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バイバイ、ブラックバード<新装版>
バイバイ、ブラックバード<新装版>
伊坂幸太郎/双葉社
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総合評価

123件)
3.6
18
53
36
7
3
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    鞄の中で絡まり合ったコードみたいな本 スラスラと脳に流れてくるかと思えば、重さが募るラーメンの如くうだうだと体内に停滞する。 癖になるのでもないけれど、枕元にないと心細くなる。読み始めるのに3ヶ月程かかったが、部屋を何回整頓しても枕元に戻ってくる。 最も伊坂幸太郎さんらしいというフレーズが読んでる間も首元に置かれていたのだが、やっと理解した。平然とした会話の流れで、ざらめがついた煎餅や三つの味が混ざったハイチューを投げてきたり目の前に綺麗に配膳してくる。 去り際に大事なものを手渡しできる距離なのに、軽く投げてくる。互いがもつその物事の認識の違いが露わになりつつ、相手より幾分か慎重になる。貴方が織りなす言葉に、簡単に弄ばれている。 読書に求めている感情が全て載っているのではないか。怖いものを怖いと認識せず、ただワクワクが蛙が跳ねるかのように訪れる。はたまたトンボに紐をくくりつけ散歩させるかのよう。 わたしの辞書にある伊坂幸太郎は、印刷時点でズレが生じ文字が重なり合ってて欲しい。

    1
    投稿日: 2025.12.17
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    〈あのバス〉が何処に向かうのか、分からないから想像が膨らむ。 当事者である星野からすれば“恐怖”の一言に尽きるんだろうけど…終始ほのぼのしていて悲壮感が無い。 五股するような男なのになんか憎めないし、繭美ちゃんは粗暴だけど素敵で、五人の恋人達も個性があって魅力的。 つまり総じてキャラが良い。 単純に別れ話をするだけで、ここまで話を膨らませられる事が凄いわ。 んー、太宰治の『グッド・バイ』が気になっちゃうよねえ。

    1
    投稿日: 2025.12.14
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    繭美がとにかく最高 主人公はどっちなんだってくらい、繭美のキャラが面白い。 見た目はブッチャー、口は悪い、でもいいヤツ。 様々な彼女に別れを告げる設定もいいけど、繭美の会話のやり取りで何度も笑ってしまった。 伊坂作品は散りばめられた細かい伏線の回収が面白い。 姉妹がいないからとか、散々濁して比喩していたのに、繭美がキャッツアイみたいな女って簡単に言ってしまうのが一番面白かった。

    0
    投稿日: 2025.11.21
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    悪気なく5股している主人公なのに憎めない優しさがある。一体何が起きてこれからどうなるのかぼやかされているのが却って心理描写に集中できてよい。

    0
    投稿日: 2025.11.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    主人公のどうしようもなさが良い 各章ごとに同じ流れをなぞるけれども、それぞれ面白いのが良い 終わり方やあのバスについて明記せずこちらに想像の余地を与えてくれるところが私は好き

    0
    投稿日: 2025.09.12
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    主人公格の2人以外に5人出てきてその人たちとの話がぽん、ぽん、って続く感じやって、1つの話を深掘りじゃなくて広く浅くの話やったのも残念ポイント。でなんで星野が借金したのか、繭美の組織がなんなのか、あのバスの正体は何なのか、後半に明かされるのを楽しみにしてた要素がなんにも明かされずに終わってびっくりした。 ん―――って思ってあとがき読んだら太宰治のグッド・バイっていう作品のオマージュらしい。やからあんまり楽しめんかったんかなー。

    0
    投稿日: 2025.08.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    5股の星野一彦に対する嫌悪感がすごくて、読むのが苦痛だった… 繭美まで星野のことが気になり始める始末… どこまでも素直に生きている人だからしょうがないってみんな口を揃えて言ってたけど、30過ぎた立派な男が甘やかされすぎていて、シンプルに気持ち悪い。 結末を読者の想像に委ねる作品(リドルストーリー)を読みたくて、検索したら出てきたので読み始めたけど、そんな展開が頭に入ってこないくらい、星野が無理だった。

    0
    投稿日: 2025.08.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    連作短編 5股していたおとこが各編で女性に別れを告げて最後を迎えるストーリー 伊坂幸太郎先生は浮気男をかいても嫌悪感が出てこないのが不思議 繭美が強くて魅力的 豪快なキャラクターだが、これまでの人生で不要だと思ってきたことを名の通り辞書から消してきた、その言葉の中には他の人を助ける言葉のほとんどが消せられていて人生の過酷さを感じさせた。 (具体的なストーリーとしては幼いころに強姦?されていたことを匂わせといた)

    0
    投稿日: 2025.08.17
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    最後にどんでん返しがあるのかと思いきやそうではなく… スッキリしない結末で個人的には好みではなかったかな ただストーリーを読み進めていくなかでの星野と繭美の関係性の変化を感じることができた 完走したけどモヤモヤ

    0
    投稿日: 2025.06.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    5股をかけていた一彦が、出所不明の狂暴な女、繭美に付き添われ、相手の女性一人一人に別れの挨拶をしてまわる現実離れしたストーリー。 はじめから終わりまで、繭美の凄まじい破壊力が風通しよく、一彦の憎めない幼稚さが心地よく、伊坂幸太郎ならではの世界観でした。 軽快なテンポとユーモラスな言い回しはさすがです。謎が謎のままというのが、やっぱり物足りなさを感じてしまいますが、そういう作品の楽しみ方もあると思います。

    1
    投稿日: 2025.05.24
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    伊坂幸太郎作品の中でもかなり上位に入る作品。 それぞれの女性との別れのエピソードも爽やかで良いけど、なによりラストが凄く良い。 個人的にはロープで侵入女が面白くて好きです。 な〜にやってんだおめえ!!ってツッコミたくなる。

    0
    投稿日: 2025.05.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    5股をしていた主人公が付き合っていた女性たちと1人ずつ別れ話をしに行くお話。(ブッチャーみたいな女性と一緒に) 出会う頃のエピソード、別れ話のあと少しストーリーが展開される。 読書目線では繭美といる時間が長かったので、彼がどのように女性の心を開くのかという部分を見せられたように感じました。 5話の女優女編がお気に入りです。

    1
    投稿日: 2025.04.05
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    いきなり終わってびっくり。彼が「ざんねんなスパイ」を絶賛したのがよく分かる作品。 ただあちらよりルートを外れないで話は進んでゆく。 主人公がどうして連れて行かれるのか、どこへ連れて行かれるのか分からずじまいだったけど最後に繭美ちゃんを危うく好きになりそうになった。

