聖地巡礼・コンテンツツーリズム研究の第一人者である北海道大学観光学部教授 山村高淑さんと聖地巡礼プロデューサー柿崎俊道との対談。岐路を迎えたアニメ・マンガ聖地巡礼研究の次のステップについて、論議を交わします。 ・聖地巡礼イベントと商売、ボランティア・大きくなる聖地巡礼イベントの転換点・研究者業界に広まる「聖地巡礼」・今の聖地巡礼研究へのアプローチに欠けているもの・自治体と聖地巡礼、そして研究者・聖地巡礼研究は次のステップへ
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聖地会議19
山本 寛
アニメーション監督・演出家
山本 寛監督と聖地巡礼
聖地会議19は山本 寛監督と聖地巡礼プロデューサーの対談です。山本監督が手がけた多くの作品で聖地巡礼ブームが起きました。『涼宮ハルヒの憂鬱』『らき☆すた』『かんなぎ』『フラクタル』『Wake Up, Girls!』、そして新作の『薄暮』まで。どのような意図でロケ地を選び、活用し、演出を施したのか。聖地巡礼・コンテンツツーリズムの本質に迫る対談です。
?・実際の地域を舞台にしているのは、作品のリアリティとクオリティを上げるためです。
・『かんなぎ』で聖地巡礼を考えるようになりました。
・『フラクタル』では「聖地にさせるもんか」という意気込みでした。
・聖地巡礼を真剣に考えはじめて『WUG!』が生まれました。
・「ここにキャラクターが住んでいる」という思いがしないと楽しくない。
・『薄暮』で聖地巡礼のノウハウを使い切る。 -
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聖地会議18
田中康士郎
公益財団法人埼玉県産業文化センター
アニ玉祭が生まれたワケ
劇場、音楽堂等の活性化に関する法律と指定管理者制度
2013年からはじまった埼玉県最大のアニメ・マンガ総合イベント「アニ玉祭」。埼玉県庁と埼玉県産業文化センターが中心としたイベントです。観光とアニメをテーマにし、埼玉県内のアニメの聖地を紹介することを目的にはじまりました。2017年10月22日にアニ玉祭は第5回を迎えます。アニメ業界、マンガ業界への認知度も高まり、順調に回を重ねています。
弊誌「聖地会議」の柿崎俊道は第1回アニ玉祭よりスタッフとして活動を続けてきました。とくに第2回、第3回は総合プロデューサーとしてイベント全体を牽引いたしました。
活動をしていく中で、ひとつの疑問がどんどん大きくなりました。「アニ玉祭」は会場であるソニックシティを運営する埼玉県産業文化センターが発起人です。そもそも、公立会館を運営し、ホールや会議室を管理する埼玉県産業文化センターが、なぜアニメのイベントを企画するのだろうか。それまでの彼らにはこうしたイベントを企画した経験がありません。いくら聖地巡礼が盛り上がっているとはいえ、突飛ではないか。
?聖地会議18は、柿崎俊道のなかで大きくなった疑問を解消する1冊です。
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・アニ玉祭と文化庁「劇場、音楽堂等の活性化に関する法律」
・アニ玉祭と指定管理者制度
・アニ玉祭と聖地巡礼
・日本とアメリカの公立会館の役割
・アニ玉祭と地域の参加 -
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聖地会議17
北山友之
株式会社マーズ・シックスティーン取締役社長
コンテンツビジネスで知っておきたい
製作委員会&監修会のトレンド
アニメグッズを作ろうとすると、浮上するのが製作委員会の存在です。ひとつのアニメ作品に複数の企業が出資し、各自の業態に合ったジャンルのビジネスの優先権を確保する商法です。コンテンツビジネスを製作委員会の中だけで完結すればいいのですが、実際はそうはいきません。地域や製作委員会の外の業者など、多くの個人、組織がコンテンツビジネスに乗り出します。外から様々な「企画」が押し寄せてきます。その「企画」を検討するのが製作委員会内に設けられた監修会です。
聖地会議17は、コンテンツビジネス初心者にはなんとも把握しづらい製作委員会、監修会の解説が中心です。初心者はどのようにコンテンツビジネスに切り込んだらいいのか。これからはじめるからこそ知ってほしい情報が満載です。
・コンテンツに執着しないアニメ製作委員会
・コンテンツビジネスにこれから挑むには
・1クールのアニメ作品でコンテンツビジネスを行うには
