しかった友達でも疎遠になってしまうのは、そばにいなくなって、あの頃と変わってしまった友達が怖くなるからという理屈にとても納得した。 ずっとそばにいることだけがその友達を大事にする方法なんかじゃなく、その子がくれた何かを大事にし続けることもできるのは自分的に素晴らしい気付きでした!なので星5! 大好きな森絵都さんの解説まで素敵でした
0投稿日: 2026.01.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
お父さんとラーメンを食べるシーンで涙が止まらなかった。ドトールで周りにバレないように泣いた。 お母さんが「何が気に入らないの?!」とブチギレするシーン。上手く行ってないからって、愛がないわけじゃないのに、どうしてそれを愛として受け取れないんだろう。 同世代の女同士の確執というより、母子という女同士の確執の物語にも感じた。
0投稿日: 2026.01.03
powered by ブクログ小夜子が葵の会社に出戻る展開がしっくりきた。しっかりと解決しないまま他のことに取り掛かっても心のもやは晴れないよね。 友人には依存せず、自分の境界をしっかり持つことの大切さを感じた。 友情の話と思って読んだけれど、私はあまり共感はできなかったかなー。
0投稿日: 2026.01.02
powered by ブクログ直木賞って感じがした 自分は葵とか小夜子と違うタイプだし、学生時代の人間関係もそんなに共感はできなかった
0投稿日: 2026.01.01
powered by ブクログ特別なストーリー展開があるわけではないが、人間の心情を巧みに描いており、心に沁みる1冊だった。人は皆様々なバックグラウンドで育ち、異なる経験をし、物事の見え方や感じ方も違っている。今まで経験したことだけでなく、今置かれている環境や状況によっても、1つの事の捉え方や感じ方は違ってくる。自分の経験した範囲で、想像のできる範囲で相手の考えている事や感じていることを想像する。この本を読んでいて、人のすれ違いが起きるのは、自分を守ろうとし過ぎたときと、物事の捉え方が人によって様々であるからなんだと思った。そういう意味でも、いろいろな考え方に触れて、色々な事に共感する機会を増やすことが大切なんだなと感じた。ちょっとこの本に書かれていることとはズレているかもしれないが、自分はこの本を通じてそんな風に感じた。
1投稿日: 2025.12.27
powered by ブクログ角田光代さんの「八日目の蝉」が大好きで、同作者さんの2冊目の読書でした。女友達の付き合いの複雑さ、素晴らしさ、切なさ、すれ違い… 自分も学生時代から、今は子を持つ母として、様々なライフステージで友情の形が変わることを経験してるので、共感できました。 そして自分がこの物語に入り込んだような、臨場感ある描写。彼女達と一緒に冒険している気分になります。
1投稿日: 2025.12.26
powered by ブクログ女性同士の友情をテーマに、他人への信頼や思い込み、心のすれ違いや依存、失望などが描かれていき、特に中盤からは不安感が増していきましたが、終盤は見事な物語の纏め方で感動しました。予想外に良い読後感でした。
15投稿日: 2025.12.23
powered by ブクログ今まで出会ってきた人達で自分が形成されていくよね、と思いながら読んだ。 序盤はキャラクター像の描写があまり汲み取れず読みにくかったけれど、後半からどんどん頁が進んだ。
0投稿日: 2025.12.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
備忘 1番好きなところ ー なぜ私たちは年齢を重ねるのか。生活に逃げ込んでドアを閉めるためじゃない、また出会うためだ。出会うことを選ぶためだ。選んだ場所に自分の足で歩いていくためだ。 ー 時間が経ったら許せることとか、忘れたふりができることもある。もう一生交わらないだろうと一度は思った相手でも、また会う選択をすることもできる。そう思うと歳を重ねるのも面白いかも、って思った。
0投稿日: 2025.12.21
powered by ブクログこの本を読んでいた数日間、ずっと苦しかったのはやはりこの本のせいだろうか。「ひとりぼっち恐怖症」。友達がいないと世界が終わる。ときっと今の僕はまだ思っている。それは彼らを根拠もなく信じている(いたい)からであって、それが胸を苦しくさせていたに違いない。 ・ 人はみんな同じようでみんな違う。違うから面白い。違うから知りたくなる。知りたくなるから友達になる。じゃあ。すべてを知ってしまったらどうなってしまうのだろう。きっとそんなことは不可能だとしても。その「いつか」ばかりを考えては不安になってしまう。 ・ あなたと一緒ならなんでもできる。根拠なんてないけどそう思うこと。これこそが愛だとして、それだっていつかは失くなってしまう。親しくすることは加算じゃなくて喪失。そう心の隅っこで分かっていてももまだ欲張ってしまう。でも。僕の友人が「スタートすること自体にゴールは関係ない」と言っていた。「道は一歩の集合でしかない」と。この言葉を忘れないでいられるうちはまだ貪欲でいよう。 ・ また出会うため。出会うことを選ぶため。選んだ場所に自分の足で歩いていくため。この先、きっと喪うことはあるんだろう。あるんだろうというか喪うことばかりなのだろう。でも、日頃の僕が言っているように、たとえ離れたってその時がくればまた出会えるんだ。今までもそうだったし、これからもそう。それを積極的に選べるようになること。それが大人になるってことなのかもしれない。 ・ 帯に僕の好きな言葉が書いてあった。「多分、もう二度と逢わない。だけど、一生忘れない。」僕の口癖、というか好きな概念だ。心の中の、絶対。
1投稿日: 2025.12.21
powered by ブクログ対岸の彼女 2025.12.15 いわば陰キャで周りに自然に馴染むことが不得意な小夜子と、ナナコと共に未遂事件で噂される葵が出会い、触れ合うことでお互いを知っていく物語。 10代の頃に得られなかったものを人は一生追い求めると聞いたことがあるが、それを他人に求めてしまう姿が描かれていた。 おそらく筆者は全体を通して偏見やなんとなくの違和感で一度離れた人でも必要であれば巡り巡って再会できるということを伝えたいのかな??
