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そして日本経済が世界の希望になる
そして日本経済が世界の希望になる
ポール・クルーグマン、山形浩生、大野和基/PHP研究所
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総合評価

26件)
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    「中身のない「語りおろし」本」 https://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51872596.html

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    投稿日: 2025.09.06
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    クルーグマンからのアベノミクスへの応援歌です。 <アベノミクス:おさらい> 第1の矢 大胆な金融政策 異次元緩和 日銀黒田総裁 第2の矢 機動的な財政政策 10兆円の経済対策 麻生金融担当大臣 第3の矢 規制緩和、民間投資を喚起する成長戦略 菅官房長官 <クルーグマンが指摘するアベノミクスの優位点> ・実質金利を抑えながら、財政政策をすすめながら、財政赤字を軽減する ・デフレ脱却のために、政権とセントラルバンクが協調 ・金融緩和とともに、財政出動の実施 <結論> ・日本よ!たちあがれ、そして世界の手本になれ 構成は以下 プロローグ 第1章 「失われた20年」は人為的な問題だ 第2章 デフレ期待をただちに払拭せよ 第3章 中央銀行に「独立性」はいらない 第4章 インフレ率2パーセント達成後の日本 第5章 10年後の世界経済はこう変わる エピローグ

    7
    投稿日: 2022.01.27
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    2008年にノーベル賞を受賞したアメリカの経済学者で、トランプ大統領をやたらと批判する辛口のコラムニストでもある著者へのインタビューをまとめた一冊。日本が「失われた20年」によるデフレ不況から脱するための方策として、量的緩和やゼロ金利政策の継続といういわゆる「リフレ派」的な経済政策を展開する。ただ気になるのは多くの意見がアメリカ目線で、日本の復活を真剣に望んでいるようでもなく、古くは戦後のGHQによる金融引き締め政策の「ドッジライン」、最近ではFRB議長だったグリーンスパンによる「サブプライムローン」など、アメリカの学者の意見はさほどアテにならないという事を思い出させてもくれる。本書では発足後間もない安倍政権とアベノミクスを絶賛しているが、それから5年を経ても当初目標のインフレ率2パーセントとかが達成されていない最近では、ご本人もちょっと心変わりしている様子。

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    投稿日: 2020.12.12
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    山形氏の解説があるとは知らなかったが、相変わらず言いたいことを言う人のようだ。ノーベル賞をとったクルーグマン氏に対しても遠慮がない。

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    投稿日: 2019.08.12
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    著名かつ過激ともいえる、経済学者のグルーグマン氏の日本経済に関しての考えと現状とつづった本。グルーグマン氏自身、極端なインフレ推進派ですが、本の中身をちゃんと理解して読み進めると、その考え方が極端なだけではなく、歴史を振り返った時の資本主義社会での金融政策のオススメを言っているように思える。著者も言っているが、人間はもちろん過ちもするので完璧なかじ取りなどできるはずはない。それは個人の投資戦略にももちろん言えると思う。

    0
    投稿日: 2019.06.12
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    クルーグマンへのロングインタビュー、Eメールなどの質疑応答を通じて、日本経済の展望について語ってもらったのが本書。発売が2013年なので、2017年の今から見るとアベノミクスへの評価が少々古びたものとなっているが、『道草』や『経済学101』で、有志がクルーグマンの論説を翻訳したものを除けば、日本語で読めるクルーグマンの論説で一番新しいものである。 クルーグマンが日本政府に勧める経済政策は、金融政策としてはインフレターゲット、減税などの財政政策、この二つのポリシーミックスである。日本の公的債務を結構気にしているせいか、赤字国債を発行する公共事業にはあまり乗り気ではないようだ。その点はアメリカ政府に勧める政策との違いがわかっておもしろかった。 また、「クルーグマンは、藻谷浩介と同じく、人口減少=デフレ不況主犯説を主張している。」と言う人がよくいるが、 "デフレが引き起こす要因の「一部」は少子高齢化“(P.33)" "大規模なバブル崩壊のあと、日本の金融政策と財政政策はつねに遅かった(P.37)" とクルーグマンは、日本のデフレ不況は複合的な要因であると本書に書いており、藻谷の”人口減少=デフレ主犯説”とは大きく異なるものだろう。クルーグマンは、デフレに対してポリシーミックスで対応できると考えている点は、短期の経済政策さえ否定する藻谷とは大違いである。第一、雑な議論しかできないただのペシミストの藻谷とクルーグマンを一緒にするのは非常に失礼な事だと思う。 『さっさと不況を終わらせろ』を平易に要約したような内容なので、『さっさと不況を~』がイマイチ分かりにくいと感じた人には、副読本として使える。訳は平易で読みやすい。『さっさと不況を~』と一緒に読むことをお勧めする。クルーグマンの本にしては内容は普通。 評点:6点 /10点。

