
総合評価
(230件)| 40 | ||
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powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
珍しく"ノビ師"という犯罪者が主人公。 彼はお務めを終えるとすぐに、逮捕された時の侵入先の家について調べ始める… 気持ちは分からなくはないけど、正直、なぜそんなにこだわるの?と思ってしまった。 何だか全てにおいて自分が良い方向に進むのを拒んでいるような。 弟&母親のことがあるにしても、ちょっとなぁ… 主人公としてはなかなかカッコよく描かれていているし、それぞれうまいなぁ、読ませるなぁと思うんだけども、いまいちハマりきれなかった。 別な本(横溝作品)と並行して読んだから、集中できなかったのもあるかも。
0投稿日: 2025.11.07
powered by ブクログ星4.5です。横山秀夫の短編は外さないですね~!ミステリーにはよくあるパターンでしたが、プロの泥棒に重ねたのは秀逸でした。そして全編に通じる暖かさはホロッとさせられました。
10投稿日: 2025.10.05
powered by ブクログハードボイルド系。 設定は面白い。プロットがしっかりしていて、話がきちんと流れていくので、設定への違和感はあまりなく読み進められた。 全体的に悲しい話。
0投稿日: 2025.06.01
powered by ブクログ連作短編 ノビ師と言われる泥棒が主人公 ハードボイルド小説 オチが面白い話もあるが、 全体的な着地点が分からず終わってしまった。
5投稿日: 2025.05.13
powered by ブクログノビ師と言われる侵入犯罪者、真壁修一が多くの事件に巻き込まれながらも、不器用な言葉と器用な技術で回避していく。最後には双子の弟と愛する人への哀切ある想いが溢れ、人間味のある窃盗犯に心が揺さぶられるような内容。 警察小説なので、用語や独特な言い回しに慣れている人は読みやすい。登場人物や事件が複雑に絡むので、解説(西上心太さん)を読んでから本編に進むのもおすすめ。
0投稿日: 2025.02.09
powered by ブクログ主人公真壁修一は頭が良く、度胸があってそのくせ繊細。 いったいどう生きて、どんな人生を過ごしていくのか最後までわからなかった。 また、久子とこれからどうなっていくのかも答えが出ずに終わってしまった。 ただ修一の中にいる啓二が最後の答えなのかと思った。
0投稿日: 2025.01.08
powered by ブクログ話としては、どんどん読めるのですが、死んだ双子の弟の声が最後までよくわかりませんでした。 最後どうなったのかもよくわかりませんでした。 ただ、話自体は真壁がどんどん解決してくれるので面白いです。
1投稿日: 2024.05.26
powered by ブクログ⚫︎警察小説を書かしたらやっぱり上手い。 ⚫︎最初は弟の描写が鬱陶しく感じたが、慣れてくればたいしたことはない。 ⚫︎短編集になっていて、どれも地面師やら犯罪の玄人が出てきて面白い。異名がいいよね。 ⚫︎出てくる刑事もお行儀の良くない感じがまたリアルでね。
5投稿日: 2024.03.10
powered by ブクログD県警シリーズなど、警察を主人公にした小説が多い作者が、犯罪者を主人公に事件を追いかけていく異色の連作集。 きっかけは主人公が捕まった忍び込み事件。あまりにも早い警察の到着、忍び込んだ家で感じた殺意、しかし何も起こらなかった事件。きっと何かがある。そう確信した主人公はそれを追いながら様々な展開に巻き込まれていく。 様々な事件と主人公を取り巻く人間関係。それがずっと絡み合っているので、連作短編でありながら、ずっと長編を読んでいるような錯覚に陥る。
0投稿日: 2024.02.24
powered by ブクログ一話完結の短編集でありながら、通しでのストーリーも有り、連ドラみたい。短編としても、長編としても面白い。
1投稿日: 2024.01.25
powered by ブクログR5.11.27~12.16 (きっかけ) 妻が持っていた (感想) 過去横山氏の小説を読んで感銘を受けた覚えがあったのですが、今回はそこまででもなかった…。 文章は上手いし読みやすいが、この本は余り設定が好みでなかったのかもしれない。 ミステリとしての出来は悪くはないしよく練られているとは思ったのですが、全体的にわざとらしさ?を感じて入り込めなかったです。
0投稿日: 2023.12.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
意味が分からない単語が沢山出てきた。ヤサとかバイとか、リューマチも専門用語? ヤサは自宅の事らしいけど、バイは調べても分からなかった。 全体的におっさん臭が強いが、嫌いじゃなかった。 守護霊が男臭さに水を差す(笑) こういう昭和の男臭い小説を書く人は少なくなっていくんだろうなーと思ったが、新しい時代の新しい男臭さが生まれるのだから杞憂か。 女の子の手紙は泣いた。
0投稿日: 2023.10.23
powered by ブクログ連作短編集でした。 しっかりとミステリィだし、しっかりと読ませていただきました。 横山秀夫さんの小説は読み応えがありますね。
1投稿日: 2023.10.10
powered by ブクログ私は面白く読めました。真壁が渋すぎる!泥棒なのになぜか味方しなくなってしまう。 亡くなった弟と協力して、事件解決してしまったり、ちょっとファンタジーな要素もあるけど、横山さんの作品らしく男臭さの詰まった一冊だと思います。
0投稿日: 2023.09.18
powered by ブクログ横山秀夫さんのファンで映画化された事もあり、読み始めましたが、何度も挫折しそうになってやっと読めました。横山さんの小説は、ほとんどが一気読みなので私にはあまり合わなかったかな。
3投稿日: 2023.07.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
15年以上前の作品。 なんだか変な感じになるが現代の詐欺事件や闇バイトとかの時事を見るよりもこの主人公の様な泥棒の方が親近感を覚える。 一つの動機に対して自分自身(個人)で完結するからなのかと思う。勿論泥棒を稼業とする事は断固否定するが。 作品自体はとても面白く、知らない言葉や聞いた事はある、今までは意味をそこまで理解しようともしない言葉が多く出てきて勉強になった。 単に泥棒にも色んな種類があり、その種類の数だけのやり方があるのも知った。 頭をひねって「防犯」に重きを置き換えて読めば防犯の啓発本にもなりそう。 作品は「愛」がテーマ。 真壁は泥棒を稼業としてはいるが、それは過去の一家心中の過去からの流れで、それが「影」となり本人の意志ではないのだろうと推測。 死んでしまった双子の弟が影であり、分身の様な影が夜の世界では自分も影のような存在になれるからなのかと。 久子とのラブストーリーも秀逸で言葉にはないがしっかりとした深い愛情を見ることができる。 不器用といえば不器用だが一昔前の男らしいハードボイドな格好良さが素敵だった。 真壁と久子の今後が気になる所ではあるが、そこは完結せず読者に投げ掛けるように終わるところも秀逸だと自分は感じた。
