建築ジャーナル2024年6月号No.1355 特集■1960年代の研究 ●表紙絵=坂口恭平熱気渦巻く1960年代。安保闘争を初めとする学生運動と政治の時代、そして高度経済成長の時代。都市環境は、新都市計画法施行や容積制導入とともに開発型へと突き進み、暴走する経済活動の弊害は、公害となって大きな被害をもたらした。60年代には実にいろいろなことがあった。日本最初の原発が東海村にでき、64年には東京五輪開催、東海道新幹線や東名高速が整備され、70年大阪万博に向けても機運が高まっていった。原発、五輪、・・・
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建築ジャーナル 2021年6月号 NO.1317
特集|沼 湿地 荒地論 ●表紙絵=坂口恭平
住むのにも耕作するのにも適さぬ土地。人の近くにあっても、生産とは無縁と思われ、放置されているところ。湿りすぎていたり、乾きすぎていたりして、人が好まぬのになぜか言い伝えや物語が生まれる場所。そんなところに潜むものが今、見直されている。2019年11月号「地べたの思想」に続く「沼地 湿地 荒地」編。地の力を文化史的、社会科学的、自然科学的に解き明かし、掘り起こす試み。
■特集 沼 湿地 荒地論……2
◆インタビュー
沼とその効用|嘉田由紀子……3
◆沼 湿地 荒地論
沼地の創造力|伊藤 毅……8
干拓休耕地を干潟に復元
三重県英虞湾の試み|国分秀樹……11
湿地・池沼からの世界観
水辺の犠牲を偲ぶ|千葉 一……14
荒れ地という創作論を持って、
遠い村を訪れる|佐藤研吾……18
干潟から見えた世界
ドキュメンタリー映画「東京干潟」「蟹の惑星」の
撮影を通して|村上浩康……22
◆沼さんぽ
関東一沼が多いまち|山崎太資……26
■連載
◆五十嵐太郎の先読み編集局[149]
金正日が改造した劇場都市・平壌
─五十嵐太郎……28
◆手づくりこしらえの記[7]
ショートパンツ
─坂口恭平……29
◆見えない都市[9]
小さな野生/野性
──連ヨウスケ+山川 陸……32
◆お城と日本人?木造化論争の行方[31]
河村市長、新人候補退け5選
名古屋城天守木造化の行方
──毛利和雄……36
◆前川國男論◎戦後編[38]
単位空間によるプランニングの方法論へ
──松隈 洋……43
◆まちの胃袋[114]
プノンペンのプノンペンそば(大阪府堺市)
──山崎 亮……48
■緊急企画
美観論争から55年
東京海上ビルに解体の危機[1]
◆東京海上ビルディングに託された公共空間はどこへ
──松隈 洋……34
◆前川國男の超高層ビル構想
──松原隆一郎……35
■情報ポスト
◆福島 持続可能な建築のゆくえ ウッドショックは語りかける
[遠藤知世吉|A&D遠藤設計]……37
◆読者の視点 日英米のコミュニティスクール集成
[渡邉昭彦|豊橋技術科学大学名誉教授]……38
◆東京国道 街路樹伐採問題20
[愛 みち子|千代田の街路樹を守る会]……39
◆江戸川区 葛西臨海水族園とグリーン・リカバリー
[安田幸一|JIA環境会議委員]……40
■建築
◆ESPAD環境建築研究所(東京都世田谷区)……49
◆光崎敏正建築創作所(名古屋市千種区)……61
◆針谷建築事務所(静岡市駿河区)……69
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特集■必要な建築とは何か ●表紙絵=坂口恭平
公共空間としての横浜市寿町健康福祉交流センター
「パブリック 図書館の奇跡」という映画を見た。寒波の夜、アメリカオハイオ州シンシナティの路上生活者たちが図書館を占拠する。公共空間とは何かを問いかけるヒューマンドラマだった。2019年6月、寿町総合労働福祉会館は横浜市寿町健康福祉交流センターに建て替わった。その地域の人たちの生活や生存に直接関係する重要な公共空間だ。そこで建築家が何を考え、それにかかわる人々はどう受け止めているのか。一つの建築ができることで生まれてくるものは何か。
■特集
必要な建築とは何か
公共空間としての横浜市寿町健康福祉交流センター…………2
■座談会1
◆建築を生む、協働と葛藤|金子祐三×小泉雅生×高沢幸男×唐木研介×吉武俊一郎…………4
◆管理者側の視点から?中路博喜さんへの質問|中路博喜…………10
■座談会2
◆寿地区の医療・保健・地域活動と
横浜市寿町健康福祉交流センター|梅田達也×小西祐子×鈴木 伸×竹本真紀×吉武俊一郎…………11
