【感想】つぼねのカトリーヌ The cream of the notes 3

森博嗣 / 講談社文庫
(31件のレビュー)

総合評価:

平均 3.7
3
13
10
1
0
  • そうそう!その通り

    なぜか,シリーズものの3巻から買ってしまった。
    とはいえ,エッセイ(ショートエッセイ)集なので,まあ,途中から読んでもそんなに困らない。
    それにしても,森博嗣さんの考え方はすごくしっくりくる。この本には100のショートエッセイが収録されているのだけど,その中のほとんどが「うん,そうだよね」って言いたくなる。理系とか工学系とかそういうのじゃない。もっと,考え方の根本なんじゃないかなと思う。
    個人的には「一人で遊べる人は寂しいとは感じない。」というのがすごくいい。そう,一人で遊べる人は,放っておかれても全然苦にならない。逆に,群れたがる人の方が寂しい人なんだろう。その通りだと思う。自分は,そこまで放っておいてくれというほどじゃない(まあ,適当に群れているのもそれほど苦にならない)けど,お一人様全然OK。ご飯もどちらかというと一人で食べる方が気楽だ。まあ,なので,SNSなんかも無くなったら無くなったで多分そんなに困らない気もする。
    でも,実はこの本にいきなりだまされた。。。。
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    投稿日:2015.12.14

ブクログレビュー

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  • JINTA(じんた)

    JINTA(じんた)

    ズバッとモノを言うので気持ちがいい。森博嗣先生の本は売れるべくして売れたのだなとこの本を読んで思った。やはり考え方が面白い。

    投稿日:2024.01.08

  • じゅう

    じゅう

    森博嗣のエッセイ集『つぼねのカトリーヌ The cream of the notes 3』を読みました。
    森博嗣の作品は先月に読んだ『つぼやきのテリーヌ The cream of the notes 2』以来ですね。

    -----story-------------
    超ベスト&ロングセラ!
    『すべてがFになる』原作者

    森博嗣は、こんなふうにできている。

    自分は基本的に一人である/トイレ掃除から僕が学んだこと/リンスをシャンプーだと思って一週間使った/人生なんてものは、思いどおりにしかならないのだ ほか。

    実は、僕の研究室にいた秘書さんが、カトリーヌという渾名だった――。
    小耳に挟んだ日々の小事から死生観、自己紹介まで、全一〇〇個の笑えて、考えさせられて、納得する森イズム。
    役に立つか立たないかは読む人しだい、でも読めば確実になにかが変わる。
    『すべてがFになる』などの超ロング&ベストセラ連発、絶大な人気を誇る森博嗣の等身大。
    -----------------------

