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響け! ユーフォニアムシリーズ 立華高校マーチングバンドへようこそ 前編
響け! ユーフォニアムシリーズ 立華高校マーチングバンドへようこそ 前編
武田綾乃/宝島社
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総合評価

29件)
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    このレビューはネタバレを含みます。

    原作にも立華の話や梓は少し出てきたけど、詳細に触れられる『響け!ユーフォニアム』のスピンオフ作品。吹奏楽強豪である立華高校で頑張る梓の物語。北宇治とは異なる縦社会がある立華の雰囲気に部活をしていた頃の懐かしさを感じた。人一倍努力して実力もある梓だが、その分憧れや嫉妬など学生特有の人間関係での悩みも尽きず、本人が理解してない弱さも見えてくる。後半にはそれがどう変化するのか気になる。読んでいくと、誰もが葛藤しながらも成長しようと努力する姿がわかるし、それを伝えられる力がすごい。

    0
    投稿日: 2025.09.05
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    梓があみかに頼られることに対して必死すぎるように見えた。私の友達にも、頼られることで自分が肯定された気持ちになる、自分に価値があるように思えるっていう人がいてすごい重なった。たくましくまっすぐな梓という印象が強いけど、芹那から言われた一言がトラウマのように心に残ってる部分もあり、実は自分に自信がないところもあるんかな。弱みを見せたり言語化したりするのが嫌というプライドもあって、自分を保つために前向きな上昇志向な言葉を口に出すようにしてるのかも。

    0
    投稿日: 2025.05.17
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    学生時代に読んだのを再読。 吹奏楽も、マーチングも経験していたから懐かしい。 こっちのシリーズ好きだからアニメ化してほしいな

    0
    投稿日: 2025.04.12
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    北宇治高校とは違って、強豪校ならではの苦労が描かれる。朝練・昼練・放課後練習、計10時間の練習は部活動ではなくプロですな…。

    0
    投稿日: 2025.03.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    アニメにはないストーリーが読めるなんて嬉しい。 久美子の中学時代の友人である梓が主人公。立華高校に進学し、吹奏楽部で奮闘する。 先輩や、ときには同学年の子たちと、ギスギスしたり喜びを分かち合ったりしながらも淡々と真面目に練習を続ける梓は孤高の人だと思う。実際、実力もあるし、人当たりも良いしでもう完璧なんじゃなかろうか。 でも、そんな梓にも中学時代の友人とのわだかまりがあったり、前編の最後では「梓ちゃんがいなくても大丈夫だよ」と言われてしまったりと、この先重苦しい話が待ち受けている予感がする。 トロンボーンパートの1年が、この先バラバラになってしまいそうで怖い…(けど筆者のことだ、ちゃんと最後は綺麗にまとめてくれるに違いない) マーチングのコンテストというものがあったとは知らなかった。立華高校は、マーチングコンテスト(通称「マーコン」)に力を入れていて、毎年結果を残しているとのことだが、それに加えて通常の吹奏楽コンクールにも手を抜かず参加とは。生徒はどれだけ強靭な精神と肉体の持ち主なの? 小学生のときにマーチングバンドをやっていたけれど、あのときでさえ練習はきつかった。高校ではなおさらだろう。 久美子や麗奈との話(梓の回想も含む)も出てきて、かつては部活動仲間だったが、今はライバルなんだという事実が突き付けられ、悲しいようなさらにやる気が出るような気持ちになる(私がやる気が出てもしゃあないんだけど)。 このまま後編に続くけど、梓たちの話が読めるのは、彼女たちが1年生の時代だけかもなぁ。なんか、もっと見届けたい気分だ。

    1
    投稿日: 2025.02.07
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    本編のシリーズを一気に買った時に一緒に買ったけどずっと積んであった立華編。久美子目線で見てた梓は元気で明るいかわいい子だな~くらいの印象でしかなかったけど、フタ開けてみたら信じた道を力強く突き進むストイックモンスターでした。 「できないなら努力をする。できない状態がずっと続いてしまうのは、努力しないほうが悪い」という考え方は自分の中にも根付いていて、壊れない程度に自分を追い込むために自身に向けるのはいいんだろうけど、あんまり周りにそれを強要(梓はほぼしてないけど)するのはよくないことと分かりつつ、集団で何かをする時はどうしても陥るジレンマみたいなものだよね…。後編が楽しみです。

