キマイラの新しい城
殊能将之(著)
/講談社文庫
作品情報
「わが死の謎を解ける魔術師を呼べ」フランスの古城を移築後、中世の騎士として振舞い始めた江里。750年前の死の真相を探れ、という彼の奇想天外な依頼で古城を訪れた石動戯作(いするぎぎさく)は、殺人事件に遭遇する。嫌疑をかけられた江里が向かった先は……。ミステリの枠に留まらない知的エンタテインメントの傑作! (講談社文庫)
もっとみる
商品情報
- シリーズ
- キマイラの新しい城
- 著者
- 殊能将之
- ジャンル
- 小説 - ミステリー・サスペンス・ハードボイルド
- 出版社
- 講談社
- 掲載誌・レーベル
- 講談社文庫
- 書籍発売日
- 2007.08.10
- Reader Store発売日
- 2013.07.12
- ファイルサイズ
- 0.5MB
- ページ数
- 480ページ
以下の製品には非対応です
この作品のレビュー
平均 3.5 (39件のレビュー)
-
愉快な物語
同じ作者の「ハサミ男」、「黒い仏」、「鏡の中は日曜日」ほどの奇想や仕掛けはありませんが、並みの作家なら、ずば抜けたアイデアといえるでしょう。
中世の幽霊が語るパートで語られる現代社会を見る目が大真面目…ながらもずれている面白さ(特に現代の六本木で馬上槍試合をしてしますばかばかしさといったら最高です)、現代人視点のパートのドタバタ劇調の面白さの両方が楽しめます。
導入部分の設定からしてそうですが、リアリティよりも喜劇的に本格もののパロディを追求した物語だと思います。
どちらかというと、ミステリをたくさん読んできた人向けのストーリーではないでしょうか。続きを読む投稿日:2015.05.19
-
いろんな意味で面白い
750年前の外国の幽霊が、建物に取り憑いて日本にやってきた!
その幽霊が「自分は誰に殺されたのか調査してほしい」と言い出して、依頼を受けた無能な探偵・石動。
昔の外人が見た現代日本という異世界ミステリ…としても楽しめるし、館ミステリの変形としても面白い。
この作品は島田荘司のパロディでしょう。
建物をめぐる推理の末に出てくるひと言が、島田作品の「あるネタ」の壮大な皮肉になっているのが面白かったです。
バイクを駆っての冒険があるのは『異邦の騎士』へのオマージュ?
殊能作品でいちばん笑いの要素の強い作品。おすすめ。続きを読む投稿日:2013.10.15
新刊自動購入は、今後配信となるシリーズの最新刊を毎号自動的にお届けするサービスです。
- ・発売と同時にすぐにお手元のデバイスに追加!
- ・買い逃すことがありません!
- ・いつでも解約ができるから安心!
※新刊自動購入の対象となるコンテンツは、次回配信分からとなります。現在発売中の最新号を含め、既刊の号は含まれません。ご契約はページ右の「新刊自動購入を始める」からお手続きください。
※ご契約をいただくと、このシリーズのコンテンツを配信する都度、毎回決済となります。配信されるコンテンツによって発売日・金額が異なる場合があります。ご契約中は自動的に販売を継続します。
不定期に刊行される「増刊号」「特別号」等も、自動購入の対象に含まれますのでご了承ください。(シリーズ名が異なるものは対象となりません)
※再開の見込みの立たない休刊、廃刊、出版社やReader Store側の事由で契約を終了させていただくことがあります。
※My Sony IDを削除すると新刊自動購入は解約となります。
お支払方法:クレジットカードのみ
解約方法:マイページの「予約・新刊自動購入設定」より、随時解約可能です
続巻自動購入は、今後配信となるシリーズの最新刊を毎号自動的にお届けするサービスです。
- ・発売と同時にすぐにお手元のデバイスに追加!
- ・買い逃すことがありません!
- ・いつでも解約ができるから安心!
- ・優待ポイントが2倍になるおトクなキャンペーン実施中!
※続巻自動購入の対象となるコンテンツは、次回配信分からとなります。現在発売中の最新巻を含め、既刊の巻は含まれません。ご契約はページ右の「続巻自動購入を始める」からお手続きください。
※ご契約をいただくと、このシリーズのコンテンツを配信する都度、毎回決済となります。配信されるコンテンツによって発売日・金額が異なる場合があります。ご契約中は自動的に販売を継続します。
不定期に刊行される特別号等も自動購入の対象に含まれる場合がありますのでご了承ください。(シリーズ名が異なるものは対象となりません)
※再開の見込みの立たない休刊、廃刊、出版社やReader Store側の事由で契約を終了させていただくことがあります。
※My Sony IDを削除すると続巻自動購入は解約となります。
お支払方法:クレジットカードのみ
解約方法:マイページの「予約自動購入設定」より、随時解約可能です