
総合評価
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powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
思ってたのと少し違った、けど面白い。 皮膚の病気で太陽を避けて引きこもっている浮世離れした少女の話かと思っていたけれど、一応それもあるんだけど、割と現実的というか俗世と関わるんだなという印象。 主人公の楼子の話し方がとても綺麗なお嬢様言葉で、するすると心地よく読める。だけど語っている内容がとても不穏で、しかも読者も知らないことが後から出てきたりして、一体誰を信用して良いのか分からなかった。最後の最後まで結末がどうなるのかずっと気になって、予想外にミステリアスだった。 嶽本野ばらの作品には特徴があって、お嬢様気質の主人公が自分の境遇や趣味についての拘りを独白することと、逆にとんでもなく暴力的で低俗な下衆が主人公を脅かすことが多い。下品な言葉で恫喝したり、性暴力を加えたり。 今回は畠山がそれに当たるのだけど、とにかく不快だった。楼子に付きまとうだけでなく、明確に危害を加えようとする。結局この時点では畠山には何の関係もない高校生だった楼子に、自分の被害妄想から、容赦なく嫌がらせをしたり暴力を振るう。 別作品でもそうだけど、弱い者に対してむき出しの欲望を押し付ける・拒否できない相手を全力で傷付けるという行為がすごく苦手。より動物的に感じるからかな。 鱗病に限らず、不治の病に罹るということの残酷さが分かる。治らないとは不可逆であり、自分が別の何かに変わっていくのを受け入れるしかないということ。受け入れられないから自ら死ぬ人もいる。特に楼子たち龍烏家の人間は皆容姿が整っているようで、普段から美に執着したりプライドがある分、それが失われることは怖いだろう。日暮医師の居る閉鎖病棟の人達を見てしまったら余計。 楼子にとって叔母は良くも悪くも影響力のある人だった。確かに鱗病についての知識は叔母から聞く必要があったけれど、つかみどころのない性格の上に全てを一度に話してくれる訳でもなく、完全に信用して良いのか分からない。 唯一信用できるのは楼子の兄琳太郎だけだったけれど、彼もまだ大学生で、重い病を抱えた楼子を救えるほどの器量はない。だから兄妹で世界を敵に回して内に閉じてしまった・・・ 最初は叔母がエリザベート・バートリーを模倣しているのかと思いきや、成り行きで楼子がそうなってしまった。バートリーのことはこの本を読むまで知らなかったけれど、この人実在したん!?と驚くほどの残虐行為を行った人物。この人にどれだけの人間が「吸血」されたのだろう。やはり権力を持つものは容易く他者を犠牲にして生き延びることができる。 ラストの終わり方はどうなんだろう。ちょっと駆け足すぎたなというか、まだ分かっていないことがあったのに。 叔母は何しに出かけた?楼子にどこまで教えて協力する気だった?なぜもっと早く畠山について詳しく伝えなかった?琳太郎も感染したとして、叔母や日暮医師は兄妹の関係をどう捉える?殺人はごまかせる?等々・・・ 結局叔母は謎は多いけど無実で(なんで鉄の処女なんて所持しているのかは超謎)、思い込みで叔母に追随しようとした兄妹が殺人を犯した上に近親相姦・・・ これは幻想小説的なんだろうか、作者の趣味なんだろうか・・・?楼子(と琳太郎)が急に短絡的になって終わった。兄や父親に疑似恋愛の感情を抱く子供は珍しくないと思うけど、本当に関係を持ってしまうなんて、楼子のような狭い人間関係の中で生きていたら違和感を持たないものなんだろうか。 叔母によって救われ、叔母によって煙に巻かれ闇堕ちしてしまった少女の話。 時々、全く別の本なのに点と点が繋がることがある。 解説の方が紹介していた雑誌『血と薔薇』には、創刊号に『仮面の告白』で出てきた「聖セバスチャンの殉教」の恰好をした三島由紀夫が掲載されているらしく、なんか嬉しくなって笑ってしまった。この雑誌だったのか!って。 年を跨いで読書って、年末のよく分からない焦燥感で落ち着かないのでもうやらないw ✰3.9ぐらい。 20260101