    1
    投稿日: 2024.12.30
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    鵜飼がメタファーになっているように感じた 梓の熱さで目立たないけど、全体通して何処となく不穏な空気を読んでてて感じるのが逆に惹き込まれる あと西条姉妹が癒し

    0
    投稿日: 2024.10.26
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    やっぱりユーフォのシリーズは面白いなぁ。 梓は全てにおいて正しい人。 トロンボーンも大好きだし、練習も苦にならない。誰よりも上手くなりたい。明るく社交的で周りに流されない。面倒見るのも嫌いじゃない。 でもそんな彼女が人間ぽく書かれているのがとてもいい。 初心者のあみかの面倒を見ることが心の安らぎだったのだが、あみかが独り立ちすると言い出して…。 どうなる梓!

    0
    投稿日: 2024.08.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    本当は、本編1巻を借りたかったのだけれど、アニメ3期が放送中ということもあり、図書館で予約してもなかなか順番が回ってこない。 しょうがないからと、外伝から読み始めたらとてもとても面白かった。 未経験な私でも分かりやすいマーチングの魅力と難しさにあっという間に引き込まれた。 また、部内の人間関係やオーディション後のギスギスした感じ… 部活や社会に接していたら必ず通る人間関係の難しさに、あるあると共感する一方で、私だったらどうするだろうと考えながら読むことができた。 梓が初心者のあみかを気にかける姿勢は立派だと思うけれど、的場ら志保が言うように気にかけすぎだと思う。 最後にあみかがカラーを選んだことで梓から離れたからいいものを、 そのまま依存させていたら第二の栞と未来が生まれるところだったよな、と読んでいて感じた。 頼られるのが嬉しい梓には悪いけど、あみかにかまけずA部門で頑張ってほしい。

    0
    投稿日: 2024.06.06
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    立華高校編。 前編は吹奏楽コンクール京都府大会まで。 マーチングバンドが本命の高校とはいえ、夏休みに入ってからコンクールのメンバー決めと練習を開始していることにびっくりした。モデルとなったと思われる京都橘高校の吹奏楽部はどうなんでしょう…それで関西大会へ進めるなんて凄いけど…自分の過去を振り返ると年明けくらいからコンクールの練習始まった気がするから「えぇ〜〜!!」となってしまった。 先輩・後輩・同輩同士の楽器の技量による嫉妬・羨望が混ざったいざこざは吹奏楽あるあるだなと思った。 これは圧倒的女子多数の自意識の高い年齢の集団では起こり得て当然なんだと思うけど、ちょっとリアルで胸がキュッとなった。栞先輩が怖い…

    11
    投稿日: 2024.02.28
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    橘(たちばな)→立花→立華(りっか)、で立華高校なんやね。マーチングはほとんど経験がないですが、動きながら演奏することの難しさは知っています。凄い、の一言です。後編楽しみです。

    0
    投稿日: 2024.02.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    響け本編とはまた違った、強豪校の雰囲気を感じる。でも、吹奏楽あるある的なところを的確に捉えている。 個人的には梓の性格がかなり難儀だな…と思った。簡単に言うと完璧主義者。でも、たぶん自分に自信がない部分もあって、他人に頼られることで自己肯定感を保っている、みたいな矛盾を感じる。共感できる部分も多々あるからこそ、好意的に見られない部分もある。ここからどうなっていくかが楽しみ。

    0
    投稿日: 2024.01.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    マーチングバンドの話である、軍隊の様に隊列を 幾何学的に守る立華高校の吹奏楽部は水色の悪魔 と関西では名うての強豪校である 主人公は『響け!ユーフォニアム』シリーズ主役 の黄前久美子(本書にもチラ見せがある)の友人 で、友人関係を形成するのが得意なハズだったが 不安定な部分が見え隠れします・・・知りたい人 は後編を読むしかない(´・ω・`)

    0
    投稿日: 2023.07.30
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     本著のモデルとなっている高校の公演に感動して吹奏楽に興味を持ち、響けユーフォニアムシリーズを読み始めたが、モデル校に対する綿密な取材をもとに本著が書かれただけあって、モデル校の華やかなマーチング舞台の裏にある努力や競争、人間関係を感じられた。  特に高校生特有の感性や微妙な人間関係の表現がリアルで高校時代を追体験している気分になる。  物語の展開は特に劇的ではなく、淡々と進む日常が描かれているが、高校の部活動をテーマとした武田さんの表現力の豊かさやリアルさが一際輝いている作品である。

