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藩の剣術試合の謝礼百両で、桜井俊吾はついに道場を開くことができた。大水の夜、同心2人が川縁(かわべり)で不審な死を遂げる。賄方(まかないかた)の父と娘は将軍献上の茶器を壊したとして、多額の借金に苦しむ。俊吾の妻お鶴にも魔の手が。嗤っているのは誰だ。相棒の愛犬武者(むしゃ)と、どす黒い企みに迫る俊吾だが……。(講談社文庫)
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犬連れの手習い師匠、桜井俊吾の教え子乙吉が油問屋に押し入った賊とともに姿を消した。賊を手引きした疑いがかかった乙吉を捜しながら、俊吾は古巣の熊本藩細川家の藩邸に通う。三河松平家との対抗試合を控え、助太刀と剣術指南を頼まれたのだ。そして武家の体面を賭けた一戦の日が来た!
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桜井俊吾は金では転ばぬ。だが身すぎ世すぎは厄介だ。俊吾の手習い所の窮状を見透かして、毒鼠の音松親分が用心棒の口を持ちかけた。断る俊吾に、今度は腕自慢の刺客を差し向けてくる。手習い所では御家人の悪童と町人の子らとの諍いが勃発。俊吾は分け隔てなしの早朝剣術稽古を始めるが!?
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飢饉の館林城下で新田開発を願い出た名主らに、年貢着服の発覚をおそれた代官は謀反の罪を着せた。名主らを江戸に逃した2人の藩士は、桜井俊吾に助太刀を頼んだ。だが無腰の俊吾を狙い、剣客持丸龍門が闇討ちをかける。非道なり、悪代官一味。愛犬武者とともに、怒れる俊吾が立ちあがる!
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奉行所の追捕を嘲笑うように、黒地蔵の甚五郎一味が商家を荒らす。賊に取締方の動きが筒抜けなのを察知した与力中村八郎左衛門は、市井の剣客・桜井俊吾に秘かな探索を頼んだ。相棒は謎の浪人弥次兵衛。賊に内通した裏切り役人の事情を聞いた俊吾らは、人斬り友蔵という手練れを追うが?
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桜井俊吾が手習い所をひらく本所界隈で凄惨な殺しが続いた。俊吾を慕う船宿の亭主中造も闇討ちの犠牲に。姿を晦ましていた権十という暴れ者の仕業なのか。怒りに震える俊吾は、愛犬武者と利根川を下る。だが、ならず者の手によって武者の命が……!? さわやかな読み味が評判のシリーズ第3弾。
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鼠小僧の再来か。曲者をあと一歩のところで逃した町奉行所は、情の深さを見込んで、手習い所をひらく桜井俊吾に助けを求めた。芽の出ない役者を愛してしまった茶屋娘の面倒を見ていた俊吾に新たな任務が。貧しい者に喜捨をする一方で、大店の奉公人を殺す盗賊の正体は。気鋭による第2弾。
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剣術指南役を解かれ、手習い所を開いた桜井俊吾。大火で妻子を失い、今は拾った子犬とつましい暮らしを送っていた。だが男にさらわれる寸前、川に飛び込んだ女を助けたことで生活は一変。執拗な男は、周囲の人間の命を容赦なく奪いながら2人の身近に迫ってくる。時代小説に新しい風が吹く!
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