    0
    投稿日: 2025.03.10
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    「やだな、怖いなって腰が引けてると、やっぱりやられちゃう、って。かかってこいってぐらいに真正面から受け止めるほうが、ダメージはすくないんだ。喧嘩も病気も、何もかも、へっぴり腰じゃ絶対に負ける」 ドッチボールが思い浮かんだ そんなこと言える状況!?みたいな切迫した状況かつ、意味わからない設定のところで言う発言だからこそいつも響く、伊坂さんの描くキャラクターの言葉。 しかもそのキャラも毎回変な人で、でも芯があって大好きになってしまう

    0
    投稿日: 2025.03.07
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    洒落で、純で、笑える、そんな感じが良い。こんな別れがあるなら、ある意味素敵だね。五話目の、子供の頃パンになる夢の伏線回収には、うるっときた。伊坂幸太郎はクセになるね!

    1
    投稿日: 2025.02.23
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    何回読んでも面白い。 ぶっとんだ設定と登場人物なのにすらすら読めて読後はじわ〜っと暖かい気持ちになれる

    1
    投稿日: 2025.01.31
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    このレビューはネタバレを含みます。

    テンポが良い。 星野さんの気持ちが常に真っ直ぐであることに真摯さを感じるが、繭美が5股を思い出させてくれる。憎めない無自覚の悪人と、自分のルールを曲げない悪人が、5人の女性に見え見えの嘘で別れを告げていくコミカルながらも切ない話。 乳癌の結果はきっと良かったんだろうな、バイクにきっとエンジンがかかっただろうな。かからなかったら繭美は自分のルールの範囲ギリギリで他の方法を探してくれるだろうな。

    2
    投稿日: 2025.01.14
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    伊坂幸太郎らしく物語が交錯するところが爽快でした。 読み終わった時には、「あれ?終わったのか」と思ったものの、あの終わり方こそこの小説らしさがあるのかもしれません。

    0
    投稿日: 2025.01.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    主人公 星野一彦が〈あるバス〉にの 乗り得体の知れない場所に連れて行かれるまで5股をかけていた女性たちに別れの挨拶に行く話。 それぞれの女性毎に新鮮味のある出会いと別れがあり、監視役として巨漢女性の繭美が監視役に就く。 内容としてはいたってシンプル。 最終的に〈あるバス〉がなんなのか、どこに連れて行かれるのかは読者の判断に委ねられる。 最初に出てきた「似合わないけど高価なもので着飾るか、似合うけど安価なもので着飾るか」のくだり通り、身の丈に合わない生活は身を滅ぼすことをかなりポップに伝えてくれる。

    0
    投稿日: 2024.12.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    繭美の辞書に人助け、救い、助っ人の文字はなかったけど、何とかその言葉を探そうとして必死になってる姿はかっこよかった。 有須睦子の話は感動した。なんだかんだで星野くんは5人の恋人の利益となっていて、過小評価している星野くんに皆にとって大事な存在だということを繭美は気づかせてあげたかったんだと解釈した。

    0
    投稿日: 2024.11.28
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    男が女性に別れを告げにいくパターンが5回も続くのに全く飽きない。むしろ回をこなすほど面白い。 ラストが曖昧にぼかされていて、自分の中であの"バス"が何なのかを想像するのが面白い。 主人公は星野さんのようで、実は繭美だったのかも。

    0
    投稿日: 2024.11.23
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    なんとも憎めないけど、 5股とかしちゃう星野くんの謎のお別れと 繭美さんとの不思議な話。 繭美さん、頭の中じゃランニングでムキムキなんだけど、、 話が進むたびに姿形かわるわ 謎が多すぎてまったくすっきりしないけど 伊坂幸太郎のこの余白が好きで、 読み終わったあとしばし、ふーーってなる でもはっきりしないところは気になるなあ

    0
    投稿日: 2024.11.19
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    もうすぐどこかへ連れ去られる運命の男性が、五股している女性たちに、一人一人と丁寧に別れを伝えに行くショートストーリーです。 とにかくキャラクターが魅力的。 ブッチャーに例えられている女性も何故か魅力的に見えてくる。 楽しんでいるうちに一気読みしてしまいました。

    0
    投稿日: 2024.11.17
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    ☆2.5 主人公と繭美と彼女たちのキャラクターは好きだし、それぞれのエピソードと別れも好き でも「あのバス」のことが気になりすぎて勝手にもやもやしてそれどころじゃなかった

    2
    投稿日: 2024.09.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    とにかく繭美がすきすぎる!! 何度読んでも飽きないし、全てのエピソードを残さず好きになれる今までで1番好きな本!! 個人的に1番好きなのはエピ1とエピ4とエピ5。 出だしでラーメン出てくるの衝撃すぎるし、星野さんクズだなって思っても嫌いになれない。

    0
    投稿日: 2024.09.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    五人の女性との別れ話と、それにまつわる出来事。 五人目の女性との別れの際、「パンになりたかった」の話を回収する流れ、サイボーグのマネージャーも涙したこと、それを表現ではなく繭美の会話から伝わるのもよかった。 繭美も最初は怪物扱いで最後まで怪物だったが、最後に救おうとする姿もよかった。

    1
    投稿日: 2024.09.10
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    すっごい昔に微かに読んだ気がするから、再読か? 主人公が『あのバス』で連れて行かれる前に、監視役の繭美と共に、五股をかけている彼女たちにさよならを告げにいく。 一人目はいちご狩りで出会ったあかり。ジャンボラーメンを一彦が食べ切ったら別れる事に。しかし、一彦は隣でジャンボラーメンに苦戦してる男を助太刀したため、自分は食べれない。でも、あかりは一彦の優しさを再認識し、一彦の幸福のために別れる。 二人目はシングルマザーのりさ子。当て逃げ犯を見つけようとしたり、クリスマスプレゼントをあげたり、りさ子の幸せを考える一彦。 三人目はロープで泥棒みたいな事が好きなユミ。ユミの友達の家が強盗に襲われた時に一緒にいた、繭美と一彦。ユミとその友達を救い、綺麗に別れる。 4人目は耳鼻科で出会った那美子。乳がんかもしれないと言われ、心のこりのないよう、なんとか那美子の検査結果を知ろうとして、那美子のニセモノまで用意するが、うまく行かず。でも、本人が前向きなら、知らなくてもいいこともあるんね。 5人目は有名女優の睦子。別れることをきっぱり拒否する睦子。最後まで拒否する。 最後は繭美がバスに乗らなくても良い方法を伝授するが、結局バスに乗る一彦。 誰かに迷惑をかけるより潔く。 5股をかけるというとクズ男に思えるが、優しさに溢れた一彦と、破天荒だが、情のある繭美。とてもいいコンビ。伊坂らしい疾走感に溢れた一冊。