42投稿日: 2023.06.25
powered by ブクログ真壁と久子の描写が妙に生々しくリアルなのが印象的。 先に実写版キャストを自分で想像して、実際のキャスティングと答え合わせをするのが面白かった。
3投稿日: 2023.06.19
powered by ブクログ修一と啓二、双子のノビ師泥棒の話と思いきや、あれ?弟は頭の中なのね 短編集だが登場人物がつながっているのが読みやすい。段々と誰かのために仕事をこなしていく感じと犯人目線で書かれた描写が面白い。
4投稿日: 2023.05.02
powered by ブクログ連作短編集。横山秀夫さんの作品はいくつか読んだが、他のと毛色が違うように感じた。作風はハードボイルド寄りで主人公の男性がカッコいい。
1投稿日: 2023.04.05
powered by ブクログ刑事ものを多く読んできたけど、ノビ師(忍び強盗)が主人公で、犯罪を犯しながら事件(?)を解決していくこれまた奇想天外な発想ですごくおもしろかった。耳の中に死んだ一卵性双生児の弟の魂が宿り、語り合いながら話が進んでいくのもファンタジックで、それなのに話の内容は人間臭い。まさにダークヒーローの誕生だ。 一人の女性を巡って逡巡しながらも、いろいろな職種の犯罪者とかかわりあいながら一つ一つのヤマを解決し、そして主人公を悩ませ道を外させた真実が最後に明かされたとき、これまでにすべてが腑に落ちてしまう。映画化された小説らしいけど、ノビ師の実写映像化は間抜けな図になってそうなので見なくてよかったと思う。 この前に読んだ本があまりにくだらなかったのでいい目直しになった。
2投稿日: 2023.03.16
powered by ブクログ短編集ですが、全ての話が繋がっているので読み応えはありました。 警察ではなく、泥棒の主人公が、その技(?)と知識で事件を解決するのが珍しいです。 また、久子を巡る兄弟の愛憎劇かと思ったら、最後に「え〜、そこ〜!?」となりました。
1投稿日: 2023.01.26
powered by ブクログ入院中、病院のデイコーナーにおいてあったので読んでみた。 中学生くらいの頃、父親の本棚にあった横山秀夫を読んだ時はそれなりの読みごたえを感じたのだが、今回は「あれ、横山秀夫ってこんなチープだっけ?」という印象。 単純に私が成長しただけか? あるいは「イロ」とか「ヤサ」とか「アガリ」とか、隠語のオンパレードにチープさを感じたのか。 そもそも犯罪小説なのだから、そういった言葉が出てくるのは必然であり、ただ私が普段読まない類いの小説を読んで違和感を覚えてしまっただけかもしれない。 でも、話のテンポはよく、入院中の満身創痍状態でも読みやすかった。
0投稿日: 2022.12.08
powered by ブクログ警察側やなく、犯罪者側からの視点で描くミステリーになるんかな? ちょっとオカルト風味のハードボイルド。 7つの短編集で、主人公のドロボウさんが、解決する。耳の中にいる弟と… なんせ、ドロボウさんなんで、法律関係なく夜中に家入って、色々調べる。まぁ、探偵さんも同じ事するから、ミステリーとして違和感があまりなく面白い。 唯一、双子の弟の立ち位置が微妙やけど、それぞれ人格持ってて、記憶力は弟が担当。 クールな主人公真壁にも、唯一熱くなる事件で物語は終わるけど、その後、どうするんやろ? このまま、 天眼孤独になる? 結ばれる? 出来れば、後者であって欲しいけど、それはそれで、一悶着(続編)ありそう! それ(一悶着)を期待しよ!
38投稿日: 2022.08.06
powered by ブクログなかなか壮絶な過去だったり、身内同然の知り合いがなくなった時でも淡々としている主人公だったが、彼女を守るためには熱くなったりと人間味があふれていて、そこがとても好きだなと思った。
2投稿日: 2022.06.12
powered by ブクログ「かつてこれほど切ない犯罪小説があっただろうか。」という本の帯の文言通りの切なく切なく切ない作品。 警察側からではなく、犯罪者が主人公で、それゆえに特技(?)を活かしつつ、工夫を重ねて謎解きをしていく過程に魅了された。 犯罪を取り締まり事件を解決する側の人間がいるということは、当然犯罪を犯し事件に巻き込まれる側の人もいるわけで、立場が違うとこれほどまで世界が違って見えるのかと、警察小説大好きな私としては新たな発見につながった。 弟の最後の告白が最後の最後に本当に切なかった。
3投稿日: 2022.05.29
powered by ブクログ泥棒が主人公のミステリー。ハードボイルド風味。連作短編集。 ストイックな主人公が格好いい。映画の原作だったけど、映画は観ていない。どこまでを映画にしているのか、観てみたいかなぁ。
1投稿日: 2022.05.13
powered by ブクログ結構面白かったがです(´・∀・`) 泥棒主人公の短編集 中古屋で なんとなく この本にひかれ購入 本て不思議な物で、店内歩いてて なんか【視線を感じる】のと同じ感覚で その方向見て視界に入った本て 結構 当たりな本が多い気がする 本屋の景気の為に、本屋で新品も買ったりしますが 今回中古屋で本を探してたりして嫌になるのが 個人的に セドリをしてる【セドラー】が店内にいる時なんですよね ネットオークションで売りさばいてる人達…良く見かけるのが100円~200円くらいの実用書を狙ってて、セドリアプリと小型バーコードリーダーを使い、棚の端から端をバタバタと本を掻き出しバーコードを読み取りオークションで需要、利益高い本をゴッソリとカゴに入れて購入していく… なんかウザいし荒らされた気持ちになって嫌なんですよね…いつも宝探しの邪魔された感じになる…
33投稿日: 2022.04.30
powered by ブクログ泥棒が主人公の連作短編7作収録 どの作品も内容が濃いです 主人公の中に死んだ双子の弟がいて 物語をまた面白くしている 主人公の家族の焼死の謎や彼女との関係も 各所で語られ物語の幅を広げいてる感じがしました
8投稿日: 2022.03.15
