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藤沢周 / 文春文庫 (17件のレビュー)
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宇宙だ
本作のことは何も知らず、映画を観た。惹きつけられたが、原作はどんなだろうと思い、読んでみた。面白い。軽い読み口と、深い世界。人物が魅力。剣道をしたことが無いので、その道の人からすればどう感じるのかはわ…からない。が、私は、登場人物の行動を傍から観ているというより、自分が疑似体験しているような、そんな感覚で読んだ。途中、随分辛いが、最後が良い。続きを読む
投稿日:2017.07.02
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うさぎ
初読みの作家さん。綾野剛さんファンのわたしとしては映画化されたのをきっかけに読みました。長くて難読漢字に辟易した部分もありながら…でもでも人物描写、風景描写がすごい!細やかで、ほんとにその場にいるよう…な、こんな人が実在してるような、そんな文章に、特に山あり谷ありでもないのに、研吾はどうなる⁈融は⁈とグイグイ引き込まれました。剣道は全くの門外漢、ど素人なので、剣道をやってたらもっともっと楽しめたのかもと思いました。そして映画はみてないけど、研吾は綾野剛さんしかいない!!!と思いました☆続きを読む
投稿日:2019.06.14
bubu-o
なんだかとても入りづらい話だった。 言葉のリズムなのか、選び方なのか、 読むのにちょっと苦戦しました。
投稿日:2019.02.25
naofumi_t
ラップ命の高校生と剣道の邂逅。それに心身を震わせるアルコール依存症患者の剣道コーチ。その二人を繋ぐ禅師にして剣道範士。 読む前に想定していたストーリー展開はことごとく裏切られた。裏切られる快感。快感…が呼ぶ興奮。凄まじい攻勢を受け、ただただ圧倒されながら読了した。 剣道の立ち合いの描写がすごい。自分もこんな風に描写される立ち合いがしたい。続きを読む
投稿日:2017.10.22
inutools
このレビューはネタバレを含みます
真剣に剣道と向き合って己を研く矢田部研吾。それが過ぎて、研ぎすぎて薄くなった刃のようにその技は鋭く、けれど脆くもなり……いわゆる闇落ちのような状態になってしまう姿に、なぜか同情してしまいます。 真面目だけど不器用すぎて、要領よく生きられない姿がそうさせるのかもしれません。 対する羽田融。剣の技に没頭するあまり、矢田部親子と同じように殺人刀の道に落ちかけます。憶測ですが、表層的な格好よさに魅せられて自己満足に陥り、相手を殺し自分を活かすことだけを考えていたからなのかな、と(若人なら普通のことだとは思いますが)。 しかし一級審査後、その印象がガラリと変わりました。「完全な捨て身の状態であることが、最も自分自身でいられる気がした」という一文から「無防備=相手を自由にさせる」と連想し、そこから融が活人剣に目覚めたように思った次第。 それまでは悩み・混迷・惑いという要素が多く、どこか鬱屈した雰囲気が作中に漂っていたように感じられましたが、上記の一文以降は爽やかで明るい空気を感じました。年齢的に近い研吾の方により感情移入してしまいましたが、融の今後の成長も気になるところ。「武曲II」が純粋に本作の続編なら、文庫化を待たず単行本を手にとって読んでみたいくらいです。
投稿日:2017.09.12
トラ
映画化って帯でみて読んだ そして剣道には誰が知ってるのという哲学持ってくるし、先生はアル中だし弱すぎ。 剣道を題材にするには武士らしさがないうえに、小説としては登場人物がカッコよくないないのでのめり込…めなかった。続きを読む
投稿日:2017.08.12
カトリーヌ
矢田部の落ちぶれた場面が長くて気が滅入ったけれど、それとは対照的な融の強烈に光り爆発する若いパワーが眩しくて、胸が熱くなった 斬るか斬られるかの駆け引きおそろしい(わくわく) 読後感爽やか
投稿日:2017.07.19
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