・グッズに使用する新しい絵素材の入手方法 -
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聖地会議16
中島 学
秩父市役所 産業観光部観光課
アニメが変えた秩父市の姿
2017年、秩父市には多くの若い観光客で訪れている。アニメ『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』、アニメ『心が叫びたがってるんだ。』の聖地巡礼をはじめとして、三峯神社の白い氣守、西武秩父駅前温泉「祭の湯」など注目の観光スポットが続々と現れている。
しかし、ここでふと思う。『あの花』というアニメが放送されるまで、秩父の町や観光地はどんな様子だったのか。
秩父市観光課でアニメ担当を務める中島学さんと『あの花』のビフォーアフターを巡る対談です。
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・『あの花』がくれた変化
・アニメによる地域活性化とは
・ファンと秩父の絆
・作品愛とコミュニケーション、スタンプラリー
・たまり場
・中島さんの課題 -
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聖地巡礼・コンテンツツーリズムの生々しい対話本「聖地会議」の総集編2の登場です。
総集編2には「聖地会議7」から「聖地会議12」までを収録。
また、特別座談会として、千葉県鴨川市で行われた「出張!聖地会議 in 鴨川」を完全収録! アプリ「舞台めぐり」の安彦剛志氏、『輪廻のラグランジェ』監督の鈴木利正氏、聖望学園日本史教師の新井康之氏、「輪廻のラグランジェ鴨川推進委員会」委員長の岡野大和氏、そして、本誌編集長である柿崎俊道が、今いちばん生っぽい聖地巡礼の話をしました。
「聖地会議 総集編2」には聖地巡礼・コンテンツツーリズムの今が詰まっています。
<内容>
聖地巡礼・コンテンツツーリズムの激変
柿崎俊道/聖地巡礼プロデューサー
・聖地会議7
神奈川工科大学情報メディア学科特任准教授 中村隆之
―『アオモリズム』『DA・彩魂』
ご当地アーケードゲームという未来―
・聖地会議8
T1:T2西武鉄道株式会社 鉄道本部運輸部スマイル&スマイル室 野田政成
―西武鉄道に乗って、聖地へ!―
・聖地会議9
聖望学園日本史教師 新井康之
―新井先生とアライ先生は
ヤマノススメクラスタとともに―
・聖地会議10
なつまちおもてなしプロジェクト 花岡隆太
―ゼロへのなつまちおもてなしプロジェクト―
・聖地会議11
株式会社ファンワークス代表取締役 高山 晃
―クリエイティブのチカラ―
・聖地会議12
池袋シネマチ祭総合ディレクター 鈴木竜也
―池袋シネマチ祭?アニ玉祭―
・出張!聖地会議 in 鴨川
特別座談会
聖地巡礼、コンテンツツーリズム、文化遺産
安彦剛志/ソニー企業株式会社コンテンツツーリズム課「舞台めぐりチーム」シニアプロデューサー
鈴木利正/『輪廻のラグランジェ』監督
新井康之/聖望学園日本史教師
岡野大和/「輪廻のラグランジェ鴨川推進委員会」委員長
柿崎俊道/聖地巡礼プロデューサー
・聖地会議 in 鴨川!
・聖地巡礼ファンと地域の温かな交流
・コンテンツツーリズムのプレイヤーを探る
・文化遺産としてアニメ制作資料を保管する
・Q 「舞台めぐり」への要望はどこへ?
・Q 地域の方はアニメで生活が変わったのか?
・Q 鴨川にネガティブな印象を持っていた人いますか? -
聖地会議 総集編1
? 「聖地会議」第1号~第6号を収録し、さらに舞台探訪者コミュニティのハブさん、奈良県立大学岡本健准教授、聖地巡礼プロデューサー柿崎俊道の特別鼎談を収録。聖地巡礼、コンテンツツーリズムの今がここに凝縮!
? 【聖地会議1】
北海道大学観光学部教授 山村高淑
―聖地巡礼研究はコンテンツ研究だ!―
・聖地巡礼イベントと商売、ボランティア
・大きくなる聖地巡礼イベントの転換点
・研究者業界に広まる「聖地巡礼」
・今の聖地巡礼研究へのアプローチに欠けているもの
・自治体と聖地巡礼、そして研究者
・聖地巡礼研究は次のステップへ
【聖地会議2】
奈良県立大学地域創造学部准教授 岡本健
―地域は「文化の孵化器」―
・注目されるコンテンツツーリズム、その先
・誰が、文化の孵化を見守るのか
・岡本さんと奈良のナラクエ
・コンテンツツーリズムは「見立て」である
・見立てることで、空気を作り、観光となる
・コンテンツツーリズムの学会はなにを目指す?