    0
    投稿日: 2024.09.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    どこかで明かされるであろう「あのバス」の正体と星野のやらかしを楽しみに読み進めたのに、結局そこは明かされず終わってしまったのが残念に感じてしまった... 私はスッキリ終わる本が好きだな〜と思ったけど、読後の解説とか伊坂さんのインタビューを読んで、そういう小説もある、自分で想像する楽しみ方を学んだ気がする。 登場人物が泣いている理由は読者しか知らない、って展開素敵だな〜!

    0
    投稿日: 2024.08.14
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    内容を把握せず、伊坂作品で装丁とネーミングだけで選んだ作品。 、、まさか5股男が1人ずつ別れを切り出す内容だとは。 ラーメン大食いのシーンもロープ女もまゆみの性格も、〈あのバス〉の存在も、掴みどころのないしかし強烈な設定が醸し出す空気感がなんだか村上春樹のような世界観に感じた。 しかしこれは太宰治の「グッドバイ」というオマージュ作品だと解説で知ってなんだか納得。 伊坂ワールドとレジェンドの合わさった作品というわけか。

    46
    投稿日: 2024.08.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    星野のような性格の人は自分の身の回りにはおらず、星野という人物に興味を持ちながら読むことができた。別れを告げるという同じ目的の話が続のに読み飽きない!

    0
    投稿日: 2024.08.09
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    バイバイブラックバード 五股した青年星野の元へ繭美が現れ「あのバス」へ乗せようとする。ここだけ見ればチャラ男に罰を与える物語だ。この作品の面白い所はこんな設定なのに星野が全然憎めないこと、そして繭美と五人の女性の強烈なキャラクターである。星野は「あのバス」に載せられる前に五人の女性に別れを告げに行く。決して湿っぽくなく時にクスリと笑えるような珍道中。

    0
    投稿日: 2024.07.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    本屋さんで買ってもらった1冊! 本当は別の読みたかったけど、予算オーバーしそうだったから文庫本で我慢、、、 伊坂幸太郎作品にしては今まで読んだものよりちょっと違った感覚だったなΣ('◉⌓◉’) 今まではミステリーでこことここが繋がるんだ!って発見が面白かったけど今回はちょっと不思議なお話だったな\(//∇//)\ 不思議な感覚もだけど星野くん、、、 五股ってすごいな( ゚д゚) 一度に五人の全然タイプも性格も違う女性と付き合うとは( ・∇・) 確かにそういう人もいるけれど、、、 そして自分がいなくなるからってちゃんと五人の女性とお別れする誠実さがあるならちゃんと一人の人と付き合わんかい(ㆀ˘・з・˘) って思ってしまった笑 星野くんも星野くんだけど、そんな星野くんと付き合ってた女性達もまあまあ個性的だったな⊂((・x・))⊃ そして最後にやっぱり気になるな、、、 あのバスってどこに向かうんだろう(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾ 金銭問題で乗る羽目になったみたいだけど、あのバスが気になる! そして繭美も最初と最後で心入れ替えた?ってくらい変わったね( ˊ̱˂˃ˋ̱ )

    2
    投稿日: 2024.06.11
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    詳しいところは書かれないがモヤモヤするのではなくスッキリと終わった気がする。運命やタイミングで回ってるんだろうな。 3.6

    1
    投稿日: 2024.05.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    最期まで読んでも結末は見えない、けれども読み終わった後にモヤモヤ感が残らない、爽快な読後感がまさに伊坂氏らしい作品だと感じました。 私が読んだ文庫版には伊坂氏のロングインタビューも同梱されておりました。伊坂氏の執筆のスタンスを覗くことができ、そちらもぜひおすすめしたいです。

    0
    投稿日: 2024.05.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    巻末に伊坂さんのロングインタビューが掲載されていて興味深かった。 本作は「ゆうびん小説」という珍しい方法で発表された作品であり、太宰治の未完の絶筆「グッド・バイ」を完結させないか?という編集の提案から始まったという。 結局はオマージュとして伊坂幸太郎の新作となったらしいが、伊坂作風が好きなので良かったと思う。 伊坂さんの自己分析も的確すぎた。 「ちょっと変わったキャラクターとそれに振り回される人がいて、登場人物たちのやりとりが楽しくて、いろんなところに張ってある伏線が少しずつ繋がっていき、要所要所で「ああ、そうなんだ」とはっとする感じ」 正に!これが全部好き! 本作は主人公の星野が『あのバス』に連れて行かれるまでに5股をかけた彼女たちにお別れを言いに行く話なのだが、各話に伊坂風味が散りばめられていて非常に面白かった。 『あのバス』への案内人(悪役)として描かれる繭美のキャラも抜群にいい。 巨漢不美人。 「私の辞書に◯◯の文字はない」という言い回しがあるが、実際に辞書を持ち歩き自分の人生にない言葉は取消線を引いている。 星野の憎めない性格に段々と情が移っていく様などもいい。 物語の終わり方も含みがあって良かった。

    0
    投稿日: 2024.04.28
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    「あのバス」の不穏さと、文章の軽快さのギャップが不思議。ちょっとテンプレ化され過ぎて乗り切れなかったですが、最後のロングインタビューで「ポストに届いた五十人の方は、別れを告げられた彼女達と同じ気持ちになってもらえたはず」とおっしゃっていて、なるほどなぁと納得しました。

    0
    投稿日: 2024.04.21
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    うん、クスッと笑えてほっこり。 安定や。 ドカベンのくだりがすきやった。 繭美も星野も、別れる5人の女性もみんな愛おしい。

    7
    投稿日: 2024.04.18
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    決して良い方へ向かっていくものではなく、終わりが近づいていくのだけど後味が悪いと感じたり、嫌な気持ちになる事はない、どこか爽やかで前向き。巻末インタビューを読んで、伊坂さんの作品のらしさをなるほどなぁ、と。

