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司馬遼太郎 / 文春文庫 (156件のレビュー)
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総合評価:
Y-suke
1
「なぜ失敗したのか?」を日露戦争を通して学ぶ
この巻では、 ・バルチック艦隊の長旅の苦悩 ・旅順攻防。後の日本軍の旅順攻略。 が主に書かれています。 この本の良いところは、 「なぜ失敗したのか」の考察が、 日本のみならずロ…シア側についても書かれている所です。 歴史小説を通して、過去の失敗から学べるとても良い本だと思います。 是非お勧めです!!続きを読む
投稿日:2017.05.28
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あきら
黒溝台途中まで。乃木大将は指揮官としては無能(頑なに自分の意見を曲げず、多数の兵士を死に追いやった…)極まりなかったが、児玉との関係性を見るに人間的にはなかなか魅力的な人物であった。ただ彼らの関係は軍…の司令部としてみた場合、私情を挟みすぎたと思う。 戦争の中身というか、武器戦艦他、兵士の士気、運などいろんな要素を含んだ上での勝敗なんだなぁとよーく分かったような気がする…。 (※この感想は"司馬史観"を知る前のことなので…(^^;続きを読む
投稿日:2024.05.12
kaido
軍人としての乃木の能力が本当にいまいちなのか否かは置いておいて、同世代の軍人仲間から慕われたり心配されたり、敵将を敬ったり敬われたり、無口だけど漢詩などの表現のセンスに長けていたり、といった人としての…魅力に富んだ人だったのかな、そしてその点は司馬も認めていたのかな、ということが感じられた。続きを読む
投稿日:2024.03.03
ayaka
舞台は激戦の203高地。遼陽の満州軍総司令部から旅順にやってきた児玉が、第三軍司令部にて涙ながらに叱責するシーンが印象的でした。
投稿日:2024.02.17
koba-book2011
▼旅順が落ちない。なんともストレスである。ただ、通読3回目にして、司馬さんの「なんとなくの小説的意図」に気づく。司馬さんは旅順描写がストレスであろうとわかっていて、加減してはる。でも後でスカッとするた…めにはある程度ストレスも与えねばならぬ。▼司馬さんの取材もすごいが、それ以上に語り口がすごい。何かといえば「前代未聞」、「古今に例がない」、「史上初であろう」、みたいな文句が手を変え品を変え。それくらい、つまりは「面白いんだよこれ〜、ね?面白いでしょ?」、「この人物のこのエピソード、最高なんだよね〜、ね?最高でしょ?」ということ。▼これが逆に非難する場合も同じくになる。旅順の作戦司令部とか。▼というわけで語り口に引きずられ引き込まれ、とにかく面白ぇ。続きを読む
投稿日:2023.11.26
えみほ
このレビューはネタバレを含みます
二〇三高地、乃木希典 目を見張る闘いの場面を想像していましたが、多くの日本兵が亡くなるという読み進めることが辛い描写が続きました。司馬遼太郎氏のこの坂の上の雲では乃木希典が海軍からの要請を受け入れず、ただただ兵を失うという愚策を続けたと記されています。日露戦争で日本が勝利したと歴史上では知っていますが、日本が勝利したことは薄氷を踏むようなギリギリのところだったと想像ができました。
投稿日:2023.11.01
ひー
本日晴天なれども波高し の有名な言葉の主 秋山真之が主役の壮大な長編小説。今の時代にこの小説の登場人物が生きてたら、ちっとは日本はましになってるだろうと思わずにはいられないほど、魅力的な人物像が描かれ…ている。おもしろかった。続きを読む
投稿日:2023.10.14
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