1投稿日: 2025.12.15
powered by ブクログ自分にないものを持っているひとに憧れていつのまにか依存して、離れてもずっと自分の中にそのひとの一部が残っていて知らず知らずのうちにそのひととと共有できなかった未来を他のひとで満たそうとしていることってあるよなあ
1投稿日: 2025.12.12
powered by ブクログ劣等感、ずるい心、人には言いたくない過去や後悔があったり、それでも誰かを信じ繋がりたい、自分なりに前を向いて生きていきたいと思ってる人に刺さる小説だと思う。 個人的に「人のことが好きで前向きな主人公」が出てくる小説には共感できない私にとって、この本は腑に落ちるところが多かった。 人は全く悪気なく、自分の立場でしか物事を捉えていないなぁと改めて考えたりした。
1投稿日: 2025.12.08
powered by ブクログ期待値高くしすぎたのか、序盤はあまり気持ちが乗らずノロノロ読んでいた。中盤からは、葵とナナコの展開が気になってペースがかなり上がった。 JKの頃の、ちっさい世界で右往左往して親友って呼べる存在に拘ってた時期を思い出して、懐かしくて愛おしい気持ちになった。カラッとしてて疾走感あって、でもそれと引替えみたいに心のどっかが抜け落ちてしまってるナナコみたいな人、好きだな、、。このひとと居たらなんか知らない世界見せてくれそう‼️みたいな感覚をたまに女友達に抱くことがあって、その子たちを思い出しながら読んでいた。 あとは、人との向き合い方について考えさせられた。22にもなると自分のペースとか考え方を崩されたくないっていう気持ちが強くなってきて、なかなか心を開きにくいし相手の性格を決めつけちゃってるなーと。対岸にいると思えてしまう彼女にも、先入観持たずに近づいてみようと思えた。
1投稿日: 2025.12.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
"口に出せば喜劇性を帯び、すぐに忘れられる。言わずにためこむと、些細なことがとたんに重い意味を持ち、悲劇性と深刻味を帯びる。" 瞬間瞬間をかみしめたい、とは思うし そうできてないんじゃないかという焦燥感に悩むことも多々ある でも、そんな常々瞬間を噛み締めてかけがえのないものだと思い、色んなものに感動するなんてかえって疲れるに決まってる 心に残ってる光景とか瞬間って、そうしようと思って残ってるわけじゃないし自然と刻まれる物 むしろ日々の生活なんていつのまにか忘れ去ってるくらいがちょうどいい その当たり前の日々にあとからたまーに思いを馳せてじんわりと楽しかったなあと懐かしむのだっていい心地なんだし 現実から目を背けて、逃避行をしたナナコと葵 同じような道に足を踏み出しかけた、小夜子と葵。そしてそこに気がついて引き返した小夜子。 楽観的なあっけらかんとした性格で心を許しやすい、気持ちのいい人間として描かれたナナコと大人になった葵 熱海で小夜子の心中が描かれていてはたと気付かされる。 そんな人間の裏を返したマイナス面 ひとりよがりで自分がいいなら大丈夫、という根底に実はある考え 誰もがとは言わないけど、それなりの人がこんな濃密な絆の経験があるのかな あの頃の、答えのなさ、どこかに常に携帯している焦燥感、かと思えば時に味わう万能感 みんないろんなものを抱えながら前に進んでいく 解説まで含めて素晴らしかったな
2投稿日: 2025.12.06
powered by ブクログせっかく再会したのに大人になって仲良くはないところが切なくて、大切な友達と重ねて読んじゃって苦しかった。人間関係大事にしたい。
0投稿日: 2025.12.04
powered by ブクログもう会えなくなってしまったけど、その人との記憶で乗り越えていける、そんな感覚がなんとなく分かる。年齢を重ねて、また出会えたら良いな。葵とナナコが再会する世界線も気になった。
0投稿日: 2025.11.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
きっかけ ライフステージが変わると女友達と分かり合えなくなる、というような紹介文が気になって手に取った 読んだ感想 どよーんとした重たい本の空気に自分がのまれそうになったけど、女友達との関係にとどまらない、人生の深いテーマを勝手に?感じることができてすごくよかった 考えたこと3つ 1いつかは自分を変えることができる 最初読み進めていた時は、人って何歳でも変われるんだって思っていた。中里さん、葵を見て小夜子も変わっていくんだと感じた。でも読み終わって振り返ると、表面上はこう生きようと自分を変えたつもりでもやっぱり本質の本質はそう簡単には変わらないのだと思った。人生のいろんな経験や出会いを通して変わった、やっぱりもうやめた、やっぱり変わる!を繰り返しながら、すこーしずつ前進していくのが人間な気がする。だから100年ぐらい必要なのかな笑 2大事なこと=怖いこと 私にとって大切なことは?って考え詰めると本当に全てがどうでも良くなりそうで一瞬怯んだけど、やっぱり家族と近くにいてくれる友人、それから健康な体と心が大切。職場での周りからの評価やどうでもいい人にそっけない態度を取られたって本当にどうでもいいこと。学生時代から自分の大事なことがはっきりしていた子ってすごく強くて凛としてたなあって思い出した 3でも無敵の人になったらダメ この本が出た頃にはそんな言葉なかっただろうけど、ナナコとアオちんは現実に戻ってこれないほど遠くに行きすぎて、逃避行の中で本当は大事なことも大事に思えなくて、無敵の人になっちゃったのかなと思った。ナナコの手紙にあった「この街に帰って来たいと思えたら幸せだよね」って言葉からナナコの根っこの思いが見える気がして、すごく切ない気持ちになった。やっぱりナナコには自分を変えないとやっていけない辛い過去があって、ナナコは変わったつもりでいたけど、捨てきれない大事なものがアオちん以外にもこの街にあるんじゃないかな。 番外編。ナナコとアオちん 重たい雰囲気が漂うこの本の中で、ナナコとアオちんが2人で過ごすシーンがすごく好きだった。アオちんって呼びかけるナナコの声が勝手に再生される笑ナナコはアオちんが大事すぎるゆえに、連絡できなかったんだなあって思うけど、連絡したらよかったのに!!!!と思ってしまうよ。ちょっと背伸びして凛と振る舞っていたナナコが私は大好きだったので、そんなナナコとアオちんが再会する世界が見たい。そのときのアオちんはきっとナナコのようには振る舞わず、また高校時代のアオちんに自然と戻っていくような気がする ⭐️塞ぎ込みそうになったらナナコの言葉を思い出そう。 あんな場所でなんにもこわがることなんかないよ。ほんと、ぜーんぜんこわくないの。そんなとこにあたしの大切なものはないし」
0投稿日: 2025.11.29
powered by ブクログ二人の話がそれぞれ時間差で交互に語られるのが面白い。現代にいる小夜子の話に、葵の話が追い付いてくる流れ。
0投稿日: 2025.11.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