    3
    投稿日: 2024.03.01
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    死神の精度とか終末のフールとかと同じ感じで、とても爽やか。主人公の置かれた立場は まるで爽やかではないけれど、なぜかどこかとても爽やかな物語。 テンポがよくて とてもおもしろい。登場人物が皆、魅力的。最初は何じゃ?と思った繭美が最高に良きキャラ。マツコデラックスをイメージして読んだ。

    2
    投稿日: 2024.02.27
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    2010年に刊行された本を今更読みましたけど、面白かった。5股男に身長190㎝、体重200kgの毒舌、凶暴女。このバディのような2人と5人の女性達の別れ話、それに出会いのエピソードも面白かった。特にフレンチコレクションの絡む話しは面白すぎて車内で吹き出してしまった。とにかく先が気になって結局、一気に読んでしまった。

    11
    投稿日: 2024.02.04
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    ほんっとに伊坂さん好き!最後の最後まで伏線回収してくるし、登場人物がまた脇役の1人でさえ魅力的。言葉のチョイス一つとっても素敵。直接表現せずに、行間で描写してくるところがまた良い!私なんかの文章じゃ表しきれないくらい素晴らしい本でした。どこまで好きにさせるの!! 伊坂さんの作品の中で、上位に入るくらい好きです。またこう言う感じの書いて欲しいです。

    2
    投稿日: 2024.01.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    んー私はダメだった やっぱり「あのバス」の正体は知りたいし 最後バスに乗った星野を追いかけた繭美はどーなったのかも知りたい 癌の診断結果は?とか気になることが多々 そして私はスッキリしないとだめなんだ、と思った 女優と少年の将来の夢はパン!はちょっと感動したけどその他は特に伏線回収的な事もないし本当にあまり楽しめなかった そしてやっぱり繭美の言葉遣いが酷いのが最も嫌だった ただでさえ口悪い私が←繭美の影響でもっと悪くなっちゃう気がしてw 伊坂幸太郎は好きだけどこれはダメだったー 残念!

    0
    投稿日: 2024.01.27
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     太宰治絶筆の未完作『グッド・バイ』へのオマージュ作品として知られる本作。担当編集者の依頼を受け、太宰の設定を踏まえて書いたそうな‥ 【下敷きの太宰治『グッド・バイ』のあらすじ】  10人の愛人をもつ妻子持ちの軽薄・自堕落な男が、女性関係を清算すべく、美女に妻役を頼んで愛人たちの元を回っていく。案の定、愛人は全てを悟って諦め、男は愛人に「グッド・バイ」と囁く‥。そして2人目の愛人へ向かう途中、未完のまま終了(太宰の自死による連載終了)。  『グッド・バイ』は、もっぱら太宰自身を投影した作品といわれ、最後には自分の妻から「グッド・バイ」される、というオチも決まっていたようです。  さて、本作は如何に? 6章からなる連作短編集で、10股が5股に、既婚が独身に、絶世の美女が巨漢女に変更され、1人の別離に1話、5人で5話、第6話で締める構成です。  各話でそれぞれ出会いと別れが描かれ、ある意味ワンパターンですが、飽きさせない工夫満載です。  5人の女性との別れの物語なのに、ドロドロ、ごたごた、修羅場もなく、むしろ笑えます。  また、登場人物が皆個性的で好印象です。主人公の5股男でさえ、いやだからこそか、憎めない素直さで優しく女性ウケします。この辺が根本的に太宰を意識した気がします。この軟弱男と巨漢女の関係性の深化も読みどころですね。  いつもの伊坂節が炸裂して、会話の妙・センスのよいユーモア、心理描写のコミカルさも併せ、面白可笑しく読み進められました。 ※ 1920年代の名曲「バイバイ・ブラックバード」の詩は、「それまでの不幸な生活に別れを告げて明るい未来へ一歩を踏み出そう」という内容で、ブラックバードを"別れを告げるべき不幸せな生活"の比喩としているらしい‥。  タイトル一つとっても、伊坂さんのセンスを感じさせますね。「グッド・バイ」と重なるし‥ ※ 元々本作は、出版社の「Postal Novel」(ゆうびん小説)企画で、抽選で1話につき50人、5話で合計250人に1話ずつ郵送されたもの。書き下ろしの第6話を加えて2010年書籍化されたのだそうです。遅れ馳せながら勉強になりました。

    71
    投稿日: 2024.01.24
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    5人の女性と並行して付き合ってる主人公が、何かとんでもないことをやらかしてどこかにドナドナされることになるが、主人公が迫力ある女性に監視されながら付き合ってる女性たちにお別れを言いに行く話。 お別れを言いに行くと出会った頃のエピソードと別れを切り出したあとのハプニングも一興だが、監視役の女性のキャラクターと変化が個人的には好きだった。

    3
    投稿日: 2024.01.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    最後だからみんなに挨拶って五股もかけてるのに律儀だなと思った あのバスに乗らずに済んだらいいなと思った

    3
    投稿日: 2024.01.16
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    主人公の星野一彦と、謎の女・繭美の掛け合いが痛快。ラストまで読み切ると、むしろ繭美の物語だったように思える。映像化もされてるみたい。どんな風なのか、ちょっと気になる。

    0
    投稿日: 2024.01.07
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    この日常的な話なのに気づけば不思議な ファンタジー世界にいるような感覚〜。 こういう読み方できるのが伊坂さんらしい。 『五股』って時点で身近な日常ではないんですが… そこに190センチ超え体重200キロの巨大女、 そして最後までベールに包まれた《あのバス》。 全然違うしアウトローさは抜けないんだけど、 ジ●リを見てる感覚なのよ。。。 本当に不思議だよね。

    0
    投稿日: 2023.12.28
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    グッド・バイのオマージュ 伊坂さんの小説はキャラが全員立ってるなぁと思った 全部をちゃんと説明しない小説は、おもしろい

    0
    投稿日: 2023.12.12
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     全く何の前情報もなく読み終わり、伊坂さんのロングインタビューを読んで、太宰治のグッドバイみたいと思った自分は間違ってなかったらしい。笑 無自覚な人誑しの主人公と、悪の権化みたいな繭美。読むうちに二人の人間味を感じられて、いつの間にか憎めない気持ちになってしまうのは、さすがと言うべき。伊坂さんの作品を全て読みたいと思うけど、なかなか数も多くて難しいなか、偶然この作品を読むことができて良かった。