powered by ブクログ最後はここで終わりかという感じだったけど、途中の物語は引き込まれるものがあった。 初めてオーディオブックでの小説だったが、オーディオブックは啓発本のほうが向くかも。
0投稿日: 2022.03.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
サクサク読めて、面白くって、スカッとする それがこの本を読み始めた理由だが、 まあ、満足。 文章に勢いがあって、展開も面白い。 双子が二組も出てくるのはちょっと興ざめだったが。 もっと違った設定は無理だったか。
0投稿日: 2022.02.13
powered by ブクログ2022.01.29 侵入盗ノビカベ 死語頭に住み着いた双子の弟 幼馴染みの恋人 侵入先で視た妻の殺意 泥棒のサンタクロース 一度しか会ったことのない同業者からほ遺言 短編集だった。しっかり本格、さすが横山。この人の作品に出てくる人物の推理力、洞察力がうらやましい。 最後は幸せになったのかな。
0投稿日: 2022.01.29
powered by ブクログ読み始めて『横山秀夫』さんから思い描く話と少し違った始まりに「こういう話も書かれるんだー」と思ったのと、主人公がよく動く割にやはり落ち着いてて「こういうところは『横山秀夫』さん」と思いました。 連作で話が繋がっていくのですが、個人的に面白く読めました。ただ最後は「あ、ここで終わるんだ」と思うところはありました。
0投稿日: 2022.01.23
powered by ブクログ少し物悲しいダークヒーローみたいな話し。 格好よさと切なさもある。 オーディオブックで一気に聞いてしまった。
0投稿日: 2021.12.15
powered by ブクログ愛と憎しみ。せつない双子のお話。 「知らないほうがいいってことだってあるさ」 おなかがすくことも忘れるくらい夢中になれる人や事っていいな(*^^*)
0投稿日: 2021.12.12
powered by ブクログ人が家にいるときに忍び込んで、窃盗する「ノビ師」。 同業も一目おく腕を持つ真壁修一。耳の奥に火事で焼け死んだ双子の弟の声を聞く。 二年間の服役を終え、出所後に逮捕のきっかけとなった家を調べ始める。 だが夫婦は離婚、想像していた事件は起きていなかった。 弟の声を聞きながらノビを働くアウトロー。 警察小説の巨匠が泥棒を主人公に書く犯罪サスペンス。
0投稿日: 2021.12.12
powered by ブクログ「影踏み」横山秀夫著 主人公は、盗みをつづける独身男性。 物語は、刑務所のなかで始まります。 この男性が 1.なぜ盗みをつづけるのか? 2.彼の出自と盗みの関係は? このした読者側の疑問が、ひとつひとつの物語を通じて、理解できる構成となっています。 ロクヨン、半落ちが警察側からの物語に対して、こちらの影踏みは、犯罪を犯す側からの視点で展開します。 そうした意味で、改めて横山秀夫さんの世界は、広いなあ、、、と感嘆したのでした。 影踏みの影の所有者は自身です。 踏んでも、痛くも、かゆくもない影の存在。 昼は見えるが、夜には見えづらい影の存在。 主人公のもつ影とは何なのか? 最後の一ページまで読み進めて、読者は初めて全てを理解できます。
21投稿日: 2021.09.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
良かった! 死んだ双子の弟と会話するノビ師という一風変わった小説。 ミステリ感は薄いというか、章ごとに謎が出てきては解決と言った感じで読みやすさがあったがその分少し物足りなくもあった。 惜しいので星4 双子との恋愛、経験があるので書くと実際に3人でデートをしようとしたりするので1度話し合いになった。 分離の意識が他の兄弟と違うのは間違いではないんだろうなと思う。
0投稿日: 2021.08.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
あまり読んだことのない世界観の本で、最初はすんなり頭に入ってこず…だったのですが、真壁という人間の人となりが気になり、気づいたら読了。 泥棒とかヤクザとか物騒な言葉や出来事が飛び交う日常… そんな世界に身を置くのに、何か一種の潔癖さみたいなのを真壁からは感じました。
0投稿日: 2021.05.13
powered by ブクログ泥棒が主人公のミステリーであるが、単に盗むために忍び込むのではなく、自分に降りかかる火の粉を払うために謎を究明するために忍びこむなど、泥棒は悪だけど、単純に正義だ悪だと言い切れない場面が多くみられる。
0投稿日: 2021.03.08
powered by ブクログ泥棒目線の短編集なのですが、短編なのに、長編の小説を読んでいるような感じでした。 始まりは、出所したところから始まります。 刑務所に入るきっかけになった事件のことが気になり、自分で調べ始めます。 母親がつけた火で亡くなった双子の弟、啓二の声が耳の中から聞こえて、弟と会話しながら話は進んでいきます。 主人公の修一が、泥棒なのにたまに刑事に見えてきました。
4投稿日: 2021.02.19
powered by ブクログ実家に帰ったとき、家に帰るまでの電車の中で読む本がなかったので、実家に置いておいた本の中から選んだ一冊。実家に残しておいたのは再読しようと思った本だが、以外と選ぶの苦労したな。横山秀夫、司馬遼太郎、乙一。 主人公の泥棒が問題を推理解決するという珍しいパターンのストーリー。数年前に死んだ双子の弟が頭の中に生きていて、会話しながら話し始め進んでいく。話としては繋がっているが、いくつかの問題を解決しながら短編を集めた感じにもなっている。 「双子と言うのは、お互いの影を踏み合うようにして生きている様なところがある。」 横山氏の作品としては別のものの方が好きだな。
0投稿日: 2021.01.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
目次 ・消息 ・刻印 ・抱擁 ・業火 ・使徒 ・遺言 ・行方 住人が在宅している家に忍び込んで盗みを働く、忍び込みのプロ・真壁修一の周りで起こる日常の謎系ミステリ。 犯罪者の日常なので、それなりに危険が付き物なのだけど。 真壁修一はもう一人、15年前に母に焼き殺された弟・啓二を内面に抱えている。 一卵性双子の啓二は大学受験に失敗したことから道を誤り、窃盗を重ね、それを嘆いた母が無理心中をしたのだった。 生きながら焼かれた啓二を心のうちに住まわせ、司法試験を控えた修一は窃盗を生業とするようになった。 という設定が特殊だが、警察物を書かせると天下一品の横山秀夫のことだから、警察内部のあれこれも、裏社会のあれこれも十分に書き込んであり、結果フェアな推理小説となっている。 もろもろの事件の犯人は、油断していると「え?この人が?」と思わされ、さすがに上手いなあと感心することしきり。 しかし、だからこそ、この設定いるかな?と思わないこともない。 弟がぐれるきっかけになったことも、修一が母を憎む理由も納得は行くけど、必要な設定だったかな…。
