
総合評価
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powered by ブクログ本作は前半が短編小説、後半はエッセイという2部構成の作りになっている。エッセイが特に興味深かった。世界各国を訪れて感じた事が作者の作品に影響しており、作風の原点を垣間見るような新たな発見があった。
1投稿日: 2023.10.01
powered by ブクログ吉田さんの小説は、『横道世之介』しか読んだことがない。 本書は、短編+エッセイ集。 ANAの機内誌『翼の王国』が初出とのこと。 世之介とはまた違う側面が見えると期待して手に取る。 超短編小説なので、どうしても説明部分が目立って見える。 最初の二、三作は、そんな感じが否めなかったが、「居酒屋」あたりから、だんだん作品との波長が合ってくるのがわかる。 そうすると、やはり展開の鮮やかさに心を奪われる。 エッセイは… 以前NHKのネコメンタリーという番組で、吉田さんと飼い猫との日々が取り上げられていたのを見たことがある。 マンションの様子なども映り、作家の日常生活がほんの少し垣間見えたりする番組だ。 そこで見た印象は、ずいぶんスタイリッシュな生活をしている人、ということだった。 抑制的で、悪く言えばとっつきにくい感じさえあったのだ。 しかし、このエッセイから見える吉田さんは、ぎっくり腰に苦しみ、外国の映画館で、言葉もわからない映画に号泣する人物。 印象がだいぶ違って、自分にとっては面白かった。
0投稿日: 2023.06.18
powered by ブクログこんなにも解説がついてないことを悔やんだ本はない! そう思ったくらい、読み終わった後、自分の思ったことの答え合わせを誰かとしたくなった。 旅の本っていいなあ。 心の声ではなく、なにをしたかがたくさん書かれているんだもん。 100の思想より、1の行動の方が読み応えも説得力もあるからなあ。 桜桃の味が特に好きだった。 2回目を読む未来の自分はどうだろう?
0投稿日: 2022.11.05
powered by ブクログ「パーク・ライフ」を読んだ時に感じた、なんかいいな〜という感覚を確かめたくて読んだ。 前半はANAの機内誌に1年間連載された短編を集めたもの、後半は吉田修一さんのエッセイ集。 短編は、何か大きな出来事があるわけでもなく、様々な背景を持つ人物の日常の一片を描いている。 走馬灯どころかその日の日記にも出てこないであろうささやかな時間。 飛行機に乗りどこかに向かっている人に対して投げかける話として、「日常の祝福」をテーマにするのはかなり良いと思う。 視点を変えれば誰もが主人公になり得るというメッセージは機内で不安や期待や倦怠の中にいるひとにまっすぐ届いたことだろう。 それぞれの話に繋がりがあるわけではないが、なぜか脇役の名前や、家族構成や、仕事などが同じだったり、そうかと思えば少しだけ変えてあったりと、奇妙な交錯をする。 パラレルワールドの世界を神の視点から見ているようで、今まで味わったことのない体験だった。 吉田修一さんは格言めいたものをご自身ではたくさん持っているがそれを物語の中では言葉でスパッと言い切らないのがなんか、いいな…。
2投稿日: 2020.10.01
powered by ブクログ吉田修一さんのエッセイは初めてだったため、どんな人なのか人となりが少しだけ垣間見られたのがよかった。短編小説は短すぎるため、盛り上がってきたところで終わってしまうところに物足りなさを感じた。また月刊連載のため、小説によっておもしろさにばらつきがあると思った。
0投稿日: 2018.05.31
powered by ブクログ20180218読了 2013年発行。ANAグループ機内誌「翼の王国」の連載をまとめた文庫。短編12本。エッセイは旅での出来事中心で、11篇のうち末尾の2篇は「悪人」のロケ地を訪ねたときのもの。すべて、国内線フライトの中で軽くさらっと読める。飛行機でなくとも移動中の読み物としては最適なのか、JR東京駅の本屋さんのレシートがはさまっていた。 20180102蔵書 古本屋で発見。ANAの人だ、と思って買った。
0投稿日: 2018.02.18
