レイチェルが死んでから
フリン ベリー(著)
,田口 俊樹(訳)
/ハヤカワ・ミステリ文庫
作品情報
無残に殺害された姉レイチェル。死の真相を追う妹の心理を静かに、そして鬼気迫る筆致で描くエドガー賞新人賞受賞作。解説収録/大矢博子
もっとみる
商品情報
- シリーズ
- レイチェルが死んでから
- ジャンル
- 小説 - ミステリー・サスペンス・ハードボイルド
- 出版社
- 早川書房
- 掲載誌・レーベル
- ハヤカワ・ミステリ文庫
- 書籍発売日
- 2018.11.15
- Reader Store発売日
- 2018.11.15
- ファイルサイズ
- 0.5MB
- ページ数
- 352ページ
以下の製品には非対応です
この作品のレビュー
平均 3.1 (10件のレビュー)
-
このレビューはネタバレを含みます
邦題がセンスある。
レビューの続きを読む
これ、何で評価低いんだろうな。私は結構面白かった。
私はミステリに明るくないので、厳密に言えば違うのかも知れないけど…俗に言う"信頼できない語り手"ってこういうことかな。
何でそう思ったかと言うと、主人公のノーラの感情の起伏が激しいことや、強迫観念が強すぎて、何が本当かわからないんだよ。
ジャンルとしてはミステリだと思うんだけど、謎解きがメインじゃない。
客観的状況とか事実とか殆ど書かれてないし、メインはノーラが見聞きしたことや、心象や思考だと思う。
読んでいるうちに物語に引っ張られて、ざわざわした気持ちになってくるし、段々とノーラが薄ら怖く感じてくる。それがまた面白い。
他の登場人物も結構アレな感じだから、被害者に同情とかは出来ない系の話なんだけど…唯一可哀想だと思うのは、ドーベルマンだけだった。
因みに、事件は物語の最後であっさりと解決する。
犯人が分かって終わり、みたいな。
でも、これはこの終わり方が一番いいんだろうな。
投稿日:2020.08.30
アメリカの作家「フリン・ベリー」の長篇ミステリ作品『レイチェルが死んでから(原題:Under the Harrow)』を読みました。
ここのところ、アメリカの作家の作品が続いています。
-----s…tory-------------
アメリカ探偵作家クラブ賞(エドガー賞)最優秀新人賞受賞作
読み進めればすぐに気づく。
この語り手が普通ではないことにーー。
姉の家を訪れた「ノーラ」が最初に目にしたのは吊された番犬の死骸だった。
そして血まみれで横たわる姉「レイチェル」。
誰かが姉を殺したのだ。
残酷な現実をまえに深い喪失感に苛まれた「ノーラ」は、犯人捜しに執着していく。
彼女は十五年前に「レイチェル」が襲われたある事件との関連を疑い始め……。
姉の死に囚われた妹の鬼気迫る思考と感情を、新人離れした文章力で表現してみせた傑作心理スリラー。
エドガー賞最優秀新人賞受賞作。
解説/大矢博子
-----------------------
2016年(平成28年)に発表された「フリン・ベリー」のデビュー作で、翌年のアメリカ探偵作家クラブ賞(エドガー賞)最優秀新人賞を受賞した作品です。
姉の家を訪れた「ノーラ・ローレンス」は、姉「レイチェル」の刺殺死体を発見する… 1時間前に出発し姉に会いにいっていれば助けられたのではないかという思い込みから精神に変調をきたした「ノーラ」は、様々な人間を容疑者ではないかと疑い犯人捜しに執着する、、、
15年前に姉に乱暴を働いた者が犯人ではないかと考え、類似事件の裁判記録を漁り、その犯人たちに会い… そして、姉の最後の目撃者である配管工「キース・デントン」が姉の監視をしていたのではと彼の後を付け始める 等々、、、
そんな中、警察は第一発見者の「ノーラ」に疑惑の目を向ける… 「ノーラ」は真犯人を探り当てることができるのか……。
姉の死の真相を追う「ノーラ」の心理が一人称で描かれるのですが… 「ノーラ」は、被害妄想が強く情緒不安定なので感情移入できず、時系列に関係なく物語(回想)が進むので時系列が理解できないし、ちょっと辛かったなー
一人称で描かれる主人公に気持ちがシンクロできない作品は、なかなか愉しめないですねー 解説にあるように、犯罪被害者のトラウマを描いた作品 として受け留めれば、ある程度評価はできるかな とも思いますが、精神状態が明らかに悪い主人公の意識を逐一追うのは、なかなか辛いものですね。続きを読む投稿日:2024.01.04
新刊自動購入は、今後配信となるシリーズの最新刊を毎号自動的にお届けするサービスです。
- ・発売と同時にすぐにお手元のデバイスに追加!
