コミック
大使閣下の料理人
シリーズ内の平均評価:
(20)
完結
日本大使公邸料理人は、料理人の日本代表なのです――。お客さんに「気持ち」が伝わる料理を作りたい!! そんな夢を叶えたいと、完全分業制で何百人分もの料理を次々と組み立てていく大手ホテルの料理人を辞め、ベトナム・ハノイの日本大使公邸の料理人になった大沢公(おおさわ・こう)。倉木(くらき)大使や大使館員の古田(ふるた)、公の料理補助をするホアらとともに、ベトナムの人々と心を通わせることのできる料理を志す!!
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倉木大使の食卓外交のため8年間尽力してきた公。最後の仕事は大使を招いての設宴だった――!! 倉木大使が新たに中国大使に起用された!! その承認を得るため中国へ向かった大使に同行した公は、周恩来直伝の豆腐料理で無事に設宴を終える。そして、倉木大使の命令に背き、古巣のNKホテルで食卓外交に従事することになった公は、大使を説得するため最後の設宴に挑む!! ――『大使閣下の料理人』いよいよ最終巻!!
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パンチの効いた最高の“チャンチャン焼き”に託されたメッセージとは――!? 長谷川(はせがわ)ロシア新大使からの依頼で、根室に行くことになった公。北方領土問題でロシアと裏交渉していて処分され休職中の伊藤(いとう)をロシア外交に戻すために……。公たちがまず向かったのは、伊藤の幼なじみの店。そこで、かつて北方領土の返還を切に願う伊藤の亡き祖父が作った“チャンチャン焼き”の話を聞かされる。公はそれを再現しようと試みるが……!?
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楊(ヤン)前国家主席に招かれた在香港日本総領事御一行を待っていた恐怖の満漢全席とは――!? 公邸料理人として香港で腕を振るう愛が体験した満漢全席。しかし、それは対日強硬派の楊氏が仕掛けた恐ろしい策略だった!! 日中関係の危機に瀕し、「答礼宴」という形で挽回を図ろうとした愛たちだったが……!? そして、小俣(おまた)在香港日本総領事が抱える、倉木大使との消せない「過去」とは――!?
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日本料理への情熱を誰よりも持つ和食の鬼・北島萌(きたじま・もえ)がついに公邸料理人に――!! エリゼ宮のブーケ総料理長から、「シェフサミット」への参加のオファーが舞い込んできた!! 萌との初仕事でもあるこのオファーを受けた公は、早速ポルトガルへ。日本料理人としてのプライドのせいで公を敵視していた萌だったが、ある事がきっかけでその態度が軟化する!! 果たして「シェフサミット」を二人はどう乗り越えるのか――!?
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厳密には存在しない「アメリカ料理」に挑戦する公が、料理に込めた「平和と寛容」の精神とは――!? アメリカ次期大統領候補のケーシー氏の設宴のため、公はニューヨークへ。ニューヨークの市場に溢れる、まさに多民族国家を象徴する食材の数々に感動した公は、「自由と平和」をテーマに設宴を乗り切ることになった!! そこには、かつてアメリカが戦争をした相手国の食材ばかりを使うことになったのだったが……!?
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各国の大使夫人を集めた日本料理の講習会。それも公の大切な仕事の一つ――!! 講師に招かれた愛の友人・北島萌(きたじま・もえ)は、熱血系の日本料理人。日本料理を敬愛するあまり、萌は日本人でフランス料理人の公には突っかかってばかり。そんななか、講習会に参加したサハラ共和国大使夫人・ファティマの家に招かれた公達は、そこで北アフリカ料理の素晴らしさに出会うのだったが――!?
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外交官の江口に「閨閥(けいばつ)」がらみの結婚話が舞い込んだ――!? 金田(かねだ)外務大臣の娘・すみれと、見合いをすることになった江口。婚姻による出世を否定する江口だったが、すみれは彼を父親の地盤を引き継ぐ「政治家」にすると宣言した!! それを知った公や愛は慌てるが、事態はどんどん悪化していき……。しかし、すみれの心を解く鍵が、あるショコラティエの作った「オペラ」であることに気づいた公は、早速行動にでるのだったが――!?
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休暇でバリに滞在していた公に、愛から突然のSOSが――!? 公の代理で公邸料理人として奮闘していた愛に、倉木大使から設宴の依頼が!! 倉木大使の食事も完璧にはこなせない愛にとって、最大のピンチが訪れてしまった。バリからFAXと電話で指示を出し、この設宴を乗り切ろうとする公と愛だったが……。設宴の相手は、台湾から単身赴任している宋(そう)代表。倉木大使が愛の料理の腕前を知っているからこそ彼女に依頼した、その真意とは――!?
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公がフランス料理のシェフとして、最大のスランプに陥った――!? 熱烈な愛国主義者のフランスオペラ界の重鎮、マダム・ガルシアからニセモノ扱いを受けた公の料理。折しも、仏露関係を悪化させているロシアのストロガノフ局長が来日!! 満身創痍(まんしんそうい)の公だったが、日本とロシアの友好強化のために参加した「ロシア料理講習会」でさらなるスランプに襲われることに!! リベンジを誓った公が、仏露の外交が絡む緊迫した設宴で出すホンモノのフランス料理とは――!?
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公にとっては初めての、外交を揺るがすような痛恨のミス――!! 情報が少なすぎる国、N国。その外務次官を招いた設宴での失敗の責任を取るため、公は愛を伴ってN国へとやって来た!! 「料理修業」のための日本人ツアーに参加した公たちを待っていたのは、N国の厳しい監視と管理だった。スパイと疑われ行動が制限されるなか、公が触れた本場の「冷麺」が持つ伝統の重みとは――!? そして、倉木大使が送り込んでいたスパイはいったい誰だったのか――!?
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フランス料理のシェフである公、ついにフランス料理の本場に足を踏み入れる――!! 首相からフランス極右勢力とのパイプ役に任命された倉木大使に同行し、公は初めてのフランスを体験することになった!! 市場の食材を肌で感じ、本場のビストロで土地の料理を堪能する公。そして、ホテル時代からの先輩である相田がマルセイユで開いた店を訪れたが、そこにはフランスの伝統に怯(ひる)む相田の姿があった。相田が苦悩した末に作り上げた「ブイヤーベース」の味とは――!?
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公がいよいよ弟子をとることになった――!? 在ベトナム日本大使を退任し、日本で「国家情報担当大使」に就任した倉木大使について帰国した公。そんな公を待っていたのは、語学の才能に長け、世界中を旅して回っていたという青柳愛(あおやぎ・あい)だった!! 公の弟子になりたいという彼女に、倉木大使からある課題が出された。それは、愛が一番おいしいと思う料理を倉木大使に提供すること!! 愛が作った「ウガリ」とその料理に秘められたエピソードとは――!?
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