■図解
◆写真で見る旧会館と交流センター 写真=井上 玄、本誌…………18
◆まちの変化に向き合う設計提案
寿町健康福祉交流センター|唐木研介…………22
■必要な建築とは何か
◆場の力 寿町 旧センター4階のこと|山田清機+小島一郎…………26
◆健康福祉交流センターの機能と寿町のまちづくり|吉武俊一郎…………29
◆つくり手としてまちと向き合う|竹本真紀…………33
■連載
◆未来へのおくりもの 震災十年の検証[8]
東日本大震災復興事業における
巨大防潮堤の背景と
復興事業からの再生にむけて
─清野聡子…………36
◆五十嵐太郎の先読み編集局[148]
朝鮮大学校と武蔵野美大のあいだの壁と橋
─五十嵐太郎…………40
◆前川國男論◎戦後編[37]
内省的な空間への志向転換
─松隈 洋…………41
◆仕事場[63]
皆で遊び、食べ、旅し、設計をする、
共同体としての設計事務所
─象設計集団…………46
◆まちの胃袋[112]
ウインドファームのコーヒー豆(福岡県水巻町)
─山崎 亮…………48
■建築
◆一粒社ヴォーリズ建築事務所(東京都千代田区)…………49
◆浅井謙建築研究所(東京都港区)…………57
◆小松設計(川崎市多摩区)…………69
◆アーキテクト・アソシエイツ・ヨコハマ(横浜市西区)…………77
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特集■諫早から日本が見える ●表紙絵=坂口恭平
1997年4月14日を忘れない
1989年の着工から30年余。1997年4月14日の諫早湾干拓潮受堤防閉め切りの映像は衝撃的だったにもかかわらず、多くの国民にはすでに終わったことになっているかもしれない。閉め切り後25年目に入る今、そこで何が起こっているかを知ることによって、疲弊する地方の実情や、日本の農業、漁業がかかえる課題が見えてくる。巨費を投じる国営事業の矛盾、公共土木工事に依存する地方経済の体質、防災の名のもとに行われる環境破壊は、国民すべての未来にかかわる問題ではないだろうか。
目次 写真=中尾勘悟
特集扉 絵=坂口恭平
■諫早から日本が見える…………2
◆なぜ引き返せない巨大公共事業
国営諫早湾干拓事業の財政学|宮入興一…………4
◆諌早湾干拓事業の「防災」機能を問い直す|菅波 完…………7
◆タイラギ漁の今、そして漁村は|中山眞理子…………10
◆「優良農地」の実態
干拓地での営農はどうなっているか?|羽島有紀…………14
◆諫早湾干拓事業の影響に関する地域住民の認識
諫早市民と雲仙市民を対象としたアンケート調査から見えること
|加藤雅俊・樫澤秀木・開田奈穂美…………18
■年表と解説
◆諫早湾干拓事業と紛争の経緯|堀 良一…………22
◆諫早湾干拓の「開門調査」とは何か|菅波 完…………22
■座談会
諍いのまちから、復元のまちへ
|佐藤正典×田中 克×寺西俊一×保母武彦…………26
■連載
◆見えない都市[8]
手触りと触れる手|連ヨウスケ+山川 陸…………34
◆前川國男論◎戦後編[36]
近代建築の進路に対する懐疑|松隈 洋…………36
◆五十嵐太郎の先読み編集局[147]
市長が推進する八戸の文化施策|五十嵐太郎…………41
◆現代建築家宣言[8]
〈互酬性〉は〈贈与〉と〈交換〉でできている|若林拓哉…………42
◆まちの胃袋[112]
武相荘の親子丼(東京都町田市)|山崎 亮…………48
■建築
那須塩原市図書館 みるる|UAo(東京都渋谷区)…………49
戸室太一建築設計室(東京都武蔵野市)…………53
金子設計(横浜市磯子区)…………61
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特集■あのときどうしてた? 東日本大震災から10年 ●表紙絵=坂口恭平
あの日、日本中の人が、地震で建物が倒壊し、津波にまちがのまれる光景を見た。
東日本大震災から今年で10年。ビジョンなくハード優先で進む復興、原発問題は課題山積、10年経っても仮設住宅での暮らしを余儀なくされる人々がいる一方で、人々の関心はだんだんと薄れつつある。同時に起こった原発事故も含め、あのとき「何か変えねば、何か行動せねば」とみんなが強く思ったはずだ。
「震災」が他人事になりつつある今、この10年の成果と課題を振り返り、もう一度わがこととして考えたい。
特集■あのときどうしてた?
