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村上春樹 / 文春文庫 (144件のレビュー)
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総合評価:
thutomu
ハルキらしさ
8作からなる短篇小説集。 これはエッセイでなくて小説なの?という作品(『「ヤクルト・スワローズ詩集」』)も含まれているし、作者の趣味嗜好が色濃く反映された作品が多いように思った。 文体もすぐ作者と…分かるもの。 それでも、どの作品も飽きさせないし、特に『品川猿の告白』が面白かった。続きを読む
投稿日:2023.06.14
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月食
品川猿の話はなかなか面白いと思った。 どうにも一編読んでから次を読んでいく気になれず、読破までかなり時間がかかった。
投稿日:2024.04.29
セゾン猫
村上春樹のいつものモヤモヤ短編集。が、ヤクルトと品川猿は面白かった。短編小説と認識して読んでいたら、ヤクルトでいきなり、エッセイとなりまた幻想の世界に入って行く。ウイズザビートルズは、オーディブルで聴…いたので、ナレーターの下手くそな大阪弁が耳障りで頭に入らなかった。これは本で読み直しが必要。村上春樹の本は短編集よりエッセイがいい。続きを読む
すすす
どの話もパッとしない、ボンヤリとしていて印象に残らない。特に自身の野球に関する思い出の話はつまらなかった。
投稿日:2024.04.22
pedarun
このレビューはネタバレを含みます
【記憶に揺さぶられる今の自分とか。】 8作の短編からなる。 主人公の多くが過去を回想する―記憶を語っている。いろいろな設定で。勝手にあえて語る、ふと思い出したきっかけの出来事があり、語る、後日談と共に語る … 記憶って、何をいつまで覚えているかも、思い出すタイミングも、思い出すかどうかさえも、 自分で選べない不思議。 その時どれだけ印象深かったか、みたいなのが因子なのだろうと思うけれど、その印象強さ自体が、一般化も出来ず、自分がコントロールできない域にあり、それが人間。 行ったことない場所を一人歩いていて、 ふと、旅先なんかで歩いた道とか、地域を思い出したりする。そしてその偶発性を楽しむかのように、またどこかに出かけてみるのかもしれない。 未知なものへの好奇心も、そんな記憶から生まれるのかもしれない。 内面が映し出される、意図せずに。
投稿日:2024.04.12
浮世
個人的に、非常に満足度は高い。読めば読むほど考えさせられる。何というか、得られる栄養素の多い短編小説集であった。 本書では一貫して、「自己」について問われていたように思う。 特に最終話、表題にもなっている『一人称単数』では、”私”は「自分というコンテントが、今ある容れ物にうまく合っていない、そこにあるべき整合性がどこかの時点で損なわれてしまった」感覚に陥っている。 SNSが普及し、自らを”魅せる”機会が増えてきたこの時代、他者からの評価や話題性を原動力の源泉とし、自己の粉飾に勤しむ人も多い。しかし、バーチャルな世界での粉飾した”私”というコンテントが、容れ物としての、三次元に生きる肉体としての”私”と乖離し始めたとき、私という概念が、多重性を持つようになる。 ”私”という一人称が、”複数”の意味を持つようになる。 これはSNSに限らない。社会において、絶対的な ”私” は存在するのだろうか。 単数としての ”私” はどこにあるのか。そもそも、 "私" は単数なのか。 何が仮初めで、何が本質か。―――「いったい、私は誰なのか。」 "私" という自己について、考えを巡らせる手掛かりを得られる一冊だった。
投稿日:2024.04.08
きりんぴよ
現実なのかそうじゃないのか、メッセージ性があるのかないのか、どこか曖昧でハッピーエンドというわけでもない結末でモヤモヤが残りました。 村上春樹先生の本を初めて読んだのでこれが村上ワールドか!と知りまし…た。 様々な解釈ができ、自分について考えるきっかけになる本です。続きを読む
投稿日:2024.04.04
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