    0
    投稿日: 2023.12.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    伊坂幸太郎は及第点だ。 期待を裏切らず、かといって超えてくることもない。分かりきった展開を丁寧に書くことに長けている。 「バイバイ•ブラックバード」はその作家性が顕著に現れている。この物語は、主人公星野一彦が何者かにバスで連れて行かれる前に(おそらく死か何かの比喩表現)、5人の恋人たちに別れを告げるという太宰治の「グッド•バイ」を彷彿とさせる内容になっている。一見面白そうな内容に思えるが、実際そんな事はない。1人の恋人に別れを告げ、別れ、別れを告げ、別れ、を延々と繰り返す平坦な物語だった。 しかし、それでも飽きることなく読み続けることができた。登場人物が魅力的なのである。5人の恋人に別れを告げるクズこと星野一彦はなんやかんや憎めないやつだし、訳あって同伴する繭美は、ワンピースのビッグマムを連想させる性格に難のある化け物であるが物語を1人で動かしてしまう力があり、スパイスであり愛すべきバカである。この2人がいたからこそ同じことの繰り返しにそんなに飽きる事もなく完読することができた。この本の帯に『これは最も伊坂幸太郎さんらしい作品である』と書かれていたがまさにその通りである。伊坂幸太郎が好きならきっとハマるはずだ。 最後にこの本を読む前に太宰治の「グッド•バイ」を読み、読後にこの本のタイトルの元になったマイルス•ディヴィスの「バイバイ•ブラックバード」を聴くことをおすすめする。

    0
    投稿日: 2023.11.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    星野一彦が5股出来る理由は最後の繭美の行動が全てでしょうか。 星野ちゃんも充分魅力的ですが、彼女の生い立ちが気になるのでスピンオフとして覗いてみたい気持ちです。 ラストは多くは語らず物語が続いている、これまたいつもの好きな感じでした。

    1
    投稿日: 2023.11.15
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    表紙の「最も伊坂幸太郎さんらしい作品」というのを感じられた!大筋が一つあってそこから派生する登場人物の繋がりがそれぞれ面白い!突拍子もないんだけど、でも現実にいそうな絶妙なラインが上手い!続編はあえて作らないで欲しい!

    1
    投稿日: 2023.10.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    約10年前に単行本で既読。 この小説は再読。 以前にも書いてるが、続編ができそうなストーリーだなと。 でも、解説の野崎歓さんが書かれているように、続編を作らず、この余韻に浸った方が良い小説なのかもしれない。 最終章で読み終わった時、なんだか涙が出ちゃった。 人はこんな状況下でもコミュニケーションをとっているうちに、一緒に過ごすうちに、相手のことをわかろうとする。 繭美は、過去にいろいろあっただろう。 それを乗り越えて、辞書にそんな言葉はねーよと黒く塗りつぶしてきた。塗りつぶす度に何かを蓋をするように強く生きてきたように思う。 繭美の口調が、マツコ・デラックスさんに似ている感じで、私の頭の中ではセリフが全部ずっとマツコさんの声だった。 この小説は、太宰治の未完の『グッド・バイ』を完成させるというお話からできたらしい。 伊坂流の別のストーリーとはなったけど、主人公の田島、偽の妻役キヌ子のイメージをもってきて、たくさんの女性と別れていくところは同じ。 この後、『グッド・バイ』を読んでみたが、えーこんなに短くで、未完で終わってるのか!という感じ。面白くなってきてるのに、こんなところで終わるなんて!という。 だから、未完を完成してほしいという依頼がくるのはすごくわかるなぁ。 こちらの、田島とキヌ子のコンビも面白い。

    1
    投稿日: 2023.09.17
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    あー読み終わっちゃった! 伊坂さんの作品はどれも「あと少し読みたい!」と思うところで終わりますが、これは本当に「あともう少しだけ!1行だけでも続きを読みたい!」と思わずにはいられない終わり方でした。 主人公が不徳の致すところから行き先の分からないバスに乗せられる事になり、その前に五股をかけていた女性たちに監視役の巨漢女性と共に別れを告げに行く物語…。 バスの行く先も目的も分からず恐怖が募る。 監視役の巨漢女性、繭美は下品で口は悪く、人を傷つける事を厭わない粗暴な性格。 主人公は五股もかける女にだらしない男。 それぞれの女性との別れ話… こう書いていくと一見暗く救いのないストーリーのように思えるが、さすがの伊坂ワールド。 なぜか暗さは感じず、どこか温かな気持ちになる爽やかさ。 それぞれの女性も主人公も繭美でさえも、読み進めるうちにどこか憎めず応援したくなっていく不思議です。 キックした。 わーと叫びたくなる終わり方。 これより先はあってはいけない。これより先を求めては無粋だ。 そう分かっていても続きを読みたくなるラストに、小説の醍醐味を感じました。

    2
    投稿日: 2023.08.02
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    伊坂氏の軽妙な文体に心がホッとする。 星野一彦は「あのバス」に乗る前に恋人たちに別れを告げたいと希望する。 彼の見張り役の繭美が、その別れの場に付き添う。 五人の女性と付き合っている一彦だが、人は良い。 身長190センチ、体重200キロという見張り役の繭美は口が悪い。 ずけずけと言いにくいことを言ったりするけれど、どこか憎めない。 五人目の女性に別れを告げ、一彦は「あのバス」が来るバス停に向かう。 繭美とはここでお別れだ。 繭美に「助けてくれよ」と言いながら、心細さと恐怖の中で一彦はバスに乗り込む。 バスを見送った繭美が取った行動は・・・

    1
    投稿日: 2023.07.09
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    元カノ5人に別れのあいさつをしていく今作品。 ひとつひとつの話がよかったからこそラストが物足りなかった。

    0
    投稿日: 2023.07.04
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    短編集。話が繋がっているけどなんだか読後感もふわっとしててこれが伊坂ワールド…と思いましたが…普通に結構面白かった。

    0
    投稿日: 2023.06.19
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    5股した星野一彦が繭美を連れて別れを告げにいく、さすがのアイデア、ジャンボラーメンで諦めさすユーモア、ロングインタビュー、何を削って何を残すかが作家にできること、そこがセンスであり感性、おもしろい話は誰でも思い付けて、文章にするのはそこまで難しくない2023.1.27

    0
    投稿日: 2023.06.08
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    〈あのバス〉とは? 繭美の外見は? 星野はなんで五股した? などなど、さまざまな想像をしながら読めた。なかなか読み応えあって楽しかった!