そういえば学生時代、どこにも行けない不安や焦燥感を抱いていたことを思い出して胸がぎゅっとなった。どうしたいか聞かれても答えがない時期ってあるよね。 普段言葉数の少ない葵の父が葵とナナコを乗せてタクシーで市内を走り回るシーンで泣いてしまった。その優しさが温かくて苦しくて。書きながらまた泣けてくる、笑 時が経ち、持つ者と持たざる者の間に川が流れている。相手の立場に立って考えようなんて言うけど、私は無理だと思ってる。でも、相手を知ろうとすることや歩み寄ることはできる。近付いて傷ついて裏切って裏切られて何度も嫌になるけど、人と出会うことはやめられない。 人を生かすのは人なんだ、やっぱり。 私もまた進んでみようかなと思えて嬉しかった。
1投稿日: 2025.11.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
共学の公立小・中学校で、私立女子高で、葵と同じようなシーンを何度も経験したし、見たのを思い出した。 小学生のときはいじめだったのかもよくわからないけど、体格のいいジャイアンみたいな女の子がいつもリーダーで、みんなを引き連れて歩いてて あんまりもう覚えてないけど、一緒に歩いて遊んでいた時期もあれば、1人で図書館でもくもくと本を読んでいた時期も思い出せるから、うまくいかなかったんだと思う。 高校生のときは県内ではお嬢様高校といわれるところで、中でも真面目かつお金を教育にかけられる家の女の子が集まるコースだったから、いじめというのはなかったけど やはり誰かがはぶいたり、はぶられたりしていて、それを傍観しながら、わたしは大丈夫と安堵して3年間を過ごした気がする。 葵とナナコにはもう一度再会してほしかった。ナナコのその後が知りたい。でも、小夜子の言うとおり、もう道を違えた大事な人を、ナナコはある種そのままに閉じ込めたかったのかなあ。 飛び降りた理由はわたしには理解できないけど、どこか遠くに行きたい、そしたら何かが変わるかもと漠然と思ってた気持ちはわかる。 30代になって毎日同じ家から同じ時間に同じ職場に行き同じ人と同じ仕事をしている今はそう思わなくなったのは、大人になって 毎日のルーティンが逆に安心するからかも。 今は毎日が自分のお気に入りで埋まっていく日常が楽しいし幸せに感じる。 だから今は娘を心配して過保護になりつつ自分の人生のこともまだ考えてしまうお母さんの気持ちも、それを見かねた?助け舟を出した?お父さんの気持ちも分かる気がした。
2投稿日: 2025.11.23
powered by ブクログ人間関係についてリアルに描かれており、所々読むのが辛くなる場面もあった。 なぜ歳を重ねるのかという問い、刺さりました。
0投稿日: 2025.11.21
powered by ブクログ直木賞受賞作ということで購入。 過去と現在が交互に書かれてしかも違う人物視点から描かれるので一見繋がりがないように見えるが… 名前が同じ人が過去と現在どちらにも出てくるが性格が全く違っているので何があったのかが気になり読み進められる
1投稿日: 2025.11.20
powered by ブクログ読者の興味をそそって引きを作る、過去と現在を行き来する構成が素晴らしいが、圧倒的に葵とナナコの過去パートが面白い。直木賞受賞作だが葵や小夜子がまわりとの関係に苦悩する心理への迫り方は純文学のそれに近い。胸に迫るシーンがいくつもあった。
1投稿日: 2025.11.18
powered by ブクログ『自分は人に恵まれています』ってよく耳にする言葉は、合わない人とは関わらないようにして、選んでいるから気がつけば合う人だけが周りにいるんだなって思った事がありました。 でも葵とナナコみたいな関係を築ける人と出会えるってなかなか無いのではないかな。 出会えたら幸せですね。 何となく幸せっぽく生きてるけど、自分の人生って浅いなって思いました。
9投稿日: 2025.11.05
powered by ブクログ何十年ぶりかで再読しましたが、 良かったです。 名言もたくさんあり、とても有意義な時間になりました。
0投稿日: 2025.11.03
powered by ブクログ小学校、中学校、高校となんの痛みも不安も無くずっと気の合う友達と先生、優しい家族に囲まれて楽しく過ごしましたという人はおそらく滅多なことではこの世に居ないであろうと思う。胸の奥に眠る傷が思い出したようにズキリと痛む様な読後感に包まれました。ありえない様な失敗をしたことも苦しいほどの後悔をしたことも歳を重ねることで忘れているようでふとした時に蘇る。それが自分を変えていく力になることもある。いるね。あるね。私もね…の連続でした。
0投稿日: 2025.11.01
powered by ブクログ立場の異なる二人の女性の友情とすれ違いの物語。 相手を理解したいという思いや努力が、むしろ理解できない現実を浮かび上がらせ、相手とつながれない関係(=自己防衛)になる様子を上手に描いている。 高校生の頃、葵は当時の友人のナオコと深い関係にあった。しかし、ナオコは相手が変わってしまって、「以前のようには話せないかも」と恐れるがあまり、葵と再びつながる関係にはなれなかった。 大人になってから、仕事で仲のよい関係となった小夜子とは一度は同様につながれない関係となるが、再度一緒にいるようになる。 無理に理解しあおうとせずとも、存在を無視しあわないことが、最終的な人間関係として自然な状態である様子が描かれた。
0投稿日: 2025.10.30
powered by ブクログナナコと葵がタクシーから降りて別れを告げて以来一度を会っていない理由に、あまりにも共感できた。 学生時代の友達と久しぶりに会ったとき、あんなにも仲がよくてよくお互いの家に遊びに行ったのに、昔のようにしょうもないことで笑い合える関係ではなくなったことに悲しみを覚えた。 お互い今の環境に慣れて変わってしまった。 そんなとき、昔の記憶が走馬灯のように蘇ってきて悲しくなる。 でも、ただ悲しいだけじゃない。 旧友と会うこと、会わなくても、今どこにいて何をしているか聞くだけでも安心する。あいつも元気でやってるんだなと。 小説として素晴らしかったし、文句はないけど、ナナコが今どこにいて何をしているのかを葵が突き止めるシーンをずっと待っていた。来なかったけど。 ナナコに恋しそうになったほど、ナナコの人間性が好きだ。 ナナコと葵と小夜子、今は同じ川岸にいる。みんな手をつなぎあっているんだ。握った手の感触を感じ取りながら、ナナコは今も何かを大切にしてどこかで暮らしている、と信じている。
2投稿日: 2025.10.28
powered by ブクログ出会いが人生に与える影響力ってすごいなと思った。 自分もこんな風に生きられたらいいのにな。と感じるような人と出会うと、強くなれる気がするし、自分を肯定できる気がする。 ナナコと葵、二人の別れのシーンはすごく心が苦しいけど、二人だけで過ごした時間は嘘じゃなくて、二人だけにしか分からないことがあって、大人になってからもその記憶で乗り越えられたことがたくさんあるはずで。 会えなくなっても、ずっと自分の人生に存在し続ける人ってすごい。 『ひとりでいるのがこわくなるようなたくさんの友達よりも、ひとりでいてもこわくないと思わせてくれる何かと出会うことのほうが、うんと大事な気が、今になってするんだよね。』
14投稿日: 2025.10.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