東日本大震災から10年…………2
◆9のトピック
●建築家たち
東日本大震災からの復興と建築家の貢献
|小野田泰明…………2
●防潮堤
防潮堤の建設を拒み、塩性湿地を復元
|畠山 信…………4
●木造仮設
3.11以降に福島県内に建設された木造仮設住宅のその後
|滑田崇志+浦部智義…………6
●映画
原発映画ベスト3
|西川直子…………8
●未被災地の試み
杉の柱材備蓄で災害に対して粘り強いまちに
|内野輝明…………9
●白紙撤回
三重・芦浜、原発の断りかた
|柴原洋一…………10
●大川小
大川小学校の設計者が今思うこと
|北澤興一…………12
●原発事故避難
帰らない選択、避難する権利
|瀬戸大作…………14
●都市計画
都市計画家たちの10年
|高鍋 剛+渡会清治…………16
◆アンケート
10年前のあの時を忘れない
12人からの回答
|宮島 豊、福士 譲、六本木久志、安田直民、五十嵐太郎、
阿部直人、山内正樹、樫村幸子、中尾 忍、寺本和雄、
三原宏樹、中俣知大…………18
■連載
●未来へのおくりもの 震災十年の検証[7]
持続可能な災害復興に向けて─廣瀬俊介…………32
●五十嵐太郎の先読み編集局[146]
労働者の街の建築とアート─五十嵐太郎…………37
●居住の夢・戦後住宅年代記(クロニクル)[35]
1975~
加納敬二郎と「建主参加の住まいづくり」─竹内孝治…………38
●前川國男論◎戦後編[35]
唯一無二のモニュメントとして─松隈 洋…………43
●まちの胃袋[111]
徳川家康のみかん(静岡県静岡市) ─山崎 亮…………48
●情報ポスト
福島 原発事故62kmでの10年―遠藤知世吉|A&D遠藤設計…………31
■建築
●東日本大震災・原子力災害伝承館
|渡部和生/惟建築計画+日本大学工学部空間デザイン研究室…………49
●西内貴会館/トウキョウホテル01 / Vessel鎌倉1st
│キノアーキテクツ(東京都新宿区)…………53
●タムラ製作所坂戸事業所 再開発プロジェクト新棟3 /
株式会社日本運搬社 群馬ターミナル倉庫/厚木配送センターA棟/
消防器具置場 第3分団第10部/戸田競艇場トイレ改修工事
|梶建築設計事務所(東京都千代田区)…………57
●龕建築デザイン(埼玉県狭山市)…………61
●柳澤孝彦+TAK建築研究所(東京都千代田区)…………69
●タカトタマガミデザイン(東京都渋谷区)…………77
●ken-ken一級建築士設計事務所(横浜市中区)…………85
●東畑建築事務所名古屋オフィス(名古屋市中村区)…………93
●一級建築士事務所 設計組織DNA(京都市下京区)…………101
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特集■新・廃墟論 ●表紙絵=坂口恭平
人はなぜ廃墟に惹かれるのだろう。18世紀から19世紀のヨーロッパでは芸術の対象として、日本でも1970年代にはじまり、1980年代以降、何度かブームが起こるなど、廃墟はながく人々を魅了してきた。建築がその機能を失い、朽ち果て、自然と一体となったときに感じられる魅力の源泉はどこにあるのか。また、建築の新しい受容のされ方としての廃墟のありようを探り、あらためて建築を考える契機にしたい。
■座談会
廃墟はなぜ人を惹きつけるのか
…小澤京子×栗原 亨×星野 藍×三井 嶺
■写真で見る廃墟
国内10選+海外3選
…栗原 亨+星野 藍
■廃墟の建築論I
廃墟から宝を掘りあてる
―廃墟をめぐる覚書2020
…岡田哲史
■廃墟の建築論II
ふたたび建築をめざして