6投稿日: 2026.01.01
powered by ブクログじっとりとまとわりつくような不気味さと妖艶さに圧倒され続ける1冊でした。 作者の嶽本野ばら先生をずっと女性だと思っていたのですが、男性だと知り驚きました。作中、ずっと楼子から漂う女性らしさがあまりにも生々しく、女性に対する解像度の高さが凄まじいです。
7投稿日: 2025.08.16
powered by ブクログ退廃的・耽美な野ばらワールドが展開されるなかに、コメディ要素の差し込まれる語り口がクセになります。主人公の楼子のかなり強引、というかもうそれは無理じゃない!という感じのトンデモ・ロジックが令和の時代に心地よいです。 黎子叔母様の屋敷の描写が魅力的。でも実際に近所にあったら近づけないだろうな〜
10投稿日: 2024.01.16
powered by ブクログとある裕福な一族にて、女児だけが感染する遺伝病「鱗病」。発症は性器周辺から始まり、やがて全身の皮膚に魚のような、あるいは龍のような鱗が広がっていく……というエロ・グロ・ホラー要素が入り混じった怪作。 主人公の楼子の、自らを「ウルトラ・スーパー・お嬢様体質」と言い切ってしまう気位の高さが良い。美しい肌を保つため、教師に叱られようといつ何時たりとも日傘を欠かさない美意識の強さにも平伏せざるを得ない。(わたくしは太陽盛んな夏場に日傘どころか日焼け止めを忘れる愚民でございます……。)常に楼子目線で物語が進むため、某お嬢様Vtuberを彷彿とさせる「ですわ〜」口調や文体に抵抗があったという感想を見かけたが、個人的にはこういうものだろうなという感覚で特に違和感なく読めた。このクセの強さが嶽本野ばらワールドって感じだ。 突如奇病を発症し戸惑う楼子を導くナビゲーターとして、楼子の父親の妹である黎子叔母様という存在が出てくるのだが、この人がまた良いキャラクターをしている。鱗病は一族の女児だけに発症するのだが、鱗病の女性と性交渉を行った男性にも感染するという設定だ。なのでこの黎子叔母様、なんと45歳になっても衰えない美貌で数多の男を引っ掛けては感染させ、特に有効な治療法もない病で彼らの人生が崩壊していく様子を楽しんでいるかなりの悪女である。きっととんでもない美魔女なんだろう。外出時はディオールの顔半分を覆い隠すデカいサングラスをはじめ、全身ハイブランドで固めているそうなので、個人的には叶姉妹みたいな女性を想像していた。ちなみに感染した男性は当然、男性器周辺から鱗に包まれていくらしい。やっぱり絵面が相当グロい。 物語のラスト、楼子に付き纏っていた気狂いストーカーを殺すという罪を犯し、共犯者という絆で結ばれた楼子と"お兄様"。しかしこの二人、許されざる罪はもう一つあると言わんばかりに、いままで秘めてきたお互いの気持ちを告白し、そのままセックスに雪崩れ込んでしまう。血縁関係にある兄妹が殺人共犯となり、最後はただの男女としての情で結ばれるという近親相姦エンド。刺さる人にはめちゃくちゃ刺さる耽美な結末だろう。血痕飛び散る惨劇の現場で、身体を重ねて悦に浸る美男美女の兄妹という構図はなんとも不道徳だ。死体が既にセメント処理済みで、彼らの横に転がっていなかっただけマシだろうか。 楼子の台詞や独白から察するに、この性交渉をきっかけに今後はおそらくお兄様も鱗病に感染するだろうし、この二人の間の子どももまた、呪われた血と病の代償として、楼子や黎子叔母様に比肩するような、類稀なる美しさを持って生まれてくるだろう。