- ・買い逃すことがありません!
- ・いつでも解約ができるから安心!
※新刊自動購入の対象となるコンテンツは、次回配信分からとなります。現在発売中の最新号を含め、既刊の号は含まれません。ご契約はページ右の「新刊自動購入を始める」からお手続きください。
※ご契約をいただくと、このシリーズのコンテンツを配信する都度、毎回決済となります。配信されるコンテンツによって発売日・金額が異なる場合があります。ご契約中は自動的に販売を継続します。
不定期に刊行される「増刊号」「特別号」等も、自動購入の対象に含まれますのでご了承ください。(シリーズ名が異なるものは対象となりません)
※再開の見込みの立たない休刊、廃刊、出版社やReader Store側の事由で契約を終了させていただくことがあります。
※My Sony IDを削除すると新刊自動購入は解約となります。
お支払方法:クレジットカードのみ
解約方法:マイページの「予約・新刊自動購入設定」より、随時解約可能です続巻自動購入は、今後配信となるシリーズの最新刊を毎号自動的にお届けするサービスです。
- ・発売と同時にすぐにお手元のデバイスに追加!
- ・買い逃すことがありません!
- ・いつでも解約ができるから安心!
- ・優待ポイントが2倍になるおトクなキャンペーン実施中!
※続巻自動購入の対象となるコンテンツは、次回配信分からとなります。現在発売中の最新巻を含め、既刊の巻は含まれません。ご契約はページ右の「続巻自動購入を始める」からお手続きください。
※ご契約をいただくと、このシリーズのコンテンツを配信する都度、毎回決済となります。配信されるコンテンツによって発売日・金額が異なる場合があります。ご契約中は自動的に販売を継続します。
不定期に刊行される特別号等も自動購入の対象に含まれる場合がありますのでご了承ください。(シリーズ名が異なるものは対象となりません)
※再開の見込みの立たない休刊、廃刊、出版社やReader Store側の事由で契約を終了させていただくことがあります。
※My Sony IDを削除すると続巻自動購入は解約となります。
お支払方法:クレジットカードのみ
解約方法:マイページの「予約自動購入設定」より、随時解約可能ですReader Store BOOK GIFT とは
ご家族、ご友人などに電子書籍をギフトとしてプレゼントすることができる機能です。
贈りたい本を「プレゼントする」のボタンからご購入頂き、お受け取り用のリンクをメールなどでお知らせするだけでOK!
ぜひお誕生日のお祝いや、おすすめしたい本をプレゼントしてみてください。※ギフトのお受け取り期限はご購入後6ヶ月となります。お受け取りされないまま期限を過ぎた場合、お受け取りや払い戻しはできませんのでご注意ください。
※お受け取りになる方がすでに同じ本をお持ちの場合でも払い戻しはできません。
※ギフトのお受け取りにはサインアップ(無料)が必要です。
※ご自身の本棚の本を贈ることはできません。
※ポイント、クーポンの利用はできません。クーポンコード登録
Reader Storeをご利用のお客様へ
ご利用ありがとうございます!
エラー(エラーコード: )
ご協力ありがとうございました
参考にさせていただきます。