5投稿日: 2021.01.02
powered by ブクログ火事で死んだ弟が双子の兄の頭の中に現れる。二人の会話からそれぞれの想いが感じらる。スリリングな展開も面白ろかった。 ただ最後は知りきれトンボみたいな終わりかただった。
0投稿日: 2020.12.29
powered by ブクログ深夜に民家へ忍び込んで盗みを働く男を主人公にした、連続短編集。横山秀夫にしては、ややハードボイルドのタッチだ。 いずれも短編もさすがのクオリティで、どれも読み始めたら止まらない。 短編が嫌いでない人にはオススメ。
1投稿日: 2020.10.06
powered by ブクログオーディオブックで読み放題のオススメになかったらきっと手にしないはずのジャンルでした。 著者や本作になんの予備知識もないまま聴き始めましたが、かえってそれが良かったです。 双子の設定も面白いし、それぞれ独立した短編が双子の二人?を軸にしっかり繋がっていてクライマックスまで飽きませんでした。 泥棒の専門用語が多くて初めて聞く単語が多かった。 "夜と男に捏ねくり回された"という表現はじめ、女の人の描き方がなんとなく少し不快だった。 登場人物の誰にも共感出来ないしなんとなく気持ち悪かったのに、同時にずっとすごくせつない気持ちがあって、それは最後まで続きました。 これ、シリーズものではないのかな? そうであるなら読みたいです。
6投稿日: 2020.07.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
その道の専門用語が多いですが、スラスラと読めました。 短編集となっていますが、1つ1つの話が、そうなるのかぁと毎回読めない展開で面白かったです。 どの話もなんとなく寂しさともどかしさを感じる形でそこがまた良かったと思います。
2投稿日: 2020.06.30
powered by ブクログハードボイルドありミステリーあり、犯罪や泥棒さんの専門用語が激しく飛び交い超盛りだくさんの内容。どのお話も切り口が違って興味を引き付けられるし、残忍な描写も過激になりすぎない程度にほどよく、やはり連続短編はこうでなくっちゃと唸らせる素晴らしい作品!
4投稿日: 2020.06.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
裏社会で生きる泥棒が主人公のミステリー連作短編。 警察と泥棒の持ちつ持たれつみたいな関係性、小説の中だけじゃないんだろうなと思ってしまう。 知らない専門用語が沢山出てきてこういう世界があるんだなと勉強になった。でもそれだけじゃない、孤独で切ない話。 知らないと言えるくらい無関係に生きてこられたのは、たまたまそういう人生だっただけ。登場人物を見ているとそういう気がする。
1投稿日: 2020.05.22
powered by ブクログ終始テンポがよく軽快に読めた ただし軽快故に物語に深みがないように思えた 物語全体に流れる雰囲気は引き込まれる物があり、飽きることなく読み終えることができた
1投稿日: 2020.04.22
powered by ブクログ双子の弟と頭の中で会話している。だから、このタイトルなのか。双子って独特の感性があるんだろうなぁ。どこまでも自分と寄り添っているような後をついてくるような。
1投稿日: 2020.04.16
powered by ブクログ女が夫に火を放とうとしている。 泥棒家業の真壁は、逮捕直前に見た深夜の光景が忘れられず、出所後すぐに夫婦を探す。 しかし夫婦は離婚、事件は起きていない。 思い過ごしだったのだろうか。 母に焼き殺された弟の思いが過ぎる真壁は真実を追う。 読み進める中で、真壁の人生が少しずつわかっていく。気がつけば、真壁に愛情を持ってしまった。
1投稿日: 2020.03.04
powered by ブクログ盗っ人の主人公が繰り広げられる人間模様。展開がとても早く、かつ予想もつかないストーリーが繰り広げられる。人間社会の裏の部分のやるせない部分がいっぱい。
1投稿日: 2020.02.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
*深夜の稲村家。女は夫に火を放とうとしている。忍び込みのプロ・真壁修一は侵入した夫婦の寝室で殺意を感じた―。直後に逮捕された真壁は、二年後、刑務所を出所してすぐ、稲村家の秘密を調べ始めた。だが、夫婦は離婚、事件は何も起こっていなかった。思い過ごしだったのか?母に焼き殺された弟の無念を重ね、真壁は女の行方を執拗に追った…* まずは、焼死した双子の弟の声と中耳で会話を交わす、という設定自体に唸ります。しっかりとした骨組み、綿密なストーリー展開、哀愁漂うそれぞれの情感、全てが素晴らしく、妙に心に残る作品でした。 「双子というものは、互いの影を踏み合うようにして生きているところがある」・・・本当にこの方の表現力には脱帽です。 ただ、ラスト、寡黙で漢らしい真壁が格好良過ぎてやきもきします。久子のために「3つ4つ背負ってやってもいい」ってことは・・・いやいや、そんなに恰好付けなくていいから、いい加減戻って一緒に幸せになってー!ともどかし過ぎました。ま、ハードボイルドってそうなんでしょうけどね・・・
0投稿日: 2020.02.03
powered by ブクログテンポがとてもよく読みやすく、すごく面白かったです。 各話ごとに終わって次は何があるのか上手く繋いでる感じがして良かったです。 なんといっても修一と啓二のやり取りが最高でした。
1投稿日: 2020.01.31
powered by ブクログ凄腕の忍び込み師、通称「ノビカベ」こと真壁修一。 犯罪モノであり、ミステリであり、ロマンスであり。 16年前に死んだ双子の弟との共存もあり。 長編小説でありながら、連作短編でもあるので ある意味読みやすい。
1投稿日: 2020.01.25
powered by ブクログ・事件一つ一つに驚かされるストーリーがあり、面白かった。 ・真壁とヒサコの関係にもどかしさと、お互いを知り尽くしている関係に羨ましさを感じた ・最後の終わり方が切ない。理由は二つ。 一つめは、真壁は無意識に、お袋はケイジを愛していて自分もお袋に好かれたい一心で泥棒をやっていた、それを気づかさせるためにケイジが存在していたのかと思った。 二つめは、ヒサコとの関係。その後戻って2人で一緒に暮らしていてほしいという想いだが、それでもやはり真壁の性格上、のっぺらのところに行ってしまい、ヒサコとはくっつけない人生ではないかと感じてしまうところだ。