廃墟とバラックが絡み合う場所
…渡辺菊眞
■廃墟を歩く
矢納水力発電所跡
…匿名廃墟初心者
■連載
◆未来へのおくりもの 震災十年の検証[6]
城塞都市とオリーブ畑
―行政と住民の関係を考える…加藤裕則
◆五十嵐太郎の先読み編集局[145]
大学博物館と展示デザイン…五十嵐太郎
◆小さな町 川尻の震災報告[47]
古川保の伝統構法万歳【震災編】
◆手づくりこしらえの記[6]
畑…坂口恭平
◆前川國男論◎戦後編[34]
「音楽の殿堂」東京文化会館の誕生
…松隈 洋
◆見えない都市[7]
拡がる身体…連ヨウスケ+山川 陸
◆まちの胃袋[110]
地元産の牛乳を使ったモッツァレラチーズ
―中山さんのカプレーゼ(愛知県阿久比町)
…山崎 亮
◆仕事場[62]
多拠点、多地域、多領域
―柔軟な働き方の実践…多和良屋
■建築
◇建築最新事情
◆フェリシアこども短期大学
(旧:鶴川女子短期大学)
…隈研吾建築都市設計事務所(東京都港区)
◇建築集
◆伊藤喜三郎建築研究所(東京都豊島区)
◆アーキ・アーバン建築研究所+中出喜美男
(石川県金沢市)
◆小田裕美建築設計事務所(京都市左京区)
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特集■隈研吾と日本社会
隈研吾はなぜもてるのか。
大は国家プロジェクトや都市的な仕事から、
小はまちのシェアスペースやリノベーションまで、
この圧倒的な受容度の高さはいったい何なのだろう。
隈研吾の仕事と言葉、行動から日本の現代社会の内側を透視する。
■隈研吾と日本社会
隈研吾のパラドクス――石川義正…………3
■隈研吾を読むI
隈研吾の民衆論――阿部 潔…………6
■隈研吾を読むII
「調和」と「外部」
―「建築家」隈研吾の領分を問う――小笠原博毅…………9
■見学+座談会
建築の意義を問い直す
阿部 潔×石川義正×小笠原博毅×山本想太郎…………12
■隈建築を巡る旅
香月真大×三井 嶺×山本 至…………21
■ツアーを終えて
西川直子・高木拓哉・山崎太資…………28
■連載
◆五十嵐太郎の先読み編集局[144]
「アフターコロナの世界」コンペ ――五十嵐太郎…………29
◆未来へのおくりもの 震災十年の検証[5]
順応的環境形成の輪郭を描く ─―阿部聡史…………30
◆情報ポスト
【福島】中間貯蔵施設脇の聖地――遠藤知世吉…………35
◆居住の夢・戦後住宅ク年代記ロニクル[34]
1978 山本理顕 STUDIO STEPS
集落と神殿の間で ―─石井翔大…………36
◆前川國男論◎戦後編[33]
群造形の構成による「コア」創出の試み ─―松隈 洋…………42
◆小さな町 川尻の震災報告[46]
古川保の伝統構法万歳【震災編】…………47
◆まちの胃袋[109]
山田家のいなり寿司(新潟県長岡市)――山崎 亮…………48
■建築
◆東北電力奥会津水力館 みお里 MIORIR
――みかんぐみ(横浜市中区)…………49
◆東京大学(駒場I)教養学部第2体育館
――東畑建築事務所(東京都千代田区)…………53
◆京都市美術館(通称:京都市京セラ美術館)
――青木淳・西澤徹夫設計JV ・
松村組大阪本店・昭和設計…………57
◆関・空間設計(仙台市青葉区)…………61
◆エーエー アンド サン(東京都千代田区)…………73
◆洋建築企画(神奈川県茅ケ崎市)…………81
◆大建設計(東京都品川区)…………89
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特集■コロナ2020、どうしてた?