鱗病は遺伝病という設定だが、感染方法が性的接触というのがなんとも……あくまで性病ではないというのが、うーん……。結局この世界の医療現場では鱗病の進行を遅らせることはできても治す手立てはないようなので、この一族が今後どう生きていけば良いのかといったところは謎のままである。 そう考えると、黎子叔母様のように「私はセイレーン(人魚)の末裔よ。セイレーンは歌声で魅力した人間を海底へ引き摺り込む不幸の象徴。だから私も関わった男達を不幸に陥れていくのだ」と開き直って綽々と生きていくのもひとつの答えである気はする。綺麗な薔薇には棘があると言うし、綺麗な女性がセイレーンの末裔で、身体に鱗を隠し持っている可能性は否めない。知らず知らずのうちに不幸な運命に導かれぬよう、気をつけるしかない。
0投稿日: 2024.01.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
お嬢様や奇病という非現実さと実際するブランドのもつリアリティーが奇妙に混ざり合って気持ち悪くも美しかった。美肌への意識や最も愛する人に醜い部分を見られたくない高貴さの表現は嶽本野ばらワールドでとても好き。ただ、忌み嫌っていた相手の血だったとしても躊躇なく体に塗りつけるシーンは少しゾッとしたし美しさへの執着すら感じられた。
1投稿日: 2023.12.01
powered by ブクログ最後の方は自分たちの酔いしれた世界を客観的に読んでて怖…と思った。 彼女の異常な美への執着がもはや潔い。 浮世離れってこういうことなんだな、悪い意味ではないけど、たぶん私は引いてるんだな。 シンプルに物語が面白かった。
1投稿日: 2023.07.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
“乙女のカリスマ”こと、嶽本野ばらさんの描く美醜観念…それがこの一冊に凝縮されていて、とても充実して、そして実に耽美的な内容。2日程で読み終えました。しばらく読書をしていなくても、嶽本野ばらさんの作品はグイグイと私を読み耽らせる魅力があります。強くて美しい生き方に勇気をもらう…! 「美」という観念に固執する主人公、龍鳥楼子が受けた龍鳥家の呪われし遺伝病、通称「鱗病」は、やがて自分をとても醜い姿に変えてしまうという、楳図かずおの『おろち』の中の話のような病気。自分の中に現れたこの醜い塊に、彼女は絶望します。なんとなくですが、楼子が言うことも理にかなっているかなぁと思います。「外面を決めるのは内面」「美しいか醜いかで決まる」という彼女の考え方は決して誇張した表現でもなんでもなく、事実としてこの世の中に蔓延した強迫観念のようなもので、実に言い得て妙な表現だと思います。だからこそ、楼子は強い少女で、そこに勇気をもらうのです。人によってはちょっと不遜に感じる彼女の態度ですが、彼女自身も自分は不遜だと自負しているし、なんてったって嶽本野ばらさんの書く乙女ですから、苛烈な思想は持つもの(笑)。ただ、ちょっとイレギュラーなのはやはり「鱗病」という架空の病でしょう。楼子はコンプレックスとして「醜さ」を持つ少女です。ここがやはりほかの小説と比べてみても明らかに変わったところでしょう。「ブス」とかじゃなくて「醜い」ですからね。楼子や黎子叔母さんたちの絶望は凄まじいものだったのでしょうね。ひたすら「醜さ」を否定する楼子が、一番の「醜いもの」を持っている…。しかし、「醜さ」が嫌悪された本作だからこそ、「美」が極まったとも考えられるのです。嶽本野ばらさんの文体だから尚更です。何度も出てくるエリザベートも、楼子の視点から見るとやはり違って見えてきます。本作ではその、「美しさと醜さ」が絶対的なようで実は曖昧なのだと気づかせてくれる、素晴らしい作品になっていました。最後の終わり方はいかにも嶽本野ばらさんらしかったですね。でもやっぱり近親相姦だったり「鱗病」だったり、『鱗姫』では新しい嶽本野ばらさんを見つけたような気がします。(感想久しぶりでまとまらない…)