【聖地会議3】
世界コスプレサミット実行委員会委員長 小栗徳丸
―コスプレ イズ コモン―
・世界コスプレサミットの誕生
・世界コスプレサミットと使命
・メディアの魔法をかけて成功に導く
・世界コスプレサミットの3つの課題
・世界は今、収穫期に入っている
・地域と世界コスプレサミット、その個性
【聖地会議4】
ソニー企業株式会社コンテンツツーリズム課「舞台めぐりチーム」シニアプロデューサー 安彦剛志
―地域を聖地に。アプリ「舞台めぐり」の冒険―
・大洗町の人たちはまわりをどんどん巻き込む
・練馬区は都会。でも、聖地になる
・流山市の和菓子店と「舞台めぐり」の意外な関係
・リアルドラマCDが地域を演出する
・聖地巡礼ファンはタモさんだらけ
・「舞台めぐり」の収入源はインバウンド
・偶発性を上げて地域を聖地へと変貌させる
【聖地会議5】
文学フリマ事務局代表 望月倫彦
―日本中で歓迎される 文学フリマ百都市構想―
・なにかあれば文学フリマは終わってしまう!
・文学フリマ百都市構想と開催支援
・用語統一は文学フリマのコンセプトを表す
・文学フリマと文学を巡る聖地巡礼
・文学同人誌は時代を切り取る貴重な資料
・文学フリマはブームじゃない
【聖地会議6】
「輪廻のラグランジェ 鴨川推進委員会」委員長 岡野大和
―鴨川に『輪廻のラグランジェ』制作資料を移設!
アニメの歴史が動いた最速対談!!―
・鴨川に『輪廻のラグランジェ』制作資料が移設された日
・鴨川はしぶとくしぶとく続いていく
・鴨川に今、歴史が訪れたということ
・鴨川が聖地巡礼の文脈を変えてしまった
・鴨川では、みんなが関係者になる
・鴨川のなかに『輪廻のラグランジェ』を溶け込ます
【特別鼎談「聖地巡礼スピリッツ」】
ハブさん/舞台探訪者コミュニティ(BTC)本部長
岡本 健/奈良県立大学地域創造学部准教授
柿崎俊道/聖地巡礼プロデューサー
・聖地巡礼スピリッツ
・探訪フィールド
・職質アクティビティ! -
島田邦弘
埼玉県秩父地域振興センター副所長
え! この前!? 埼玉県観光課は2009年に設立!!
埼玉県秩父地域振興センター副所長の島田邦弘さんと聖地巡礼プロデューサー柿崎俊道の対談です。島田さんは、埼玉県観光課の初代アニメ担当として知られています。現在、埼玉県はアニメツーリズムで盛り上がっています。その先鞭をつけたのが、島田さんでした。現在でも、埼玉県のアニメイベントに関わり、鷲宮町(現久喜市鷲宮)のお祭り「土師祭」、ソニックシティで開催される埼玉県最大のアニメイベント「アニ玉祭」で島田さんの姿をご覧になられた方は多いでしょう。なぜ埼玉県はこんなにアニメに力を入れるのか。これから、埼玉県のアニメ施策はどうなっていくのか。島田さんと同じく、埼玉県アニメ施策に関わり続けてきた聖地巡礼プロデューサーが切り込みます。
? ・埼玉県庁には観光課がなかった!