    2
    投稿日: 2023.05.07
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    「響けユーフォニアム」のシリーズのスピンオフ作品! 久美子ちゃんの友達の梓ちゃんが主役の本! わたし的には久美子ちゃんより、梓ちゃんの方が感情移入しやすかった。でも、性格は久美子ちゃんの方が親しみやすい! うーん、まあ、どっちも嫌いではないかな。ただ、こっちの作品の方が本編より少しダークな気はした。ただ、地の文は、わたしも本編は少しエロさが強調されててそれがすごい嫌だったから、地の文だけで言えば、これくらいさっぱりしてた方が良かった!

    0
    投稿日: 2022.10.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    北宇治の話をずっと読んでいたから、 立華の話も面白い。 たった一歳二歳の年齢差だけなのに、 できることが違う 一年間での成長を意識します。 どんな成長をしたんだろうか、 私はどんな成長ができるのだろうか、 上級生を見る 後からついてきている初心者をみる、 初心者はいつまでも初心者ではないし、 上級生も同じように、それ以上に成長を続けている。 一人では奏でられない音楽、 人数が集まることにより生まれる力。 その一端を担えるだけの力が 自分に発揮できるのか、 誰かを助けることは誰のため? 自分のため? その誰かのため? 初心者だと思っていた人が、 自分の意思で一歩を踏み出した時。 不意に驚かされるんです。

    1
    投稿日: 2021.06.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    『響け!ユーフォニアム』本編で少しだけ登場した、久美子の中学時代の友人梓を主人公にしたスピンオフ。 本編では触れられなかった、マーチング強豪校立華での梓の出来事。 梓とあみかは共依存のよう。 能力のある後輩が部内に波風を立てないよう、梓が社交に気を配る様子が苦しかった。 そういう意味では、高坂麗奈と対照的だなと。 後編ではその八方美人ぶりに苛つく芹菜とのエピソードが深掘りされそう。

    1
    投稿日: 2020.12.16
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    「響け!ユーフォニアム」シリーズのスピンオフ。本編にもチラチラと登場してた久美子の中学時代の同級生で、トロンボーン吹きの梓が主人公。マーチングをやりたい彼女は久美子とは違うマーチングの強豪、立華高校に進むが、そこにもいろいろな人間関係があり、いろいろな出来事が起きる。 まあ、前半なので、私には誰が誰を理解するだけで終わった感じ。ようやく分かって来たので後半が楽しみ。 立華のモデルはサッカーでも強い橘やね。実際にもこんなにハードなんやろうな・・・ 頑張れとしか云いようがない

    2
    投稿日: 2020.10.09
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    響け!ユーフォニアムシリーズでたまに出てくる強豪立華高校に進学した久美子の友人佐々木梓さんの物語。 北宇治高校とはまた違う強豪校ならではの葛藤や人間関係や梓も優秀だからこその困難さが描かれる。基本的に主人公の梓が優秀なのでスムーズに行きそうな感じもするんだけどそうは行かないのが強豪校の怖いところ。 まだしも北宇治のほうがマシかなという気もするが困難となる原因の半分は梓にあるのでこれまた難しいところ。 後編も楽しみになる1冊でした。

    1
    投稿日: 2019.12.26
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    響けユーフォニアムではちょいちょい出てきていた立華高校をメインに据えたお話。より人間関係がドロドロしていて、この続きがちょっと怖いくらい。

    1
    投稿日: 2019.01.28
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    アニメユーフォで佐々木梓がコンクールレギュラーなのに何の違和感も覚えなかったけど、冷静に考えればあの立華で1年生がレギュラーって相当凄いことだってこの本読むまで気付かなかった。 志保に居場所が見つかって良かった。 どう足掻いてもどう努力しても"本物"たちには敵わないあの子の気持ちが痛いほど分かるから。

    1
    投稿日: 2018.12.09
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    マーチング強豪校に入学して二ヶ月の梓の、春、夏の校内合宿、コンクールの京都府大会まで。大会オーディションの結果発表にドキドキした。青春の日々の其処此処に仕込まれた、実力者な面を取り繕い素でハンサム女子な過保護の梓と彼女を慕いべったりな初心者のあみかの関係のざらりとした違和感が効いていて引き込まれた。