あらすじの「 結婚する女、しない女。子供を持つ女、持たない女。それだけのことで、どうして女どうし、わかりあえなくなるんだろう 」に惹かれて購入。 私自身も思ってることだったから、なにか答えみたいなのがこの本にある気がして読み進めた。 読みながら感じたのは、わかりあえなくなる理由どうこうより、小夜子への共感。 子どもを保育園にあずけてまで働かないといけないのかとか、自分に足りないと思う部分を子どもで補おうとしてしまうところとか、子育て真っ只中の私には本当に共感しかなかった。 そんな小夜子に葵がかけた言葉も心に残った。 「 友だちが多い子は明るい子、友達のいない子は暗い子、暗い子はいけない子。そんなふうに、だれかに思いこまされてんだよね。私もずっとそう。ずっとそう思ってた 」 「 ひとりでいるのがこわくなるようなたくさんの友達よりも、ひとりでいてもこわくないと思わせてくれる何かと出会うことのほうが、うんと大事な気が、今になってするんだよね 」 この本を通じて、大切にしたいと思える言葉に出会えて嬉しい。 葵と小夜子がもう一度一緒に働くことになってめでたしめでたしで終われないのは、私からしたら小夜子の「そのあとどうなったの?自殺未遂のあと」って言葉が致命的すぎたからかもしれない。 傷つけてやろうって魂胆が見えてしまう一言が出てしまった2人の関係が、簡単に修復されるわけがなくないか?と思ってしまってるからかもしれない。 ナナコのその後を書くのはこの物語においては蛇足なのかもしれないとは理解できるけど、ハピエン厨すぎてナナコのことも知りたすぎた。 ちゃんとどこかで幸せになってるナナコを感じたすぎた。
0投稿日: 2025.10.24
powered by ブクログ自分も女子校で育ち、グループ、カースト、そういったものに巻かれながら育った。今思えば非常にくだらないが、当時はそれが自分の世界の全てで居場所を作ることが何より大事だった。 葵の気持ちがよくわかり、ナナコはまぶしかった。 学生時代はひょうきん者を演じそれなりのトモダチを作った自分だが、社会人になってからは小夜子のように人間関係を狭めている。葵と小夜子のような部分は皆持ち合わせているのではないか。子供の頃は皆同じでもその後のライフステージでがらっと話が噛み合わなくなる女性特有の苦悩も描かれていて苦しくなり、結論、考えすぎない、比べない、これにつきると自分に言い聞かせた。
5投稿日: 2025.10.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
きっと葵は幼い頃のナナコを模倣して今に至るのだろう。学生時代の出会いがその後の人格成形に影響を及ぼすのはままあることだと思う。結局のところ、何が伝えたかったのか私には分からずじまいだった。おそらく直木賞は私にはまだ早い。
0投稿日: 2025.10.20
powered by ブクログこの人は自分と違うと感じた瞬間、その人との間に分厚い壁ができるという感覚はよく起こります。 私は、幼少期に母親から愛された記憶がほとんどありません。 大人になったいま、母親のことが大嫌いです。 でも、そんな経験や感情を持っていることを、気軽に誰にでも言うことはできません。 経験していない人には分からないからです。 そういう人に打ち明けたところで困惑してしまうかもしれないし、「自分の子供を愛さない親はいない」など、なぜか親を擁護するような発言が返ってくるかもしれないし、人によっては、「親に対してなんてことを言うんだ」など私の方が責められるかもしれないしと、色々想像すると怖くなります。 ああ、この人は家族仲が良いんだなと会話の中で知ると、この人とは決して分かり合えないことがあると思ってしまい、そこに分厚い壁が現れます。 もちろんその逆もあります。 例えば、私には子供はいませんが、子供がいる人たちの大変さを耳にすることはあっても、自分が経験したことがないので、本当の意味で理解することはできません。 その人が毎日1分1秒どんな思いで暮らしているのか、どうやっても分かりません。 ここにまた別の分厚い壁があると感じます。 この人なら分かってくれる、この人には分からない、ついそんな風に人間関係でジャッジしてしまうからか、クライマックスの光景が映像で見えた瞬間、涙が出ました。
8投稿日: 2025.10.20
powered by ブクログ葵とナナコの過去は、読んでいて胸が苦しくなった。 2人でならどこにでも行けそうな気持ち、でも自分たちの力だけでは生きていくことができない無力さ、早く大人になりたい気持ち・・・痛いほどわかりました。 人間関係って本当に煩わしいけど、葵にとってのナナコ、小夜子にとっての葵のように、自分とは真逆の(まさに対岸にいるような)人との出会いによって、自分の人生が変わることもある。 そのために、私たちは生き続けて、大人になってゆくのかな、と感じました。
3投稿日: 2025.10.19
powered by ブクログ①1児の母小夜子②高校生の葵 の視点で交互に描かれる形。進むにつれてどんどん2視点が繋がっていくストーリー。 正直、ありがたいことに難なく楽しい子ども時代を過ごした私にとっては共感に乏しい物語ではあった。ただ、人と関わる煩わしさだったり、すぐに標的を変える高校生だったり、ああ、そうだよね、、、と結局共感してる自分もいたのは事実。 結局、どう生きたいかは自分で決めること、人と比べないことが大事と思った。薄いか…笑
1投稿日: 2025.10.19
powered by ブクログ3.2 とても日常的な身近な感じのストーリー 人間関係とはということを考えさせられる 絶対作者の意図することじゃないとは思うが、私が感じたのは人間関係って脆いし、儚い。人生に大きな影響を与えるしそれが糧になることもあるけど、タイミングでいつ縁が切れるか分からない。それは意図したものではなくても。 他人からの影響は自分を豊かにするけど、結局他人にすがったり依存すること自体は良くない。 そして、環境が違う人間は、環境が違うことを知った時点で分かり合えることは無いのかもしれない。それは思考の偏見によるものなのかもしれない。 葵の性格は子供の頃から大きく変わっていて、大人になった葵は別人のように感じる。それはななこの影響なのか。ただ、ここまで自分のイメージと変わるとフィクション感かなと感じる 小夜子は、、過去の自分にコンプレックスがあると母親になるとこういう悩みを感じることもあるのかーと、、小夜子の夫がクソすぎて現実味を感じない。こんなtheクソ男本当に存在するのか、これが現実なのか……
0投稿日: 2025.10.18
powered by ブクログこの世に変わらないものなどなくて、大切な人との関係でも時間が経ち環境が変わってしまえば、その関わりも変更していく。 変わってしまった人間関係を嘆くのではなく、共に過ごした時間を大切に出来れば、先に進めるだろう。
0投稿日: 2025.10.15
powered by ブクログ子育てや仕事を理由に人間関係から逃げるために人生を続けているのではなく、人と新しく出会うために子育てや仕事をし、人生を続けていく。 それぞれ抱えているものは違って分かり合えないこともあるし、進む道が違えば2度と会わないこともあるけど、その出会いが次の出会いを呼ぶ。 対岸にいる人は隣に来れるし、隣にいる人はいつ対岸に行ってしまうか分からない人間関係に切なさと温かさを感じた。
0投稿日: 2025.10.15