2020年の最も大きいトピックは、やはり新型コロナウイルス(COVID19)の蔓延だろう。累計感染者数は、全世界で5000万人、死者数は120万人を超えたが(2020年11月10日現在)、いまだ収まる気配は見えない。日本でも影響は大きい。緊急事態宣言から東京五輪の延期、飲食店やホテルの休業・閉店、自粛警察やマスク着用議論など、コロナにまつわるさまざまなトピックで埋め尽くされた一年だった。この歴史的なパンデミック事態をどう過ごし、何を考えたか、本誌注目の16人に話を聞いた。
■座談会
コロナ対応社会の功罪|
石津優子×市橋正太郎×佐藤研吾×羽鳥達也…………3
■アンケート
「どう過ごし、何を考えたか」
パンデミック、12人の回答|
小田義彦、岡 啓輔、垣内光司、漢那 潤、窪田亜矢、三浦詩乃、納見健悟、平賀達也、霜田亮祐、高村友也、木下壽子、高田洋子…………10
■連載
◆未来へのおくりもの 震災十年の検証[4]
順応的未来の模索
磯場蹂躙の運命を生きる――千葉 一…………22
◆五十嵐太郎の先読み編集局[143]
コロナ禍の海外展示――五十嵐太郎…………28
◆情報ポスト
練馬区 街路樹伐採問題19[ 愛みち子|千代田の街路樹を守る会]…………29
◆小さな町 川尻の震災報告[45]
古川保の伝統構法万歳【震災編】…………30
◆見えない都市[6]
距離と足取り――連ヨウスケ+山川 陸…………32
◆居住の夢・戦後住宅ク年代記ロニクル[33]
1974 象設計集団 ドーモ・アラベスカ アラビア風からくさの家─―和久田幸佑…………34
◆前川國男論 戦後編[32]
打込みタイル構法の始まり――松隈 洋…………40
◆お城と日本人―木造化論争の行方[30]
大洲城 復元木造天守でキャッスルステイ――毛利和雄…………45
◆まちの胃袋[108]
ロイダッツのリャマ白玉(東京都千代田区)――山崎 亮…………48
◆仕事場[61]
「設計事務所+駄菓子屋」地域の万屋をめざして │マーチアンドストア…………46
■建築集
◆岳設計工房(栃木県佐野市)…………49
◆Maru。architecture(東京都台東区)…………57
◆三浦慎建築設計室(東京都中央区)…………65
◆エアリアル(東京都新宿区)…………73
◆Ha+( 北陸アーキテクチャープラス)(石川県・富山県・福井県)…………81
◆アール・アイ・エー 名古屋支社(名古屋市中村区)…………93
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特集■外国人居住
いつごろからか、コンビニやチェーン店スタッフのほとんどが外国人になった。働き手としての外国人の流入は2000年代になり、急激に増えているように思える。紛争や迫害から逃れ、難民として日本に渡ってくる人々も年々増えている。
ふと目を向けると、私たちの生活の身近にさまざまな形で外国人が助け合って暮らすコミュニティが存在する。多文化混在社会へ足を踏み入れた日本はこれからどこへ向かうのだろう。多彩なルーツ、バックグラウンドを持つ人々が地域となじみながら、しかも独自の文化を守りつつ暮らせる社会は実現可能だろうか。
■序論
「まず顔を合わせて」
新大久保に見る外国人コミュニティと
日本人社会の共存|室橋裕和…………3
■ 山梅ビル アキバモスク探訪記
まちかどから広がる
多文化共生の場|山近資成×連ヨウスケ…………7
■ 座談会
隣の外国人|ベルトラン×トニー×マルコス×朱 曦…………12
聞き手……酒井仁子・山近資成・三木知子
■支援団体アンケート
もっと知ってほしい
日本の在住外国人をめぐる課題
◆A.F.P.S. アジアン・ピープルズ・フレンドシップ・ソサエティ|吉田真由美…………17
