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王道なろう系異世界ファンタジーを読もう! 『無職転生』はコミカライズも見逃せない

なろう系異世界ファンタジーの金字塔として人気のライトノベル『無職転生 〜異世界行ったら本気だす〜』(理不尽な孫の手(著者) , シロタカ(イラスト) / MFブックス)。2021年にはアニメ化され、美麗な作画などで大きな話題となった本作は、2022年11月に原作ライトノベルがついに完結。2023年にはTVアニメ第2期の放送も控えており、まだまだ話題が尽きることはありません。

そんな絶好調の『無職転生』ですが、Reader Storeではコミカライズも大人気。ここでは、原作の魅力が抽出されたコミック版を軸に、作品の魅力を紹介します。

引きこもり中年は人生をやり直せるのか? 情けないが憎めない主人公

本作は、現実世界で生きる希望を失い家に引きこもっていた中年男が、転生した剣と魔法の世界で、今度こそは失敗しないと人生を再スタートさせる物語です。主人公であるルーデウス・グレイラット(ルディ)は、両親と使用人がいる家庭の子として生まれ、常人をはるかに凌駕する魔術の才能を発揮。前世の記憶を持っているため、子供とは思えないほど利口で弁が立つ……など、一見すると異世界ものでは王道の主人公ですが、彼は大きな問題を抱えています。それは、現実世界で味わってきたつらい過去。

前世で人との関わりを拒絶し、家族に追い出され死んでしまったルディにとって、外の世界は恐怖そのもの。異世界での冒険すらままなりません。さらに、長年引きこもっていたが故の心の弱さや自虐的な価値観を持ちながら、口は達者なためにトラブルが起きたりと、第2の人生も思うようにいかないことの連続です。

そんな彼が自身の弱さをさらけ出しながらも、もう二度と後悔したくないともがき成長していく様は、物語に欠かせないエッセンス。どこまでも人間くさいルディの姿は小賢しくも憎めない存在で、読み進めるうち幸せになってほしいと、我が子を思う親のような気持ちにもなってしまいます(中身は中年ですが……)。彼が一体どんな人生を歩んでいくのか、異世界を舞台にした大河ストーリーを読者として見守ることこそが本作の魅力です。

家族関係と女性関係にも注目! ルディを取り巻く3人の女性

元引きこもり中年の第2の人生を描いた『無職転生』ですが、ルディの成長と同様に物語の肝となっているのが家族との絆です。前世では家族とうまくいかなかった彼にとって、円満な家庭はどうしても手に入れたいもの。そのため、新たな家族との関係には人一倍気を使いますが、そんな思いとは反面に家庭崩壊の危機や家族が離れ離れになるなど、グレイラット家はさまざまな試練に直面します。しかし、そこでめげるようなルディたちではありません。時には衝突しながらも、支えあって苦難を乗り越えていく家族の人間ドラマは大きな見どころです。

また、ルディは成長していく過程でさまざまな人と出会い、絆を深めていきますが、中でも彼にとってとても大切な女性たちがいます。彼の師匠であり、外の世界に連れ出してくれた神にも等しい存在であるロキシー。幼なじみかつ最初の友達で、幼少期から慕いあう関係だったシルフィエット(シルフィ)。そして奉公先で出会い、かけがえのない存在になっていくエリスの3人。本作はルディだけでなく、彼女たちの視点で物語が展開されることもあり、読者としては3人のこれからにも目が離せません。

▲ロキシー

▲シルフィエット

年月が経つにつれ彼女たちとの関係性も変化していきますが、やっぱり気になってくるのが男女としての関係。ルディは果たして誰とくっつくのか、それとも誰ともくっつかないのか……。幼い見た目で少しポンコツな魔族のロキシー、中性的な外見に守ってあげたくなる健気さをあわせもつシルフィ、おてんばな一方でどこまでも一途なエリスと、3人の魅力もまったく異なるため、読めば読むほど妄想が止まりません。彼女たちの幸せのためにも、ぜひルディには頑張ってもらいたいところです。

▲エリス

異世界転生したルディの人生を軸に、家族をはじめとするさまざまな人との絆が描かれる『無職転生』。人間ドラマが大きな魅力ですが、異世界には欠かせない冒険や異種族との出会い、魔法と剣が交わる戦闘といった要素もふんだんに詰め込まれており、異世界ものが好きな方なら時間を忘れて読みふけることができる作品です。

ライトノベルの世界観を視覚的に楽しめるコミック版は第18巻まで発売中。ライトノベル、アニメはもちろん、コミック版もぜひ手に取ってみてください。

コミカライズ

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