powered by ブクログ泣いた。 皆が皆、頑張っているんだよな。 皆が皆、偉くて、可哀想。 程度なんかない。それぞれ実際に辛いんだ。 例えば葵の父母だって心から頑張っていて、ただ、まさかこうなるとは思ってもなかっただろうけれど、結果的にそのズレが葵の闇を作ったと思う。気持ちは関係なく、事実は思わぬところで淡々と決まってしまう。 ナナコみたいに、分かりやすく厳しい環境で頑張っている人は、根っこが違うんだと思う。 そうでない私にとっては、ナナコってなんて素晴らしい人だろう健気だろうと思うけど、たぶんそれは短絡的すぎる考えだ。ナナコはそうならざるを得ない環境にいたから、という側面があるのだ。 甘い環境で、ぬるま湯に浸かっている、私は私で悩みはあって、ナナコみたいな強さや美しさを持つことができない自分を情けなく思い、生き生きと何かに熱中することができず、他の人をうっすら下に見ることでしか安心を得ることができず、そんな自分に嫌悪感を持つ、これはこれで地獄だ。
5投稿日: 2025.10.14
powered by ブクログ今年読んだ本で1番好きかも。 葵とナナコの過去は悲しいというか胸が苦しくなった。そこから葵が前に進んだ先に小夜子と出会って、小夜子もゆっくりと変わっていくのが清々しかった。ひとりでいてもこわくないと思えるものに出会う、本当にそうだなと思う。そう思えた時に対岸に行けるのだと思う。
1投稿日: 2025.10.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
小さな子供を持つ小夜子と独身で会社を経営する葵の二人の女性の物語。 葵の性格が高校の時に出会って高校の時に別れてたまま会えていない女の子のナナコに似てきていること、葵がナナコからの手紙を大切にとっておいていること、とても良かった。 永遠のように長く続く友情と思っていたものの儚さ、子供でもない大人でもないときの無力さ、人生のいろいろな選択を経て小夜子と葵が出会っていること、すごく愛おしいと思えた
2投稿日: 2025.10.12
powered by ブクログ過去の出会いを現在に引きずる?生かす?も現在の自分次第、出合い次第か。 強烈な過去を持つと、それにアンカリングされてしまうのかな。強烈な過去以外が何も残ってないのは寂しい。
0投稿日: 2025.10.05
powered by ブクログ友人と会わなくなっても、その人との思い出、学んだことは自分の中にあり続ける。 そして、また新たな出会いが自分を変えていくし人を変えていく。 人間関係ってむずいよね…この人とは合いそうと思った人を大事にしてこうと思いました。
0投稿日: 2025.10.04
powered by ブクログその関係性がどんな終わり方をしたとしても、共に過ごした時間、交わした感情が意味のないものになったわけではない。 ナナコから葵へ、葵から小夜子へ、一歩踏み出す自信が伝染していくのがよかった。 ボタンの掛け違えが起きてしまっても、与えてもらったもの、自分の中で生まれたものの価値は何も変わらない。その過去を殻に籠る理由にするのではなく、また新しい一歩を踏み出す理由にしようと思った。
0投稿日: 2025.10.04
powered by ブクログ登場人物の女性があまりにも私に似すぎていて恐ろしくなりました。 また、小・中学生の頃のもうきっと会わないであろう旧友を思い出しました。 私も、前に進もうと思います。 追記 東南アジアに行きたくなりました…時間のある大学生のうちに葵のように一人で行ってみようかな?と考えています。
1投稿日: 2025.10.03
powered by ブクログ主人公の抱く感情に共感しづらいところもあったけど、それでも最後は読んで良かったと思える作品でした。 「対岸の彼女」というフレーズも表紙のデザインも読了してみればしみじみと心に響く感じですね。
24投稿日: 2025.10.01
powered by ブクログ読んでる途中で合間が空いてしまったこともあり、小夜子と葵の関係に卑劣が入っていく過程が少し共感しづらい部分もあったが、所々で世界観に没入して一気に読んでしまうシーンがあり、部分的だが楽しい読書体験ができた。 特に、伊豆のペンションで、葵とナナコが短期アルバイトして過ごすシーンが好きだった。ペンションのママ的な亮子さんの、小さいことは気にせず豪快に宿を切り盛りする姿や、葵とナナコが話す暇もないほど忙しく働く姿が、働くことの楽しさを思い出させてくれた気がする。亮子さんと同じく、子育て真っ最中の自分としては、忙しく働きながらも子どもを育てるそのたくましさにも、また惹かれた。
11投稿日: 2025.09.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
前半は読むのに時間がかかったが、最後まで読んで心に響いた。 陰湿で鬱屈とした女の世界、そこから抜け出せない女が描かれている。 それでも人と出会うために年を重ね、一歩を踏み出していくというポジティブなメッセージで話は締めくくられる所が印象的。
0投稿日: 2025.09.27
powered by ブクログ高校生の葵とナナコ。35歳の葵と小夜子。異なる境遇、対岸の二人。学校カースト、公園デビュー、何歳になっても閉じた世界は窮屈だ。歳を重ねた今なら対岸へ渡れる。会いに行くかは自分次第だ。
1投稿日: 2025.09.24
powered by ブクログ2007年に出版された本書を、2025年に初めて読んでみた。先日とある書評動画で紹介されて、手に取ってみた本。今39の歳でこの本が読めたことも、味わい深く読めた一因だったかもしれない。 本著は、巻末にある「現代を生きる女性の、友情と亀裂」の描き方が見ものだと思う。ある女性の現在と、ある女性の過去の二つの時間軸が、違う圧力で描かれ交差して。私は読み進めながら、その只中で見事に自転した。 「なんのために私たちは歳を重るんだろう」 「なんのために歳を重ねたのか」 小夜子が自分に問いかけるシーン。 腹が決まりつつある心の声だと、読み終わって気づいた。 また、本著を噛み砕くには、森絵都さんの解説は欠かせないと思う。 「たとえ彼女たちのそれまでの高校生活がろくでもないことの連続であったとしても、そしてその後の高校生活もまた輪をかけてろくでもないことの上積みであったとしても、この一駒を胸に刻んでいるだけで、きっと二人は自分たちの過去を肯定できる。そこには一歩を踏み出すに足る何かが確かにあったのだ、と」 この一説を肴に、後日知人と語り尽くしたのも思い出深かったです。
1投稿日: 2025.09.23
powered by ブクログ葵や小夜子の気持ちに共感できるときと、「自分とは"別"で違う女性だ」と対岸から登場人物を眺めているときがある。 現代に生きる女性の友情と亀裂。亀裂から生まれるどうしたって分かり合えないことを突きつけられる断絶感。その癒えない傷に立ち向かうことの意義を感じさせる小説だった。
0投稿日: 2025.09.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
女のリアル(T_T)結局女というのは複数で群れ、共通の敵をつくることで団結する。だけどその団結は驚く程に脆く、気づけば彼女らにとっての共通の敵は自分になっている。それは順番であるし、もう既に他の群れの敵になっていることもある。 社会に出て、30代ぐらいにもう一度読みたい。その時結婚しているか、働いているかでまた違った捉え方になると思う。今までなんとなく感じてはいたものが綺麗に言語化されてとても心に刺さった作品だった。
1投稿日: 2025.09.21