・アニメとゆるキャラに課せられた観光イメージの「底上げ」
・コンテンツツーリズム黎明期の幸福
・埼玉県らしいアニメイベントとは、なにか
・エンタテインメントに行政はどのように取り組むべきか
・ファンの作品に対する愛に頼る違和感
・アニメ施策「ペット」論 -
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聖地会議14
椎木隆太
株式会社ディー・エル・イー
代表取締役CEO & Founder
キャラクターは地域で育み、世界へ
株式会社ディー・エル・イー代表取締役 椎木隆太氏と聖地巡礼プロデューサー 柿崎俊道との対談です。株式会社ディー・エル・イーは『秘密結社 鷹の爪』『パンパカパンツ』などの作品で知られています。一方、自治体や各地域の企業とのコラボアニメも積極的に制作しています。興味深いのは、地域から生まれた作品の数々が全国的にヒットし、世界でもヒットしていることです。地域から世界へ。軽々と海を越えていくその姿にはどんな秘密があるのか。椎木隆太氏にお聞きしました。 ・キャラクターに地域性を与えない
・アニメ作品をハリウッドメジャーに売り込む
・チェーン オブ タイトル
・椎木マン -
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JTBコミュニケーションデザイン
コンテンツツーリズムの今
<対談相手>
古関和典
株式会社JTBコミュニケーションデザイン
JTBピクチャーズ マネージャー
2016年春、JTBコミュニケーションデザインという会社が設立されました。JTBは4、5年ほど前から聖地巡礼・コンテンツツーリズムに取り組んできました。しかし、それは各部署の各人の働きによるものでした。JTBコミュニケーションデザインの設立は、それがいよいよ組織として本格的に始めるぞ、という狼煙です。
今回、対談したのは渦中のJTBコミュニケーションデザインの古関和典さんです。古関さんはJTBのなかで精力的に聖地巡礼・コンテンツツーリズムに取り組んできました。今後はJTBコミュニケーションデザインとして、聖地巡礼・コンテンツツーリズムをさらに力を入れて推し進めようとしています。
旅行業最大手であるJTBは一体どのようなことを考えて、聖地巡礼・コンテンツツーリズムに関わろうとしているのか。
「聖地会議13」ではそこをしっかりと聞いてきました。
聖地巡礼・コンテンツツーリズムに関わるすべての人にとって必読です。
・地域へのロケ誘致と地域の観光地化
・映画『ジヌよさらば~かむろば村へ~』
柳津町は3度盛り上がる
・B級グルメとプレイスメント
・観光地ではない場所を観光地に
・リバイバル上映とコンテンツツーリズム
・権利処理は企画段階から!
・コンテンツツーリズムには乗り越える力がある -
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池袋シネマチ祭総合ディレクター 鈴木竜也
池袋シネマチ祭×アニ玉祭
2015年11月に開催された第2回池袋シネマチ祭の総合ディレクター鈴木竜也氏と2015年10月に開催された第3回アニ玉祭の総合プロデューサー柿崎俊道の対談です。どちらも地域に根ざしたアニメイベントであり、同じような規模、同じような時期に開催されました。しかも、ふたりとも同年代。今、地域でアニメイベントを行うことの意味とは? アニメイベントで何を見せようとしたのか、何を見せたいのか。そのような対談を行いました。
・池袋という街への貢献
・水と油
・声優頼み
・映画とマニアック
・努力とお金
・イベントと代理店
・映画を通じて生活を豊かに
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株式会社ファンワークス代表取締役 高山 晃
クリエイティブのチカラ
? アニメ制作会社ファンワークスの高山晃氏と聖地巡礼プロデューサー柿崎俊道の対談です。『やわらか戦車』『英国一家日本を 食べる』といったアニメ作品で知られるファンワークスは、ご当地アニメーションも数多く作っています。山形県鶴岡市『kibiso』、青森県『クックル~ひかりのみち~』といった作品です。ご当地アニメといえば、最近は美少女が登場するセル画調のものが目立ちますが、ファンワークスはコンセプチュアルなエッジが効いた映像表現を打ち出します。アニメ業界から見ても尖っている表現手法です。そうした手法を採用するのは何故か? 地域と映像の関係性をどのように捉えているのか。高山 晃氏にたっぷりと聞きました。
? ・フラットな立場
・地域のブランド
・聖地巡礼とコミュニティ
・アニメとクレイジー
・聖地とガイドブック
・ひとりのクリエイター
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今回は「なつまちおもてなしプロジェクト」の花岡隆太さんとの対談です! アニメ「あの夏で待ってる」の舞台となった長野県小諸市は今でも多くのファンが訪れています。温泉旅館の経営者でもある花岡さんはどのようにファンを迎え入れたのか。イベントを開催したのか? グッズを作ったのか? そこには驚きの施策がありました!
・「なつまちおもてなしプロジェクト」はマイナスを想定して組織した
・厳しい予算計画は継続性を保つため
・聖地巡礼は2次元の世界へいく旅である
・『なつまち』ポスターが商店の意識を変える
・ビジネスパートナーとしての信頼関係を築く
・最高のおもてなしは、日常の作業をしっかりと行うこと -
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