3投稿日: 2021.08.09
powered by ブクログ十数年ぶりに再読。 嶽本野ばらの独特の世界に惹かれる。 これでもかと言うほどにハイブランドの描写がされることで、高級なお嬢様感がビシバシ伝わってくる。 物語のグロテスクさはやはり以前と同じく 感じたけど、前回とはまた違った心地で読んでました。 このマニアックさが好き。 野ばらさんの本を読んでるときに感じる、 「ん?」となるいつもの疑問符もさらっと流しつつ、楽しめました。
0投稿日: 2020.02.03
powered by ブクログ面白かったです。 美意識の高い、美しく高慢なハードコア乙女の楼子さん大好きです。所々、発言が過激なのが良いです。 美肌に固執する楼子さんが発症した、龍烏家の女性特有の遺伝病・鱗病。エリザベート・バートリーも鱗病だったのでは…からの血塗れなお話でした。黎子叔母さまも素敵。 現代を嫌悪する…という美意識が出てくるからか、今回のお洋服はVivienne Westwoodでした。兄の琳太郎さんはCOMME des GARCONS。コム・デ・ギャルソンは後程検索してみよう。。 「外見をどう取り繕うかを決定するのは内面」という楼子さんの言葉はとても腑に落ちる大好きな言葉です。わたしはまだまだ乖離しているけれど、いつかきっと。 醜悪な鱗病、黎子叔母さまはその為に恋や愛を失ったけれど、楼子さんと琳太郎さんはふたりの世界で強く生きていくことでしょう。それは幸せだと思います。 なんだか、「鱗姫」を読むと心が強くなります。わたしに美しさは全くないけど…不思議。
0投稿日: 2020.01.06
powered by ブクログ特殊な設定と世界観は、学生だった当時大ハマりしたのを覚えている。今はもっと冷静に読んでしまったけど、あの頃読み切れなかった部分や美しさに気付けたりしたのは嬉しい誤算。これはなかなか面白いと思う。でもこの世界観に興味を持たない人にはどう映るのだろうか。 あと鱗ってそんなに気持ち悪いのかな。
1投稿日: 2019.08.23
powered by ブクログ野ばらちゃんワールド久々に読んだけど、そうだった・・・こういう文章だった・・・。 あまりにも非現実の世界を生きる美しい兄妹だったから近親相姦展開が全然禁忌っぽくなかったな・・・不思議だ・・・。 しかし鱗病・・・怖い…。 その後の二人はどうなるのか・・・。
0投稿日: 2019.02.03
powered by ブクログ【お嬢様の語るトラウマ的物語!】 エログロな悪夢にうなされるような内容ながら、なかなか面白かった。やはりあのお嬢様語りが癖になる。 京都らしさは全体にもっと漂わせてほしかった。でも黎子叔母様はすぐ居なくなるし、罪深いし、色々疑問点がある人物。お兄様、琳太郎さんがいつでもカッコいい。 改めて野ばらさんすごいです
1投稿日: 2015.05.09
powered by ブクログ「鱗姫」嶽本野ばら◆体に鱗が生える遺伝病を発症したお嬢様・楼子。そんな彼女に救いの手を差し伸べたのは、彼女が慕う美しき叔母・黎子。一言で言うと美意識の物語でしょうか。美しいものが崩壊していく様ですら美しく思えてしまうのは、耽美な雰囲気の中に彼女たちの揺らぎない気高さがあるから。
0投稿日: 2014.10.19
powered by ブクログ久々に、あちゃー。 読んだのを後悔してもーた。 話自体は読みやすいし、コンパクトにまとまってるけど ネタがグロすぎる。 主人公が下妻物語の桃子ちゃんに オーバーラップするのは私だけではあるまい。
0投稿日: 2014.02.06