powered by ブクログ葵、ナナコ、小夜子そして私。 家の事情が複雑だけど平気なそぶりを見せ明るく振る舞うナナコ。イジメを経験して人間不信臆病な葵。 誰も助けてくれないし助けを求める知恵も無い。そんな二人が選んだ道は、、、 登場人物と同世代 時代背景が懐かしい 川沿いで楽しそうに笑い合う3人。葵、ナナコ、小夜子 それを対岸で見つめる私
22投稿日: 2025.09.21
powered by ブクログもの悲しくなる本。自分とは異なる立場にある人の話なので深く共感はできなかったが、大人になったら描かれていた漠然とした不安やなんともいえない寂しさがわかるようになるのか
0投稿日: 2025.09.17
powered by ブクログ読後感。 大好きな角田さんの直木賞受賞作ということもあって、少し期待は大きくもっていたのかもしれない。 個人的な好みとしては「愛がなんだ」「空中庭園」の方が好きだった。 また、読んでもう少し感じることを広げていきたいなと思わせてくれる本。 (追記)→読書中のメモ ・子供を産んだ、産んでないなど関係がない そもそも、私たちは同じ人間であり、女性である ・他人との違いからしか自分を見出せない女 ・他人と自分が、どこまで行っても一緒であると信じたい女 友情について考えた。 学生の時の濃密な友情と、大人になってからの友情について。 濃密さと、希薄さと、質とか諸々… きっかけがあるにしろ、無いにしろ、そもそも人間関係って人が期待しているよりもずっと脆いものだなぁと考える。
0投稿日: 2025.09.16
powered by ブクログ主婦と独身ではやっぱり置かれてる環境が全然違って、価値観も違う。だからってわかりあえないわけじゃなく、お互いのことを尊重しあえる関係が作れたらいいなと思う。主婦と独身て関係だけに限らず。
0投稿日: 2025.09.15
powered by ブクログ歳を重ねる=出会いや友達が減る事を、家庭や仕事など周りの環境を理由に当たり前に感じていた。 でもそれは考えの違いを煩わしいと感じ、都合よく逃げていたのと同じかもしれない。 『歳を重ねるのは、人との関わりが煩わしくなった時、都合よく生活に逃げこむためではない。出会う事を選ぶため、選んだ場所に自分の足で歩いていくためだ。』 少し難しかった。最後の解説が良かったです。
2投稿日: 2025.09.12
powered by ブクログ今の心境と少し近いものを感じられた。30代になり、友達、人間関係の寂しさを感じている。 オトナになるって、葵とナナコにはなかった、自分たちで回収する力、を持てるようになると同時に、葵とナナコみたいな2人だけの世界、を持てなくなるということを、強く認識させられた。 オトナになるとそれぞれの生活を自分で維持していかないといけなくて、それは日々のあれこれを理由に逃げ場になる時もあれば、言い訳にもなる時もあり、はたまた全てを投げ出せない重しになる時もあって。 あの頃のような、没頭して何時間でも何日でも一緒に過ごし続けて「またあしたねー」と言い合える日々、がもう永遠に来ないのかと、「歳を重ねる」という問いに、ハッとした。 それと合わせて、森絵都さんの解説の最後にあった、かつての日々の出会いの空洞が自分の中の熱源になるのかも、という発想には、そう思えるようになりたいな、と思ったのが正直な感想。
8投稿日: 2025.09.08
powered by ブクログ結婚してるか独身か 子どもがいるかいないか 専業主婦か働いているか 生きている環境が違うと、自然に疎遠になる人間関係 それとは関係なく築ける友情って素敵だなと思った それはまさにひとりの人間同士の繋がりだと思った 同じ環境の人としか付き合えないというのは、友情というより単につるむという関係かもしれない 人生において、勿体無いことだと改めて思った それに気づかせてもらった作品です なぜ私たちは年齢を重ねるのか 生活に逃げこんでドアを閉めるためじゃない また出会うためだ 出会うことを選ぶためだ 選んだ場所に自分の足で歩いて行くためだ (P521)
5投稿日: 2025.09.06
powered by ブクログタイトル回収が秀逸。 人と親しくなるって、まさしく対岸にいる人間と関わろうとすることだと思う。決して交わることはないし、道が重なることもないけれど、関わろうという意思と行動力さえあれば向こう岸へ行くことができるし、反対に身勝手に入り込まれることもある。 昔親しかった人に会いづらくなる気持ちはなんとなくわかる。この物語の登場人物とは違う捉え方だと思うけど、どれくらい幸福か、自分より幸せになってないか等を探られてる気がして居心地が悪くなる。それが昔の思い出を汚されている気がして悲しくなる。
1投稿日: 2025.09.05
powered by ブクログ第132回直木賞受賞作。 人との出会いは、ほんの一瞬何かが違うだけで出会う、出会わないが変わってくる。 それぞれに環境も違うし、考えも違う。 大人になれば頻繁に会うことも難しくなるけど、心の中に支えとなる友達がいてくれたらいいな。と思わせる作品でした。
1投稿日: 2025.09.03
powered by ブクログ子育てしてる私には小夜子に共感しかない 掃除と仕事へのモチベが上がる! 分かり合えない気持ち。 学生のときの一定期間だけ 猛烈に分かり合えて仲良かったのに いつの間にか疎遠になった友達。 色々思い出されて感慨深い。 でも人と出会うことや歳をとることは 全く無意味じゃないなって気付かされる作品でした。
2投稿日: 2025.08.26
powered by ブクログ結婚する人としない人、子供を産む人と産まない人、主婦と仕事を続ける人、その狭間に生まれる亀裂、みたいな話には読めなくて、広い意味での女同士の友情とは?という話に思えて、それがむしろ自分的には良かった。角田光代さん、今まで地味に読んでこなかったけど、ハッとするフレーズがあるというより設定と展開で魅せてくる感じで、久しぶりにいわゆる小説を読んだなって感覚になった。小説を読んで読書感想文を書いてた小学校の夏休みを思い出して、なんだか懐かしい気持ちになった…
0投稿日: 2025.08.25
powered by ブクログノスタルジー感あるな。随分前から読んでみたいとは思っていたけど満足した。 10代の頃に親や友人との関係に悩みながらもそれを超えられた二人のお話。 イジメも超えて親やモラハラ夫との関係も超えて葵と小夜子のこの先に幸あれと思う。一方でナナコも幸せであって欲しい。 20年前の作品なので時代がものすごい勢いでこの20年で変わったことも感じる。
2投稿日: 2025.08.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
女特有の世界というか、カースト制度とか、現実で感じたままの手触りで描かれているし、すれ違い方も納得なのに、最後はやけに物分りがいいなと思ってしまった。予定調和。ナナコの影響を受けすぎている葵が気味悪くすら感じる。 「ひとりでいるのがこわくなるようなたくさんの友達よりも、ひとりでいてもこわくないと思わせてくれる何かと出会うことのほうが、うんと大事な気が、今になってするんだよね」 この葵の言葉を好きだと思った。けれど、葵はその「何か」に出会えたんだろうか。ナナコとの過去?それとも、ただ願望を話してるのかな。そこがイマイチ読み取れなかった。
4投稿日: 2025.08.22
