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ヤマグチノボル, 兎塚エイジ / MF文庫J (5件のレビュー)
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総合評価:
Brown
4
待ちに待った最終巻!
ついにゼロの使い魔最終巻です。 ルイズとサイトが一体どうなっていくのかすごいワクワクして読み始めましたが、それを満足させてくれる一冊だったと思います。最後まで2人がどうなるのかハラハラドキドキでした。… この巻はまさに成長し、絆が育まれた2人がどう選択するかという話だったかなと思います。20巻ぐらいまでで成長しきり、絆も深く深くなった2人がどう選択し、どんな未来にいきつくか、それがよく描かれていた一冊だったと思います。 少しあっさりしてるなと思う部分もありましたが、満足できる一冊でした。 続きを読む
投稿日:2017.03.27
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子牙
最後の結論
聖下の目的が地球侵攻と言うことがわかり、それを止めたいサイト達と秘密を明かされて悩みぬいた末に協力するルイズ。 シエスタやタバサに勇気をもらって最後の戦いに向かうサイトとデルフがかっこよかったですw… 過去のブルミルの事実とその結果から類推される想いだのを類推してサイトは自分の決断を決行し、ルイズも世界と自分の想いを秤にかけて決断をします。 最後の決断によって起こった結果は納得いくもので気持ちいい読後感でよかったですw 全巻を通してルイズとサイトの愛情の話でお互いが想いあうあまりに反発するくっつきそうでくっつかないもどかしい関係が続きますw そこに魅力的なヒロインたちが絡んで来てギャグパートはしっちゃかめっちゃかw さらに騎士の成り上がり物語として活躍するサイトと仲間達、地球の武器も相まって胸の熱くなる展開も多くすごく楽しめましたw また、登場人物も結構裏表があり完全に可愛らしいだけというヒロインもいなくて誰もが悩んでいたりズルイところがあったりするのが人間臭くてよかったですw ギャグパートでのセリフ回しが作者さんの特徴で独特で少し変なのですがそれが逆にギャグパートを面白くしていますw 最後に作者さんが病魔に侵されて体が弱っているなか、プロットを作成し代筆の方に書いてもらうと言う決断を下した作者さんと編集さん、見事に役目を果たした代筆の方に感謝です。 諦めていた楽しみにしていた作品が完結を迎えてくれて違和感のない代筆と最後までドキドキさせてくれた物語の評価は☆5じゃ足りませんねw ご存命なら後日談もあったかもしれないのが残念ですが本当に楽しい話でした。続きを読む
投稿日:2018.11.04
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キじばと。。
シリーズ最終巻。原作者のとつぜんの逝去という思いもかけない出来事がありながらも、足掛け13年におよぶ長い連載を経て、ようやく完結となります。 ハルケギニアを救うために、教皇は才人たちの暮らす地球を侵…略する計画を明かします。アンリエッタをはじめとする才人の仲間たちは教皇の指図を受け入れまいとしますが、才人の身に起こる運命を知ったルイズは彼のために大きな決断をくだすことを、心のうちに秘めます。 フーケやジュリオなどサブキャラクターたちもそれぞれの立ち位置にふさわしい活躍を見せ、これぞ最終巻といった絢爛たるストーリー展開で大団円を迎えます。原作者のヤマグチノボルがどの程度詳細なプロットをのこしていたのかうかがい知ることはできませんが、人気シリーズである本作にふさわしい結末をつけた代筆担当者にも感謝です。続きを読む
投稿日:2019.12.24
瑠璃色
ハルケギニアは地球で魔法が使えた《マギ族》が避難してきた異世界。ハルケギニアの大陸隆起から避難するため故郷である地球へ帰る(侵略もやむなし)というのがヴィットーリオの真の目的。聖地に魔法装置があるの…ではなく聖地から地球へ帰るというわけだ。 ルイズは始祖の書に故郷に変ってブリミルの目的を達成すれば虚無は消えサイトの命は助かる、と知り教皇に手を貸すことにした。 サイトは邪魔をしないように監獄島に幽閉されるが仲間が助けだしてくれて脱獄に成功。6千年前の夢で知った、聖地の精霊石を消し飛ばせばハルケギニアの大陸隆起は防げるという事実を伝えにルイズの元へ向かう。 虚無の魔法《生命》を唱えるルイズの元へゼロ戦で突っ込む。ボロボロになりながらもルイズに駆け寄ったところへ、ルイズが身を投げ出してきてデルフがルイズの胸を貫く格好に。ルイズは死んだ。サイトの故郷である地球を滅ぼさずハルケギニアを救うのには自分が死ぬしかないと考えたのである(精霊石を虚無の魔法《生命》で消してもサイトが死んでしまう)。 ここで「虚無の消える条件であるガンダールヴが主人を殺す」が満たされ虚無が消える。 ルイズは死んでしまったが、実はガンダールヴには生命を与える魔法がブリミルからかけられており、デルフの命と引き換えにルイズ復活。唱えかけの《生命》を爆発させ精霊石を消し飛ばし見事地球を滅ぼさずにハルケギニアの危機を回避した。 聖戦後ルイズとサイトは結婚。結婚式で元素の兄弟が実は吸血鬼だった、ということが明かされたが、吸血鬼なんて一切出てきてない。(ハルケギニアは地球から魔法が使える種族がやってきたように他にもおとぎ話の世界の人物がいるかも、ということを示唆してるのだろうか?) 結婚したルイズとサイトのもとへヴィットーリオから始祖の円鏡がプレゼントされた。人一人分が通れるゲートが開く魔道具である。虚無の力が日に日に弱まっており早く決断しないと帰れなくなってしまう。 サイトはガンダールヴの力がなくなったことも影響したのかホームシックにかられ地球に戻ることにした。 ルイズとの初夜の後、ギーシュやタバサ・キュルケらに見送られて地球へ。そこにルイズが「連れて行って!」と飛び込んで、二人ともゲートの向こうへ消えってしまった。 ~Fin~ ながいお話に決着がついた。ラストの方はこれがヤマグチノボルの手によるものではない、なんてことを忘れ去って読んでいた。この作品が、こんなにきれいに着地して本当におめでとうという気持ちだ。 正直物語の魅力はガリアが舞台になった頃からどんどん低下していってしまったけれど、登場人物が魅力的だった。 ラストシーン、サイトが地球に帰るという決断をしたのは驚きだ。今どきの作品なら絶対にしない選択だと思われるが、おそらくゼロの使い魔を少年少女が読むライトノベルとして書いていたヤマグチノボルはお話の世界の中にとどまってしまう選択よりは、現実に帰る選択を読者に見せたかったんだろう。サイトがハルケギニアいたら読者の心もハルケギニアのままだ。サイトが地球に帰るから読者の気持ちもまた現実世界に帰る。 そのヤマグチノボルは亡くなられてしまいもう二度と物語という舞台で会うことができなくなってしまった。残念である。続きを読む
投稿日:2019.09.16
まき子
このレビューはネタバレを含みます
ブリミルとサーシャの6千年前の結末を、サイトとルイズは克服し、無事ハッピーエンドを迎えることができた。 教皇もルイズも才人も各々が自己犠牲の上に他人を生かそうとしている。すべてを助けることができないときには、どれか一つを選ばなくてはいけない。その時、どの案を選択するかは、各人の正義によるのだと思う。 癌となって物語を完結できなくなったことを思うと、今を一生懸命生きないといけないと強く思う。
投稿日:2017.05.07
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