    1
    投稿日: 2017.08.21
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    グルーグマン氏は日本の経済、政策に対しては好意的な方ですね。。日本という国が今後も成長をし続けてほしいという点では自分も同意ですが、現在の政策については大企業優位であり、既得権益者への政策であり、良いものだとは思わないのですが。

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    投稿日: 2015.08.26
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    まあ、だいたいオーソドックスな経済学に基づいて、アベノミクスを正当化するような内容なんだけど、「日銀法を改正して『雇用の最大化』という機能を持たせることができれば、日銀自身にとってもそれがインセンティブになる」ってのは確かにそうかも。しかし、さらなる金融緩和競争のすすめ、ってのも凄い話ではあるね。 終盤の英語話が、なかなかウケた。アメリカ人もイギリス人も、英語以外の言語勉強した方がいいと思うよ。

    0
    投稿日: 2015.07.24
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    20141014 読んでるんだけど、ただ文字を追ってる。頭に入ってこない。文章は読みやすいから、自分の頭が足りないだけ…

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    投稿日: 2014.10.14
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    クルーグマンの持説をしらなかったので、うっかり読んでしまったが、結局阿部ノミクスは持論に近いということでほめている、という理解でいいんだと思う。 結果的にどうなるか見守りたいです。 読み返さないと思うけど、本棚行

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    投稿日: 2014.04.16
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    「アベノミクス」という言葉を耳にしたことがないという人はもはやいないと思います。ではアベノミクスって具体的にどのような戦略なのかを語れるか、というとかなりの方が「難しいよね」と言うのではないでしょうか。 そのような方に読んで頂きたいと思いました。 ノーベル経済学賞を受賞したクルーグマン教授の名は、ある程度、経済や金融に親しんでいる人にはなじみがあるかと思いますが、一般の方に定着しているほどではないと(私の肌感覚ですが)思います。 本書は、口述されているせいか、とてもわかりやすいです。 アベノミクスの功罪が議論される中、どちらに手を挙げるにしても、アベノミクスをきちんと理解していなければなりません。現在の経済政策や金融政策は、どういう理論を基にし、どういうゴールを目指しているのかを知るために、本書は一助になると思います。 逆に、普段から経済ニュースに触れ、エコノミストの主張に耳を傾けている方には、平易すぎて面白くないかもしれません。 本書を読んでの感想については、私個人的には、財政出動のやり過ぎはごめんだと思ってはいるものの、ケインズ派であるクルーグマン教授の主張も一理あるなとも思います。 期待が人を動かし、その結果、実体経済が動くのであり、まずは将来に期待を寄せることが大切だとのこと。確かにそうだと思います。人々の期待が変わらず将来への不信感だらけであれば、どんなに頑張っても経済は良くならないからです。 ケインジアンへの批判に対して、反論を説明していますので、アベノミクスを快く思わない方も反対意見として一読されることをお勧めします。 なるほどと思った個所は、「平常時は現場の人の持論で良く、非常時には学者の意見が参考になる」という記述です。確かに、実務面での経験が生かされるのは、それに似た状況を経験した現場の人間です。誰もが未経験の環境では、学術研究に耳を傾けることも必要だな、と気づかされました。