powered by ブクログ初野ばら。興味深く読了いたしました。奇跡的な美貌を持つ龍烏楼子(たつおたかこ)には、誰にも言えない秘密があった。それは全身の皮膚が魚の鱗のように変わる奇病に罹かっているということ。それはそれは彼女の美しさを徐々に蝕み、醜くおぞましく変えていく。この病の恐ろしい秘密と治療法がないという絶望を目の当たりにして彼女はどのように生きていくのか。 設定やディテールの描き方など、全体的に好感触。ただ、この展開であのオチではモノ足りない。こういう話なら、たとえば、美の象徴として描かれている黎子叔母さまを殺してその血を浴びるくらいの展開はあった方がよかったのではないかと。そのほうが最後のシーンに重みが出るのではないかと思います。
1投稿日: 2012.04.30
powered by ブクログ女性誌で薦めていた本で、図書館で借りてみた。 嶽本野ばら氏。またしても有名なのに、わたしは知らなかった人。 『下妻物語』の作者で、男性であることも知らなかった。。 奇跡的な美肌と美貌を持つお嬢様を遺伝病が襲う話。体に鱗が生えてくるというなんとも恐ろしい話。 極端な美意識やお金持ち美少女のプライド、括弧内のつっこみなど独特の作風が面白く、どんどん読み進められる。 ただし、かなり過激でエロい。。そこが良さなのかもしれないど。 あと、最後の急展開がなんとも。置いてきぼり感があって、びっくりした。。 作風が好きなので他の作品も読んでみたいなー。
0投稿日: 2012.03.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
歪な狂気も、突き詰めれば崇高なものに昇華する。 そんな感じ。 凄惨なシーンも散見されますが、個人的には最高の作品かと。
0投稿日: 2012.02.19
powered by ブクログ毒を吐いてめぐる楼子の精神がいい。いくつか意見があるように、話の筋がずれていっているように感じたので、そこが残念。
0投稿日: 2012.01.25
powered by ブクログ嶽本野ばら氏の作品はとても好きで、この鱗姫はその中でも特に好きな本の一つと言えます。 主人公・楼子にもそれは言えるのですが、嶽本氏の小説に出てくる女の子が持っているとても高い美意識やその描写がとても好きです。また不思議の国のアリスを彷彿とさせる括弧書きの心情描写もこの話を面白くさせている要因だと思います。 似たような主題の作品に「おろち」が挙げられますが、こちらはそれをもっとソフトにした様な感じです。「下妻物語」から嶽本氏に入られた方は、この話も読みやすいのではないでしょうか。 星が4つな理由として、他の方も挙げられていますが、最後の件が急展開すぎる上に、そうなる事に違和感を覚えるからです。しかしこういう終わり方をするのも嶽本氏の魅力の一つであると言えなくもありません。
1投稿日: 2012.01.14
powered by ブクログ「エリザベートバートリー再臨」 美しき娘楼子は奇病にかかってしまう。 それは肌が鱗となってしまうのだった。 美と醜の入り混じる物語。 美とは醜と比較しないと存在できない。 醜い心を持たなかったらいいだけさ。
0投稿日: 2011.09.16
powered by ブクログ物語の核が核なので当たり前だが、(そこはかとなく)グロテスクなイメージが多い。ラストシーンは別にそこにたどり着かなくても良かった気もするが……。
0投稿日: 2011.07.27
powered by ブクログかゆい。最初と最後じゃまるで違う小説を読んでると思うくらい違う話だった。一貫して同じことを語っているのに全然違う。展開の仕方が変な意味ですごい。美意識と現状があまりにも違うからここまで肌が粟立つんだと思う。ああ、かゆい、うまい。かゆうま小説だよ。
0投稿日: 2011.07.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