1投稿日: 2020.01.24
powered by ブクログ警察側を書くことが多かった作者が、反対の犯罪者側を描いた作品。 居住者が在宅中に忍び込む泥棒、「ノビ師」に焦点をあてた。 サンタクロースは、ある意味ノビ師の技をもっている?(笑) 作中のノビ師真壁も、クリスマスに、不遇の女の子にプレゼントを届ける。泣ける。
3投稿日: 2020.01.06
powered by ブクログオーディオブックにて。 どうも合わなくて一章の途中で断念。 間を置いて再開するも、やはり無理で2章初めで諦めた。 主人公の思考と行動が唐突で不可解。 ほかの登場人物もいちいちおかしい。そんな態度にならないでしょう、そんなセリフ言わんでしょう、の連続で気になって眉間にシワが寄りっぱなし。描写も使い古した決まり文句で情景は浮かばず、冷める一方。 意味不明な行動についていけず。 ただの泥棒だし…カッコ良くも深くもない… ハードボイルドは読めるので、裏の世界の話がダメなわけじゃなくこの作風が合わなかったのだと思う。 オーディオブックのこのナレーターさんも、今回は自分に合わなかったなぁ。作品のせいかもしれないので、ほかの作品を聴いてみて判断したい。
1投稿日: 2019.12.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
映画を観たら、原作もこのままなのかどうか知りたくなり。連作短編のような長編のような構成なのですね。 まず驚いたのは、映画版ではちゃんと人として登場する双子の弟が、原作では声はすれども姿は見えずという存在であること。事件の謎にはほとんど驚かされることなく、一卵性双生児ってこんなにも一心同体なのかと驚かされるのは映画も原作も同じ。映画では滝藤賢一が演じていたもう一組の双子について、殺されるほうが原作とは異なっていたのもあらら。 しかし、北村匠海が歳を取ったら山崎まさよしって無理があるような気がするんですけど。あ、こりゃまた映画の感想だ。すんません。(^^; 映画の感想はこちら→https://blog.goo.ne.jp/minoes3128/e/9aafd43bfdeb6eb045ba56defb0204ad
1投稿日: 2019.12.11
powered by ブクログ横山秀夫と言えば、警察や新聞記者が主役だが これは全然違うぞー。 主役は泥棒。 泥棒なのに頭が良くて、推理力と行動力でバシバシ事件解決。 泥棒なのに誰に対しても、分け隔てなく態度がでかい。 口の利き方もなってない。 でも男らすぃ。 しかしウジウジしてる所もある。 そしてもう1人の主役が、双子の弟。 これも全然違ーう、面白い。 横山的なところは、やはり全体に漂うほろ苦さと切なさでしょうか。
0投稿日: 2019.11.22
powered by ブクログ映画が公開されたらしいが近くに上映館がなく原作で我慢することにする。これまで読んだ著作とはちょっと毛色が変わっており、ノビ師と言われる窃盗犯のいわばピカレスクロマンである、おまけに死んだ弟の人格が宿るというサイコ小説でもあり、ちょっとした人情小説でもあった。これを山崎まさよしがどう演じるかは気になるところであるがDVD化されるまで我慢することになる。しかし人気小説家の映画を上映する映画館が少ないことを嘆きたくなる、下らん少女漫画ばかり上演してるんじゃないよと叫びたい。そして蛇足ながら入院費についてはこういう場合発生地の福祉事務所が行旅病人として負担してくれます、病院事務員なら知らない者はいません。
4投稿日: 2019.11.20
powered by ブクログあらすじ 深夜の稲村家。女は夫に火を放とうとしている。忍び込みのプロ・真壁修一は侵入した夫婦の寝室で殺意を感じた-。直後に逮捕された真壁は、二年後、刑務所を出所してすぐ、稲村家の秘密を調べ始めた。だが、夫婦は離婚、事件は何も起こっていなかった。思い過ごしだったのか?母に焼き殺された弟の無念を重ね、真壁は女の行方を執拗に追った…。(「消息」より)
0投稿日: 2019.11.05
powered by ブクログ映画化のニュースを知り、気になって読んでみた。 泥棒なんだけど、一本筋の通った人。 でもやっぱり泥棒だからなぁ。。
1投稿日: 2019.10.30
powered by ブクログノビ師(夜中に忍び込む泥棒)の話。 双子の弟が頭の中に共存しているのが面白い。 連作の構成になっており、一つ一つの話が重厚で丁寧である。 一気読みだった。
1投稿日: 2019.10.26
powered by ブクログノビ師の真壁が刑期を終えて出所。捕まった事件が気になる。彼には、双子の弟がいたが、火事で死んだ。 魂?は、自分の中に居る?2人には好きだった女がいる。色々問題を抱えて解決していく。
0投稿日: 2019.10.18
powered by ブクログ横山秀夫のミステリ連作短編集、映画化の原作。 家人の寝入った家に侵入して盗みを働く「ノビ師」の泥棒を主人公に、その来し方行く末と、織りなす人間模様を7編の物語で綴っています。 警察小説の旗手が泥棒を主人公に??と思って読み始めましたが・・・さすが、読ませます。唸らせます(^_^;) やはり横山秀夫の作品にハズレはないようです。
0投稿日: 2019.10.03
powered by ブクログ映画化されるというので手に取りました。 ノビカベというプロの忍び込みの真壁がとある事件で逮捕 されたことがきっかけでその家族を中心をした秘密を調べ始める。 そこから自身に起きた逃れられない過去が暴かれていくミステリー。 横山さんの作品は何冊か読んでいますが、 短編集は初めてなのでどうなのかと思いましたが、 主人公の真壁はずっと登場しているので あまり短編集という雰囲気がなく読めました。 それよりも亡くなったはずの弟と頭や耳元などで 会話をしたりして、SFファンタージーのような要素が あるので珍しいと思いました。 真壁がハードボイルドタイプに対して、 この弟が正反対にチャラいタイプだったのが印象的です。 警察ならではの業界用語が沢山出てくるので、 途中で意味が分からないこともありますが興味深くて 面白かったです。 どの短編集も印象的ですが、 特に切なかったのが「使徒」でほろりとさせられてしまいました。 そして双子という特別な関係性から「行方」で 今まで暴かれなかった過去の真相がここになって明らかになり、 また一層この作品に深みが増して切ない思いになりました。 ミステリーの合間に久子との恋愛関係がありますが、 こちらはなんともモヤモヤ感が否めない感じだったので その後が気になるところです。 警察小説といっても警察側からではなく、 泥棒側から描かれているので臨場感やスリル感などが味わえて 更に重厚感なども味わえました。 ただ多少心理描写などがいつもの横山さんの作品に比べると 薄いような気がしますがミステリーとして読むには お勧めだと思います。
