【感想】オリジン 上

ダン・ブラウン, 越前敏弥 / 角川文庫
(29件のレビュー)

総合評価:

平均 4.2
6
17
2
0
0
  • 発表内容が知りたーい!

    ラングドンシリーズ第5弾。ラングドン教授のかつての教え子が、今までの宗教観を根底から覆す科学的大発見を発表するという。えー、なに?なに?どんな発見?と読者の興味をめちゃめちゃそそっておいて、発表寸前でまさかの暗殺事件発生。おいおい、ここまで引っ張っといて分からずじまいかよ。と思ったら、ラングドン教授も中身が知りたいらしく、一縷の望みにかけて危険に身を投じる。いつものようになぜか美女と一緒に…。この焦らし方はいつものダンブラウンの手口とわかっているのに、まんまと術中に嵌まってしまうのである。続きを読む

    投稿日:2019.06.28

ブクログレビュー

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  • kumajina

    kumajina

    このレビューはネタバレを含みます

    事実 この小説に登場する芸術作品、建築物、場所、科学、宗教団体は、すべて現実のものである。

    と書かれていたので、絵画や建物の写真をスマホで探し、脳内でトム・ハンクス再現映像を創りながら読んでいるところ。上巻を終えたが、宗教を覆すような科学の発見がなんなのかまだ全く出てこない!気になる!早く続きを読まねば。

    六本木ヒルズで見たことのある蜘蛛がママンという芸術作品だったということを知り、なんだか嬉しくなる。自分の経験や知識が繋がったり深まったりするのは快感。日本人の霧の彫刻もあるというグッゲンハイム美術館にいつか行ってみたい

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    投稿日:2024.03.07

  • きはを

    きはを

    ラングドンシリーズ。
    ハーバード大学で教授を務める宗教象徴学者ラングドンは、元教え子の科学者で無神論者のエドモンド・カーシュのプレゼンに招待され、スペイン・グッゲンハイム美術館を訪れていた。カーシュは人類最大の謎である「人類の起源と運命」について解き明かす映像を発表するという。しかし、発表直前にカーシュは額を撃ち抜かれて絶命した。実行犯は元スペイン海軍の退役提督アビラ。グッゲンハイム美術館館長でスペイン王太子の婚約者でもあるアンブラは、王太子の秘書と名乗る人物から、アビラの入館を許可するように伝言を受けていた。王太子がカーシュ殺害に関わっている可能性があり、ラングドンとアンブラは、カーシュの残した人工知能ウィンストンの力を借りて謎に迫る。

    上巻の時点で面白い。「われわれはどこから来て、どこへ行くのか」。人間の脳にとってはどんなあり得ないような答えでも、無いよりかはマシで、これを納得させるための超自然的なものとして神を作り出した。しかし、カーシュが言っていたように、その神が、その答えが宗教によって違う。更には一つの唯一を信じるキリスト教やユダヤ教、イスラム教などの宗教では、他の価値観や神を教義上認められないために、文化圏での争いが起き、それが戦争へと繋がって行く。誰よりも平和を、秩序を求めているにも関わらず、これを追い求めると「混沌」に成り果てる。こういうのを見ると、日本の「八百万の神」の考え方は宗教上の平和に最も近いのではなかろうか?
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    投稿日:2024.02.02

  • 堕天使蜜柑

    堕天使蜜柑

    お久しぶりですラングドン教授。思わず一気読み。
    ヒュー・グラントとかエルサとか相変わらず楽しませてくれる。

    投稿日:2023.11.15

  • koishi-2018-bun

    koishi-2018-bun

    *オリジン 上 ・ 中 ・ 下:ダン・ブラウン(著)

    詳細は、あとりえ「パ・そ・ぼ」の本棚とノートをご覧ください。
    → http://pasobo2010.blog.fc2.com/blog-entry-1976.html

    友人に勧められて読んでみます。
    『ダ・ヴィンチ・コードを超える一気読み本! 』 だそうです。

    そのまますぐに、映画にできそうな詳細な描写、情景がありありと目に浮かびます。
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    投稿日:2023.10.05

  • hiromin

    hiromin

    このレビューはネタバレを含みます

    相変わらず面白い。
    ウィンストンというAIが出てくるが、IBMのワトソンと関連あるのかと思ったらウィンストン・チャーチルが由来でした。
    主人公と毎回変わる相手役が『007』のジェームス・ボンドとボンド・ガールみたいでちょっとマンネリを感じてしまいましたが、内容としては全然マンネリじゃなくて上中下巻をほぼ一気に読んでしまいました。

    『我々はどこから来てどこに行くのか』という問いに対する回答を見つけた、というコンピューター科学者であり未来学者であるエドモンド・カーシュがその回答を全世界に向けて発表するために用意した会場で殺害される。
    会場に招待されていたラングドンはカーシュの協力者の美術館館長であり未来のスペイン王妃のアンブラ・ダビルと共にカーシュの思いを継いで発表内容が保存されたサーバーとデータを参照するためのパスワードを探すために会場を抜け出す。
    事前に内容を知らされていた宗教指導者がカーシュの発表が神の否定に繋がるとして口を封じたのか?
    敬虔なカトリックであり、その宗教指導者と強い繋がりのあるスペイン王家の関わりは?

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    投稿日:2023.06.07

  • オズ

    オズ

     ダンブラウンの長編。ラングドン教授シリーズ。
    いつにも増して世界史的、宗教的、美術的側面が作中に散りばめられているが、その事にストレスを感じない程、不穏な雰囲気を纏って物語が進行していく。
     天才が発見した世界を覆す様な真実。宗教家達の衝撃と喪失感。序盤から目が離せないスピード感。
     探偵には相棒がいる事が多く、ワトソン然り、ヘイスティングス然り名探偵が持っている鋭さは持っていないが、人間的な魅力、愛嬌がある人柄が探偵の相方として相応しい様に描かれるが、今回ラングドンを導くのは、AI(人口知能)であるウィンストンであり、全てにおいて最高のバディだと感心してしまった。
     物語の導入から序盤の構成になるが、世界観が見事であり、上記した様にAIの介入がミステリーの枠を更に広げていく様なイメージをもった。
     今後、AIの進歩により、本当に生きているかの様にコミュニケーションを取れる人工知能が誕生するのももうすぐかも知れない。
    続きを読む

    投稿日:2023.04.19

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