Y-sukeさんのレビュー
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このユーザーのレビュー
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本物の英語力
鳥飼玖美子 / 講談社現代新書
英語学習の進め方を見つめ直す!!
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TOEICを含む英語の勉強をかれこれ4年位続けています。
また流行り(?)のオンライン英会話も続けていますが、
どうも伸び悩みを感じていました。
そんな時に読みました。
これまで英語学習において…気にしてなかった部分が
実は重要であることを説いていました。
特に響いた以下の言葉・・・・
・英語の勉強は、一生かけて行うもの
・語学勉強は「異質性」との格闘!!
自らの振り返りに是非読んでみて下さい❗ 続きを読む投稿日:2017.04.19
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世界は宗教で動いてる
橋爪大三郎 / 光文社新書
宗教の観点で世界の繋がりも見えてくる
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世界の仕組みを宗教の観点で説明している本です。
西洋の文明について(特にアメリカ)、
「キリスト教が如何に文化形成に影響を与えたのか?」
丁寧に説明してあります。
自分としては、日本の宗教について…書かれている第六講義がお勧めです。
池上さんの宗教関係の本も分かりやすかったですが、
橋爪さんのこの本も講義形式で分かりやすかったです。
伝言ゲームのように色々な言葉で伝えられると異なった解釈で伝わっていく様が大変興味深かったです。
宗教毎に説明していますが、宗教を通しての世界の繋がりが見えてきました。
読んでみて下さい。 続きを読む投稿日:2017.04.27
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失敗の本質
戸部良一, 寺本義也, 鎌田伸一, 杉之尾孝生, 村井友秀, 野中郁次郎 / ダイヤモンド社
組織を活性化し続ける為に必要な能力とは?
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戦争をテーマに「日本軍はなぜ負けたのか?」を社会科学的に分析した本です。
社会科学的な議論をする上で、
日本軍の失敗例として「6つの作戦」について書かれています。
この6つの作戦を題材に…「日本敗戦の理由」をただのべるだけではありません。
日本を敗戦に導いた日本軍組織を研究し、
失敗の原因を明らかにした上で、
その失敗から得られる現代への教訓が示されています。
読みながらに、現在の組織においても
一部「日本軍の負の組織特性」を引き継いでる部分もあると感じました。
例えば、人間関係に重きをおいては「忖託」が常態化したコミュニケーション。
「戦闘におけるものの見方(パラダイム)」に関しても、
火力の重要性を理解していたのに関わらず、
第二次世界大戦中、「ものの見方(パラダイム)」を最後まで変える事が出来ず、火力増強せず白兵戦に固執してしまいました。
現代においても、イノベーションを起こすことがなかなか出来ない日本の電機メーカーと重なって見えました。
最後に、筆者は、研究を通して
組織に大切な事として「自己革新能力」に言及します。
結論に至るまでの奥深い考察と筋の通った論法が分かりやすく、
「自己革新能力」の重要さに納得出来ました。
是非、オススメの本です。読んでみて下さい❗ 続きを読む投稿日:2017.11.23
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死ぬほど読書
丹羽宇一郎 / 幻冬舎新書
「読書」の良さを再認識させてくれる「読書家」にオススメの本
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この本は、読書家の丹羽宇一郎さんによる「読書論」です。
読書を通して丹羽さんが感じた事、得たことを書いてます。丹羽さんが影響を受けた本についても書いてあり、
それらの本も読んでみたくなります。…
また、本の魅力だけでなく、
丹羽宇一郎さんの本を通して語られる「人生論」も
大変興味深いものでした。
〜本と人生の繋がり〜
「本で出会う言葉と体験は互いにキャッチボールをしながら、その人の人生をつくっていくのだと思います。つまり本で読み、心に刻まれた内容は、必ず生き方に表れる(231)」
素敵な人生を歩けるように、私も「読書」を楽しみ、「読書」に助けてもらおうと思います。
是非、オススメです!! 続きを読む投稿日:2017.09.17
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合本 竜馬がゆく(一)~(八)【文春e-Books】
司馬遼太郎 / 文春e-Books
「坂本竜馬」を通して人間力を学ぶ本
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まず、とても長い小説ですが、
本当に飽きがこない素晴らしい本でした。
「坂の上の雲」同様に司馬遼太郎さんの筆力感服しました。
時代背景としては、幕末。封建制度が当たり前の世の中の話です。…
そんな中、貧しくはないが位の低い侍の息子として「坂本竜馬」は活躍します。
人に好かれ、誰にも思いつかない事を考え、行動するそんな人間です。
有名な「海援隊」「船中八策」「大政奉還」など成した事が色々あります。
全ての事を通して竜馬の仕事観や人間力に惚れてしまいます。
どんなビジネス書よりも、仕事をする上で大切で忘れないでおきたいエッセンスがつまっています。
「こんな男になりたい」そう思わせてくれた素晴らしい本でした。
オススメの本です。 続きを読む投稿日:2017.10.29
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アルゴリズムが世界を支配する
クリストファー・スタイナー, 永峯涼 / 角川EPUB選書
アルゴリズム開発したくなりました
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全10章から構成されています。
各章で異なるテーマで非常に興味深いものでした。
アルゴリズムに関しても、
数学の歴史から丁寧に説明もされていて面白かったです。
歴史だけでなく、各カテゴリー(金融、…自動運転、SNS、音声解析など)のキーとなる技術が、
理解しやすく説明されて、
且つ人間ドラマも書かれていて読み物としても面白かったです。
自分もITエンジニアとして、
エンジニアリングしたくなってきました。
自分は「ハードウェア・エンジニア」ですが・・・ 続きを読む投稿日:2017.01.22