    2
    投稿日: 2023.05.29
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    繭美の姿をこんな感じかなと思い描きながら読んでいたけど、最初の印象と最後の印象で随分違ってきた。星野は五股をかけてしまう男だが、きっと憎めない人柄なんだと思う。こんなヤツは成敗されて当然!って気持ちも、やっぱり最後にはなんとか助かってほしいとひっくり返ったから。 どこか死神シリーズを彷彿とさせるストーリーだった気がする。 私の中では伊坂作品の中でも箸休め的な感じでした。

    0
    投稿日: 2023.05.25
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    毎度のことだけど、ウイットに飛んだ軽妙な伊坂節に思わずニヤッとさせられる。五股をかけられていた彼女たちそれぞれのストーリーにも引き込まれるけど、漫才のような星野と繭美の掛け合いに引っ張られ放しだった。多分、繭美の10回目のキックでエンジンはかかったんだよね・・・。きっと・・・。(o^^o)

    1
    投稿日: 2023.04.29
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    また駅を乗り過ごしてしまったorz 一話目,二話目は普通に読んでちゃんと最寄り駅で本を閉じていたのだけれど,話が進むごとに星野くんと繭美の不思議な熱量に引き込まれ,六話目でやってしまった(しかも快速電車)。 前にも書いたが,伊坂さんの作品に出てくる女性は魅力的だ。個性的で,親切で,情があって,ちゃんと自分を持ってる。悪役のはずの繭美でさえも。だからラストシーンはちょっと泣ける。 人に動かすのは,何かを伝えることができるのは,言葉やテクニックじゃなくて,損得勘定なしの熱量なんだよな。「させてみて云々」なんてのは損得で動く場合だけだろう。星野くんみたく,自然に正直に生きれればいいけれど(彼なりに大変そうだが),凡人の自分はプライドとか見栄とか羞恥とか自信なさとかが邪魔をして,損得計算してツマラナイ行動や発言ばかりしてる気がする。もうオトナなんだから,と諦めずにもう少し正直にやっていこう,と思った。

    0
    投稿日: 2023.04.27
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    物語には強烈なキャラクターが一人はいた方が面白いが、本作に出てくる主人公の相棒と呼ぶべき女性(?)は想像しているよりも遥かに強烈だ。だが主人公の頼りなさとある意味での真っ直ぐさが故に際立っているようにも見える。読み進むにつれて感情移入による面白さが増す。是非ゆっくり、順番通りに読んで欲しい。

    1
    投稿日: 2023.04.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    面白かった。それぞれの出会いの仕方があり、それぞれ個性的な関係がある。パンになりたいには泣けた。最終章も繭美との関係性に感動した。全部を通して繭美の存在と言動がkeyと言うか、一番楽しめたところかもしれない

    1
    投稿日: 2023.04.03
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    五股してた男と規格外の大きさの女っていう設定からもうしっかり伊坂ワールド。ちょっと笑えて、最後はじんわりとあったかくなる。わたしもポストに小説が届くわくわく感味わいたかったな〜

    1
    投稿日: 2023.03.24
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    読みやすくて面白い! 悲壮感が漂わないのがいい。 1章のラーメンの話と、5章の女優の話が好き。 最後はどうなるのか明かされていないので、余韻が残る終わり方となっている。 繭美あってこその、この小説だと思う。

    5
    投稿日: 2023.03.07
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    よく考えたらあり得ないシチュエーションなんだけど、淡々とした文章だからスッと入ってくるのが伊坂さんの好きなところ。 ダメなところもあって、"普通"だけど人間味があって憎めないところが、5人もの女の人に愛される所以なんだろうな。

    0
    投稿日: 2023.01.08
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    星野くんって何でこんなに魅力的というか惹きつけるものがあるんだろう。特に何か持ってるとか、容姿が抜群ということはないのにモテる人っているけど、彼もそんな人なんだろうな。 一体どこに連れて行かれるのだろうか。ここまで引っ張って、全く結末がなかったことは少し不満だけど、きっとどんな結末になっても、悲しさとか切なさがありそうだから、そこは優しさなのかね。 繭美がとんでもないフォルムを持つ破壊的人物でありながらも、実は人間らしさがあり、これまた星野くんと一緒で、理由ははっきりとは分からず、言語化はできないけれども、生物的に惹きつけられる。だからこそ、この2人は凸凹であるけれども、その凹凸がうまくはまったような感覚があった。

    0
    投稿日: 2023.01.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    面白かったか?と聞かれるとそうでもない。 5人の女性に別れを告げるが、その方法が少しドラマチックだったりするだけ。 傍若無人の繭美からたまに出てくる思いやりみたいなのには心が揺らいだ。 ホッとするような、きゅんとするような。 繭美はずるい。

    1
    投稿日: 2022.10.21
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    ※2010年ごろ読んでいるので、実際に読んだのは新装版ではありません。 二週間後に謎のバスに乗らなければならない主人公の男性が監視役の女性・繭美と、5股かけて付き合っていた女性それぞれに、別れを告げに行く、短編集のような構成の長編。 別れ話を告げられたそれぞれの女性の反応や、彼女達に対する主人公の行動、毒づき、文句や無茶を言いながらも、協力している繭美の様子が面白くてたまりません。 結末はあまり好きじゃなかったけど、また時間をおいて読み直したら違う感想になるかも。 主人公みたいな男性、個人的に好きです。 こういう、中庸な感じって実はかなりタフじゃないとなりえないと思うので。 タフなのに優しくて、柔らかいってすごいです。

    3
    投稿日: 2022.10.15
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    とにかくラストシーンが最高でした。 伊坂さんの作品の中では特に良い訳ではないと思いますが、読後感がとても良かったです。 ぜひ最後まで読んでもらいたいです。

    0
    投稿日: 2022.09.10
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    星3.5。4だとちょっと多くて3だと少ないかな。 既読を忘れて約5年ぶりに再度です。 主人公(&監視人)と5人の彼女が、渡り歩くようにそれぞれ独立したストーリーを進めていくお話。 時間はパラレルではなく順番通り進んでいくので、主人公と監視人の関係の進展や、「前にもこんなことがあったよね」のような話の広がりはある点が、ただの短編集よりも面白かったです。 伊坂さんらしく、所々にハッとするような面白いセリフがあり、また読みやすい文章で引き込まれるのがさすがです。 短時間でサラッと読めました。

