
総合評価
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powered by ブクログここへきてやっと伊佐次主体になった巻だった。良かった。ただ、伊佐次が床を構えて、みんなから褒められるようになるのはいつだろう。もしかしたら来ないのかもしれないけど、なんだか伊佐次だけ良いことがないような気がして…。お文だって、実の親に会った話があったのに、伊佐次には良い話がない。
0投稿日: 2025.06.05
powered by ブクログ内容(ブックデータベースより) デビュー二十年! 大人気シリーズ第十一弾 伊与太が秘かに憧れて、絵にも描いていた女が死んだ。しかし葬式の直後、彼女の夫は別の女と遊んでいた……。江戸の人情を円熟の筆致で伝えてくれる大人気シリーズ第十一弾! 令和6年10月14日~16日
0投稿日: 2024.10.17
powered by ブクログ作者の宇江佐真理さんの環境の変化もあり、優しい雰囲気が増しています。 あやめを丹精することが生きがいの老婆が、庭で頭を打って亡くなってしまう。彼女の部屋から高価な持ち物が消えていることを不審に思った息子は、伊三次に調査を依頼する。暗い過去を持つ、花屋の直次郎が疑われるが……。(「あやめ供養」) 伊三次の弟子、九兵衛に縁談が持ち上がる。相手は九兵衛の父親が働く魚屋「魚佐」の娘だが、これがかなり癖のあるお嬢さんだった。(「赤い花」) 浮気性で有名な和菓子屋の若旦那は、何度も女房を替えているが、別れた女房が次々と行方知れずになるとの噂があった。このことを聞いた伊三次は同心の不破友之進に相談する。(「赤いまんまに魚そえて」) 伊三次の息子、伊与太が心惹かれ、絵に描いていた女性が物干し台から落ちて亡くなった。葬式の直後、彼女の夫は浮気相手と遊び歩いていた。一方、不破家の茜は奉公先の松前藩で、若様のお世話をすることになっていた。(明日のことは知らず) 仕えていた藩が改易になった男。知り合いの伝手を辿って再仕官しようとするが、なかなか上手くはいかず、次第に困窮していく。(「やぶ柑子」) 「不老不死の薬」を研究していた医者が亡くなった。彼の家には謎の物体が残されていたが、ひょっとしたらそれが高価なものかもしれないと思った家主は、伊三次に調べてもらうことに。(「ヘイサラバサラ」) 伊三次の周りの人々が、さらに身近に感じられる一冊。
0投稿日: 2024.07.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
宇江佐真理「明日のことは知らず」、2012.8刊行、2015.1文庫。刊行日から、髪結い伊三次捕物余話シリーズ№11と思います。6話が収録されてます。第2話「赤い花」での九兵衛26歳と男勝り魚屋のおてん18歳のやりとり、楽しいです。第4話「明日のことは知らず」では、離れ離れになった伊与太と茜のそれぞれの暮しと思いが。第5話「やぶ柑子」では、久々にお文の啖呵が(^-^) 文庫のあとがきで、宇江佐真理さん、デビュー20周年と。そして、体調はタイトルと同じ、「明日のことは知らず」だそうです。頑張って下さい!
