【感想】ロートケプシェン、こっちにおいで

相沢沙呼 / 創元推理文庫
(21件のレビュー)

総合評価:

平均 3.9
4
5
6
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  • ニュートリノは思春期の女心も通過する

    「午前零時のサンドリヨン」の続編、第2弾です。
    前作は、高校生活の日常の謎解きの要素が強かったのですが、今作は思春期のゆれうごく心情の描写に重きが置かれています。特に女子の「いじめ」の描写が生々しく感じられ、本当に男性の作家さんが書いたものなの???って疑ってしまうほどでした。
    トモという女の子のパートと、須川くんのパートが交互に入れ替わり、話しが進んでいきます。一見、つながりのないこの2つのパートがいつつながるのか、ちょっと悶々とした気分で読み進めることに・・・
    ん~・・・やっぱり叙述トリックは自分は苦手かな?
    続きを読む

    投稿日:2015.09.06

  • 順調に成長していて安心しました

    須川くんは他力本願なことろが減って、順調に人間性が育まれている様子で安心しました。
    次は、男として成長した姿を見せてくれることを期待したい。

    投稿日:2016.08.17

ブクログレビュー

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  • kitano

    kitano

    このレビューはネタバレを含みます

    相沢沙呼先生なのでアタクシの苦手なアレだなと想定していたが・・・やはりそうだった(毎回罠に落ちる)
    太ももに気をとられ色々と無駄なコトに気が行く主人公須川君、でも妙に女の子と絡む生活をしているのが作者の現実をしらないトコロ
    (ボっち男はな!・・・さみしいんだぞ)
    胸が苦しくなる相沢先生のスクールカースト話、いじめ問題なのですがミステリになっても切ないですね
    日常の謎系ミステリというと「こんな日常は嫌だ」となる辛く重いテーマ
    視点がね・・・難しいのよ・・・ソレがこの作品の売りなんだけどさ・・・プロローグも各章も視点が・・・「叙述トリックなんて大嫌いだぁ~」(嘘です)
    ただ八反丸さんの行動は理屈が合わない

    レビューの続きを読む

    投稿日:2024.01.09

  • かなめ

    かなめ

    好きなことを好きって言える居場所があることは本当に嬉しいことなんだな。

    自己防衛のために知らないうちに誰かを傷つけているかもしれない。

    『心の声と自分の声をまったく一緒にするだけのことなのに、どうしてこんなに難しいのだろう。』続きを読む

    投稿日:2023.06.22

  • 清水

    清水

    このレビューはネタバレを含みます

    最後まで読んでよかった。

    前作に続き背中がムズムズするような青春モノでなかなか読み進められなかった。けど、最後の章で、自分がすっかり騙されていたことに気付き、この作品が一気に大好きな作品になりました。

    たしかに違和感はあったもんな。いや、どれが誰?って。
    構造がわかった上でもう一度読み返したい。

    レビューの続きを読む

    投稿日:2022.11.15

  • 百日紅

    百日紅

    『午前零時のサンドリヨン』の続編

    須川君はヘタレで思うことをハッキリと言えない。酉乃さんは、マジックのときは饒舌だけど、普段は孤独

    クラスの中の主流派と被疎外者の恐ろしい力関係。必死で主流派に食らいつく人。生まれる犠牲者

    犠牲者の気持ちが分かる須川・酉乃。優しさと勇気で奔走する
    続きを読む

    投稿日:2022.04.09

  • とっちらかり

    とっちらかり

    2021/05/05 幅広帯バージョン読了

    須川くんと酉乃さんの付かず離れずのもどかしい関係にモヤモヤしっ放しでした。
    マツリカシリーズ、小説の神様に続いて読みました。
    本作は青春のほろ苦さが際立っていたと思います。
    またいつか続編が読めたら良いなと思いました。

    幅広帯バージョン
    http://www.webmysteries.jp/archives/24900123.html
    続きを読む

    投稿日:2021.05.05

  • ちこ(´・ω・)

    ちこ(´・ω・)

    「アウトオブサイトじゃ伝わらない」
    突然変わった彼女。
    片思いしていた相手の事情を人伝に聞いてもショックな情報なのに、目の前で秘密裏に行われてた状況を見てしまった時は絶望だろうな。

    「ひとりよがりのデリュージョン」
    入れ替わった封筒。
    きっかけはちょっとした事だったのかもしれないが、ここまで貶す事が出来る人達の人間性を疑うと同時に群れなければここまでの事は出来ないのだろうなとも思うな。

    「恋のおまじないのチンク・ア・チンク」
    集められたチョコレート。
    確かにバレンタインとはいえ匿名のものを貰ったら、どうしてもそのチョコレートを渡してくれた人を知りたくなるだろうな。

    「スペルバウンドに気をつけて」
    連絡がつかなくなった訳。
    いくら自分がしてきた事が自分の憧れていた人を傷付ける事だったとはいえ、何故気づいた時点で謝らず罪を重ねてしまったのだろう。

    「ひびくリンキング・リング」
    謝りたい心。
    簡単な事ではないが彼女が自分の犯した事を認め謝りたいと思ったのなら、許して貰えるかは別として後は行動にどれだけうつせるかだろうな。
    続きを読む

    投稿日:2021.03.24

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