私が今まで読んだ嶽本野ばら作品の中では、比較的グロテスク色の強い作品であった。 9割9分を読み終えるまではのめり込んで読み続けていた。 嶽本野ばらと言えば私の中では”切ない恋愛”が多いので、そういうものを期待していたのだが、意外とあっさりと終わってしまって、あら物足りないと。 私が勝手に期待していた展開が”切ない恋愛”であったから評価が下がっただけで、ストーリーはとても面白かった。 絶世の美女と奇病、そして、許されぬ恋。 グロテスクさでは乙一ほどではないが、それなりにエグいかなぁと。 この物語に続編があるのならば、ぜひ”切ない恋愛”を期待したいところ。
0投稿日: 2011.05.05
powered by ブクログ読み終わりました。 解り易く想像し易い文章で書いて下さる方でした。 ちらほらと有名ブランド名が出てくるのも特徴ですね。 この方の作品は短編一つと映画版[下妻物語]と本書しか知らないのですが、 一括して美に対する執着と言うか想いが凄い強いと思いました。 そして言葉が悪いかもしれませんが独特な考えを持った(普遍的でない)少女である事が多い様に感じました。 他の作品も探してみようと思います。
0投稿日: 2010.12.26
powered by ブクログ最後の12ページの超展開にがっかり。軽いタッチの作品だということを差し引いても、残念。 好きな作家さんだから、期待しすぎたのかもしれない。
0投稿日: 2010.09.20
powered by ブクログエリザベト・バートリと、ブラック・ジャックに出てきた女占い師と、シーラカンスの呼吸と、人魚姫とその中に出てくる魔女。
0投稿日: 2010.09.09
powered by ブクログちょっとエロかった。エロさがなんていうか、ちょっとお下品なのが勿体ないっていうか。ゴシックってそんなんでよかったんだっけ?なんてちょっと思う。たぶん、文に生々しいとこがあるからだと思うけど。
0投稿日: 2010.07.30
powered by ブクログ天上天下唯我独尊。美肌にこだわりまくり、世間の常識なんぞ鼻にもかけない不遜なお嬢様が謎の奇病に侵されて……。 嶽本野ばらの作品は登場人物の美意識を中核とするところは共通なんだけど、『エミリー』とか『世界の終わりという名の雑貨店』のような永遠を描こうとする方向性と、『下妻物語』みたいなコミカルな方向性に分かれると思うんですけど、これはコミカル寄りの方。ただヤンキーちゃんの存在で相対化される分、やっぱり『下妻物語』の方がわかりやすいし、楽しい。とことん不遜なお嬢様の暴走具合は楽しいし、お耽美な話も嫌いじゃないんだけど、どうしても閉じた世界だけで物語が紡がれるとドラマ性に欠けるというか。
0投稿日: 2010.03.12
powered by ブクログ私はホラーと分類しましたが、恋愛要素も存分にあります。 美しい描写が本当にドキドキさせる。 恋がしたくなるかもしれない。
0投稿日: 2009.12.01
powered by ブクログ野ばらちゃん作品の中で1位2位を争う作品 やぱ、あにいもうとは最強 琳太郎くんいたいなお兄ちゃんがほしい 楼子さんのお肌に対しての思いを読むと 自分も美しくなる努力をせねばと思わせる 鱗の描写もおどろおどろしくてすき しかし終盤のところで、枚数制限があったのか 野ばらちゃんのモチベーションが下がってしまったのか あれよあれよと押し込めるように 終わってしまったのがかなり心残りなのでよっつ まぁ楼子さんが幸せならそれでいっか、と思う
0投稿日: 2009.11.22
powered by ブクログ人気があるって聞いたので、読んでみたが、さっぱりなんですけど…。 単に昔の少女小説のコピ、それもむしろ悪意のあるコピに思えた。なんか、これを読んで得るものがあるというのだろうか?