powered by ブクログANA「翼の王国」での連載の第2集。前作「あの空の下で」については、毒にも薬にもならない程度の口当たりのよい短編集という印象だったんだけど、同じはずなのにこの本の作品の何作かには余韻の深さを感じた。機内で読むということは、閉じ込められた何時間かの間に、無目的的に読むことが多くの前提だと思われ、そういうときに短編ならではの「結」がはっきりしない終わり方というのは、なかなかよいものかも。閉じ込められた、空を飛んでいるという若干非日常の間を使って、読後に思いを巡らしたりできる。そういう読み方に合う短編たちという感じ。
1投稿日: 2016.03.06
powered by ブクログ短編小説とエッセイ集。小説は「女が階段を上る時」が短いのにドラマがあって良い。エッセイのほうが印象に残る良い話が多かった印象。
0投稿日: 2015.11.18
powered by ブクログANAグループ機内誌「翼の王国」に連載された短編小説とエッセイ。 小気味の良い短編小説。 エッセイを読んだのは恐らく初めて。新鮮だった。 軽い感じで一気に読み切った。
0投稿日: 2014.12.19
powered by ブクログ新規開拓を銘打って読んだことのない小説家を探していたところ、表現が綺麗だという評価を見て吉田さんに出逢う。 本作はANAの機内に設置されてる雑誌に連載された短編集らしい。旅行好きで飛行機によく乗る機会は多いが、雑誌なんか見たこともなく試しに読んでみた。 まず、プロローグから惹き込まれる。日記というのはわたしも時々つけていて、その時の感情や小さな出来事も自身の文字により表現されているため、後々に見ると面白い。この本編とは関係ないことプロローグから吉田さんの魅力に取り憑かれた気がする。 短編12作とエッセイが含まれており、1つは非常に短いためすぐ読み終わる。短編は短いながらも引き込まれる分かり易さと、場面の選択となっている。また情景も想像できるような表現が成されてる。タイトルの意味はよくわからないものが多いが、すぐ読んでしまう。 エッセイは海外に行ったときの日記みたいな形式だが、海外文化との小さな違いや感じた一瞬を取り上げており、旅行好きとしては引き込まれて共感する。 吉田さんという面白い人に出逢えてよかった、そんな作品。
0投稿日: 2014.11.08
powered by ブクログ12の短編と11のエッセイ。「悪人」にまつわるエッセイが心に残った。短編も旅と絡めた内容でさらっとした読後感。
0投稿日: 2014.11.05
powered by ブクログ短編小説は『赤い橋の下のぬるい水』以外はこれと言って印象薄し。 エッセイの『悪人』を巡る旅と出会う旅は小説と映画の両方を思い出しもう一度読んで観たくなった。
0投稿日: 2014.06.10
powered by ブクログANAの機内誌に連載されていた短編とエッセイ 飛行機には滅多に乗らないのだけれど 読んでいると旅に出たくなる
0投稿日: 2014.03.30
powered by ブクログ「緑の光線」が好き。「青の稲妻」「桜桃の味」は爽やかでいいですね。 「オールアバウトマイマザー」の多香子の思い出話で出てくる女の人がなんだか不思議で印象に残った。 「山の音」では、無口な主人公が山を登りながら考えた事が興味深い。 「ドライクリーニング」の、普段は感情的に行動したり口に出してしまうけど、洗濯物をたたみながらだと妙に心が落ち着くってのがわかる気がした。 「ほえる犬は噛まない」の最後の場面に出てくる犬がいい。前向きな感じで終わってるのも。
0投稿日: 2014.02.23
powered by ブクログ心温まる短編。短いながらも、そこに何らかのメッセージが添えられている。そのメッセージに気付くか気付かないかは、その日の自分次第。
0投稿日: 2014.02.05
powered by ブクログ吉田修一の掌篇&エッセイ集。 ANAの機内誌に連載してたということで、 何かしら「旅」に関わる文章なんだけど、 こういうざっくりとしたテーマだけ縛ってあとは自由に、という文章がけっこう好き。 「あの空の下で」に続いて楽しめました。もっともっと読みたい。 海外旅行、行きたくなりました。
0投稿日: 2013.12.11
powered by ブクログ本短編集を読み終えて、改めて吉田修一の良さは長編より短編の中にこそあるのではないかと感じさせられた。爽やかな読後感。もっとこの続きが読みたい、この世界の続きを知りたいと思わせてくれる作品の集まりだった。エッセイもしかり。
0投稿日: 2013.10.31作者が「悪人」の作者とは気付きませんでした。(笑)
