レビューネーム未設定さんのレビュー
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38
このユーザーのレビュー
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廃用身
久坂部羊 / 幻冬舎
なかなか面白かったです。
7
何を勘違いしたのか、途中までノンフィクションと思って読んでいました。結構な衝撃を受けましたが、フィクションと知って「そうだよなー。現実じゃないよね。」と思ったのですが、ひょっとしたら・・・。
投稿日:2013.11.24
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償いの椅子
沢木冬吾 / 角川文庫
なかなか面白かったです。
6
独特な雰囲気を持った作品です。言葉で内容を表すのが難しいのですが、読み終わってもずっとイメージが浮かんでいます。割と読みやすいハードボイルドとでもいいましょうか・・・。
投稿日:2013.11.25
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半落ち
横山秀夫 / 講談社文庫
「いつまで生きるか」より「どう生きるか」。
4
横山秀夫さんは大好きな作家のひとりなので、全作読みました。その中でも「半落ち」は私のベストスリーに入ります。
病に苦しみ生きる希望をなくした人生に終止符を打つ手助けをする一方で、病に打ち勝って希望を掴…もうとする手助けをする。一見矛盾しているようだけれど、本当に生きるとはどういうことなのか考えさせられる物語です。 続きを読む投稿日:2013.11.22
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十角館の殺人〈新装改訂版〉
綾辻行人 / 講談社文庫
う~ん・・・。
3
読み方間違えているのでしょうか。ずーっと購入を迷ってて、あまりにも評価が高いのでついに読んでみました、が・・・。謎解きせずに素直に読んでいくべきなのでしょうか、結構早いうちに犯人の見当がついてしまった…ので、そうすると全部が作り話くさくなって入り込めませんでした。本筋があって話が進むというより、ミスリードの方法を寄せ集めて構成されたように感じてしまいました。あとは文体との相性もあると思いますが、80年代の設定にしては言葉使いがちょっと古臭くて不自然に感じました。 続きを読む
投稿日:2014.05.28
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ワイルド・ソウル(上)
垣根涼介 / 新潮文庫
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二つの祖国(一)
山崎豊子 / 新潮文庫
題名のとおり、彼らに祖国が二つあったならよかったのに。
2
戦時中の日系二世とその家族の物語、著者の戦争三部作と言われるうちの、2作目。三部作のなかで一番好きな作品です。
日本に生まれてそこで暮らしていると、「自分は日本人だ」ということをことさら思う機会は少な…いことと思います。作中の日系二世が第二次大戦に巻き込まれ、自分の祖国は一体どこなのかと問う姿が、本当に悲しいです。題名は「二つの祖国」ですが、どちらも本当の祖国とは思えなかったのでは・・・。 続きを読む投稿日:2013.11.24