    1
    投稿日: 2018.10.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「響けユーフォニアム」の別シリーズ。「ユーフォニアム」の黄前久美子の中学時代の同級生、佐々木梓を主人公とした部活動奮闘記。相変わらず、吹奏楽部(今回はマーチングバンドの方が多い)の活動やその部活に対する苦悩、友人や部内での上下関係の苦悩などがリアルに描かれている。終わりに、何かと面倒を見てきたあみかから、独り立ちをする宣告をされ、あみかの面倒を見ることを自分の責務のように感じてきた梓が、どういう風にそのことを消化していくのか。後編も続けて読んでいきたいと思う。

    1
    投稿日: 2017.04.24
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    小さい頃から憧れだった立華高校吹奏楽部に入部した主人公 梓は、部活を通してたくさんのことを学んでいきます。パートリーダーの未来先輩に追いつくため、納得のいく演奏をするため、日々努力する梓の姿に心打たれます。

    1
    投稿日: 2017.02.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    佐々木梓は読む前に思っていたよりも努力型熱血主人公であるようだ。 おそらく秀才でもあって高校入学を機に一気に吹っ飛んだ状態にもなってる、同学年からのお墨付きももらえるほど。 スピンオフで過去作登場人物が出てくる時のおおっとくる感じは健在。 完全に外世界からの僻み役として芹菜がでてくる。 このキャラの立ち回りはどう制御して行くのかは気になる。 できる人物がゆえの苦悩系。 自分の思っている以上に女のドロドロとか嫉妬というよりは、自分の性格性の不一致に関しての問題の話だったのかもしれない。 作者のツイッターにある王道系主人公が〜って言説からちょっと違うとも思えるような抱える悩みのヤバさみたいなの、適度にある目線のお色気系の描写がハマり具合として相当相性が良いようだ。 個人的には確実に作品の出来としては立華高校の方が読んでて良い感じになるが、それを考えると主人公目線という主線の通った作品として確かによくある型のタイプであるとも言える。 ただ、ホラー表現なのか嫉妬の感情がまっすぐ描かれすぎてて、しかもその原因を自覚しきれてない主人公が対処していくという方向性はかなり突き刺さる物がある。 側面から友人を通して描かれる人物像の中に、誰とでもいい顔をしてどうなんだ?とかお前はそういうのは何なの?みたいな話をしていくのが本当なのかどうかという。 主観性と客観性の差分をどう区分けしていって今後がどうなるのかが気になるので、個人的にはかなり高評価。

    1
    投稿日: 2016.11.08
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    「響け!ユーフォニアム」本編を読んでいないと入り込めなさそうだけど、本作だけでも充分楽しめます。 本シリーズはお話のプロットの完成度がとても高いと思います。 モデルとなっている高校のマーチングは一度観ましたが、高校生の頑張ってる姿におっさん泣けてきそうでした。

    1
    投稿日: 2016.09.01
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    全体的にはユーフォシリーズと系統似ているので、前作が楽しめた人は読みやすいと思う。最初吹奏楽部員覚えるのだけ大変だった。 梓は、自分の居所を必死に探していたんだね。麗奈のように技術がありながらも、他人に気を使ってしまう。だからどこか人との交流でも本音を出せない。 あみかという存在は、世話をやくことで自分を満足させる、甘えることができる唯一の存在だったんだと思う。 それだけに、あみかの最後の台詞はこたえただろう…後編にも期待。

    1
    投稿日: 2016.08.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

     久美子の中学時代の友達、梓の物語。最初は明るく、友達思いの優等生なのかと思ったが、実は複雑な内面があることが明らかになる。演奏がうまくなりたいというストレートな思いがある一方で、部活の中での人間関係に腐心するのが歯がゆい。あみかは梓にどんな変化をもたらすのか、そしてマーチングの山場は後編に持ち越し。

    1
    投稿日: 2016.08.17
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    『響け!ユーフォニアム』シリーズは、全巻読んでいるのですが、待ちに待った続編が、まさか立華高校の梓ちゃんが主役だとは、びっくりしました 前シリーズでは、久美子の中学校時代の友人として、梓ちゃんが登場しています その彼女が主役です ユーフォニアムという楽器や、吹奏学部が体育系クラブに負けず劣らずハードなのだと、このシリーズで始めて知りました 後編が楽しみです

    1
    投稿日: 2016.08.07