【感想】陰陽師 螢火ノ巻

夢枕獏 / 文春文庫
(21件のレビュー)

総合評価:

平均 4.1
7
3
6
0
0
  • 蘆屋道満って、いいヤツ?

    晴明の良き?ライバル、道満老が大?活躍。通りがかり・偶然・気分次第というあたりはいつも通り。
    晴明のクールでしたたかなイメージとは違って、老いて剽げてチョイ悪な道満がとっても魅力たっぷりに描かれています。
    夢枕先生の作品には、こういう笑うとチョッと怖い人がよく登場しますよね。
    でも、こういうキャラクターのおかげで主人公が更に素晴らしく見えてくる。切磋琢磨して更に成長していく。
    単純に善と悪、と割り切らないのがいいんですよ。
    それを全て包み込んで浄化してしまうような博雅の笛があってこその陰陽師の世界。
    静かで、チョッと不気味で、安心して楽しめ、これからも楽しみな作品です。

    熱くて汗臭い 東天の獅子 地の巻も楽しみだなあ。
    続きを読む

    投稿日:2017.06.25

ブクログレビュー

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  • sissy50

    sissy50

    夢枕獏の「陰陽師」が映画化されると聞いて原作を探しに書店へ!
    無事原作を発見し、他の読んでない巻はあるかなとみていたところ、帯に書かれた「蘆屋道満大活躍!」の文字に目がとまりこちらも購入!
    やはりやはり、道満が出て来るお話しは味があって面白いですね!今回も期待を裏切らない感じが良きでした!続きを読む

    投稿日:2024.04.25

  • LUNA

    LUNA


    陰陽師シリーズは蒼猴ノ巻以来で久しぶりに読んだ

    蘆屋道満がメインの話が今作は数多くあるのがいつもとはまた違った面白さがあった

    心温まる物語もあるが、読んだ後に物悲しくなったり、世の無情さを感じたりする物語があるのが魅力の1つだと思っている続きを読む

    投稿日:2023.07.25

  • まいつき

    まいつき

    陰陽師の十四巻『蛍火ノ巻』。

    「筏往生」が好き。望んでいるものを手に入れること。それを見つめ続けてしまったが故に、手放すことになってしまうという結末が無常感があって好きです。


    陰陽師を積読にしていた間に、装画を担当されていた村上豊さんがお亡くなりになられました。ひょうげた感じの装画が好きでした。陰陽師世界の奇妙な雰囲気。そこには怖さもあるのだけど、恐怖だけでなく陽だまりを感じさせる温もりがある世界。それを描いてくれていたと思います。
    ご冥福をお祈りいたします。
    続きを読む

    投稿日:2022.11.19

  • サユリ

    サユリ

    大好きな陰陽師シリーズ。

    このシリーズは、作中の時代に合わせるように、少しゆっくりと、より空気感を感じながら読み進める。

    道満、救いのヒトですね。

    投稿日:2020.07.28

  • アキラ

    アキラ

    帝と都が繋がっているという話「双子針」
    空を見上げるのが好きな星を飲んでしまった中納言の話「仰ぎ中納言」
    道満が山の主(青物主)に引き裂かれてしまった夫婦を救う話「山神の贄」 他。
    蘆屋道満の登場が多かった。道満の回は切ない話が多く、なかなか良い。続きを読む

    投稿日:2020.05.28

  • popcherry

    popcherry

    今回は道満大活躍。
    悪い人じゃないんだよね。ただ退屈なだけ? 酒が飲みたいだけ?
    誰かと飲みたくなったら、都に行って悪さすれば晴明が相手してくれるしね。
    博雅の、晴明の話に混乱する下りが少なくなって淋しいな。
    二人が褒め合って照れる下りは増えたけど。ツンデレの晴明も、博雅相手じゃひとたまりもない。
    続きを読む

    投稿日:2019.10.31

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