◆NPO法人難民支援ネットワーク REN|石谷尚子…………18
◆難民を支援し連帯する会|酒井雅己/酒井仁子…………19
◆SYI 収容者友人一同|柏崎正憲…………19
◆NPO法人アルぺなんみんセンター|有川憲治…………21
◆外国人居住とコミュニティ
◆遠くて近くの場所 葛飾区四つ木の「リトルエチオピア」|小出幸次郎…………22
◆外国人の日本の住環境への適応プロセス|鈴木あるの…………26
■連載
◆五十嵐太郎の先読み編集局[142]
ホンマタカシが撮影する妹島和世
─五十嵐太郎…………30
◆情報ポスト
宮城・仙台 美術館は誰のものか―宮城県美術館移転問題を問う県民運動|高橋直子[伝統建築研究所]…………31
◆未来へのおくりもの 震災十年の検証[3]
脱原発の地域再生はどう可能か?─廣瀬俊介…………32
◆小さな町 川尻の震災報告[44]
古川保の伝統構法万歳【震災編】…………36
◆居住の夢・戦後住宅ク年代記ロニクル[32]
1971 積水ハウス「テラステン」プレハブでまちをつくる─竹内孝治…………38
◆前川國男論 戦後編[31]
転換点としての京都会館─松隈 洋…………44
◆お城と日本人―木造化論争の行方[29]
名古屋城 懸案の基礎構造の代替策部会またぐ調整会議で検討へ─毛利和雄…………49
◆まちの胃袋[107]
「ああこれは愛知県の味だ」コンパルのエビフライサンド(愛知県名古屋市)─山崎 亮…………50
■建築最新事情
◆横浜ベイコート倶楽部 ホテル&スパリゾート
ザ・カハラ・ホテル&リゾート 横浜|観光企画設計社(東京都港区)…………51
◆天草市複合施設「ここらす」|日建設計(東京都千代田区)…………59
■建築集
◆横須賀満夫建築設計事務所(茨城県水戸市)…………63
◆ジーエヌスタジオ(東京都渋谷区)…………71
◆宮里龍治アトリエ(愛知県新城市)…………79
◆新環境設計(東京都文京区)…………87
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特集■世界のコロナ、コロナ下の世界
新型コロナウイルスの感染者は、世界で2600万人を超え、
死者は87万人に達した(9月4日現在、WHO発表、米ジョンズホプキンス大学集計)。
建築ジャーナルでは、ちょうど5年前の2015年より、海外事情を4回特集してきたが、
その執筆者たちは今、コロナ下でどう生き、何を考えているのだろう。
新たな執筆者を加え、世界17カ国からコロナ下の状況を伝えてもらった。
■アンケート
●アメリカ・ニューヨーク
建築設計で培った
能力を生かした職域拡大に光|曽野正之…………2
●アメリカ・ニューヨーク州・セラキュース
研究に出られないまま、
あるべき建築運動を思う|庄 ゆた夏…………3
●アメリカ・ハワイ
数多くのプロジェクトが中止、
今後はPCスキルがより重要に|鵜飼高生…………5
●イギリス・リーズ
自転車・家庭菜園・テラス席
仕事は減らない|近江麻衣…………6
●フランス・ブルターニュ
持続可能な賢い日常生活を
人々が受け入れる契機に|千田 勝…………7
●スペイン・バルセロナ
観光業に頼らないまちづくりは可能か|小塙芳秀…………8
●スペイン・マドリード
歴史と過去の建築が心に響く|志岐 豊…………9
●イタリア・ナポリ
すべての価値観が覆された|中橋 恵…………10
●オランダ・アムステルダム
かけがえのない都市の個性、際立つか|吉良森子…………11
●ドイツ・ベルリン
ワーク・ライフバランスが充実|金田真聡…………12
●ポルトガル・ポルト
時間ができて良いことも多い|伊藤 廉…………13
●デンマーク・コペンハーゲン
日常へ戻るまち、
コロナ禍で浮き上がる建築の諸課題|金田泰裕…………14