powered by ブクログあんまり自分には刺さらなかった。 思っていた内容と違っていて期待もしすぎていたせいかもしれない。 でも、1人の友達に出会い、性格が似ていくように変化する姿は共感できた。 自分も小夜子と同じ歳くらいなってからまた読み返すと、この本から感じれるものが変わっていく気がした。
1投稿日: 2025.08.22
powered by ブクログ派手な展開はないけれど、一気に読み上げてしまう魅力のある本だった。過去時代の主人公は葵、現代時代の主人公は小夜子で、それ以外の登場人物も「あぁこういう女性いるなぁ」と思わせられる。女性作家は、学生時代の閉塞感の中で生まれる、目に見えない女性特有の人間関係を描き出すのがうまいと思っていて、本作もあてはまる。 学生時代の友人ってその人の一生に影響を与えるほど重要なのに、学生時代が終わるとほぼ会わなくなったりして、受けた影響だけが燻り続ける。そしてふとした時に「あんなこと言われたっけ…」と断片的に思い出す。そんな経験が重なって、大人になると人と距離を取るのがうまくなっていく。女は結婚や出産によって無数にレイヤー分けされ、異なるレイヤーと接する時は適切な距離を保つ必要がある。 「対岸の彼女」とは所詮人事、みたいなことかと思ったけれど、適切な距離って意味なのかもしれない。境界を失うほどナナコと依存しあった葵は、真面目で常に空気を読みつつも一本芯のある小夜子は、お互い適切な距離で関係性を築いていけるだろうか。 読後はさっぱりすっきりというわけではなく、ねっとりとナナコの残像が残る気がするけれど、それも含めて良い作品だったなと思える本。
2投稿日: 2025.08.22
powered by ブクログ角田さんの作品らしさ溢れる、女性視点で刹那的叙情的なストーリー仕立ての内容。モヤモヤしたところもえるけれど、最終的に感じたのは切なさかな。過去と現在が入り組んだ構成になっているので、読み始めのうちは若干混乱した。
14投稿日: 2025.08.21
powered by ブクログ思いあたるー! 葵と小夜子、ナナコと葵 それぞれ違うから惹かれるのかな。 序盤は小夜子が自分に思えて、終盤は葵に感情移入してました。 特に、葵とナナコの高校生活は息がつまりそうな感覚。 瑞々しい青春の一コマ一コマなはずなのに。 危なっかしいけど美しいなぁ。 葵が名付けた社名の由来、最後に見つけた手紙 希望があるラスト。読んでよかった。
3投稿日: 2025.08.21
powered by ブクログ現在と過去を異なる視点で行き来しながら、真相に近づいていく様が読んでいて面白かった。 女性特有の「あー分かる」という感覚も多数あった点では面白かったけど、全体を通じて何を伝えたいのかがよく分かんなかった。。
2投稿日: 2025.08.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
家庭に居場所が無いような 幸せなんだろうとは思いながら違うような こうしなくてはいけないとかこうあるべきとか そう悩む主人公と全く違う世界を見せてくる 人たちとの出会いとか 結婚して子供を持ってもたいして変わらない 女子の仲間意識とか共感する部分は多く ああ分かると ただナナコのその後はもう少し知りたい と思ってしまう
3投稿日: 2025.08.17
powered by ブクログ作者の意図することは掴めなかった。過去と決別するのは難しい、過去を糧として生き続けるしかない、ということ?
3投稿日: 2025.08.17
powered by ブクログp.163-164の旅行の部分はすごく良い いつも人に会いに行く旅行が好きです ・自分の知らない過去が知れる手紙 ・相手の思ってることなんか絶対に分からない ・一瞬で崩れ去る弱く脆い関係性 次は八日目の蝉を読んでみたいな
4投稿日: 2025.08.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
今後の人生のバイブルになりそう 人って歳を重ねるごとに色んな人と出会って色んなことを経験して、それがさらに自分らしさを形成させていくんだ、と再認識できました。 本当に美しい物語だった。 二人の主人公の過去と未来が行き来する形式で読み進めるほどそれぞれに感情移入してしまった...最後の過去と未来が重なる終わり方も凄すぎる...ナナコが完全に過去の人になった瞬間だった。手紙で泣きました ナナコと葵の、ウチらってどこにも行けないんだ、みたいなセリフの重みがすごかった。 二人のおかげでうっすら感じていた世の中の閉塞感をようやく実感できました。 終盤にかけての小夜子の自問自答もよかった 「なんために歳を重ねたのか。人と関わり合うことが煩わしくなったとき、都合よく生活に逃げ込むためだろうか。」 「なぜ私たちは年齢を重ねるのか。生活に逃げこんでドアを閉めるためじゃない、また出会うことを選ぶためだ。選んだ場所に自分の足で歩いていくためだ。」 歳を重ねることに対して否定ではなく力強いメッセージで締めてくれて、本当に元気が出た また生活に迷った時に、この本を読み返したい
2投稿日: 2025.08.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
田村小夜子 三十五歳の専業主婦。お掃除代行の仕事を始める。 田村あかり 小夜子と修二の三歳の一人娘。 田村修二 小夜子の夫。 娘への愛情はあるが、妻の仕事に対しては否定的。家庭・育児は主に妻任せで、協力的でない面が描かれる。 楢橋葵 同い年のベンチャー企業「プラチナプラネット」の社長。 野口魚子 葵の高校時代の親友。 中里典子 掃除代行会社「アットホームサービス」の代表。 岩淵 プラチナ・プラネットの社員。 木原 プラネット・プラネットが忙しいときに手伝う男性。 山口 プラチナ・プラネットの経理。 関根美佐緒 プラチナ・プラネット。 長谷川マオ プラチナ・プラネット。 真野亮子 葵、魚子が高校時代にアルバイトしたペンションのオーナー。 フトシ 亮子の夫。 ミサ フトシの母。 真之介 亮子の息子。 佐山 ラッキー企画。 高橋玖美子 マクドナルドでアルバイトをしている。葵と小学校が一緒で、葵をいじめていた。
0投稿日: 2025.08.07
powered by ブクログ久しぶりに読んだ本。 読書ってこんなに面白いんだと思わされた。 読む手が止まらなくて、1日ちょっとで読んだ。
0投稿日: 2025.08.06
powered by ブクログ女同士の連れション文化的なことに極端に興味がないから、あまりどの登場人物にも感情移入はできなかった。が、相手に勝手な期待を抱いて勝手に失望した瞬間、勝手に人との間に線を引いてしまう瞬間、何かのきっかけで触れ合ったとき、驚くほど簡単にそれを飛び越えられた瞬間の描写、そういう機微が感じられたのが読んでて心に残った。
1投稿日: 2025.08.06
powered by ブクログ過去の親友たちは何してるんだろうなあとふと思った。あんなに「ニコイチ」だったのに東京にいるのかどうかさえわからないなあ。 今、「このままお互い独身だったら将来一緒に老人ホームに入ろ!」って笑いながら話している友人とも会わなくなっちゃうのかな、と思うと寂しい、かなり。 でも当時のわたしが当時の親友たちに救われたのは紛れもない事実だからね、 でも、もっと歳を重ねたら、もっと色んな人と出会えるのかもと思ったらそれも悪くないなと思う。 ナナコのあれからが気になる!