1投稿日: 2022.10.28
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目次 ・あやめ供養 ・赤い花 ・赤のまんまに魚(とと)そえて ・明日のことは知らず ・やぶ柑子(こうじ) ・ヘイサラバサラ 掏摸から足を洗い雑貨屋の親父として真っ当に生きている直次郎。 意に添わぬ結婚話から逃れるために屋敷奉公に出た茜。 絵師の修業中の伊与太。 いつの間にか26歳、結婚話もある九兵衛。 作中の時間も確実に流れている。 さて、意味不明のタイトル「ヘイサラバサラ」とは、ポルトガル語で動物の腹の中に出来る石のことなんだそうだ。 孤独死した元医師が、なぜそのようなものを持っていたのか。 彼は、進んでいく時間を止めようとしていたのだろう。 しかし、それは出来ないことであり、止められない時間をどう生きるかが大切なことなのだと思う。 心を打ったのは「赤のまんまに魚そえて」。 女たらしだが飽きっぽく、こらえ性のない大店の若旦那を慕う女中のあさ。 ろくな食事も与えられず散々こき使われて、若旦那の罪をかぶって死罪を受け入れるあさ。 九兵衛の台箱お披露目会で用意したお赤飯と鯛を伊三次は差し入れる。 多分一度もこんな食事をしたことがないだろうあさを不憫に思って。 初めて人の優しに触れたあさは…。 伊三次とお文とお吉が一緒にでかけるシーンが結構あって、お金はなくてもいい家族だなあとしみじみ思う。
0投稿日: 2020.11.23
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この巻は伊三次の弟子の九兵衛の巻でした。 『あやめ供養』で事件を解決した伊三次は、礼がしたいという町医者松浦桂庵に弟子の九兵衛のための台箱(道具箱)をねだります。 そしてその九兵衛に縁談が舞い込む『赤い花』。 その相手は魚問屋のおてんちゃん。男勝りどころか中身はほとんど男だという。 おてんちゃんが娘らしくなるまで待ってやれという伊三次。 九兵衛もいつの間にかお嫁さんの話がでるくらい大人になったのだなぁと、このシリーズの経てきた年月を思いました。 そして悲しいことが一つ。不破龍之進の妻、きいが流産したのです。 偶然きいと会った伊三次は慰めますが、きいの心はまだ癒えなそうです。 九兵衛の台箱が出来上がり、伊三次は“道具開き”として祝いの席を設けることにします。その準備の間にも事件が起きる『赤のまんまに魚そえて』。 道具開きの席で用意された赤飯と鯛を、若旦那のために罪を被ろうとしている女中のあさに差し入れした伊三次。 それによってあさは…。 人の情けが心を動かします。 『やぶ柑子』は藩がお取り潰しになり浪人になった夫婦の話です。 伊三次の家の女中おふさが住んでいる裏店に引っ越してきたその夫婦。伝手を頼ってどうにか士官の口を探しているのですが…・ その旦那様が良い人で、後にお文が「まるで神さんみたいなお人さ」と言ったぐらいです。 幸せになって良かったと思いました。 この巻の中で一番印象に残った話でした。
1投稿日: 2020.09.22
powered by ブクログ髪結い伊三次捕物余話シリーズ。 伊三次とお文、不破友之進の世代から、最近は伊与太、龍之進、茜の世代に移ってきたシリーズだけれど、今作の六つの物語は久々に「伊三次」の「捕物余話」らしいエピソードだった。 とはいえ、荒事などはない。 若さ故の苛立ちもいつしか家族との幸せに洗われて、涙もろくなり、情に厚くなった伊三次に合わせるように、生前の姿を知る人々からの言葉や、店子同士の交流が、事件を解決する糸口になる。 お文は相変わらずカッコイイ。 離ればなれになった、伊与太と茜の心の行方が気になる〜。
0投稿日: 2019.03.17
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2018/8/28 作者の病状を知っているからどうしても作品と結び付けてしまうけど、やっぱりそういう心境が書くものに表れてるよね。 死を意識したものが多かった。 亡くなった人を思うこと、自分の将来の死を思うこと、あの人もいつかは必ず死ぬんだということ。 結局は今を丁寧に人に優しく生きるしかないと思うんだけど、もっと近くに自分の死を意識したとき私はどう思うんだろう。 準備できる死がいいのか、突然やってくる死がいいのか、それさえもわからないな。
0投稿日: 2018.09.02
powered by ブクログシリーズ11作め。 作者はデビュー20周年だったそうです。 廻り髪結いの伊三次は、町方同心の不破親子の手伝いもつとめているため、捕物にも関わっています。 だんだん、若い世代の話が増えていましたが。 今回は伊三次の出番が続き、女房で芸者のお文姐さんのいいシーンもあって、古くからのファンも満足する短編連作となっています。 「あやめ供養」 伊三次が髪結いに行ったことのある町医者の家族に事件が起こり、容疑者として直次郎の名が。 久々の再会に驚く伊三次。 直次郎はすっかり良い父親になっているようなのだが? 「赤い花」 魚問屋の末娘は、大柄な男勝りで店にも出て働いている。 そんな娘に、縁談が‥? 「赤のまんまに魚そえて」 伊三次の弟子の九兵衛に、髪結いに持っていく台箱を誂えてもらうことに。祝いの席の準備が始まります。 老舗の若旦那の髪を急に頼まれた伊三次だが‥ 「明日のことは知らず」 伊三次の息子の伊代太が通りがかりに見かけ、ほのかに憧れていた女性の身に何が‥ 一方、大名家に奉公に出ている不破の娘・茜は、後継ぎの若様の世話をしていました。身体の弱い少年の覚悟と諦念と優しさ。 離れている二人が、ふと互いを想う。 人情味ある展開で、しみじみ。 文庫化された2012年、作者は闘病中で、惜しくもその後亡くなられました。 まだ読んでいない作品を少しずつ読んでいきます。
6投稿日: 2017.06.16このシリーズ大好き
相変わらず安定の面白さです。 1巻から読んでいると子供たちの成長が楽しみであり、 また伊三次やお文たちにも若かった頃みたいにまた活躍してほしくて 登場人物がみんな愛おしいですね。 今回は伊三次の弟子の九兵衛と不破家のおきゃん娘茜のふたりから 目が離せません!
