しもつきさんのレビュー
参考にされた数
11
このユーザーのレビュー
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ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか11
大森藤ノ, ヤスダスズヒト / GA文庫
最高です
6
このところ胸糞展開が続き、正直パッとしないなあと思っていたのですが、
全ては本巻の為にあったのだと感じました。
何も言わず、最後まで読んでみてください。
文句なしに面白かったです。
著者の大森藤ノさ…んは、盛り上げるべきシーンの盛り上げ方が本当に上手いですね。
次巻からがまた楽しみです。
続きを読む投稿日:2016.10.17
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皿の上の聖騎士〈パラディン〉1 ― A Tale of Armour ―
三浦勇雄, 屡那 / NOVEL 0
秀逸なタイトル
3
アニメ化もされていた、聖剣の刀鍛冶の三浦勇雄先生の作品です。
文体が非常に読みやすく、情景描写も多すぎず少なすぎず、丁度良い情報量です。
最近多い「なろう」系の癖のある小説と比べると、差がよくわかると…思います。
ストーリーは「出来の良い姉」と「姉を目の上のたんこぶに思っている弟」が、世界を旅して聖騎士の鎧を探し、集める話…ですが
まあ、実際に読んでみてください。旅の動機がわかる頃には、タイトルの本当の意味もわかると思います。
主人公である姉弟の関係が非常に心地よく、好感が持てました。
ブラコン気味だがお堅く真っ直ぐな、所謂「騎士」らしい姉と、
そんな姉に劣等感を感じて反発しつつも、家族として大切に接している弟。
そんな二人が、今後どのような人や魔物と出会い、何を思うのか。
二巻以降がとても楽しみです。久々に「読みたかった話」に出会えた感覚でした。 続きを読む投稿日:2016.02.22
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皿の上の聖騎士〈パラディン〉2 ― A Tale of Armour ―
三浦勇雄, 屡那 / NOVEL 0
少しずつ核心に近づいていくストーリー
2
1巻を読んでとても気に入ったので、2巻も読んでみました。
今回は、魔物側の気持ちやレーヴァテインの思惑を踏まえ、姉と弟が力を合わせて現状を打破しようと足掻く話です。どちらかというと弟寄りの内容だと思い…ます。
また、魔物(霊獣)サイド中心の話もあり、彼らと姉弟のやりとりが心地良かったです。
姉弟はいちゃいちゃするわけでもなく、わりと淡白なやりとりが多いですが、お互いを気遣い、支え合う様子が感じ取れて好感が持てます。
相変わらず文体は読みやすく、すんなりと情景を思い浮かべられます。
いわゆる萌え要素控えめで、巨大モンスターに小さな人間が立ち向かう展開が好きな人にはおすすめできます。
旅の仲間が今後どのような役割を担っていくのか、続きが楽しみです。 続きを読む投稿日:2016.09.22
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灰と幻想のグリムガル level.1 ささやき、詠唱、祈り、目覚めよ
十文字青, 白井鋭利 / オーバーラップ文庫
現実味のある泥臭いファンタジー
0
主人公はどちらかというと情けなく、身体的に恵まれているわけでもなく、地味な少年。
仲間も地味なキャラが多く、最近流行りの俺TUEEE小説に比べると爽快感はありません。
ただ、だからこそ、世界観に引き…込まれます。
「もし自分みたいな一般人が唐突に剣で戦わなければならなくなったらどうなるか」その一例を現実味を帯びさせ、泥臭く、悩みながらも愚直に前に進む少年少女の姿を描いた作品だと思います。
上手くいかない歯がゆさ、人間関係の苦悩、リーダーとしての悩みなど、共感できる描写が多いこともあり、自然と作品の中に浸れます。
最近よくあるラノベとは毛色が違う作品だと思います。
あっという間に既刊全て読み終えてしまいました。
久々に読んでよかったと思えた作品でした。
最新刊が楽しみです。 続きを読む投稿日:2016.01.16
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ハイキュー!! 21
古舘春一 / 週刊少年ジャンプ
素晴らしかったです。
0
白鳥沢戦決着です。
全てのページでコマ割り、勢いに気を付けて描かれているのが伝わってきて流石だとと思いました。
これまでの烏野の集大成をぶつけてなお高みにある白鳥沢。
最後の最後で烏野を支えるのは何か…。
間違いなく今までの試合のなかでベストマッチだったと思います。
古舘先生は本当にキャラを魅力的に書かれるのが上手ですね。
圧巻です。 続きを読む投稿日:2016.05.03