0投稿日: 2009.11.21
powered by ブクログ終わり方とかガックリ。文章も普通な感じだし。 楳図かずおの『おろち』の方が断然よかった。 あとね、服のブランド名とか出してる小説って野暮ったく感じるよね。
0投稿日: 2009.05.11
powered by ブクログお嬢様の龍烏楼子。彼女は誰にも言えない秘密があった。 少しグロくて怖い部分もありましたが、かなり面白いです。 乙女調の文章がおもしろい。サラッと読めました。
0投稿日: 2008.12.18
powered by ブクログ耽美な世界観にうっとり。 おどろおどろしい中にも、美意識が存在しています。 若干過激な描写があるので、苦手な方はご注意を。
0投稿日: 2008.11.22
powered by ブクロググロテスクな感じは好みですが、あからさまな性描写が逆に幼稚に感じてしまったという偉そうな意見を述べてしまいましたが。
0投稿日: 2008.08.07
powered by ブクログこれと下妻物語しか理解できなかった。でも好きなんですよね、文体とか。2冊読んだらこの文体にも飽きたけど。遺伝性のナゾの病気と近親相姦の話。
0投稿日: 2008.06.17
powered by ブクログ野ばらさんの作品は独特の世界で好き。耽美的。これはファンタジーてゆうかホラーっぽいです。美の孤独ってかんじでこわい。
0投稿日: 2008.02.20
powered by ブクログ文体がスイートで毒があって、クラシカルでとても素敵。野ばらさんらし感じでした。鱗病の症状が怖くってあまり読み込めなかったけど。。。
0投稿日: 2007.12.25
powered by ブクログ初野ばらがこの本でした。キャッ。 たびたび本をとじ、爆笑。ページをめくるごとに彼の才能を見せつけられました。 天才。野ばらちゃんは間違いなく天才。
0投稿日: 2007.10.08
powered by ブクログこの本のおかげで日傘を常備するようになりました。影響力すごい。笑 グロいけど狂ってるカンジが好き。お兄様のビジュアルは野ばらさん以外に浮かばないのですが。。
0投稿日: 2007.10.04
powered by ブクログ色々な意味で強烈でした。 近親相姦というか、グロテスクというか、ホラーというか・・。 鱗の描写には本気で吐き気と鳥肌がたちました。ここまで描ける野ばらさんは凄い。 ラストの後味の悪さもなんだかいいです。
0投稿日: 2007.07.17
powered by ブクログホラーなのか近親相姦の話なのかファッションの話なのか?分類しがたき話。なんとなく中途半端な野ばら節って感じがしました。ようはあんまり面白くなかった・・・。(身も蓋も無い)
0投稿日: 2007.06.27
powered by ブクログきれいはきたない。独特の美意識で貫かれた世界。美しくあり続けることの業。前に読んだときより鼻持ちならなさは感じなかったけど、やっぱり姫視点の一人称の文の感じは馴染めない。あまりに自分と違うから?でも、その文体のおかげで、ホラーと解説される内容も、私にはなんだかギャグのように感じられた。読みやすいってことではあるけどね。
0投稿日: 2007.06.08
powered by ブクログ野ばらさん独特のあの文体にも慣れてきました。最後が急展開でしたがモティーフとしては好みの作品です。私としてはもっと美について考察があっても良かったのですが。
0投稿日: 2007.03.23
powered by ブクログこれまた大好きな1冊。鱗が身体に生える女の子の話なんだけど、ラストがとにかくエロい。 ファンタジックなお話。でもエロい。
0投稿日: 2007.02.12
powered by ブクログ読んで衝撃を受けた作品。 怖いけど読んだあとにめずらしくスッキリした。 やっぱり野ばらさんの作品は綺麗。
0投稿日: 2007.01.23
powered by ブクログ一番最初に読んだ野ばら作品。 絶世の美少女が、だんだん醜くなって狂気の渦に飲み込まれていく…背筋がちょっと寒くなる作品です
0投稿日: 2006.09.26
