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朝井リョウ / 集英社文庫 (132件のレビュー)
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総合評価:
future4227
仲間のために頑張る子どもたちに感動します
児童養護施設で暮らす子どもたちの葛藤や友情、成長を描く。 突然、両親を事故で失ったり、虐待を受けたり、という過酷な状況の中で、子どもたちが友情を育み、目的を持って生きていこうと努力する姿が心をうつ。 …ちょっと歪んだ行動力や判断力が周囲とのギクシャクとした関係を産み出してしまうのがもどかしい。 家族のような仲間を必要としながらも、みんな自立していこうとする心の成長に思わず拍手を送りたくなる。続きを読む
投稿日:2016.08.06
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shihooooooo
冷たくてままならない現実だけど、それでも、自分が捨てない限り、小さくても確かに希望はあるんだ、と感じた。登場人物みんな、がんばれ、負けるな、と強く思った。 こんなお話を子供たちを主人公に書くんだから、…朝井リョウさん、ほんとに、えぐいなぁぁぁぁ。。かわいそうなお話、ではないところがさすがです。続きを読む
投稿日:2024.05.12
かずみ
このレビューはネタバレを含みます
子ども時代って、身体が小さい子と大きい子の格差ってあったと思う。それと現実をよく表しているし、身体が小さくいじめられている兄妹のもがきがささる。 さおりはみんなのお姉さんとしてしっかりしなきゃと思いながらも、誰かに甘えたいし助けてほしいという心の声が、実際に言葉として伝えてなくても伝わる。 大人になると自分で選択してどうにかできることが増えるけれど、子どもの頃ってどうすることも出来ないことばかりで、 大人以上に悩む感じが、子どもたち5人全員が自分の子どもの頃と重なった。 1班のみんなとみこちゃん、素敵でした。 じんわり心にきたり、クスッと笑えたり、朝井リョウさんの言葉の使い方が、とても好きです。
投稿日:2024.04.04
チオリ
「正欲」「何者」「桐島、部活やめるってよ」に続いて読んだ朝井リョウさんの作品。その3作は人の心の奥深い部分・嫌な部分などがリアルに描かれていて、今回もそんな感じを期待して読みましたが、この作品はちょっ…と毛色が違いました。小学生たちの話だったからか、アラフォーの私にとってはあまりぐっと来ませんでした(*´-`)続きを読む
投稿日:2024.04.02
momo
最近再読した本。 もともと朝井リョウは表現が好きで読んでたんだけど、これは読んだことなくて、大学の時に友達におすすめしてもらったもの。 子どもたちについて書いてあるから本当に色々考えたし、先生になるに…あたっても、大切な見方だなあと思って読んでた、まだまだ何回も読みたい。続きを読む
投稿日:2024.03.11
とりぷちん
物語がゆっくり進みつつも現実を突きつけられる感じが小学生目線で語られていた。 今、家族がいて住む場所があるのは当たり前じゃないことを感じた。 逃げた先にも同じだけの希望がある。こう考えられるのがすごい…と思った。続きを読む
投稿日:2024.01.26
SAKA★CHAN
中盤まで、登場人物である小学生たちの内面と行動を丁寧に描いているものの、最終数ページでバタバタっとそれぞれの旅立ちと、それに伴う覚悟を語るのは、ちょっと説明的すぎて興ざめしました。朝井リョウさんの小説…は作品によってこのあたりの精度にブレを感じます。。 作品紹介・あらすじ 両親を事故で亡くし、施設で暮らす小学生の太輔。施設を卒業することになった高校生の佐緒里のために、仲間たちと「蛍祭り」を復活させる作戦を立てはじめ……。坪田譲治文学賞受賞作。(解説/森詠)続きを読む
投稿日:2023.12.23
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