    1
    投稿日: 2022.08.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「5股している主人公、星野と傍若無人な巨漢女、繭美」という組み合わせだけで、本書の特異さがよくわかる。 借金のカタに「あるバス」に乗ってどこかに連れていかれる予定の星野が、交際中の女性たちに別れを告げに行く。 痛々しいほど誠実で、清々しいほど不道徳な星野と はた迷惑で嫌な奴、でありながらどこか人間らしい温かさのある繭美 憎みきれない2人の姿に複雑な思いで読み進めた。 帯にも書いてあるが、「伊坂幸太郎たるや」と思える一冊。

    0
    投稿日: 2022.08.17
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    20220510 バイバイ、ブラックバード 伊坂幸太郎 借金のため、数日後拉致られる5股していた男が彼女たちに別れを告げに行く。見張り役の繭美の強烈キャラに初めは嫌悪感を抱いていたのに、最後は繭美を愛おしく思えた。 この本好き。

    0
    投稿日: 2022.08.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    やっぱり伊坂幸太郎先生の作品はモヤモヤしてスッキリしたない。解説を読むと、ああそういう解釈なのね、という感じ。想像力が足りていないのかな。 誰がが書いてましたが、マツコデラックスさんを想像して読み進めました。最後はキャラが合わなくなったのかも、 太宰治のグッドバイのオマージュとのこと。へー。

    4
    投稿日: 2022.07.19
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    久しぶりの伊坂作品だったけど、個性的なキャラクターはやっぱり魅力的 なんだかんだ最後助けに行っちゃうラストは個人的にいいと思った

    1
    投稿日: 2022.07.18
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    5股した男が彼女たちに別れを告げ、旅立つ物語。 それぞれの個性が出て読了感も温かい気持ちになれる。特に最後の終わり方が伊坂さんらしく、心に残る。それぞれ話の完成度が高く、1章が最高に良い話だなって思うと、次の章でそれを超えてきて、また次でそれを超えてきて...どの章も素敵な話が続きます。 「おまえは、誰かに声をかけて、助けたりしてな、で、自分の価値をどうにか維持してほっとしたいんだよ」 「死」をはじめとした人との別れ、さよならはさびしい。人の記憶に、生きた証をどこかに残したいんだなって。 伊坂さんの作品を数多く読んできたが、まだまだ魅力的な登場人物がたくさんいるんだなって感じさせる作品であり、残り少ない伊坂さんの作品を読める楽しさを思い出させてもらえました。

    13
    投稿日: 2022.06.24
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    これは読んで欲しい!!! マユミ最高だよ!! SOSの猿の後に読んだので心配だったが、よかった! 7 / 10点満点中

    0
    投稿日: 2022.06.04
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    伊坂さんらしく何気ない会話の至る所に伏線が張り巡らされている。全部結局は「別れ話」で、主人公は客観的にみればただの「浮気症」なのに、読者を含めて全員結局は星野くんを憎めないんだろうな。登場人物全員が愛らしく、ほっこりした。

    2
    投稿日: 2022.03.27
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    パッと見、まるで意味がないような会話でも 後から伏線のように特別な意味を持ってくるのが面白いです。 はじめは得体の知れない地球外生物(?)のように描かれていた繭美ですが、読み進めるにつれどんどんその魅力に引き込まれていきました。 女性として、というより人間として面白いです。 自分の願望をその圧倒的な力と達者な口上で実現させていく様は、読んでいてスカッとします。 最後、バイクにまたがり星野ちゃんを助けようとしたのには驚きました。 太宰治の『グッド・バイ』では主人公は妻に別れを告げられるラストが描かれる予定だったようですが、 この作品では繭美は星野ちゃんの6人目の女になるのでしょうか。 最後エンジンがかかったことを祈るばかりです。

    22
    投稿日: 2022.03.25
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    最初は最後がどうなるかが気になって読み進めていきました。でも、途中から一彦の人間性と人を惹きつける魅力が気になり、ただ乱暴ものだと思っていた繭美の見る目が変わり…なんだか静かに感動しました。 でも、やっぱりその後が気になってしまいます笑笑

    3
    投稿日: 2022.03.20
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    久々に伊坂さんの作品を読んだがやっぱりおもしろい 伏線全部回収!というわけではなかったが、郵便小説というつくりもおもしろい 最後の終わりの数行が爽快で、もっと読みたい!!と思ったまま終わった

    0
    投稿日: 2022.03.20
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    2018年3月3日、新装版じゃない方の読書記録をつけていたので、これも実際には再読扱い。自分の記憶力の悪さを棚に上げて出版社のせいにするのもどうかとは思うが、新装版になると発行日がリセットされて、読んだ本まで読んでいないものと思い込み、店頭でろくに確認もせず買ってしまう。気をつけたい。 とは言え今回も、読んだことあると思いつつ、最初から最後まですべて楽しませてもらった。連作短篇ではありながらも、エンターテインメントサイドの伊坂作品の良さが凝縮されている。こんな一篇が郵便で家に届いた読者は、なんて幸運なんだろう。

    0
    投稿日: 2022.03.09
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    繭美がクセになる! オマージュだと分かっていても太宰がチラつくし、太宰の方が好きで推せない気持ち、ごめんよ

    0
    投稿日: 2022.02.25
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    『バイバイ、ブラックバード』 伊坂幸太郎さんの小説は、いつもすぐに見ても意味がわからないタイトルが付けられていることが多い気がするが、今回どんな意味が含まれているのだろうか、と期待しながら、今回も読み進めた。 主人公の星野一彦は、5股をかけている、とんでもない男。5人と同時に付き合っているから、かなりいい加減な性格だろうかと思いきや、信じられないくらいに真面目だったりする。 そんな彼は、あることをきっかけに、その彼女達5人と別れなければならなくなり、5人の元を訪れて一人ひとり別れを告げていく、というのがこの本の大まかなストーリーだ。 いったい全体、どうしたらこんな内容の小説を思いつくのだろう、太宰治の『グッドバイ』が元ネタだとはいえ、それでもその発想力というか、まるで生きているように会話をして、その息遣いが伝わってくるようだった。 もちろん、知り合いに5股をしている人がいるわけがないので、5股の人が実際にどうなのかは全くわからないが、あぁ、だから不器用ながらも5人の女性と付き合うことができたのだな、と納得してしまった。 1番感動したのは、5人目の話でしたね。 最後に別れを告げた女性だからではなく、ちょっぴり感動させられてしまったからです。 ところで、この本「バイバイブラックバード」という章立てで1〜6まであります。 5股の男が6人目誰と別れるか、なんてタイトルから邪推してみるのも、本を読む上で面白いかもしれませんね。