powered by ブクログ美しいものしか愛せないのに、醜くなっていく病に冒されてしまう。美しさを失うくらいなら悪さえも受け入れるという現実にはありえないけれど、重く心に残る作品。
0投稿日: 2006.09.17
powered by ブクログ凄惨な恋愛のおはなし。 読み終えた後は不思議な後味の悪さと、うつくしい文章の羅列がずーっと頭の中に残りました。
0投稿日: 2006.08.04
powered by ブクログ読み終えたときは満足感でいっぱい。嶽本作品で最も好きな結末。 奇行を認め、周囲を一蹴してしまう主人公。 ホラーというくらいなので、内容はとてもグロテスクで誰にでも受け入れられるものではないと思います。 清雅な純愛物語です。
0投稿日: 2006.07.01
powered by ブクログ全くの空想、本当に小説。 描写がはっきりしている感があります。 グロいの苦手な人にはオススメしませんが、本当の意味で綺麗なお話だと感じます。
0投稿日: 2006.06.01
powered by ブクログ桧山的、嶽本野ばらちゃんの三神器の一つ。 完全乙女小説。ホラーって言われるまで、ホラーと気づかなかった。怖くはないです。
0投稿日: 2006.05.26
powered by ブクログ乙女してました(笑) ホラー色のある童話という感じなので読むのはさくっと読めます。 短いので通勤中にどうぞ。
0投稿日: 2006.04.30
powered by ブクログ初めて読んだ獄本野ばらさんの本。 美しいものを何より愛する者が、体が醜くなっていく病に冒される、という話。 世界観はやっぱりこの人にしか描けないような耽美的なもの。 有名なブランドのアイテムが出てきておおっと思わせてもらったり。 ただ、ラストは唐突すぎたかなという印象が。
0投稿日: 2006.04.29
powered by ブクログ不思議なミステリー 美しきものだけを愛する生活をしてきた女の子を襲う奇病。 自分の身の内側からせまる恐怖と 感覚が麻痺してしまう恐怖にぞくぞくします。 なかなかおすすめです。
0投稿日: 2006.03.10
powered by ブクログ面白かったー!野ばらさんの「美しいもの」の描写はすごくまっすぐでだいすきです。結構屈折した物を愛してる話が多いのに出てくる人が屈折してないから明るく読めました。暗さの中の明るさがすき。
0投稿日: 2006.03.02
powered by ブクログ嶽本さんの小説で、絵本でも使われたネタをさらにインパクト強く作られています。 面白いですが、近親相姦ネタがありますので、そういうのが苦手な方は読んではダメです・・・
0投稿日: 2005.12.18
powered by ブクログタイトルを見て「野ばら本っぽい!」と思って手に取った本。 読み進めて行く内にじわりと手に汗をかきます。 結末が苦手な人も居るかも知れない。そんな感じ。
0投稿日: 2005.11.14
powered by ブクログさてさて一部で吉井さんのそっくりさんと言われている野ばら様でございます。うーむ、なんてゴスロリ。まさにゴシックそしてロリータな世界です。全編続くお嬢様口調は多少鬱陶しい気がしますが、腹立たしいほどではないのは日本語がしっかりしているためでしょう。舞台は現代なんだけど、叔母さんの家とかに行くともう時代がわからない。笑 「鉄の処女」でアイアンメイデンだー!と思った私は所詮鋼鉄の少女さ。ふん。それにしても、前半はまだ普通のゴスロリ小説だったのにラスト5ページのあの思い切りがいい展開にちょっとびっくりしたりしてしまいましてよ。
0投稿日: 2005.05.07
powered by ブクログホラー小説なのかもしれないけれど、ホラー小説に思えなかった。それは良い意味でそう思えなかった。ホラーにこんな話がなかったからだろう。
0投稿日: 2004.12.26
powered by ブクログ嶽本野ばらってすごい! 『下妻物語』にハマって、「他 の作品も!」と読んでみたら、こんなホラーも書いちゃ うんだ。 舞台になったらおもしろそうな設定でした。 妹に送ろうと思ったけど、もう一度読んでからにしようと思います。
0投稿日: 2004.11.20