0投稿日: 2019.09.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
山崎まさよしくん主演で近々公開される映画の原作。 焼死した双子の弟が兄の中耳にささやく設定。 そうなった背景は別として、二人分の頭脳があるのはうらやましい。 しかし、同じ女性を争って負けた双子の弟がグレて犯罪者となり、それを悲観して母親が放火心中を遂行、助けようとした父親も亡くなり、司法試験を目指していた生き残った兄も犯罪者に…というベタな設定や、警察も裁判官も単なる色白女にすぐ手を出すとか、ある意味テレビや映画の「定番」が盛りだくさんで、ちょっといろいろ既視感があって微妙でした。 司法試験を目指していたからって条文を全部覚えてたりしないし…。 債務不履行とか、離婚原因とかベタな条文ならそりゃ覚えるだろうけど…。 小説とかドラマとかそういう設定が多いのも微妙。 単なる条文を覚えるくらいなら実務家は判例百選の内容を覚えるだろうからなぁ…。
0投稿日: 2019.09.09
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
短編集という訳ではないのだけど、いくつかのエピソードが盛り込まれている感じの作品。横山さんというと「64」とか「半落ち」のイメージなのだけど、ちょっと違ったテイストの作品かな。まあ、これはこれで・・・
0投稿日: 2019.09.01
powered by ブクログ面白かった。主人公は、自分と共通点がある訳でもないし、共感できないことも沢山あったのに、何でか分からないけど、応援したくなるというか、幸せになって欲しいなと思った。それは、作者の人物描写が上手いからだろう。
0投稿日: 2019.08.03
powered by ブクログ一言で言うと、賢い泥棒? ちょっと甘酸っぱいところもあり、なかなか人生はうまくいかないのでしょうか、、? 映画楽しみ。
0投稿日: 2019.07.28
powered by ブクログ痺れるほどに切ない「泥棒物語」帯にある通りの連作短編集。泥棒が主人公の作品とは珍しいですね。なかなか骨太な泥棒さんでした。最後に幸せになって欲しいと切に願って読み終えました。
0投稿日: 2019.07.23
powered by ブクログ寝静まった在宅に忍び込んで盗みを働く、一流の泥棒、通称ノビカベ。彼がカタギの道から踏み外したのは、無理心中で両親と双子の弟を亡くしたことがきっかけだった。 そんな訳ありな過去を持つノビカベだが、未だに死んだはずの弟が頭の中に棲み着き、彼と会話する。ノビカベの犯罪テクニックと弟の常人離れの記憶力が組み合い様々な事件を解決する連作短編集。 今でこそリアルで硬派な警察小説のベストセラー作家の横山秀夫。そんな作家が死んだ弟と頭の中で交信する泥棒と、そんな奴をなぜか追い慕うヒロインをそろえ、ラノベ風の心霊SF犯罪小説というジャンルに挑んだ異色の作品。 エンターテイメント犯罪小説としてはさすがのクオリティなのだが、いつもの横山作品として期待すると、ものすごい違和感あり。
0投稿日: 2019.06.14
powered by ブクログ泥棒のハードボイルドな感じの本。 連作短編集なので、1つ1つの物語は完結していくので長さを感じない(短編好きではないので短いコメントです)。 色んな要素が入っている。警察、反社会的組織、泥棒、特にこの作家には珍しいファンタジー?奇怪的な要素が他の小説と異なるけどスマートに物語に違和感無く溶け込んでいて上手いと思った。 泥棒の専門用語も面白く思えた。 主人公はカッコイし、悲しさを覚えてしまう…けど、泥棒でしょ。と現実に考えてしまうと覚めてしまったかな笑
7投稿日: 2019.06.05
powered by ブクログ横山さんの話としてはちょっと変わってる連作。オカルト的な話でもあるが、なかなか面白い。この秋(19年)、山崎まさよしで映画化と云う話で見たいけど見れないなあ・・・
0投稿日: 2019.05.26
powered by ブクログ映画化されるということで購入。 横山さんの作品は、警察を扱った作品が多いのですが、今回の主人公は泥棒であり、泥棒で使われる専門用語が満載で、普段耳にしたことのないものばかりで面白かったです。 全7作の連作短編集で、それぞれに謎や事件が発生します。主人公の推理力や行動力はなんとなくエリート警察官っぽい感じがしました。ただ、他の作品と違うところは、主人公の脳内で死んだ双子の弟と会話をしている部分。ややファンタジーを含めたハードボイルドでしたが、一つ一つの章には伏線が張られていて、楽しめました。 また、横山さんの本は人物の心理描写が巧みで、この作品も発揮しており、短編なので読みやすいかと思います。 映画化されるということで、主人公は山崎まさよしさん、弟が北村匠海さんということで、公開が楽しみです。
0投稿日: 2019.05.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
横山秀夫の警察側ではない犯罪小説。 確かに切ない。そしてハードボイルド。 あと残りはあまり良くないが一気に読めた作品だった。
0投稿日: 2019.04.05
powered by ブクログ棚番:A07-05ノビ師とは忍びから来ていると言う。 シノビからノビだけを取ってノビ師。 家宅侵入、侵入窃盗。
0投稿日: 2018.11.20
powered by ブクログ忍び込み専門の泥棒、真壁には死んだ双子の弟の意識が中耳に残っている職業泥棒と警察の関係がリアルなのか定かでないが独特の世界が連作短編集という体裁でありながら1冊の物語をなしている。
0投稿日: 2018.10.09
powered by ブクログ面白かった。雰囲気はハードボイルド。 色々あったとはいえなぜ主人公が泥棒になったのか、心の動きがよくわからない。けれどハードボイルドな感じはすきです。 一つ一つの短編もよくできている。ラストはなんか切なかったな。
1投稿日: 2018.08.23
powered by ブクログ不思議、人情、感動、そしてミステリー。 1冊にこんなに詰め込んで、何でこんなにスマートなんだろう。 非業の死を遂げた弟の魂が主人公に住み着いた。 主人公は出所したばかりの悪いやつ…ではなく、家族と恋人思いのアツい男。 自分の中に住む弟と協力しながらトラブルを解決するとともに自分自身も前に進んでいく。 ラストは涙すぎる!