    0
    投稿日: 2014.02.19
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    金融政策ではダメだ→インフレターゲットは無意味→人々の期待を変えればよい。 2013年4月4日 日銀黒田バズーカ 1998年 It’s Baaack!を発表→デフレの一因は少子高齢化,投資需要が抑制→× ○→労働力減少→労働分配率が上昇→資本の限界生産力が低下→企業が資本を過度に溜め込まないよう実質金利を低くしなければならない→マイルドなインフレ 例 インフレ率5%→人々は資産価値の低下を避けて行動する。 失われた20年=日本人があまりお金を使わなかった時期→デフレからは脱却できないだろうという感情 2008年リーマンショック時→日銀はバランスシートを拡大しなかった。 アメリカ 学者と金融当局者とのつながり→日本には見られない。 FRB Quantitative Easing デフレとIT テクノロジー失業→×1930年の失業=組み立てラインのせい マンデル・フレミング効果→政府の財政出動→長期金利の上昇→海外資金の流入→円高→輸出の減少が財政出動による内需拡大効果を相殺 アベノミクス=世界のロールモデル→かつて日本がスーパーマンだった時代を覚えている。日本がやることなすことにかなうはずがないと痛感した時代 日本の公的債務→純債務額は通常 ピグー効果(物価下落,貨幣の実質的価値が高まる→消費が促進) →物価の下落が実質的な借金を増やす。 フィッシャー方程式(実質金利+期待インフレ率=名目利子率) 中央銀行の独立性→よいこととは考えていない。→プラスとマイナス リーマンショック→CP市場が崩壊,ソブリン債券市場の崩壊→中央銀行の後始末 日銀→仮にインフレ率が2%に届かないという状況になっても,さらに手を打っていくというメッセージを伝えなければならない。 1987年10月19日ロバート・シラー「根拠なき熱狂」→ダウ22.6%の下落ブラックマンデー中に聞取り→パニック売り ギリシァ危機→反ケインズ学派には天の恵み→緊縮財政の国=激しい経済の下降→緊縮財政が間違いであったことが明らかに 日本はOECDのアドバイスは無視すべき 2013年6月日本再興戦略→市場の失望 経済構造は複雑化→政府が成長分野を見通すのは難しい。 2013年7月25日TPP参加交渉 TPPは管理貿易であり,自由貿易ではない→産業の利益を代表するもの。 規制緩和=レントシーキングもあり得る。航空,トラック業界は成功した例 恐慌型経済→需要サイドの欠陥=生産能力に見合うほどの十分な個人消費が存在しない。 シュールガス革命→過大評価。イギリスの北海油田→大規模なエネルギー開発のときでさえ,影響は限定的 オバマ→医療制度改革は評価される。 2年後の経済→楽観的でない。5年度→少し楽観的。10年後→さらに楽観的。15,30年後→コンピュータが代わりに悩んでくれる。ビッグデータがITの可能性を拡大 英語で意思疎通→日本人に多大な利益。 アベノミクスが成功すれば,日本以外の国にもポジティブな影響 2012年夏「さっさと不況を終わらせろ」の解説では悲観的→半年で状況一変 是が非でも財政再建の根拠→ケロス・ロゴフ&カーメン・ラインハート「債務がGDPの90%を超えると経済成長の足を引っ張る」→間違い。

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    投稿日: 2014.02.02
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    アベノミクスが正しいということを有名なポール・クルーグマンが説明した著書。内容には概ね賛成する。歴史的な事実を抑えているところも共感が持てる。しかし、他のレビュワーの方も書いていますが、「違和感」を感じる。今世界のGDPは、60兆円。金融資産は220兆円と聞いています。実体経済の3倍の規模の金融経済がある。この中で、さらに金融緩和を進めたら、信用が拡大する一方で、いつか爆発するしか道がないと思うのです。 その中で、「金融緩和をどんどん進めなさい」という筆者の主張は、違和感というか怖い? どこか、リスクを見落としている感じがする。 その違和感かな・・・ 頭では理解できるが腑に落ちないというのはこういうこと。 あとシェールガス革命に対する分析は浅いと言わざるを得ない。。

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    投稿日: 2013.12.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    クルーグマンで、言っていることはクルーグマンだから変わんないんだけど、なんかインフレターゲットというか、健全なインフレってのが何を意味するのかやっとわかった。クルーグマンのすごいところは、(だめなところも多分おんなじなんだろうけど)経済の成長ということを疑わないところ。普通にうまくやってれば経済というのは未来になればよくなる。なぜなら生産性が上がるから。ってところ。ここは動かない。インフレーションによって現金の価値が下がるということは経済の縮小を意味することはない(彼にとっては)なぜなら健全な経済であれば成長する。ということは、4%のインフレをターゲットにすると、経済活動のうちの4%(+成長部分)は新しい産業やセクターによって入れ替えられるということ。その入れ替えによって世の中がよくなるっていうことだと思う。

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    投稿日: 2013.12.06
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    ◽️既存産業のIT化が進んでも経済全体の新陳代謝があれば、そこでは当然労働者の雇用が生まれるのだ。(新陳代謝があればね)

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    投稿日: 2013.11.18
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    消費増税はクルーグマンによると 誤りか・・・ 第三者として 日本経済がどうなるのか 実験として興味深いけど 当事者としてはこわいぞ 願わくばクルーグマンの 見立てがあってますように 日本人はもっと英語を という指摘は耳が痛い 山形浩夫の解説にちょっと安心

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    投稿日: 2013.11.18
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    ケイジアンであるクルーグマンの、アベノミクスに対する評価の語り下ろしです。 この学説がよいかどうかはわたしにはよく解らないが、「財政緊縮はだめ」で、「どんどん金融緩和してインフレを維持していけばよい」という理論は、素人考えでは「やばいでしょ」としか言いようがない。 金融緩和したものが金融の世界のみに留まり、一般の手元に届かないのが問題なのになあと嘆息。 しかし、増税反対・TPP反対(産業の利権を代表するものByスティグリッツ)の立場をとっているので、現在の政界に食い込んでない理論なのかな…もう少し同じ学派を読み進めよう。