    2014年(平成26年)に刊行された文庫書下ろし作品……森博嗣が思いついたことを思いついた順に綴った100篇のエッセイを収録したクリームシリーズ第3作です。

     ■まえがき
     ■1 「欲しいものはない」より「欲しくないものはない」の方が上。
     ■2 なんらかのトラブルがあったと見て調べている?
     ■3 「今のままで良いのだ」というのは、格好悪くない。
     ■4 「号泣」を使いすぎるこの頃。
     ■5 「今のままで良いのか」といつまでも意識したい。
     ■6 トイレ掃除から僕が学んだこと。
     ■7 値段が高いときに買っても、お得感はある。
     ■8 完成の瞬間だけが目標ではない。
     ■9 行列に並ぶというのは、恥ずかしい貧しさだと感じる。
     ■10 自分は基本的に一人である。
     ■11 「よす」という動詞は、命令形以外は聞かなくなった。
     ■12 禁煙したと周囲が気づくのは、禁煙が終わった頃。
     ■13 選挙というものは、民主主義の基本となるシステムだ。
     ■14 ただいま森家は電話がつながりにくくなっております。
     ■15 才能の差のせいにした方が、人に優しい。
     ■16 他者に対する欲がない。欲はいつも自分に向かっている。
     ■17 森博嗣はこういうのが好きなんだ、とよく言われるもの。
     ■18 夏目漱石はラノベか。
     ■19 正式文書では西暦にしてもらいたい。
     ■20 人に嫌われる覚悟が、人生の活路になることがある。
     ■21 国会中継するなら、野次をやめてほしい。
     ■22 難度の高い問題を考えることは簡単である。
     ■23 みんなが褒めてくれたのは、僕の足跡です。
     ■24 本を読んでも、自分を知ることはできない。
     ■25 たまに整頓をすると、捨てたもんじゃない、と思う。
     ■26 「難しい」にもいろいろな意味があるようだ。
     ■27 「ノリ」というのは、調子に乗ること。
     ■28 人生なんてものは、思いどおりにしかならないのだ。
     ■29 天才は突飛な人格だ、という幻想がある。
     ■30 子離れ、親離れが難しい現代。
     ■31 矛盾した思考は、むしろ大切である。
     ■32 TVの一番の欠点は、時間枠に囚われていること。
     ■33 家族とか夫婦とかに期待をするのは甘え。
     ■34 一人で遊べる人は寂しいとは感じない。
     ■35 ダムとか橋とかは、建築ではない。
       :
       :
       :
       :
     ■解説 土屋賢二

    独特な視点やユーモアが楽しめる一方で、著者の人生観や哲学にも触れられるエッセイ……自分の考え方や行動について振り返るきっかけにもなりましたね、、、

    そんな中で特に印象に残ったのは、

    そうそうその通りと思った『19 正式文書では西暦にしてもらいたい。』、『44 捺印って、遅れていないか?』、

    子離れや愛情の在り方等について考えさせられた『30 子離れ、親離れが難しい現代。』、『33 家族とか夫婦とかに期待をするのは甘え。』、『37 嫉妬という感情が、どうも僕にはないようだ。』、

    死生観に共感する部分のあった『41 「死」を無理に悲しもうとしている人が多い。』、

    生きている時間は限られているんだよなー と、自分が無為に過ごしている時間が惜しくなった『62 時間は無料だ、という認識が一般的である。』、

    かな……自己紹介についての『51 では、自己紹介をためしに書いてみよう。』、『52 もう少し、自己紹介を続けて書いてみよう。』も面白かったけれど、巻末の著者紹介欄にちゃんと使われていて笑ってしまいましたね。

    クリームシリーズの他の作品も機会があったら読んでみたいな。
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    投稿日:2023.12.15

  • マルレラ

    マルレラ

    クリームシリーズ3作品目。

    日常の出来事や人生論、趣味の紹介など100個集めた「森博嗣の世界観」を味わえるシリーズ。

    特に20項目の「人に嫌われる覚悟が、人生の活路になることがある。」で、成功の代償として嫌われるのは必然であり、自分に嫌われないことが大切だという主張にとても納得させられました。

    毎年発刊されているシリーズものらしく、自分自身も似たような考え(理系独特の考え方?)をもっているからか、共感できるお話や学びがとても多かったです。3作目から読んでしまいましたが、全作読んでみたいと思いました。
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    投稿日:2022.12.05

  • あきら

    あきら

    クリームシリーズ、第三作。やっぱり凡人には実践出来ないことばかりだ。参考にすらならない——“天才”にしか理解出来ないだろう。

    投稿日:2019.05.03

  • haluqulq

    haluqulq

    本編はいつものことながらで申し分ないのですが、解説でここまで笑わせてもらったのは初めてかもしれない。
    さすがすぎる。

    投稿日:2018.10.27

  • よしどん(にこりんぼう)

    よしどん(にこりんぼう)

    森博嗣氏の小説はいまだ読んだ事がないが、これはエッセイであります。
    とても考え方が斬新というか視点が普通じゃないというか。こんな考えもあるのかと思わせてくれて面白かった。

    投稿日:2018.07.23

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