0投稿日: 2018.02.02
powered by ブクログ警察小説の多い横山さんの作品の中では異色とも言える一冊。 主人公の真壁は忍び込みのプロの泥棒。しかも火事で亡くなった双子の弟の意識が真壁の中に残り、会話もできるという設定。 物語は、真壁がかつて逮捕されるきっかけとなった事件の謎を追うところから始まり、元恋人の女性や同業者たちに巻き込まれる形でさまざまな事件に関わっていく連作短編。 細かい観察力と鋭い洞察力、ヤクザにも臆することなく対峙する大胆さ、そして素っ気ない態度を取りながらも、元恋人や同業者のために、多少の危険を犯してでも謎を追う真っ直ぐさ。 泥棒だというのに真壁が格好良すぎる。 個々の事件も、きっちりと伏線が回収してあり、ミステリーとしても楽しめるけれど、真壁、久子、亡くなった弟啓二、3人の複雑な関係が、物語をより深くしている。 自分の半身でありながら、それ故に抱く愛憎。双子ならではの屈曲した感情を抱え、素直になれない真壁が切ない。 そして、影を踏み合うように生きてきた真壁と啓二。その影を完全に失ってしまった真壁がどう生きていくのか。 最後ははっきりと描かれていないけれど、2人が新たな一歩を踏み出せていればいいな。
0投稿日: 2018.01.24
powered by ブクログ警察側からではなく、行ってしまえば犯罪者側からの視点で書かれ、そして、双子を内面にかかる不思議な話。語り口が何となく藤原伊織の蚊トンボに似ている。 短編が連なっているが、個人的には「使徒」がいい。さいごの数行には泣かされる。 最後、うまくいってほしいですな。
0投稿日: 2018.01.21
powered by ブクログFeBeで聴書 動作や感覚の表現が生々しく、難なく頭の中で再生された。描写が洗練されていると感じた。 泥棒、警察、ヤクザなど裏の社会に精通しているかのような設定は現実味を帯びていて、ぞくぞくするような恐怖や興奮を覚えた。 これらの緻密に描かれた世界でありながら、過去へのトラウマから弟の魂と共に生きている設定とそれにまつわるミステリーが魅力的な作品だった。
0投稿日: 2017.12.11
powered by ブクログ横山作品としてはある種の軽さが特徴といえる。連作だからということもあるが、それぞれ短編ミステリーの体を整えているのはさすが。泥棒のキャラ特性を生かした展開がもっとあれば良かったけど。
0投稿日: 2017.07.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
一匹オオカミ男の、オランウータン的な生き方を書いた作品。 過去の痛ましい事件で亡くなったふたごの弟をおともに、「忍び=ノビ師」という泥棒を繰り返す真壁。「ノビカベ」というあだ名で呼ばれる一級の腕を持つ。 泥棒側の視点で書かれるのは斬新で、興味深かった。弟や彼女との関係もイライラするけど「あーやっぱり一匹狼なのね」と納得させられる。 孤独な男を描かせると一級品の横山さん。また読みたくなった! そして、「ノビ師」の仕事にも目がテンに…みなさん、寝る前の戸締まりにはじゅうぶん気をつけましょう(苦笑)
0投稿日: 2017.07.12
powered by ブクログこれはよかった!面白い! なにせ、設定が面白いです。 なんと主人公は泥棒!! そして主人公には火事でなくなった双子の弟の声が聞こえて、二人で会話ができる。その泥棒の主人公が探偵役となってさまざまな謎を解き明かしていくストーリ展開です。 さらに、それが、短編の連作となっていて、短編の一作、一作がしっかり描かれていて、つながっていくのがとてもすごいです。 また、途中、ハードボイルドっぽいところも出てきて、この主人公をどこまでも格好いい人物に描いています。 全部で7作 消息 刻印 抱擁 業火 使徒 遺言 行方 この中でほっこりする話が「使徒」 忍び込みのプロの泥棒が、小さな子供にクリスマスイブに毎年忍び込んで贈っていて、今年は、つかまっちゃったから、贈れなくなってしまったので、同じく忍び込みのプロの主人公にお願いして、プレゼントを届けてもらう話。 しかし、主人公が無事忍び込んで、プレゼントを届けて脱出しようとしたときになぜか警察の姿が... 嵌められたのか? その真相を明らかにしていくと...ってな感じ 楽しめました。 お勧め!!