0投稿日: 2025.08.05
powered by ブクログ「私たちはどうして歳をとるのだろう」 出会っては別れ、出会っては別れ、行く先々でコミュニティを作り、過去の繋がりとは疎遠になっていく その理由が「怖いから」というのは、とても納得感があった 自分の知らない相手になっているのではないか、相手も自分をそう思うのではないか けれど、その恐怖心の根源は、自分の中で相手を型に落とし込んで、こういう相手と仲良くしている自分に安心できるからではないかと思った 作中で、小夜子と葵が、葵と魚子が、お互いが知らない感情を、理解できないのに自分の域に落とし込むことで感情のすれ違いが生まれる 阿吽の呼吸というが、それはとても脆いものなのだと思う 結局我々は、相手を理解していると思い込んでいるだけなのだから でもそういうもんだという一種の諦めと、それがあるから楽しいのだというささやかな後押しをくれる きっと全員が持っている「あいつ」に、連絡しようかなと思わせてくれる
0投稿日: 2025.08.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
人が親しくなるとはどういうことか、かなり考えさせられた良書。 中盤までは普通に楽しく読めるが、「これが直木賞?」と疑ってしまうような展開が続く。それが後半部で、突然目前に本書のテーマが突きつけられる。 同じ時と場所で、同じ行動や価値観を共有できる関係が、究極的な理想の友情関係であると、私たちは心の奥底に持っていると言えそうだ。 理想に近い友情関係を現実化しやすいタイミングや条件は、本書にあるような中学生時代の女子で構成人数が一番少ない2人なのかもしれない。 それが成長と共に、受験や恋愛、仕事、結婚、子育てなど、同じものを共有しなくても相手に許される「断る理由」が増えてくる。 断る理由が増えると、自然と理想的な友情関係は存在しにくくなり、失うと心にぽっかり穴が空いたり、大人になっても理想を追い求めたりすることがある。 そうやって失った理想的な友情関係を、大人になってからどう復活させていくか、その可能性を示し本書は終わる。 私は本書にあるような理想的な友情関係は経験がない。逆に、理想的な2人に見えるけど、実は片方が我慢して相手に合わせているといった穿った見方をしてしまう自分がいるのが正直なところ。自立心が強いのかもしれない。 ただ過去の友人関係の中で、読んでいて思い当たる節はいくつもあった。また、いじめやスクールカースト、ママ友や、男性の仁義の世界なども、この理想の追求や裏返しとして説明できそうな気がして面白いと思った。
10投稿日: 2025.07.29
powered by ブクログ友人・職場・親子関係であれ 信頼関係を結ぶのは難しい 妬みや嫉妬 思いすぎて束縛したり 憶測で人を傷つけたり 人は出逢いあっさりと別れ その中で自分は成長してきたよなと 思い返す作品だった 魚子のその後はとても気になりますが…
2投稿日: 2025.07.27
powered by ブクログ対照的な2人の主人公。独身で社長、アクティブなパワーを持つ葵。主婦で家庭に悩む内向的な小夜子。多様な生き方を認めようとする現代だから読みたい1冊。多様性、言葉で分かっていてもね…って。 立場や考え方の違いに戸惑う、2人の葛藤する様子に胸を打たれる。既視感あるなあ、どこかで聞いた話か、自分が体験したことか… 30代女性は特に立場の違いによる考えが顕在化しやすくて、自覚した途端に分厚い壁ができる。分かり合えなさの壁。だけど、それを越えようとも壊そうとせず、逃げることを選んでしまう。 共通の敵を作って一時的に纏まろうとする女性の交友関係に呆れる小夜子。私たちは何のために歳を重ねるのだろう、と何度も問う。 どんなに歳を重ねても立場が変わっても、私たちは変われないのだ、と思うと絶望してしまう。 それでも、人との出会いや過去の経験が熱いエネルギーとなって、いまを一生懸命に生きている人もいることは忘れてはいけないよな。
11投稿日: 2025.07.26
powered by ブクログ専業主婦の小夜子、企業の女社長 葵、立場の違う2人の女性の過去と現在、そして友情と亀裂を描いた1冊。 私は2人の主人公とは立場が違うけれど、それでも私が普段思っていることや考えていることが随所に散りばめられていて、これは私の物語かな?って思える1冊だった。 信じていたものや居場所を失った時に、私ならそのまま塞ぎ込んでしまうだろうなって思ったけど、最後の最後で踏ん張り、一歩を踏み出す小夜子の姿はかっこよかった。 自分の人生を、自分のことを好きになるキッカケって、この一歩なのかなーなんて思ったり。 *** ひとりでいるのがこわくなるようなたくさんの友達よりも、ひとりでいてもこわくないと思わせてくれる何かと出会うことのほうが、うんと大事な気が、今になってするんだよね(P112) マニュアルがあるとさ、人って考えることを放棄すんの。 考えないと何も見えない、何も心に残らない。 チップなんて、渡したことすら忘れちゃうけど、心からありがとうって言えるようなできごとは忘れないと思うんだよね。(P164)
0投稿日: 2025.07.24
