妲己さんのレビュー
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13
このユーザーのレビュー
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紅い牙1 狼少女ラン
柴田昌弘 / eBookJapan Plus
懐かしさに つい
2
この作者と出会ったのは、歯医者での待ち時間 歯を削る嫌な音を忘れるために待合室で手に取った 少女漫画雑誌「花とゆめ」に連載が開始された
紅い牙シリーズ「ハトの旋律」からでした。
本書は「ブルーソネット…」編で完結を迎える(後日談もあったりしますが)までの、赤い牙シリーズのスタートにあたります
古代超人類という超人を作り出そうとする研究の末生まれた少女と、その少女の運命に引き寄せられるかのように集まり散っていく人間模様が
当時小学校低学年だったわたしの物語における嗜好を決定付けたシリーズ
本書は、最初の1話だけ紅い牙シリーズの話で、あとは初期の読み切りを集めた物です
作者もまだ駆け出しの頃の作品ですので、ぶっちゃけポイントがあればどうぞと言ってしまいましょう
作者を気に入って頂ければ、自ずと過去の作品も読みたくなるでしょうし・・・
紅い牙シリーズを楽しむのであれば、「ハトの旋律」から読むといいかもしれません
全体の流れには影響しませんし、物語のテンポもかなり良くなってます
絵が古いと思われるかもしれません そこが、味 なんですけどね
現在巷に溢れる画風と比べ、もう何十年も前の作品なので古風であります。
しかしながら、リアルタイムで読んでいた身としては、懐かしく、次のページをめくるドキドキ感がたまりませんでした
作者の柴田昌弘氏は「サライ」執筆後、事実上漫画家を引退されてしまわれました
「サライ」を読んで頂くと、画風の変遷と 作者の一貫して言わんとした事を感じて頂けたらと思う次第です
続きを読む投稿日:2015.12.15
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ぼくの地球を守って 12巻
日渡早紀 / 花とゆめ
多分この時が絶頂かと
2
意外と重く過去が絡み 子供達を翻弄していきます
大人だった時の記憶を有する彼らは 今の自分と折り合いをつけるのですが
紫苑や木蓮の記憶を持つ二人は すれ違った思いの端を見つけ
初めて互いに歩み寄…れたのだと思います
壮大な物語の最終巻は 作者の代表作となり
以後、これ以上の作品は書けていないと思っています
墓場まで持って行くような感情が飛び交う物語は
読んだ後 疲労感もありますが
心の深淵を覗くとはこういうことのなのでしょう
自分には無い あるいは理解に苦しむ考えは ストレスになるのです
しかしながら それは人間なら当たり前ですから
月基地のメンバーのそれぞれに なにがしかの共感を
覚えるのかも知れません
別シリーズで大活躍する エスパーの彼も キャラ立ちがパナイです 続きを読む投稿日:2017.08.18
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ワンルームエンジェル【電子限定特典付】
はらだ / onBLUE
BLにゃぁ勿体ない
2
誰かに優しく出来た時
自分の歩く道が続いている事を知って
再会できる事を分かった上で
残りの人生を人らしく生きていく
そんなお話
染みたぁ投稿日:2019.11.05
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宝石の国(1)
市川春子 / アフタヌーン
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血界戦線 Back 2 Back 5
内藤泰弘 / ジャンプSQ. RISE
やっぱりいい
1
今回はデルトロ&ハマーと女医さんが軸
読んだ後、クラウスの優しさに ジワる
速攻で読み終わってしまうから(それほどいい)
1巻っから読み返しに行ってこようと思う投稿日:2018.07.04
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血界戦線 オンリー・ア・ペイパームーン
内藤泰弘, 秋田禎信 / ジャンプジェイブックスDIGITAL
マンガの世界観が入ってなくてもOK
1
混沌とシュールが世界観の漫画の書き下ろしでノベライズです
あらすじは作品紹介をどーぞです
ファンタジーです
主人公に据えられた男は最高にクズですが、世界に愛されているのか ウッカリいいところが目…につきますがやっぱりクズです(爆)
原作者があとがきでサラッと絶賛していましたが、ノベライズは難しいかなっと思われた混沌甚だしい世界観が頭のなかにすんなり入ってくる手腕に拍手ものでした
おかげでストレスなく話に没頭できます
ためし読みで「おもしろいかも」と思ったら是非
漫画を知らなくてもぜーんぜん行けます
続きを読む投稿日:2017.11.04