0投稿日: 2017.04.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ノビ師・真壁修一の推理に ゾクゾクっとする快感。 忍び込みのプロ泥棒である 真壁修一が主人公のピカレスミステリー。 内耳の奥から死んだ双子の弟、啓二が 話しかける不思議な設定。 二人が愛した久子という女性との関係も なかなかに切ない。 修一が出会った事件を謎解いていく連作短編。 わずかな情報から真実に辿り着く 謎解きにゾクゾクする快感を覚える。 連作をつなぎながら、物語は流れていき、 ラストに啓二の謎が告白される。 久子との関係を放り出したままのラストは 少し残念だった。
0投稿日: 2017.04.01
powered by ブクログ主人公は泥棒で、亡くなった双子の弟が憑依しているという設定。しかし、この主人公、物凄い良い人でしかも頭が切れる。何故泥棒なんてやってるのかが謎。むしろ、登場する刑事の方が悪代官だろ、これは。心がほっこりする連作短編集。ドキドキやスリリングな展開はなかったが、安定の面白さだった。
0投稿日: 2017.03.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
うーん… 泥棒が主人公、しかもなんか「かっこいい奴」なテイで書かれているのがもうドン引きだった。 しょせん泥棒やし、哀しい過去があるにしてもそれをいつまでも言い訳にしてるのがかっこ悪いし、久子をぐだぐだ飼い殺しにしてるし、そもそもこんな男にいつまでも惚れてる女なんておらんて。 男が描く男目線の都合のいいかっこよさ、て感じ。 主人公が嫌いすぎて、ミステリーの部分が楽しめなかった。
0投稿日: 2017.01.25
powered by ブクログ専門用語が多い。 そして柄が悪い、笑 普通に警察用語が出てくるからなんとなくで読んでるところもあった気がする。 昔ドラマで見たけどこんなにファンタジックだったろうかという印象。 そもそも、弟は本当に存在したのかというところも疑問ではある。 サンタさんのくだりは好きだった。 あのあとどうなるのだろう。 尻切れトンボ感は否めない。
0投稿日: 2016.11.26
powered by ブクログああ、久しぶりのミステリ。ハードボイルド。 泥棒が主人公といった、一風変わった設定。 横山秀夫ワールドだからこそ、その設定が生きる。 いいよねぇ~感嘆。
0投稿日: 2016.09.09
powered by ブクログ内容(「BOOK」データベースより) 深夜の稲村家。女は夫に火を放とうとしている。忍び込みのプロ・真壁修一は侵入した夫婦の寝室で殺意を感じた―。直後に逮捕された真壁は、二年後、刑務所を出所してすぐ、稲村家の秘密を調べ始めた。だが、夫婦は離婚、事件は何も起こっていなかった。思い過ごしだったのか?母に焼き殺された弟の無念を重ね、真壁は女の行方を執拗に追った…。(「消息」より)
0投稿日: 2016.08.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
話全体はつながっているが 1つ1つの事件は直ぐに解決される・・ いわゆる連作短編集である。 犯人誰?と思いきや 意外な犯人にたどり着く。 しかも、短編なので 直ぐに謎が解ける。 と言う意味では読みやすい。 主人公は泥棒である。 犯罪者なんだけど 憎みきれず、 思わず正義の味方か?と 勘違いするほど 男気があって渋く描かれている。
3投稿日: 2016.06.08
powered by ブクログ深夜の稲村家。女は夫に火を放とうとしている。忍び込みのプロ・真壁修一は侵入した夫婦の寝室で殺意を感じた―。直後に逮捕された真壁は、二年後、刑務所を出所してすぐ、稲村家の秘密を調べ始めた。だが、夫婦は離婚、事件は何も起こっていなかった。思い過ごしだったのか?母に焼き殺された弟の無念を重ね、真壁は女の行方を執拗に追った…。(「消息」より) 時代を変えても成立しそうな話。池波正太郎の作品みたい。
0投稿日: 2016.05.14
powered by ブクログクソ面白い。泥棒を探偵に仕立てた設定も面白いし、主人公の二重人格(と俺は考えてる)的な設定も凄く魅力的。愛憎、葛藤、すべての喜怒哀楽が詰まってる。その中でも通底するのは哀なのかな。傑作。
0投稿日: 2016.03.23
powered by ブクログ泥棒が主人公のちょっと変った話。 死んだ弟が自分の中にいるて、一緒に巻き込まれた事件を解決していく…ちょっとハードボイルドチックかな。
0投稿日: 2016.02.13
powered by ブクログ深夜、家人が寝静まった家に侵入する手口で有名な窃盗犯『真壁修一』は、刑務所を出所してすぐ、自分が逮捕された家を調べ始める。 あの夜、女は夫を焼き殺そうとしていた。だが、その後も事件は起きていなかった・・・。 母に焼き殺された双子の弟の意識が頭に住みついた兄、窃盗犯でありながらかかわった事件を解いていく連続短編。 短編でありながらも推理物として良く作り込まれている。さらに読み進めていくうちに、なぜ弟の意識が住み着くようになったのかなど徐々に明らかになっていく。やはり人を描くのが上手い。タイトルにもなるほどと唸らされる。 鬱屈とした話ではあったが、忍び込みの方法など興味深く読めた。
0投稿日: 2015.10.02ストイック
横山秀夫の小説は、どうして主人公がいつも魅力的なのだろう。 おまけに今回は警察と対極にある泥棒。 不器用な生き方しかできない「真壁」が、降りかかってくる火の粉を振り払う人情物語。耳の中に生きる弟、薄幸の恋人。理不尽な事は他人事でも捨て置けない。うーんハードボイルドだねぇ。 伊坂幸太郎の「黒澤」と並び記憶に残る泥棒だ。続編を望む。
1投稿日: 2015.07.15
powered by ブクログ真壁修一には、双子の弟 啓二がいた。 啓二は、悲惨な事故に巻き込まれて、死んだが 修一の耳の中にいた。 修一は、ノビカベと言われる 泥棒稼業を していた。 修一の疑問から、事件は 展開する。 たかが、泥棒であるが、 修一は 筋を通そうとする。 保育園の先生 久子が 好きなのだが なかなか 折り合いがつかない。 ちょっと切ない ラブストリーかもしれない。 小さな街の小さな事件が 思わぬ展開を 見せたりする。 こういうオトコを 主人公にするのが 横山秀夫の 特徴なのかな。 なぜ 泥棒をするのか? その問いかけが 解明されないまま すすんでいく。
1投稿日: 2015.05.16
