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血の轍
相場英雄 / 幻冬舎文庫
刑事部対公安部
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全体的に刑事部対公安部の話しです。
前半は事件絡みで進みますが、年代が前後することが多いので、慣れるまで戸惑います。ただ、後半への伏線が色々出てくるのでしっかり理解した方がよいです。
終盤は刑事部対公…安部の泥試合のような展開で、ちょっとがっかりしましたが全体的には面白く読めました。個人的には犯人追跡の方をもう少し読みたかったです。 続きを読む投稿日:2014.01.31
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訣別の森
末浦広海 / 講談社文庫
環境保護小説
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警察小説に近いと思って読みましたが、環境保護的な話しや、ロシアマフィアらしき人物も出てきてエンタメな話しだと思います。登場人物が多くて、視点がよく変わるので、少々理解するまで読みづらく感じました。
ラ…ストは犬を飼っている読者にはちょっと切なくなりますが、内容的には面白かったです。 続きを読む投稿日:2014.01.06
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フェイスレス - 警視庁墨田署刑事課特命担当・一柳美結
沢村鐵 / 中公文庫
次作に期待
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大学内の爆破事件から最後は国際政治絡みまで話しは大きくなります。
前半は会話が多くて展開が悪く感じます。主人公達の過去が最後まで明かされず、すっきりしませんがその辺は次作に期待です。
後半は緊張感が出…てきて楽しめましたが、結局公安に頼り過ぎな所があって、ちょとがっかりしました。 続きを読む投稿日:2014.04.13
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震度0
横山秀夫 / 朝日新聞出版
警察内部小説
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阪神大震災と同時に起こった、県警警備部長失踪から始まる県警内部のゴタゴタを描いた話。
読み進めていくと、阪神大震災はあまり関係無いように感じます。県警内部は大震災以上に揺れていた、ということでしょうか…。県警幹部の憶測だらけで進行して行きます。
登場人物が多く、読み終わった今でも全て把握していません。ただ、横山作品は全ての伏線を回収してくれるのですっきり終わります。特に最後の警備部長夫人の話は全てを物語って、思わずその話だけ二度読みしてしまいました。 続きを読む投稿日:2015.04.05