【感想】人形家族 熱血刑事赤羽健吾の危機一髪

木下半太 / 幻冬舎文庫
(6件のレビュー)

総合評価:

平均 3.3
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  • 本当のことはわからない

    連続殺人鬼の心の闇なんて、本当のところ誰も何もわからないのだろう。
    殺人の事実に対して、加害者の経歴より動機を解明して真実として
    納得したいのは人の性かもしれない。

    被害者は、悲しみ、憎しみを抱えてシリアルキラーへと変貌する。
    シリアルキラーが誕生し事件を起こすたびに赤羽健吾がかかわっていく
    その事件の背景には、祖父、赤羽光晴が絡んでいる。

    祖父との因縁めいた事件の絡みは、伝説の刑事と呼ばれた
    赤羽光晴を超えるための試練なのかもしれない。
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    投稿日:2016.12.04

ブクログレビュー

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  • 2006takahiro

    2006takahiro

    “伝説の刑事”になることを夢見る、「バネ」こと赤羽健吾の前に、連続殺人鬼が現れた。犯人は警察を嘲笑うかのように、死体をマネキンと並べて堂々と放置。しかも、被害者の胃の中には未消化の御馳走が…。異常犯罪を扱う警視庁行動分析課のメンバーとして、バネは上司の育子、後輩の栞とともに犯人を追うが、犯人の狂気は想像を超えていたー続きを読む

    投稿日:2018.06.23

  • ao-neko

    ao-neko

    「アヒルキラー」の次は「マネキンキラー」。今回もまた猟奇的な事件だけれど。殺人に至る過程が……なんか怖くて嫌だなあ。それほどえぐいわけではないのだけれど、狂気という点では抜群。犯人の意図が恐ろしくはあるのだけれど、過去の事件とのつながりを考えれば、悲しいというか何というか。しかし過去の事件の動機がぶっとび過ぎていて、これまた凄いです。
    でも刑事パートは案外コミカルで読みやすいかも。事件の割には陰惨にならずに済んでいます。赤羽刑事、案外伝説になれるかもよ? 今後もまたこんな猟奇的事件に巻き込まれるのでしょうか。申し訳ないけれど、ちょっと期待(笑)。
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    投稿日:2017.05.31

  • Chie

    Chie

     上司である八重樫育子、そして女優から刑事に転身した桑田栞と共に警視庁行動分析課のメンバーとして活動する赤羽健吾。そんな健吾が次に急行するよう命じられた現場には、車の後部座席に座る女性の遺体、そしてその女性とまるでドライブするかのように運転席や助手席に座る3体のマネキンがあった。

     「アヒルキラー」続編。前作で被害者だったはずの栞が、デキる後輩としてメンバーに。物語の進み方も前作と似ていて、健吾の現在と、健吾の祖父・光春目線の1978年が交互に描かれる。まぁ、前作みたいに密に繋がっているわけではないけれど、まあまあおもしろかった。このスタイルがこのシリーズのお決まりになるのだろうか。
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    投稿日:2016.09.15

  • 亮

    異常犯罪者、性的倒錯者なんかの題材として扱われることの多いマネキン。
    今回の主役はマネキンだ。

    かつて、実際に世田谷一家殺人事件があったが、そこからの物語。

    加害者と被害者がいて、被害者の一人が加害者となる。また、その加害者が被害者となる。
    憎悪と復讐の連鎖。

    次回作も期待。

    ただ、帯の三代目の岩田は余計だ。
    本編に全くかんけいねー。
    続きを読む

    投稿日:2016.09.06

  • ariel

    ariel

    過去の事件との因縁、連鎖を感じさせる展開。
    ヌマエリの登場少なかったけどさくさく読めました。
    続きもありそうでバネの成長も見守りたいです。

    投稿日:2016.08.31

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