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松智洋, なかじまゆか / 集英社スーパーダッシュ文庫 (3件のレビュー)
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総合評価:
おととも
1
感動
空ちゃんの初恋がかなって祐太と結婚できた時に言った空ちゃんの言葉に感動しました。
投稿日:2016.08.27
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reinou
このレビューはネタバレを含みます
結婚を恋愛あるいは性愛至上主義と完全に合致させる必然はないとは思う。それゆえ成長した擬似娘とゴールインする結末自体は悪いわけではない。 しかし、前巻ラストから見え隠れする祐太の負の側面、つまり、誰か(特に家族)を泣かせたくないだけを行動原理とする点の悪い面が、空を選び結婚を決意した(というより、萊香やマキを選ばなかった)ことに繋がっているような…。 何とも消化不良な…。 まぁ確かに、祐太は父性性を強調する人物造形ではあったが、ホントに空を「女」として好きなんだろうか、との疑念を増殖したままで終幕した感じである。 翻って見れば、祐太が空の一途な初恋に寄り切られ、力負けしたとも見える。まぁそれ自体が直ちに悪いわけではないのだが…。 穿ちを恐れずに言えば、空が祐太を寄り切る過程に滲み出る空の小悪魔性。しかも、この小悪魔性に空は無自覚・無意識なものと描いている。 明るい文体に隠れる、この一途な女の描写には表面の言動と背後に隠れる怖さとの乖離も含め戦慄せずにはいられなかった。 最終巻の大団円的な描き方自体は悪くはない。また全編に漂わせる温かなキャラ造形とドラマツルギーは本作を良質なものとしている。 しかし、実は、祐太と付き合いだしてから空の卒業・大学合格までの過程はかなり端折っていて、祐太の心理変化が見えてこない。その結果か、祐太の配偶者選択の決断から性愛の要素が極端に脱色され、2人の婚姻の「ままごと」感を倍加し、最も重要な結末、つまり祐太と空の結婚というオチに、社会人らしからぬお子ちゃま風味が出てしまった。ここは残念と思うところである。
投稿日:2017.01.02
cherryh
シリーズ完結。実質的に17巻で物語は結末を迎えて、丸ごと1冊エピローグのような巻。 シリーズの物語については、このような終わり方はある意味意外だったし、少し趣きは違うにしろ、例えば「うさぎドロップ」と同じにしてしまうというのは、どうかと思った。 とはいえ、シリーズの最後を飾る巻としては、盛りだくさんで盛り上がる内容だった。十分お腹一杯な感じ。
投稿日:2015.04.06
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