●スウェーデン・ストックホルム
情報公開、透明性の大切さ|阿久根佐和子…………14
●スウェーデン・シェレフテオ
スウェーデンの田舎暮らしで思うこと|松田青子…………16
●インド・ムンバイ
遅れてやってきた深刻な事態|後藤克史…………17
●タイ・バンコク
コロナ後も変わらない
持続可能な価値の追求|岩本昌樹…………18
●ベトナム・ホーチミン
コロナをきっかけに
新しい生活スタイルを模索|西澤俊理…………19
●中国・上海
日常へ戻るまち、
コロナ禍で浮き上がる建築の諸課題|東 英樹…………20
●台湾・宜蘭
本来の民主主義の体現に挑戦|高澤京子…………21
●オーストラリア・シドニー
罰金制で厳しい活動制限|坂口 潤…………22
●ニュージーランド・クライストチャーチ
迅速、平等、誠実さが基本|石堂良人…………23
■ 各国の報告を読んで
●世界を覆う空間の同時革命|五十嵐太郎…………24
●ニューノーマルを誰が描くか|服部一晃…………25
●コロナ禍で揺らぐ都市/田舎、
リアル/ヴァーチャルの境界|岩元真明…………27
■連載
●現代建築家宣言
Contemporary Architects Manifesto[7]
〈分解〉と〈発酵〉
─〈疎外〉された事物の内部化と他者性の連鎖
─若林拓哉…………28
●五十嵐太郎の先読み編集局[141]
9年半後の津波伝承館と震災遺構
─五十嵐太郎…………33
●未来へのおくりもの 震災十年の検証【2】
問われる「高台集団移転」と「事前復興」 │渡辺勝道…………34
●前川國男論Y戦後編[30]
古都の伝統や歴史と向き合う中で
─松隈 洋…………42
●見えない都市[5]
やればやれる
─連ヨウスケ+山川 陸…………47
●まちの胃袋[106]
スコットのしらす丼(兵庫県姫路市)
家島……studio-L 創世記 ─山崎 亮…………50
■情報ポスト
●福島 10回目の夏 国道6号線 原発災害地域を行く・・・※各種権利等により、デジタル版には写真が非表示または記事そのものが収録されていない場合がございますのでご了承願います。 -
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【表紙ドローイング】坂口恭平
目次
●特集「山谷・寿町と釜ヶ崎」
新連載【未来へのおくりもの】五十嵐敬喜
【前川國男論戦後編】松隈洋
【五十嵐太郎の先読み編集局】
【まちの胃袋】山崎亮
【仕事場】筒井建築設計室
●建築集
作品奥付
奥付
※各種権利等により、デジタル版には写真が非表示または記事そのものが収録されていない場合がございますのでご了承願います。 -
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【表紙ドローイング】坂口恭平
目次
●特集「路地のヒューマンスケール」
●連載
【見えない都市】連ヨウスケ+山川陸
【トンネル住居】横河健
【情報ポスト】メンデス・アルシラ・ホセ・マヌエル、吉川新吾
愛みち子
【五十嵐太郎の先読み編集局】
【前川國男論⦿戦後編】松隈洋
【熊本地震】古川保
【お城と日本人】毛利和雄
【仕事場】SPACESPACE
【まちの胃袋】山崎亮
●建築最新事情
●建築集
作品奥付
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特集 島と島人
島。それは究極の地方。本土では地方も都市化の波に飲まれ、画一化・平準化が進む中、独自の気候、中央や巨大資本との物理的距離は、島に固有の文化や建築を生んだ。土地に密着した生業が育んだ島人のメンタリティーはたくましく人間的だ。一方で島は、人口減、空き家問題、エネルギー問題など、さまざまな課題を抱える日本の縮図でもある。島の暮らしや働き方、そこで生きる人々に、私たちが学ぶものとは。