3投稿日: 2017.02.14
powered by ブクログ明日のことは誰にもわからない。思いもよらず幸せが訪れたり、突然の災難にあったり。そんな人生の機微を人情味たっぷりに描く人気シリーズ。 四十の声を聞き、伊三次の性格も丸くなって涙脆くなってきた。自身の子供の成長に親ながら驚き、親しい人物の訃報に嘆く。時代は違うといえども、この年齢になると思うところは一緒なんだなあと思う。
1投稿日: 2016.12.28
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伊三次の弟子、九兵衛が中心なのか、 梅床を飛び出しかけたり、 嫁の話が来たり、 伊三次の手柄で台箱をあつらえてもらったりと忙しい。 娘のお吉が女髪結いになりたいと言ったり、 懐かしい直次郎が登場したり、 茜がお勤めを頑張っていて、 伊与太も師匠の元に戻って絵師としての修業を続けていたりといろいろあったが、 なにより、 小者として伊三次がいろいろ活躍していて、良かった。 やはり主人公は伊三次だから。 龍之進の嫁きいが流産してしまったのは、可哀想だった。
1投稿日: 2015.09.29
powered by ブクログなんつうか、居心地の良いこのシリーズ。 登場人物たちの年の取り方が自然で、味わいを増していくのが良い。 病気に負けず、末永く続けていただきたい。
0投稿日: 2015.02.02
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あとがきにもあるように、作者は現在闘病中である。 筆を折ることなく淡々と仕事をされているが、ほんの少しだけ作風が変わったように思える。 たとえば、『やぶこうじ』。 宇江佐さんの黄金パターンだと、理不尽にも浪人になってしまった主人公はさんざんひどい目にあったあげく、絶対奥方は姉のところに行くふりして浮気、もしくは身売りして、伊三次やお文の思いやりは裏切られ、最後は奥方を殺して町方にとらえられるんだろうなぁと思ったら、ものすごくハッピーエンドで目を疑った。 宇江佐さんは高田さんと対照的に、世の中そんないいことばかりじゃござんせんぜ、とばかりにまずいものを胃薬なしに読者に飲み込ませる作風だ。 それがこんなにハッピーエンドだなんて! 実はこれは昭和の初期の名作映画のあまりの悲劇的結末に胸を痛めた作者が救いのあるおわりを主人公夫妻に与えたかったのが動機なので、この終わりはなるべくしてなったものだった。 彼女はこの監督が自分の儚い人生を悟って(戦死)、こういうペシミストなものに美学を見出したのだろうと分析しているが、なら、彼女は儚く散ってなるもんですかい、という意気地がこの改変に現れたのだろうか。 他の作品も久しぶりの直次郎が本当にまっとうに生きて、お得意先の老女を慕い、恋女房に悪態をつきながら子供をたくさん作り、姑と軽口をたたく仲良し家族を作っている現在を紹介したり、修行中の伊与太やお嬢がお互いに心の中で泣き言を言いながらも頑張っていたりと、今までの女史の毒が抜けすがすがしいものになっている。 次の巻も髪結い伊三次シリーズはこの感じで書いてほしい。
1投稿日: 2015.01.17
powered by ブクログ201501/このシリーズは実にいい。登場人物達がそれぞれ歳を経て、子供達が成長していく様が、少しの淋しさを伴いつつじんわり書かれてて楽しめる。本作では、娘のお吉が将来を口にするシーンも特に良かった。
0投稿日: 2015.01.11
powered by ブクログ【デビュー二十年! 大人気シリーズ第十一弾】伊三次の息子・伊与太が秘かに憧れる女が死んだ。しかし葬式の直後に、彼女の夫は別の女と…。円熟の筆致で伝えてくれる江戸の人情!
0投稿日: 2015.01.05
