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恩田陸 / 朝日新聞出版 (83件のレビュー)
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総合評価:
理科好き
国税官 財護徳子 が良い味を
日本の放射線汚染が進んで,立ち入り禁止区域が延々と拡がるなか,そこで黙々と作業をするロボットチームの前に国税官から財護徳子という20代女性が現れる。 その言動とあくまでも税にこだわる論拠は彼らロボッ…トを多いに困惑させていく・・・。 直木賞後の最初の長編という謳いですが,これは本当に面白かった。良いキャラになっています(近くにいたらちょっとウザい感じでもありますれど)。 なかばコメディでもあるし,もちろんこの作家さんが描く日常の悲哀なんかも含まれています。これまで作品に触れてこなかったかたにもお勧めです。続きを読む
投稿日:2017.12.09
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栗原
このレビューはネタバレを含みます
恩田陸さんの想像力が爆発している作品でした。まさかゾンビ物とは驚きです。 徳子の本当の目的は本当に合歓の木を見に来たことだったのか?湯川博士にはなぜ意識が残ったままだったのか?今後のごみ箱計画、制限区域の行く末は?シンコと水越一家の関係は? などなど、かなりの謎を残したままエンディングを迎えてしまい、かなり置いてきぼり感のある読後感でした。とはいえ、徳子やボスやデンカといったキャラクターはみんな魅力的で、読んでいる間はスピード感のある映画を見ているような感覚で非常に楽しめました。
投稿日:2024.02.29
吉井謙太
放射線で汚染された近未来、 6人のロボットの元に何故か国税庁の女性が現れる。 どこかコミカルな要素が絡む荒廃した世界。 どんどんと明かされていく事実。
投稿日:2023.09.18
chat heureux
ボス達6人はロボットではなく、人間または脳だけ人間で体はロボットの方が物語は面白くなったかも。 徳子さんがぶっ飛び系キャラなので、それに対するツッコミやら戸惑いを表現するにはロボットでは物足りなかった…。続きを読む
投稿日:2023.07.09
mayuuumiy
うーん。今一つだった。題材は、面白いものなのであろうが…。 じっくり読めば、もうちょい何かズシリときたかな〰️と思う。が、じっくり読む気にならなかった。
投稿日:2023.05.31
pocori
表紙の折り返しにピックアップして載っていた 〈「間に合ってます」〉 にはクスッとしちゃうけどこんなの序ノ口でしたね ロボットなんだろうけど全然ロボットじゃない 〈ボスは天を仰いだ。〉!!?? ボスが…嘘をついてることもあるし… 序盤に『北風と太陽』が挙げられてることから、『錆びた太陽』ってもしかして国のこと政府のことを言ってるのかな??と。 ブラックユーモアたっぷりで風刺的。 イラストが何とも不気味で不気味で… 『ネクロポリス』とか『ロミオとロミオは永遠に』の世界観を思い出しがち続きを読む
投稿日:2023.04.29
まふゆん
原発事故が起こった世界を舞台にした近未来SF。ボスさんはじめ7人のアンドロイドの元に財護徳子が来ることによって動き出す様々な事件……かな? 恩田さんらしいSF。わりとライト。ただ、湯川博士のセリフに…はうわーってなった。今読むとクルなぁ。 ラストの尻すぼみ感はあるけど、なんだかそれも舞台を考えたらアリかなって感じ。 面白かったけど、直木賞受賞後第一弾だったと考えたら……蜜蜂と遠雷から読み始めた人にはアレかも?(笑)続きを読む
投稿日:2021.04.26
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