    14
    投稿日: 2022.02.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    伊坂さんの作品という事もあり、伏線回収やどんでん返しを期待してしまっていました。 が、今作はそのようなものではありませんでした。 ただ、出てくるキャラ一人一人はクセがあり愛すべき方々ばかりでした。 あとフェルミ推定出来るようになりたい笑

    0
    投稿日: 2022.01.23
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    * 2週間後にバスに乗せられると告げられた、 星野一彦が五股の彼女一人ひとりに別れを 告げて行くなかで、それぞれに少しずつ何かを 返していく。 それは気持だったり、思いだったり、 細やかな願いだったりする。 星野一彦が最後に辿り着くところは? 彼をバスに導く役目の繭子とは? 詩的なような、文学的なような…… 自分に解釈が難しかったので、 他の方はどんな風に感じるのか、 知りたくなりました。

    8
    投稿日: 2022.01.17
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    ドラマ化 高良健吾 城田優 附箋 ・奈良の大仏が痩せたら、スリムなジーンズが穿けるだろうね というのと同様の、意味のない仮定の話 ・税理士事務所で仕事をこなす 生まれてからの三十年間、カラーリングを一度もしたことがない ・人の存在は、統計や確率とは関係なくて、ただ、その「一人」だ ・『バイ・バイ・ブラックバード』という曲です。ブラックバードって、不吉というか不運のことを指してるみたいですよ。バイバイ、ブラックバード、君と別れて、これからは幸せになりますよ、と。

    0
    投稿日: 2021.12.26
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    あのバスに乗る前に5人の彼女たちと別れさせてもらえないか 伊坂幸太郎の作品は好きだけどイマイチ世界に入り込めなかったなー

    0
    投稿日: 2021.12.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    五股かけている男、星野一彦が〈あのバス〉に乗らなければならない理由から、傍若無人で粗暴な繭美と共に5人の女性に別れを告げに行くストーリー展開。 繭美と星野の掛け合いには思わず微笑がこぼれた。 繭美は死神のメタファーかと思っていたが、 彼女には彼女なりの人生哲学があり、ひとの心が最後の最後に垣間見えた。 星野が五股をかけていた、という事実に関して、 やはり最初は不快に思わざるを得なかったが、 ひとりひとりが唯一無二の存在で、大切な相手だったということを感じさせる星野の視点の描写によって、 何故か共感してしまった。 そしてひとりひとりとの別れの描写は、 やはり心苦しい。 別れたくないのに、外的要因によって別れなければならない、というのは本当に身も心も引き裂かれる思いになるなあ、、、 最後の伊坂さんへのインタビューは、 特典のメイキング映像を見ているようで、 充実感があった。

    1
    投稿日: 2021.11.25
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    久々に伊坂幸太郎作品を読んだけど、やっぱりすごく読みやすい。 いろんなキャラが出てきて、すごくクセがあって特徴的でそんな人がいたらびっくりするけど、もしかしたら現実にもいるかもしれない絶妙なキャラ設定でおもしろかった。

    0
    投稿日: 2021.11.21
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    伊坂作品は好きです。 かなりサラサラ〜っと読めた。 繭美のイメージに渡辺直美さんが出てきた。 5人の女性と付き合う星野さん。 それぞれに別れ話をしにいく。 2回は読まなくて良いかも。

    1
    投稿日: 2021.10.29
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    伊坂幸太郎作品なので、つまらないわけはない。ただ、今作は短編集ということもあり、全体を通しての度肝を抜く感じのプロットではなく、無難な作品という感じ。 ただ、やはり気分良く軽やかに進んでいく(読ませてくれる)文章には実に安心感・安定感を感じられるので大好きだなあと再認識させられました。

    0
    投稿日: 2021.10.12
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    ある理由から、二度と帰れない場所へ連行されることが決まった青年。見張り役の大柄な女性と共に、複数の恋人に別れを告げて回る。見張りの女性が持つ辞書は、思いやりや優しさに通じる言葉がすべて塗りつぶされている。

    0
    投稿日: 2021.09.23
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    既にドラマ化してるのは知ってましたが、 星野くんはこの俳優さん、繭美はこの役者さん?ってイメージで読み進めてみました。 どの人物も個性的で良かったです!

    1
    投稿日: 2021.09.13
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    5股してるのに、ひとりひとりとの付き合い方とかめちゃくちゃ良いんだよなぁ〜。 まさかの繭美の心まで動かしてしまうとは!不思議な魅力ですね、星野さん。 パンになりたかった話は涙出ました。

    0
    投稿日: 2021.09.05
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    楽しかった!コロナ禍、面白い本が読みたいと言ったら友達が薦めてくれました。その通り!!脳みそがよーくこねられ新鮮な空気に入れ替わりました。

    0
    投稿日: 2021.09.04
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    5股してる男が"あのバス"に連れて行かれるから女達に別れを告げる話。 読み初めはどんな展開になっていくのか面白く読めるか不安だったけど、最終的にはしっかり心掴まれていた。 5人目の女の章がよかった。 結局、"あのバス"が何で、繭美が何者なのかははっきり分からないけど、余韻に浸れるのがまた良い。

    0
    投稿日: 2021.08.30
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    「またおかしな設定の話書いてる...ついていけるかな」とあらすじを読んで少し不安になるけど、読み始めたらどんな世界でも自在に楽しませてくれる。伊坂さんの本は読んで良かった!といつも思わせてくれます。 主人公は「あのバス」に連れていかれることが決まっていて5人の彼女がいる男。どうしようもない奴だけど、何も考えずに転がってきたサッカーボールをただ追いかけるように困ってる人に声を掛けてしまうような単純な性格。損得勘定できない主人公をどうにかして救ってあげたいと思うのは優しすぎて生きるのに苦労する人だからでしょう。 哀しい話なはずなのに面白くて、なぜか元気をもらえるような不思議なお話。

    5
    投稿日: 2021.08.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    借金トラブルで連れ去られる予定の主人公・星野が5股をかけた女性たちに別れを告げに行く…という設定は正直なんだこの話は、、となってしまいそうでしたし、先が見えなかったのですが、徐々に引き込まれていき、終盤の2話で完全に伊坂ワールドにもっていかれます。特に5話目の「パン」の伏線回収にはさすがというべきか、ほろっとしてしまいました。佐野マネージャーまでも涙してしまうのが良いです。 でも繭美の心も動かしてしまうなんて、やっぱり星野はモテるんでしょうね。

    4
    投稿日: 2021.08.04