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「名訳」を超えた完全現代語訳。林望源氏物語・全54帖――その第18帖。源氏31歳の秋。二条の源氏邸の東院も峻工し、西の対に花散里を引き移らせた。東の対には明石の御方とその娘を住まわせたい源氏だが、明石の御方は、京に暮らす不安に思い乱れる。明石の入道は大井川の邸に、明石の御方と姫君、北の方を住まわせる。
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「名訳」を超えた完全現代語訳。林望源氏物語・全54帖――その第17帖。源氏31歳の3月。六条御息所の息女(前斎宮)は冷泉帝の妃として入内する。年上の斎宮の女御に馴染めなかった帝だが、絵をきっかけに心を移す。先に娘を入内させていた権中納言(頭中将)はこれを知り、名人の絵師の絵で帝の寵愛を集めようとするが……。
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「名訳」を超えた完全現代語訳。林望源氏物語・全54帖――その第16帖。源氏29歳の9月晦日から晩秋まで。空蝉の夫である常陸の介(元伊予の介)は任を終え京へ帰る。その途中の逢坂の関で、須磨願立ての礼参りをする源氏一行に出くわす。源氏は空蝉の弟(小君の衛門の佐)に空蝉への文を託す。
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「名訳」を超えた完全現代語訳。林望源氏物語・全54帖――その第15帖。源氏28歳から29歳まで。源氏が須磨で隠棲していたころ、源氏の援助の途切れた末摘花の生活は困窮を極め、邸は荒れ果てていた。やがて源氏は都に戻り、春を迎える。花散里を訪ねようと出かけた源氏は、荒れた邸が常陸宮邸であると気付く。
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「名訳」を超えた完全現代語訳。林望源氏物語・全54帖――その第14帖。源氏28歳から29歳まで。朱雀帝は譲位し、冷泉帝(実は源氏の子)の世となる。明石の君は無事姫君を出産する。秋になり、源氏は、住吉の明神へ礼参りに行く。折しも、住吉に参拝していた明石の君は、華やかな源氏一行を目の当たりにし……。
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「名訳」を超えた完全現代語訳。林望源氏物語・全54帖――その第13帖。源氏27歳から28歳まで。須磨の激しい雷雨は静まる気配を見せず、源氏は住吉の神へ願を立てる。嵐が去り、源氏の枕元に亡き桐壺院が立たれ、須磨を立ち去るように告げる。その暁、須磨に近い明石の浦から、明石の入道が迎えの舟に乗り現われる。
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「名訳」を超えた完全現代語訳。林望源氏物語・全54帖――その第12帖。源氏26歳から27歳まで。朧月夜との関係が発覚し、源氏は須磨隠棲を決める。親しい人々や、女たちとの別れを悲しみながら、源氏は京を後にする。須磨の侘び住まいは久しく過ぎ、季節は巡る。頭中将が訪ね来て、短い再会を喜び合う。
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「名訳」を超えた完全現代語訳。林望源氏物語・全54帖――その第11帖。源氏25歳。故桐壺院の妃の一人に麗景殿の女御という方がいた。その妹の三の君(花散里)とは、かつて内裏で契りを結んだことがあった。女御との昔話がきっかけで、源氏は花散里のもとを訪れるのだった。
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「名訳」を超えた完全現代語訳。林望源氏物語・全54帖――その第10帖。源氏23歳秋9月から25歳まで。葵上亡き後、次の正妻は御息所であろうと噂されたが、ぱたりと源氏の訪れはなくなる。失意の御息所は未練な心を断ち切ろうと、娘に付き添い伊勢へ下る決心をするのだが……。
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「名訳」を超えた完全現代語訳。林望源氏物語・全54帖――その第9帖。源氏22歳から23歳の正月まで。桐壺帝は、源氏の兄の朱雀帝に位を譲られた。源氏の恋人・六条御息所は、薄情な源氏の心を嘆いていた。賀茂の祭の前日、禊の儀式に参列する源氏を見物に来た六条御息所と葵上が、見物場所をめぐる車争いを起こし……。
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「名訳」を超えた完全現代語訳。林望源氏物語・全54帖――その第8帖。源氏20歳。左近の桜の花を愛でる宴が催された夜、弘徽殿のあたりに立ち寄ってみると、「朧月夜に似るものぞなき」とうち誦じながら出てくる女(朧月夜の君)がいた。嬉しくなった源氏はその袖を捉え、部屋に引き入れ、かきくどき、契りを遂げる……。
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「名訳」を超えた完全現代語訳。林望源氏物語・全54帖――その第7帖。源氏18歳から19歳の7月まで。内裏の御前で源氏と頭中将は青海波を舞う。源氏の舞姿はこの世のものとも思われぬ見事さであった。やがて源氏と瓜二つの顔つきの若宮を出産した藤壺は、その罪の重さに煩悶する。
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