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    投稿日: 2013.11.13
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    [関連リンク] 日本という実験場『そして日本経済が世界の希望になる』: わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる: http://dain.cocolog-nifty.com/myblog/2013/10/post-6b7c.html

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    投稿日: 2013.11.12
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    主張のかなりの部分で賛成出来た。やはりアベノミクスの方向性は間違っていないし、増税はするべきではない。国会議員と官僚には読んでもらいたいものだ。

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    投稿日: 2013.11.01
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    グレーグマン先生直々のアベノミクス称賛本!先生が15年前から主張したことを実戦しはじめた安倍政権称賛です。まだ始まったばかり、結果は2年後その時日本はどうなっているのでしょう?

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    投稿日: 2013.10.29
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    クルーグマン先生の本はタイトルがうまかったり、読みやすかったりでつい買ってしまうのだけど、キャラクターと主張が一貫しまくっているせいで「おお、また買ってしまったわ・・・」という展開になりがちです(笑) 突き抜けてリベラルで好戦的、そして(良くも悪くも)日本が気になって気になって批評したくてしょーがない、という風に見えなくもないです。米国のリベラル系の理想国家像はもしかしたら日本にあるんじゃなかろうかとまで一瞬錯覚してしまうような感じでしょうか・・・ 世界の経済学者からすると、日本ほどの(資源以外のありとあらゆるリソース上の)高いポテンシャルを持つ規模・存在感の高い国家が経済実験のようなことをしょっちゅう行っているのを目にするとさぞや一枚噛んでみたり影響を与えてみたりしたくてうずうずするんじゃないかと思います。

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    投稿日: 2013.10.19
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     本書のボリュームのほとんどは近年の欧米における経済政策のレビューに割かれていてタイトルの「日本」にかかる部分はほとんどありません。  趣旨としては、「やっと日本も(私がかねてから主張していた)インフレターゲットを導入した。うまくやってくれよ」という程度です。  本書の内容からははずれますが日本における英語教育が甘い、と言う指摘はぐっときます。

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    投稿日: 2013.10.14
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    ノーベル経済学賞を受賞した、ポール・クルーグマン氏の著書。大変、分かりやすかったです。アベノミクスに対しては満足げな感じです。デフレよりも、インフレの方が良いと言う点が、根底にあります。そして、継続的に実施するという政府の姿勢と、財政緊縮でなく、金融緩和が大切だという。消費増税もいけないとのこと。 デフレの方が、手持ちの現金の価値も上がるし、資源も安くなると思ってきましたが、適度なインフレも雇用への貢献や金利低下による政府債務の削減に貢献すると知りました。結局、デフレでもインフレでも、きちんとした政策を取り、実施する仕組みが必要かなと感じました。中途半端が一番駄目ですね。 他にも、アメリカのシェールガス革命や、中国、ブラジル、EUについても少しずつ触れています。平時でない時には、学者出身の人が日銀などのブレーンになるべきだと言うのは、官僚出身の人が多く頂点についてきたことを考えると新鮮でした。

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    投稿日: 2013.10.13
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    クルーグマンがアベノミクスを評した本。 要するにデフレを何とかしろ、インフレターゲットは2%目標でも良いが、本当なら4%目標が良い、財政緊縮はあり得ない、みたいな話。

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    投稿日: 2013.10.03
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    クルーグマンによるアベノミクスの評価。ざっと7割くらいは肯定的な意見であるが、そうでないところに対してはそれぞれ独自のアドバイスを提供している。新書なので、全体的に細かい議論は抜きで主張ばかりか書かれているが、それでも十分な説得力があった。 ここはらは感想。個人的にはだいぶマクロ経済学の知識が抜けてしまっているので、あまり批判的に(というか理論と関連づけて)読めなかったのが残念でならない。おそらく、クルーグマンの議論も基本に基づいたものばかりであるのは何となくわかるので、もう一度マクロ経済学をしっかり復習した後で読み返したい。

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    投稿日: 2013.09.20
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    内容は既出が多いものの、デフレ脱却を唱えるアベノミクスを注意深く見守り、その成果に期待し援護射撃を行うとともに米国そして世界の経済運営にも是々非々で語り、その未来を展望する。 法人税減税、TPP等に関する考察もとても興味深く、日本国債の空売りはウイドウメーカーとして、消費税の引き上げは反対のようです。 30年後の世界経済はビッグデータにより可能性を拡大されたITが牽引するとのこと、今後のICTそしてAIの発展がとても楽しみです。

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    投稿日: 2013.09.16