【感想】三体II 黒暗森林(下)

劉慈欣, 大森望, 立原透耶, 上原かおり, 泊功 / 早川書房
(309件のレビュー)

総合評価:

平均 4.5
170
81
26
2
2
  • 三部作の完結は2021年の春!

    既刊のテーマを完全に引き継ぎ、前に活躍した人々から世代を見事に交代させ、さらに、三体世界へ対抗する多様なアイデアを多重の物語へ見事に落とし込んだ力量に感服。
    翻訳もよく、とても面白かった。来年春の最終巻にも期待大です。続きを読む

    投稿日:2020.07.24

  • 脱力系宇宙社会学者は神になれるか?

    三体文明がなぜか脅威と感じる宇宙社会学者のやる気のない感じがいい。
    冬眠から覚めてもある天体に向け放った呪文の成果について気にするより、目の前の日常や妻子が第一で、気負いなど感じられず肩の力が抜けている。
    読者は最後までこの脱力具合に騙され、最後に明かされる真相を知り、彼の異能に舌を巻くことに。
    もうこれからは、純粋な気持ちで映画『コンタクト』など観れないし、地球外生命体と人類の接触の物語も、常に第三者の存在が頭にチラつくようになった。
    ただ三体も情けない。
    先発機の圧倒的な力をもってすれば、やりようがあっただろ。

    「黒暗森林」理論も、なるほどと思う一方で、釈然としない部分も残る。
    続きを読む

    投稿日:2020.09.04

ブクログレビュー

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  • NSFM

    NSFM

    三体Ⅱ下巻、やっと読み終えた。
    半年以上かかったんじゃないか?と思えるほど頁が進まない。言葉が難しすぎる、内容が複雑すぎる。
    だけど読後の感想としては凄く面白かった。

    舞台は前作より2世紀後の世界。
    200年後に三体文明が来るという世界。
    人類は宇宙艦隊を配備し、200年前には想像もつかない進歩を遂げている。誰もが200年前の人類が抱いた絶望から解放されており、その進歩の歩みの中で心穏やかに生活している。

    そこに三体文明からの「水滴」
    「水滴」による地球の誇る宇宙艦隊の大量破壊、三体文明への脅威、それにより地球人の混沌と絶望、凄い展開だった。
    SFなのだが何故かリアルさが漂う。

    最期の展開だけが自分にはチープに感じさせられた。ここまで怒涛の複雑さで圧倒的に畳み込まれてきたのに最期はこの展開?なんかしっくりとこない。

    「三体III」では更に200年後とかが描かれていくのだろうけど続けて読むのはもういいかな?と感じている。
    非常に疲れるようなしんどい読書だった。
    面白いのだが、読む事に疲れを伴ってしまう。自分の理解力がついてこない為内容の半分以上理解できていない気がしている。読みながら頭の中ではストレスを感じてしまう。

    暫くは三体文明から離れて暮らしたい。今現在この作品は自分にとって「三体文明」みたいな存在になってしまっている。
    2世紀とはいかないが間を空けてまた「三体III」に挑戦したい。
    続きを読む

    投稿日:2024.05.03

  • ちぃ

    ちぃ

    やっと読み終えた!
    いろいろ興味深い本なんだけど、
    難しすぎて全然進まなくて、時々眠くなる。
    やっぱりもうここでやめようかな、、と思うんだけど
    続きが気になる。
    相反する気持ちが行ったり来たりする、
    不思議な作品。続きを読む

    投稿日:2024.04.26

  • みたらしだんご

    みたらしだんご

    このレビューはネタバレを含みます

    200年後の世界からやっと面白くなってきた。

    地球の繁栄から面壁者が不要→
    水滴により壊滅的状況→一発逆転!

    内容は難しいが話の展開がオーソドックス。
    それがスーッと入ってきた。

    また200年での言葉の変化など、よく考えられていると思う。

    ただ、会話の中で出てくる例えが博識すぎて
    なんか、昔の文豪小説みたいで好きになれない。

    なので評価は⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎には至らず⭐︎⭐︎⭐︎。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2024.04.02

  • なつなこ

    なつなこ

    面白いんだけど…どうしても読むのに時間かかってしまう。
    難しい話だからあまり頭に入ってこないのも原因なのかも。
    先が気になる展開で…Ⅲも楽しみ。

    投稿日:2024.04.01

  • あんこ

    あんこ

    ぐっとスケールが拡がって、どうなるのかと思いましたが、最後は愛でした。
    〈黒暗森林理論〉が気になっていたので、読めて満足です。
    続きを読んでいきたいと思います。

    投稿日:2024.03.30

  • わに

    わに

    このレビューはネタバレを含みます

    北海が実は敗北主義者であったこと、水滴に一気に殲滅させられるところ、読む手が止まらない。冬眠後の世界で、状況が変わってると思わせてからの殲滅が物語として面白い。羅輯の呪いが最後に効いてくるのもうまい。展開がうまかった。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2024.03.21

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