時折利用したANAの機内で「翼の王国」を楽しみに読んでいました。 もちろんお目当ては吉田先生のエッセイです。 もちろん毎回読んでいたわけではありませんので文庫化で購入しました。 一編自体が長くはないので読みやすく、舞台も国内から海外と物語りごとに場所が異なり楽しめます。 内容は小説だったり、エッセイだったり・・・ 最後の最後に小説「悪人」に関するエッセイが2編あり、「え~っ!?」あの作家さんだったの・・・って気付きました。(自分の中では共通認識してませんでした。) そんなくらい、気負い無く,明るく読み進められる一冊でした。
0投稿日: 2013.10.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ANAの有名な機内誌「翼の王国」に連載されている短編小説12編とエッセイ11編の文庫化。 エッセイは読まないので、作者自身のプロローグと小説を読んだ。 すべての小説が、良い意味で尻切れトンボ。 そこに終わりは一つもなかった。 すべての小説は、必ず何かの始まりでペンを置いている。幸せな始まりの予感を感じさせるものもあれば、不吉なことの始まりをにおわせるものもある。 でも必ず…何かが始まっている。 ディテールにあまりこだわらず、無造作に言葉を連ねてゆき、ぶつっと句点が打たれて、いさぎよい。その先を読みたいという気持ちにまでは至らず、次の始まりはどんなのだろうかと、心はページを繰る手を急かす。あっという間の12編。 冒険と いうほどのことも なき身かな 旅先への移動中に読むには最適な一冊。
0投稿日: 2013.09.30
powered by ブクログ短編とエッセイで綴られた作品集。 さすが、ANAグループ機内誌で連載されていただけあり、どの作品もとても品がある。 小生もたまにではあるが、旅に出ることを数少ない趣味としている。 作品を読み、旅への憧れを改めて感じることとなった。 同著者作品との初めての出会いは『横道世之介』。 両作品に通じ感じるのは、小難しい単語を使わず情景を素直に描き切る、その飾り気の無い、虚勢を張らない著者の姿勢である。 読みやすく、とても好感が持てる。 機会があれば、同著者の別の作品を手にしてみよう。
0投稿日: 2013.09.16
powered by ブクログ私の場所を探しに行こう。 短篇小説とエッセイをまとめたもの。ANAの機内誌だからといって、必ず飛行機が出てくるとかそういうわけでもない。色々な場所での話。旅に出た感じがする。どれも人間っぽい。初めて読んだ吉田修一作品が『悪人』だったから、どうしても人間関係どろどろのイメージがあるが、どろどろはしていなくても、ありそうな日常の人間心理を描いている。
0投稿日: 2013.08.13
powered by ブクログ「あの空の下で」同様、さらっと読める。個人的にはこちらの方が好き。 性別・年代問わず色々な人が登場。共感する話もあれば、正直よくわからない話もあり^^; 旅行に行こうっと改めて心に誓った! とりあえず京都へ。
0投稿日: 2013.08.06
powered by ブクログANAの機内誌に連載中の短編小説とエッセイ集。 小説は、ふと人生を省みる瞬間や明日への一歩を踏み出す時が、さり気ない気持ちと行動で描かれたショートストーリー。 エッセイは、仕事とプライベートで訪れた場所や旅に関するもの。 どちらも、機内で読まれることを意識したことが伺われる、温かい作品集である。
0投稿日: 2013.06.19
powered by ブクログ旅とか空とかにまつわる短編&エッセイ集。 「あの空~」の続編ですな。 面白い小説を書くヒトは、総じてエッセイも巧みだ。
0投稿日: 2013.06.14
powered by ブクログ後半のエッセイはなかなか示唆に富んでいて面白かったのだけど、いかん前半の小説がイマイチ。つーか、本音を言うと僕には理解できないものばかり。あれの何がいいのかなあ。 てことでエッセイと小説が相殺されて☆三つ。
0投稿日: 2013.06.10
powered by ブクログ吉田修一さんの“空”をテーマにした短編小説集&旅をテーマにしたエッセイ 吉田さんの小説はいつも途中を切り取ったような 特別な始まりも終わりもない、その潔さが好きです “空は、神様に近い分だけ、きっと願い事も叶いやすい” さすがオシャレ作家を気取っている(笑)だけあってずいぶんキザな言い回し 現実的で具体的な話を書くくせに“春樹チルドレン”な片鱗を見た気がします
0投稿日: 2013.05.29