■序論
瀬戸内の島嶼集落「祝島・宮島」の特徴、その教え
集住の基本、持続性の大切さ|森保洋之 2
■島の設計事務所
◎屋久島
カフェが外の世界とつながる窓に 身近な人のための設計|藤吉竜二 7
◎壱岐島
壱岐島の豊かな環境を生かし、島専属の建築家として根付く|松本隆之 10
◎対馬
国境の島、対馬の石文化と城下町の歴史|鼻崎象三 12
◎奄美大島
東洋のガラパゴス奄美大島の建築事情|酒井一徳 14
◎種子島
小さなサイクルをつくる|内野康平 16
◎宮古島/世界の島
島に学ぶこと わが宮古島と世界の島旅から|伊志嶺敏子 18
■島に学ぶこと
島で生きる|上江洲儀正 21
【連載】
居住の夢・戦後住宅ク年代記ロニクル【30】1975 吉田研介自邸 チキンハウスから学んだこと 北山 恒 24
松山巖と贅沢な読書会【17・最終回】ゲスト|山本理顕+山本 至 60 -70年代 激動の時代とこれから 30
手づくりこしらえの記【5】ガットギター 坂口恭平 37
前川國男論Y戦後編【27】
ブルータリズムへの傾斜と方法論のゆらぎ 松隈 洋 42
五十嵐太郎の先読み編集局【138】 明るい廃墟 五十嵐太郎 47
仕事場【57】つくることに向き合う藝大の遺伝子、領域を横断する小さな工房 studio archē/スタジオ アルケー 48
まちの胃袋【103】また会いに ムジカの紅茶(兵庫県芦屋市) 山崎 亮 50
■情報ポスト
東京 街路樹伐採問題17[愛 みち子|千代田の街路樹を守る会] 40
福岡 西日本シティ銀行本店(旧福岡相互銀行本店)解体へ[鮎川 透|環・設計工房] 41
■建築最新事情
ホテル 坐樂閑/ THE JUNEI HOTEL KYOTO|イソダ設計(横浜市西区) 51
阿木交流センター|SAN設計室(岐阜県中津川市) 55
■建築集
アイダアトリエ(東京都新宿区) 59
イクス・アーク都市設計(東京都新宿区) 67
■こども施設特集 75
てぞーろ保育園|相坂研介設計アトリエ
まつやま百合ケ丘保育園|アルコデザインスタジオ
ふじおか幼稚園|YTT一級建築士事務所
立正幼稚園認定こども園棟|ツチヤタケシ建築事務所
こどもむら保育園さくらいろ|山田伸彦建築設計事務所
羔幼稚園|一粒社ヴォーリズ建築事務所
友の季ひまわり幼稚園|MAMM DESIGN一級建築士事務所
鎮守の森 城山どんぐり保育園|松本直子建築設計事務所
EDO日本橋保育園|bask design
みなみすがお保育園|コア建築設計工房
ぽっかぽっかナーサリー相模原園|sum design/テンジンスタジオ
むく保育園|手塚建築研究所
志太こども園|針谷建築事務所
真愛三ツ谷こども園|大岡成光建築事務所
名古屋柳城短期大学附属豊田幼稚園|中建設計
ののかぜ保育園|藤川原設計
愛知医療学院短期大学附属ゆうあいこども園|三橋設計名古屋事務所
のしろこども園|ナカエ・アーキテクツ
くるみ保育園|ちびっこ計画・大塚謙太郎一級建築士事務所
都島乳児保育センター|スペースクリエーション
粉浜学園 西園舎・東園舎|貴志環境企画室
TOMONi保育園|高橋勝建築設計事務所
おひさま保育園|上田建築事務所
青葉やまと保育園|和田設計
認定こども園 和泉幼稚園|設計機構ワークス
永林寺保育園|設計機構ワークス
佐世保ホワイトホエール|SAKO建築設計工社・・・※各種権利等により、デジタル版には写真が非表示または記事そのものが収録されていない場合がございますのでご了承願います。 -
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